【取材】新北市の蘆州 (ルーゾウ)は新しい観光地としてアリ!?台湾ブロガーのぼくが台湾人のように超正直に取材して感想を書いてみました


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台北の観光地ってだいたい出揃ってますけど、今回新しいところを取材してきました!

こんにちは。台湾在住2年目突入のまえちゃん@Maechan0502です。

さてブログをやって苦節3年半……。ありがたいことに多くの人に読まれるようになってきたこのブログですが、今回ついに取材の依頼がきました。

ううっ、苦労してブログ書いてきた良かった。これでぼくもついに小さい頃から馴染んできた元ブラックビスケッツ&現台湾人トップ女優のビビアン・スーを取材できる……、

あ、すみません、早まりました。取材は本当ですが、ビビアン・スー云々はぼくの希望です。

今回ですね、北海道の蝶道社の黒田さんから

「蘆州 (ルーゾウ)という台北市の隣にある町が蘆州 (ルーゾウ)の観光ツアーを作ったので、ブロガーの前原さんも取材されませんか?」

とオファーを頂いたので、今回取材してきました。

結論から言うと、PRが諸事情あって取材になったのですが、正直に新北市にある蘆州 (ルーゾウ)という町を紹介しみたので、「台北の新しい場所を知りたい!」という方はチェックしてみてください。

ではどうぞ!

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東京で台湾人の友達Vincyから聞いた蘆州 (ルーゾウ)の話

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蘆州 (ルーゾウ)に行く2日前のことです。ぼくは蘆州 (ルーゾウ)という町に馴染みがありませんでしたが、ちょうど前々日に東京で台湾人の友達とたまたま会いました。

なので、さりげなく日本人が台湾の町おこしに協力してくるよというプチ自慢を含めて、こう言ったのです。

「そうそう、明後日台北市の隣にある新北市の蘆州に行って、町おこしイベントの取材をしてくるんだ。台湾の町おこしに日本人のぼくも協力してくるよ」

初の取材ということで、若干鼻高々にそれを言ったぼく。

しかし台湾の首都で生まれ育った台北人のヴィンシーは、ぼくの言葉に一切驚くことなく、間髪入れずにぼくにこう言い放ちました。

Vincy ann chao sisters左が台湾人のヴィンシー、右が双子の妹、アン。

「蘆州 (ルーゾウ)!?蘆州なんてとこ行くの!?あそこ、汚くて、ビンボーでなんもないのに!?」

(オイッ!!ビンボーって!?だから町おこしして観光で人に来てもらおうとするんだろ。

ちょっとは自分の国の町おこしに少しでも良いところを言って、協力する気はないのかい!?)

ヴィンシー……、なんて正直な台湾人なんでしょう。思ったことを素直に言ってしまう台湾人の見本のようです。

だけどぼくはヴィンシーの率直な蘆州の印象を聞いて、ぼくは初の取材だからと浮かれて天狗になってた自分に気づかされ、急に蘆州にどんな観光地があるか心配になり始めました……。

当日、実際に蘆州(ルーゾウ)で取材しに行ってみた

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ヴィンシーと東京で別れてから、翌々日。ぼくは蘆州 (ルーゾウ)にやってきました。蘆州 (ルーゾウ)は地下鉄台北駅から黄色い路線の中和新蘆線で約20分くらいの場所にあります。

今回ブロガーのぼくを呼んでくださったのは、タシナムというWebマガジンを運営している蝶道社さんです。そこでタシナムの黒田さんと合流して、取材集合場所に行ってきました。

テレサ・テンの故郷・蘆州 (ルーゾウ)での町おこし説明会と新しいお土産紹介

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いよいよ蘆州 (ルーゾウ)の町おこしの説明の始まりです!!

