ブロガーズフェスティバル2015のLTで優勝したぼくが、それに至るまでの制作過程の恥をさらしてみた

Blogers festival 03

生まれて初めて優勝ってモノを経験しました。

こんにちは。現在住んでいる台湾から日本へ一時帰国中のまえちゃん@Maechan0502です。

さて現在日本へ帰ってきたのですが、それもすべて10月18日日曜日に行われた「ブロガーズフェスティバル2015」の最後に行われたライトニングトーク大会に参加するためでした。

ライトニングトークとはパワーポイントなどを使い、5分間発表する短いプレゼンテーションです。

今回ですね、ワタクシ、この5分間のために日本まで帰国してきて、発表をして参りました。

というのは本番でも言ったジョークなんですが、この200人以上のブロガーが集まるイベントで優勝すると、なんと来年のブロガーズフェスティバル2016で50分間しゃべれる権利が貰えるのです!

自分の中で憧れのブロガーさんたちが、このブロガーズフェスティバルというお祭りで前回、前々回と発表していたので、自分もブロガーならここで50分間発表したい。

音楽でたとえるなら、ミュージシャンがビートルズがコンサートした日本武道館を目標とするように、ぼくもブロガーならこのブロガーズフェスティバルで50分間発表してこそ、いっぱしのブロガーと名乗れるんじゃないか?

そう思って、ぼくは今回この大会で見事優勝!という結果をいただいたので、今回はそこまでにいたる赤っ恥と当日のスライドをさらしてみます。

では行ってみましょう!

目次

1週間前 ライトニングトークでのテーマ決め

Slide01 001当日使ったスライド

さて今回のブロガーズフェスティバルで、「ライトニングトークの出場権に当選した」と知らされたのは1週間前でした。

本当に準備が良いのなら、ある程度応募する時点で発表の内容を決めておくものです。しかも思い入れがあるなら、もっと準備をしておくものです。

しかし小学生の頃、夏休みの宿題を9月1日から泣きながらやるタイプだったぼくは、大人になっても性格が変わらず、当選が決まってから考え始めました。

そこで最初に思い浮かんだのが、「月10万円のブログ収入で、台湾で暮らすぼくのブロガー生活」というテーマです。

「お、月10万円のブログ収入があるから、海外生活プロブロガーを名乗って、みんなの海外ブログ進出をあおればイケるんじゃないか!?」

と閃いたのですが、すかさずに頭の中でこんなツッコミが入りました。

「バカやろう!マエハラ!誰がオマエの自慢話を聞きたいんだ!?オマエの尊敬している80年から90年代をトリコにした偉大なアーティスト、MJの名言を思い出せ!」

DSC01779

いいかい。人間は面白い話か、不幸な話。この2つしか聞いてくれないんだ。

自慢話がしたければ、居酒屋で誰かにおごって、おカネを払って聞いてもらうしかない

by MJ

……そ、そうだよね。MJ!!ここはやっぱり赤っ恥をさらすしかないよね!

というワケで、即座に却下。ぼくの尊敬しているグレートアーティスト、MJことマイケル・ジャクソンじゃなくて、みうらじゅん(Miura Jun)の名言に従い、ブログで公開した恥ずかしすぎる失恋失敗談をしようと決意しました。

6日前 前回、前々回ブロフェス優勝者のスライドを検索

パソコン

さてテーマが決まったので、次はスライド作りです。しかしスライドを作って発表するなんて、大学のゼミでの発表以来なので、全然勝手がわかりません。特に5分間の発表するなど、いったい何枚のスライドを作れば良いんでしょうか?

そんな疑問が浮かんだぼくは、とりあえず前々回のブロガーズフェスティバル2013で優勝したタムカイさんが、なんかブログに書き残していないか、検索してチェックしてみました。

ここでぼくの胸にあったのが、2年前のタムカイさんのライトニングトークなら当時会場で聞いていたし、あわよくば徹底的に参考にさせてもらおうという魂胆です。

そしたらナント見事にタムカイさんが、当時の優勝したスライドの作り方をブログに書き残しているじゃないですか!

私のLTへの心構え〜ブロガーフェスティバル2013のLT資料ができるまで(スライドシェアあり)〜 #ブロフェス2013 | タムカイズム

さすがブロガーの鏡!というワケで、ぼくはストーカーのように連日タムカイさんの書いた記事を読み込み、スライドを舐め回すようにチェックしました。

さらに前回優勝者のはるぅなさんもブロガーなので、何か書き残していないかチェックしたところ、こちらも大ヒット!

ブロガーズフェスティバル2014のLTで「人もブログも見た目が9割」って話しをしてきたよ! #ブロフェス2014 | ごりゅご.com

過去2回の優勝者のスライドをチェックして、分析を試みました。するとお2人ともかなりスライドがリッチ (豪華)なので、スライドは手を抜かずに作り込もうという方針でいくことが決定。

さらにブロガーズフェスティバルでタムカイさんが優勝した記事を読んでみると、

  • 5分間の発表で使うスライドはだいたい20枚前後
  • ブロガーが集まっているので、ブログネタを仕込むとウケそう
  • ブログだけの話より、ブログと家族など、親近感がわく身近なネタが良さげ

こんな感じで、ぼくはタムカイさんの記事を参考にしまくり、スライドをいじり始めました。

5日から前日 とにかく未完成でいいから、人に発表を見てもらう

Toshi san原宿で会ったワーホリ仲間のトシさん

ぼくが就職活動で落ちまくった理由。それは人の目の前で練習せずに、ぶっつけ本番で面接を受けていたからです。なので……、

もう2度と当日テンパるなんて恥ずかしい思いはしたくない!

