オトナになったアナタに捧げる『ドラゴンボールZ 神と神』を絶対に観るべき、唯一にして最高の見所!!



オッス!オラ、悟空!!みんな、もう映画のドラゴンボールは観たか??

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原作者の鳥山先生がハリウッド版『ドラゴンボールZ』の酷さのあまり、怒りのスーパーサイヤ人3化して作った今回の映画。『アベンジャーズ』では「日本よ、これが映画だ」と上から目線で舐められた宣伝をされたけど、それを一蹴する入魂の作品だぞ!!

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コメント by 鳥山明 さらに詳しいディスはこちら

とにかくバトルがスゴイ!!瞬間移動かめはめ波に熱くなる!!スーパーサイヤ人ゴッドに胸が高鳴る。

 
そして初期のドラゴンボールを彷彿とさせるギャグの数々に懐かしくなること請け合いだ!!
 
もう小学生の頃、かめはめ波を本気で出せると思い込んでた大人は、絶対映画館に足を運ぶべき作品だ!!
 
絶対観てくれよな!!
 
って、ちがぁぁぁーーーう!!
 
この予告編を見て「スーパーサイヤ人ゴッドってスゴそう!!観に行きたいな!!」って思った大人、今回の見所はそこじゃない!!
 
ベジータ様なんだ!!
 
とにかく別にもうスーパーサイヤ人ゴッドなんていうしょっぱいサイヤ人はどうでもいいから、ベジータ様を観てほしい!!それが今回の最大の見所だ。

 

ちょっとしたネタバレを含んだ解説
 
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まず今回の敵役はこのビルス様だ。スーパーサイヤ人3の悟空をデコピン一発で倒すその強さ。「もうこんなキャラが出てくるなら、あんなに死ぬ思いをして倒したフリーザとかなんだったの??え?ヤムチャ?それ、ベジータの○兄弟だっけ??」と、劇場の誰もが感じたであろう相変わらずのパワーインフレーション。もう日経平均が13000円をこえたと、たかだか4000円の上り下がりで喜んでるアベノミクスなんて目じゃない、ジンバブエ級の鳥山インフレーションは健在だ。
 
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この映画の時点での悟空とヤムチャのパワー比較

またこのビルス様はその星をも破壊する強さでブイブイ言わせてる破壊の神なんだ。過去には惑星ベジータにもいき、そこのベジータ大王ですら土下座をしながら破壊の神に助けを乞うた。素晴らしき鬼畜っぷりだ。
 
しかもベジータ王子はそれを幼い頃に目の当たりにしている。どう考えても逆らってはいけない敵なんだ。
 
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中学二年生かと思うくらい、誰にでもケンカを売る孫悟空

しかしそんなベジータの思惑とは裏腹に、ライバルであるカカロット(悟空)は敵が強いとわかれば、誰にでもケンカを売ってしまうような後先考えない猿ア・タ・マ!!
 
どうあがいても勝てない破壊神ビルス様。しかし後先考えずに中学生みたいに相手にケンカを売っている自分のライバル。それをいかに間に入ってベジータが止めようとするのかが、今回の最大の見所なんだ。
 
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ストレス社会に揉まれている惑星ベジータの王

……そう、そんな理不尽な破壊の神と知能の低いサイヤ人のバカ下民の悟空の間に立たされたベジータはまさに中間管理職だ!!一度は社会に出て働いたことある人ならわかるであろう、上司の理不尽の命令の数々と、管理している部下からの突き上げがダブる。
 
その間をいかにご機嫌取りに走れるか、全ビジネスマン必須の映画だぞ!!これこそ今回の作品の最大の魅力だと断言したい!!
 
ビルス様に接待するためにあのベジータ様がプライドをかなぐり捨てて、よいしょ&ご機嫌取り&そして宴会芸!!
 
こんなベジータ、みたことない!!
 
さらに地球がヤバいという非常事態に、いつも通り社長出勤という名の遅刻をしてくる部下・悟空の尻拭いをするために、カラダを張って死ぬ思いで時間を稼ぐ!!
 
あんなベジータ、勝ったことがない!!
 
しかもそこまでするのは、何も知らないで自分の誕生日パーティーに夢中の妻ブルマと、女の尻を追っかけることに命を燃やしている息子トランクスを守るためだ。
 
これには会社で上司にガミガミ言われてへこんでるのに、家に帰ったら奥さんに「家の手伝いをしろ」と言われ、娘に「お父さん臭いから一緒のお風呂に入りたくなーい」と、こっちの気持ちを何も知らずに言われる家庭のワンシーンがフラッシュバック!!もうあれを観たオヤジの涙腺は崩壊した黒部ダム以上にヤバいはずだ。

『ドラゴンボールZ 神と神』は子ども向けのストーリーだと思われているが、もうサラリーマンになって子どものいるオヤジや、小さい頃ドラゴンボールをみて夢中になっていた社会人の20代〜30代こそ劇場に足を運ぶべきなんだ!!
 
そこで爆笑のコメディだと思われている映画館で、家族のためにプライドを捨てていつどんな時でも戦っているベジータ様に心を揺り動かされ、ひっそりと頬(ほお)を伝ってしまう涙を拭ってほしい。
 
もうぼくらはかめはめ破なんて出せないってことはわかってる。ドラゴンボールでかめはめ破に興奮している子どもたちより、冷めた目で見てしまうのも事実だ。

でもぼくらが出せる「ファミリーへの愛」はオトナになった今だからこそ出せる、かめはめ破よりファイナル・フラッシュより強い、ベジータが教えてくれた最高の必殺技なのだから……。
 
まとめ

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……以上、『ドラゴンボールZ 神と神』の魅力がわかっていただけただろうか??この映画批評を読んで「そんな感動できる映画ならすぐ行かなきゃ」と思ってくれれば、非常にこれ以上ない喜びだ。
 
ただとんでもない感動大作のようにまとめてしまったが、ふつうにコメディ8割、シリアス2割のずっと笑える作品なので、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』のような感動を期待されていてっても困る。そしてこのブログにモーレツに嵐のようなクレームがきたら、もっと困る。
 
というわけでそこそこの期待でみて、いい意味でベジータ様に裏切られてきてほしい。
 
17年ぶりに再会するベジータは、オトナになったアナタの味方だ。