ぼくは中国語が全然できなかったのですが、今回ちゃんと日本語に訳してくれる台湾人通訳さんがいたので、安心して話を聞くことができました。

今回ぼくらが呼ばれてたのは、蘆州 (ルーゾウ)が町おこしをしたいからだそうです。

台湾人の町の偉い方は最初の挨拶でおっしゃられました。

「今回メディアの方々をお呼びしたのは蘆州 (ルーゾウ)を観光地として魅力を伝えていただきいと考えたからです。そして日本人に来ていただいて、

お金をたくさん落としていってほしい。

そう思っています。」

(ちょっ!!台湾人、正直に言い過ぎでしょ……!!)

台湾人通訳さんは一字一句間違えずに、台湾人のお偉いさんの挨拶を訳してくれました。

友達のヴィンシーといい、こちらのおじさんといい、本当に台湾人は正直です。

そりゃ世界中のすべての観光地が観光客の落とすマニーを望んでますけどね。けど、赤裸々すぎるので、今度から日本人相手にそこはしゃべらなくていいと思います。

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気を取り直して、次!!続いて若い方が蘆州 (ルーゾウ)の新しいお土産を紹介してくれました。

Tシャツ、マグカップ、お菓子、台湾の伝統にまつわる靴etc。今回の町おこしと観光化をにらんで作ったようです。

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蘆州 (ルーゾウ)は昭和の歌手・テレサ・テンが小学校時代に育った町らしいのですが、それだけだとPRがキツイので、こういうお土産品に力を入れてるのでしょう。

値段は聞き忘れましたが、ここに来るとこれらを購入できるようです。

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そして説明を受けたぼくらはいよいよ蘆州 (ルーゾウ)の街中を散策しに行きました。

蘆州の名物レストラン・ 周烏猪切仔麵

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最初にやってきたのは蘆州 (ルーゾウ)の名物レストラン・周烏猪切仔麵です。

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蘆州 (ルーゾウ)は切仔麵という麺料理が有名だそうで、ここに来るとこんな料理が食べられます。35元 (約115円)だそうで、この量でこの値段はお値打ちだと思いました。

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他にも青菜や三層肉も食べられます。かなりボリューミーな量で、お腹いっぱいになりました。

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メニュー表はこんな感じ。だいたい一品170〜120円くらいで食べられるので、近くに住んでいる人には良いかもしれません。

今回のメイン!!蘆州のお寺 湧蓮寺

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続いて行ったのが、蘆州 (ルーゾウ)で一番古くからあるお寺の湧蓮寺です。ここで今回メインの台湾の祭りで使われる人形体験をしました。

マエハラ・台湾の人形を着て、伝統行事を体験してみる

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こちらが台湾のお祭りで使われる人形です。よく台湾のお祭りに遭遇すると、この人形に出会います。

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たとえばぼくも4月に台湾の台中でお祭りに参加したんですが、そこでもこんな感じで台湾人が人形をかぶって街を練り歩いていました。

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まさかこれを日本人の自分がかぶれる日が来るとは!!

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実際に被って歩いてみると、意外と重くはなく、テクテク歩けました。調子に乗ってダンスなんかもしたりして……。

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しかし5分くらい歩いたところで、もうギブアップ!!あまり重くはなかったんですが、かなり中が暑く、おまけに台湾の亜熱帯気候も合わさってフラフラでした。

「これを着て、お祭りをするなんて台湾人はすごい!!」そう思って感心していたんですが……

実はこれ、観光客用の軽量モデルだそう!!