と思ったぼくは、ブロフェス2015で発表するスライドを、2人ほどお願いしてみてもらいました。

……しかし情けないことに、お2人に見てもらった発表のスライドはこれ以上なく未完成だったのです。

とりあえず発表5日前にアメリカ帰りのトシさんに、表参道のカフェで見てもらったスライドは、ほぼ白地に文字だけ!!

テーマと構成だけは完成していたので、笑いを取るポイントは同じだったのですが、正直この時のスライドが当日発表するより気が滅入っていました。

だけど既に「トシさん、発表するスライドを見てもらっていいですか?」と頼んでいたので、「発表するスライド、見せてくださいよ!」と当日彼に言われて、もう逃げ出せずに公開しました。

でも今振り返ると、ここでトシさんに聞いてもらったのが一番よかったです。

彼に笑ってもらえたので、スライドの構成はそのままに、指摘された「感情を込めてしゃべること」を当日は意識しました。

さらに前日は一緒に会ってたブロガーのクスモトさんに、「ブロフェスでライトニングトークするスライド、見てもらえませんか?」と強引に発表。

この時点でもスライドは未完成だったのですが、彼にも笑ってもらえたので、だいぶ自信がつきました。

あとはスライドを作り込むだけ!この時点でもスライドは40%未満の完成度だったので、さらにぼくは泣きそうになりながら作っていました。

当日 ブロフェス2015のライトニングトークが始まる10分前まで準備する

Blogers festival 2015

小学生の頃、ぼくは夏休みの宿題を9月1日から泣きながらやるタイプだった

と先ほども書きましたが、ブロガーズフェスティバル2015の当日になっても、スライドは完成していませんでした。

だから当日、ぼくは朝起きてスライドを作り、電車の中でも作業し、さらに会場でブロガー仲間の大竹さんにWi-Fiを借りながら、「え?まだライトニングトークのスライド作ってないの!?」とまわりのブロガー仲間にあきれられる始末。

結局ギリギリになって火がつく性格のせいで、当日のブロガーズフェスティバルも、ノマド的節約術の松本さんの発表のみ最初から最後まで聞かせてもらいました。

しかし事前に見せたお2人に「内容は面白い」と言ってもらえたので、あとは少しでも説得力の増すスライドを作るだけです。

当日会場のトイレで、愛機MacBook Airの充電をしながらスライドが完成し、発表の直前もタムカイさんが2年前に作ったカンペをマネして作っていました。

そして臨んだ発表は……

なんと嬉しいことにドッカンドッカン笑ってもらって、最後の懇親会で優勝の発表をいただきました。

いやー、本当にどうしても50分間の発表できるチャンスがほしかったので、選んでもらったときは嬉しかったです。50人以上の方々から投票していただき、ありがとうございました。

ブロガーズフェスティバルのライトニングトークに出てみた感想

さて今回は本当に歴代優勝者の方々のブログ記事に本当に参考させてもらったので、ぼくの反省を書き残しておこうと思います。

今回感じたのは、やっぱり自分らしい話をしたほうがいいということです。

たぶんぼくが200人以上の前で一番楽しそうに発表できたと思うんですが、不思議なことに全く緊張しませんでした。他のブロガーさんには「精神力がスゴい」と驚かれたのですが、ぼくは転職の一次面接で緊張して落とされるタイプなので、自分では精神力があるとは思っていません。

今回きちんと発表できたのは、ぼくが楽しんで発表できるテーマを選んだからだと思います。

「ぼくのブログの記事が読まれていたのではない。ぼく自身がブログを通じて読まれていた」

と会場で言いましたが、それはぼくが心から伝えたかった経験でした。思えば就活や転職の面接では、無理矢理「ぼく、こんなにスゴいんです!」と不自然にアピールしたから落とされてたんでしょう。そして確かに伝わったんだと思います。

またスライドの構成も自分らしさが出てたのかと感じます。よくぼくはブログを書く時に、2転3転と結論をどんでん返しするのが好きなのですが、今回も「自分らしくしてしまえ!」とスライドもバンバン予想外の方向に話を持っていきました。

だから自分らしさを出して楽しむのが一番大事なんじゃないかと、今さらながら思った次第です。

ええ、今なら就活の面接に通りそうな気がするのですが、ぼくにはすでにブログという「仕事」があるので、就活の面接をもう頑張らないでしょう。

最後にブロフェスでの反省と来年の発表への抱負

Blogers festival 02

そして最後に反省を。それはぼくのライトニングトーク中に聞こえてきた、gori.meのゴリさんの声でした。

一番目の前に座られていたので、笑ってもらえた声がバンバン入ってきたのですが、「あー、そのまま結婚の報告とか、振られた女の子が登場するのかと、妄想膨らんじゃなった!」と言われました。

申し訳ありません!それはぼくの力不足です!

来年はもっと素晴らしい報告できるように頑張ります。いやできなかったら、また失恋さらします!

……ということをブログで予告するのは危険だと思うんですが、今回優勝したので、来年は50分間ブロガーズフェスティバルでしゃべらせてもらいます。だからよかったら来てください。

最後に一緒に競ってくれた7人のライトニングトーク参加者さん。ぼくの準備に協力してくれた (巻き込まれた?)仲間たち。当日50人以上ぼくに投票してくださった会場のみなさん。

そして主催者の『Last day.jp』のまたよしれいさん@Sayobsを始め、賞金5万円分の商品券をくださったスポンサーのクレ達マンさま、スタッフのみなさん、こんな楽しいイベントを用意していただきありがとうございました。

来年はもしかしたらヨーロッパに住んでいるかもしれないのですが、世界中のどこにいようがこのイベントに参加しますので、よろしくお願いします。

ではまた。

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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