台南に来たら老店紅茶 雙全で一杯紅茶を飲んでほしい。なぜならここは美味しいだけなく、日本語が話せる台湾老人がいるから


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台南でここは必ず行くべきオススメの場所ってどこ?そう聞かれたらぼくは、悩んだ末にガイドブックに載ってない情報を添えて、ある有名な紅茶屋さんをオススメしてます。

こんにちは。2015年12月に台湾の南部、台南に引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。

さてぼくは台南に現在住んでいるのですが、台南のゲストハウスはむ家さんに住んでいる関係で、いつも宿泊者の日本から来た旅行者に尋ねられる質問があります。

それが冒頭の「台南でここは必ず行くべきオススメの場所ってどこ?」という質問です。

そこで悩んだ末にぼくはガイドブックに載っているのだけど、貴重な体験ができる紅茶屋さんに行ってほしいと思って、台南市街にある老舗の紅茶屋さん 雙全をオススメしています。

なぜならここはガイドブックにも載っているくらい紅茶が美味しいのですが、台湾がかつて日本だった戦前に教育を受けた日本語ペラペラの常連台湾人のおじいさんがいるからです。

日本人にとって台湾は外国ですが、かつてここも日本でした。だから実はどこの国よりも近い国だという歴史をぼくがリアルで感じられた場所なので、それも含めてオススメしています。

ではどうぞ。

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台南の老店紅茶の場所

老店紅茶は台南市内の中正區にあります。ちょっと老店紅茶はメインストリートから小道に入った場所にあるのでわかりにくいのですが、日本統治時代に建てられた林百貨店というデパートを横切り、真っすぐ歩いていくと見つかります。

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こちらが林百貨店です。この写真の信号を渡り、林百貨店に沿って右側に歩いていきましょう。

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しばらくこんな感じの道を歩くと、ある門が見えます。

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それがこちらの紫の小さな看板が目印の門です。

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雙全紅茶という紫の看板が見えたら、左手に曲がって奥に入っていきます。

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着きました!さあ注文しましょう。

メニューは紅茶のみ!地元の人、観光客がひっきりなしに押し寄せる

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老店紅茶のメニューはシンプルです。メニューは紅茶のみ。25元 (約87.5円)のグラスの紅茶 (紙コップで持ち帰りも可)と、100元 (約350円)でペットボトルの紅茶を持ち帰れます。

また紅茶は「冷たい」、「温かい」、「熱い」という3種類から選べ、砂糖の甘さも全糖 (100%)、半糖 (50%)、微糖 (30%)、無糖 (0%)を選択できるので、合わせて注文しましょう。

ぼくのオススメはグラスで飲むこと砂糖の甘さは半糖 (50%)、微糖 (30%)です。

本当に急いでないならここで飲んでほしいし、砂糖の甘さは全糖 (100%)だと甘過ぎて日本人好みではなく、逆に無糖 (0%)でも美味しくありません。

そして暑い日であれば、グラスで冷たい紅茶がほしいと伝えてください。なぜならグラスで冷たい紅茶を楽しむところに、このお店の良さがあるからです。

注文したらお店の人がシェイカーで紅茶を作ってくれる

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この日のぼくは「冷たい」のと「半糖 (50%)」の組み合わせで注文。すると、店主が手際よくシェイカーに紅茶を入れ、蓋を閉めました。

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そしてシェイク!そう、紅茶をシェイカーで振るのが、ここのお店の特長なんです。

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あとはグラスに入れて……、

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ハイ、完成です!どうです?ビールのように泡立った紅茶、美味しそうじゃありませんか?

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きめ細かい泡が美味しそうです。

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熱帯の暑い台南ではこの冷たい紅茶を楽しむのが魅力!ぼくを日本から来た友達とここに案内してくれた台南人のオーリーは、ぼくらにそう教えてくれました。

他の日本から来た友達も、「人生で一番美味しい紅茶!」と絶賛してたし、さすが名店だと思います。

ここの紅茶屋さんは日本と非常に関係が深い

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さてこちらのお店は1949年に台南で初代のオーナーが開きました。しかし実はここの初代オーナーの台湾人はお店を開くまで日本でウィスキー作りをしており、戦後ここが中国から流れてきた国民党政権となった時にこの紅茶のおみせをオープンしたそうです。

オーナーは戦争前に日本でのウィスキー作りの経験をしていたので、その時にシェイカーで紅茶を作るというアイディアを閃き、1949年に台南でお店を始めました。

だから紅茶なのにビールみたいに泡が立っているのは、オーナーの日本での前職の経験が活かされてるんです。

ぼくが暑い日であれば、グラスで冷たい種類でオーダーしてほしいと言ったのも、「このシェイカーの泡を楽しんでほしい!」と思って勧めています。ええ、少しでも温かいと紅茶に泡は立ちませんからね。

中国が話せないぼくが、ここまでお店の歴史に詳しくなったのは1人の日本語世代の台湾老人のおかげ

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……と、ここまで知ったような説明をしてきましたが、すみません!ぼく、ここに5〜6回通っただけなので、まだまだビギナーです。

それなのに通ぶった美味しい飲み方を語ってごめんなさい!

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実はここのお店の歴史や飲み方は、すべて89歳になる常連の台湾人のおじいさんにぼくは教わったんです。代わりに注文してくれた時もあります。

このお店で平日のお昼過ぎに毎日来る常連のおじいさんと会話できることこそ、ぼくはこのお店を台南でオススメしたい理由です。

こちらのおじいさんは日本が台湾を統治していた時代に生を受け、当時の小学校にあたる公学校で日本語を勉強したので、しゃべると台湾人なのに日本語がネイティブ並みです。

今は歴史の教科書でしかぼくらは習いませんでしたが、かつて1945年まで台湾は日本の一部でした。だから今でも80歳以上の台湾の老人は日本語を話すことができます。

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義務教育で覚えたものだけど、日本人のぼくらを見ると、常連のおじいさんは嬉しそうに日本語を話してくれる。おじいさんが日本語を話せるのは植民地支配の歴史があって、必ずしもいいとは言えません。ただ戦後70年も経って、もはや日本人は台湾がかつて日本だったことも忘れているけれど、ここには生きた歴史があります。

台湾の戦後の歴史は数行で説明できないので別の記事で改めて書きたいんですが、ぼくはここに来ると本当に今だからこそできる貴重な体験ができると感じています。

まとめ 台湾の魅力はグルメもあるけど、一番は人にある

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さて台南でぼくが勧めたい観光スポット、老店紅茶 雙全はいかがでしたでしょうか?

すでに日本統治時代に日本語を教育を受けた「日本語世代」と呼ばれる台湾人の方たちは、80歳以上になっているので話せるチャンスがありません。

街中でこうやって出会えるチャンスもありますが、日本語世代の年齢の事情もあって年々少なくなっています。

だから紅茶を飲みながら、お話しできる機会は貴重だし、少しでも今しかできない時間を大切にして台湾の台南で旅行してほしいです。

できることなら池上彰さんの『そうだったのか!現代史』という本で台湾の歴史をおさらいしてから行くと、偶然日本語ができる台湾人のご老人と台湾で会えることが、いかに貴重かわかるかと思います。

もちろん熱帯の熱い台南で、老舗の紅茶を飲めるのも美味しい体験になるでしょう。

すでに2月の中旬になって、25度、26度の夏みたいな暑さを記録してるので、11月までこのお店で冷たい泡の紅茶を楽しめるハズです(笑)

ではまた。

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