本物は20〜40キロあって、神様の魂が込められているので、台湾人しか着れないと説明されました。いやー、伝統行事ってすごいですね。

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地元の台湾のテレビ局から取材を受けたんですが、目が死んでました……。

こちらは楽しかったので、観光の目玉に据えると良いんじゃないかなぁと思いました。蘆州 (ルーゾウ)はこの人形をたくさん作っているそうで、できれば観光客にも作成を手伝えるツアープランを期待したいところです。

台湾のお寺のことを詳しく教えてもらう

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さらにツアーは続きます。おじいさんの説明で、地元のお寺を詳しく案内していただきました。

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台湾のお寺の門にある青龍の意味などを説明していただき、日本人だけだとボーッと眺めて通り過ぎてしまう台湾のお寺の造形にも意味があることを教えてもらいました。

こういうのはツアーとしても良いかもしれません。

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他にもちゃんとしたお祈りのやり方も教えてもらいました。

こちらは一緒に取材した日本人の雪希さん。台湾で司会業やタレント活動をされているそうです。綺麗すぎて眩しい。

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片方が表、もう片方が裏だと願いが叶うという証明になります。一発で当てられていました。

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そして我々取材班は最後にシャベルをお土産にいただきました。

一瞬、「なんだ、この芋掘りシャベルは?」と思ったのですが、こちらは子作りを願うシャベルだそうです。

台湾では『産子』(子供を産む)と『鏟子』(シャベル)の発音が似ているそうで、こちらを枕元か、タンスの一番下の引き出しに入れておくと効果があると説明されました。

子宝に恵まれたい方はこちらのお寺で祈願するのもいいかもしれません。

あと台湾人の友達から「シャベルが自分に必要なかったら、これから結婚する台湾人にあげるといいですよ」とアドバイスをいただきましたので、近々ぼくも誰かにプレゼントしようと思います。

蘆州の結婚式用の引き出物お菓子はここ 龍鳳堂

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いよいよ蘆州 (ルーゾウ)町おこしツアーも大詰めです。蘆州 (ルーゾウ)は今のところテレサ・テンの故郷と結婚式用の引き出物のお菓子のこのお店が有名なんだそう。

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実際に見させていただきましたが、こちらは黄金色に輝いていて、非常に綺麗!!引き出物になるのも納得です。

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生地、あんこがあり、子どもに恵まれるよう願いを込めてその中に卵が入っているようでした。こちらを食べさせてもらったのですが、今回食べた中で一番美味しかったです!!

下手にパイナップルケーキをお土産に買って帰るよりも喜ばれるかもしれません。

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またテレサ・テン (台湾名・鄧麗君)の名前をかたどったおみやげもあり、年配のファンには喜ばれそうです。

こうしてぼくらはこの後さらに2つほど小さなお寺をまわって、取材を終えたのでした。

ぶっちゃけた感想 楽しんだけれど……、町おこしツアーを正直に言うと……

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はい、というわけで蘆州 (ルーゾウ)を取材させてもらい、お土産もいろいろもらってきました。

蘆州では普段は絶対に着ることができない人形の服も着ることができ、非常に貴重な体験ができたと思います。

テレサ・テン (鄧麗君)の生まれ育った場所が蘆州ということも知りませんでした。

なので、自分としては取材させてもらったので「蘆州は新しい台湾の観光地としてオススメですよ!」と言いたかったのですが……。

すみません……!!台湾人のヴィンシーや蘆州 (ルーゾウ)のおじいさんのように、ぼくも台湾人っぽく正直に言わせてください。

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残念ながら今のままだと蘆州 (ルーゾウ)は観光スポットとして魅力に乏しいです……。

たとえば蘆州までお寺を見に行くなら台北市内の龍山寺や行天宮で充分ですし、食べさせてもらった麺料理も美味しかったけど、わざわざ食べに行くほど美味し過ぎるものではないです。

今のままでは蘆州 (ルーゾウ)は日本人にお勧めできる観光地と感じられませんでした。

もちろん日本人のぼくにもテレサ・テンの故郷というところや、結婚式の引き出物のお菓子が美味しかったので、そこは少し魅力的に映りました。

でも1986年生まれの今年30歳になるぼくの世代にはテレサ・テンは昭和の歌手なので、世代的に馴染みがありません。

ここがブラックビスケッツのビビアン・スーの故郷だったら、もっとテンションが上がったのに

あ、すみません。ちらりと心の声が漏れましたが、どうしてもぼくは日本人なので日本人に楽しい台湾旅行をしてほしいと思っています。

蘆州の台湾人も町おこしして頑張っているのはわかっているんですけれど、日本人を呼ぶならもっと日本人向けのイベントをやってほしいと感じました。

提案 蘆州は伝統文化の体験やお祭りの参加体験を観光名物にすれば良いと思う

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蘆州 (ルーゾウ)に住んでいる台湾人には、日本人がわざわざ蘆州まで足を運びたくなる観光の目玉を作ってほしい。それが今回ぼくが取材して感じたことです。

