【ワーホリ エッセイ】 職なし、カネなし。金運なし。でもオーストラリアで出会う人には恵まれてると思った。


Lentil As Anything 23

仕事もクビになり、同居人とのおカネのトラブルにも巻き込まれ、そして次の仕事のめども全くつかない。

この先どうなるんだろう?と心が波のように揺れていたところです。

「Lentil As Anything」のテラスでチャイを飲んでたんですが、そこで写真を撮ってたらある一人のアジア系オーストラリア人が話しかけてきました。

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ぼくはネイティブとの会話が全然わかりません。アジア系ならわかるけど、オージー(オーストラリア人のことをこう呼ぶ)との会話になると、なまっていてこれが全然わからないんです。

なんせ「day」という単語を「ダイ」と発音するくらいです。あと自分の英単語ボキャブラリーが少ないので、知らない単語を複数言われると即アウト。しかも少しでもスピードが速いとついていけません。

しかしこのオージーのチャウは優しくぼくに話しかけてくれ、そして友達のドナルドまで呼んでぼくと会話をしてくれました。

その時です。その友達のドナルドはぼくとお互いの信仰の話をしてたらこんなことを聞いてきました。

「このPhilippians 4:7って知ってる?ちょっとぼくのiPhoneでは日本語ページが出てこないから、自分でサーチしてみて。」

なんだろ、これ?必死こいて会話についていくために、ぼくはキーを打ち込みました。

「あ、フィリピン人じゃないから」

と間違えるぼくに訂正を入れる彼。やっとのことで出てきたのは「ピリピ人への手紙」という聖書の一節でした。

口語訳聖書 – ピリピ人への手紙

「4:7そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」

「わかる?どんなにまわりの様子が大変だろうとも、ぼくらは心にピースを持ち続けることが大事なんだよ

それを聞いて、まさに今の自分のことなんじゃないかとぼくは感じました。

仕事、おカネ、カネにまつわる人間関係。

メルボルンに着いてから、なんだかおカネのことばっかり気にしてた自分がいました。たしかに大事なんですけど、こればっかり気にしてると結局気分が滅入ってきます。

そうじゃなくて、まずどんな時もまわりに影響されない状態に自分を持っていくのが一番だと、ぼくはその言葉で感じました。

そして最後に「ぼくが今仕事がなくて、けっこう落ち込んでいるんだよ」と言うと、ドナルドとチャウは「じゃあぼくらが神様に祈るよ。いい仕事が来るようにって」とぼくの肩に手を置いて、英語で祈ってくれたんです。

5分くらいでしょうか。ずいぶんと長い間でした。オーストラリアに来て、おカネの面では全然恵まれていないけど、こういう人の縁にぼくは恵まれているとこっちに来て心から感じたのを覚えてます。

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左がチャウで、右がドナルド。

見ず知らずと彼らが、ぼくに対して祈ってくれてる。今はちょっとつまずいてるけど、これから良くなっていく予感がします。そうなるように胸張ってやっていきます。

そんなオージーの優しさに触れられた「Lentil As Anything」の寄付(ドネーション)レストランでした。

ではまた!