日本人観光客に来てほしい台湾人の気持ちはわかります。ぼくも台湾が好きな日本人としてできる限り協力したいし、もっと日本と台湾の交流が増えてほしいとも思っています。

だけどぼくらも時間とお金を使って台湾まで遊びに来ているので、支払ったお金や時間以上の価値を感じたいというのが、正直な気持ちじゃないでしょうか?

観光地にボランティアでお金は落とせないので、もっと自然と日本人が行きたくなるツアーを蘆州 (ルーゾウ)の人たちには作ってほしい。そう思います。

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たとえば今回ぼくが取材しててテンションが上がったのが、やはり台湾のお祭りの被り物を着れた時です。蘆州 (ルーゾウ)のお祭りに人形を作るところから参加し、地元のお祭りに日本人と台湾人が人形を着て練り歩いてみる。

そんな体験できるイベントツアーは観光スポットになると感じました。

どこにでもあるマグカップをお土産にもらってもあまり嬉しくないですが、台湾人とお祭りを通じて親しくなれるなら非常に魅力です。

蘆州 (ルーゾウ)の人たちは台湾のどこでも手に入れられる似たようなものではなく、ここでしか手に入れられない体験を売りにしたほうが良いとぼくは感じました。

なので、そんな楽しい参加型の企画ツアーやってもらえれば、日本人も蘆州 (ルーゾウ)に行きたくなるのではないでしょうか。

もちろん今のツアーでもすべての人に悪いとは言いません。台湾に飽きている日本人が行けば新しい発見があるかもしれないし、テレサ・テンが好きな人が行けば満足するでしょう。

近くに住んでいる日本人もレストランやお土産を買うならいいと思います。

ただ台湾旅行初心者の日本人には今のままだと厳しい。ツアー申し込みページもなぜか中国語しかないですし、もう少し改良していただけたらとぼくは感じました。

そして初心者にも魅力的な蘆州 (ルーゾウ)ツアーになれば、ぼくもまた参加させていただき、ブログにレポートを書かせていただきたいと思います。

日本人にとって楽しい台湾観光地が増えれば増えるほどいいですしね。

最後に取材をお誘いいただいだ蝶道社さま、ありがとうございました。

ではまた。

最後に

今回の記事は初めPRという形で依頼を頂いたのですが、日本人の台湾旅行初心者には勧められないと考え、ぼくはぼくらしく素直な感想を書かせていただきました。

町おこしの協力に全然なっていなくて本当に申し訳ありません……!!

ただ台湾人通訳の方も「素直な感想を述べたほうが、蘆州 (ルーゾウ)の人たちのためにもなる」ということだったので、ぼくも正直に書いたいただいた次第です。

他のメディアさんでも感じるところがあったのか、「これではツアーをプッシュするのではなく、紹介という形式になる」とその場で発言していたので、ぼくは現場で他メディアなりの考えを教えてもらいました。

メディアは媒体を意味するので、「同じ事実をどう伝えるか?」はメディアによって違います。

だから読者の方には複数のメディアの蘆州 (ルーゾウ)の取材記事を読み比べながら、自分の中でどういう観光地なのか、想像を巡らして行く、行かないの判断をつけてほしいです。

本当にこれから蘆州 (ルーゾウ)のツアーが良いものになることを期待しています。

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蝶道社の黒田さんが書かれた記事はこちらです。ぼくも登場しています。

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