2013 5/2の今日、27歳の誕生日を迎えました!
みなさん、ぼくのFacebookの書き込みや、メッセージ、そしてメールなどで声をかけていただき、本当にありがとうございます!
思えばこんなに人からおめでとうと言われたことはかつてありませんでした。Facebookやっててよかった……。
そして10年前高校生だったぼくは、27歳の自分が無職になっていようとは絶対思いもしなかったでしょう。
10年前の自分に
「キミ、十年後無職になっているから」
と声をかけられたら青ざめて、国立大学を受けるくらい頑張ったかもしれません。
でもフィリピン英語留学をあと3日でするぼくとしては、なかなか今の状況は大学の頃と比べて、ちょっとずつ良くなってる気がします。これは負け惜しみでも何でもなく、本心からそう思いふます。
少し昔話をします。
2008年8月 夏の福岡で
22歳の頃、就活が終わった大学4年の夏休みに、ぼくと二人の友達は福岡に旅行に行きました。
福岡に行ったのはそのさらに1年半前、中国の大連で一ヶ月語学留学してた時に出会った北九州大学の女友達に会うためです。
その時その女友達は子どもの頃からの夢だった、世界一周の旅に友達と二人で旅立つ直前でした。
親を初めとする人たちに反対され、しかも学生で大学に通いつつ、深夜のアルバイトで資金を貯金し、大学を休学して旅立つ。
そんな直前に会うことができ、福岡や熊本などをクルマで案内してもらいました。
その時ぼくは心底、うらやましいと感じました。それは同い年の友達の話なんだけれども、絶対に飛び越えることのできない高い崖の向こう側にその福岡の友達がいるようで、まぶしかったのを覚えています。
一方こっちは内定が決まったとはいえ、とりあえずなんとか引っかかったからその会社にわらにもすがる思いで就職したようなもので、これから先の人生を考えるとひどく暗澹たる気分になりました。
友達はキラキラとまぶしく、ぼくは何かしたいのにしないで、ただ目の前の時間が流れていくのを眺めてる。
本当にしょうもないヤツでした。
2012年5月 春の新宿で
それから4年後の2012年の5月。ぼくはもう一度海外に行くと決心し、一日の半分をバイトに費やしていました。
そんな5月の終わりに、ぼくは高校の女友達がアメリカのLAに仕事を辞めて二ヶ月間留学するので、新宿で送別会を開いたんです。
その時、その友達のことをぼくは「カッコいいな」と思いました。
でも羨ましいとはもう思わなくなっていたんです。
それはぼくにとって自分もいつかはそれを絶対に叶えるから、一歩先に準備した仲間を見送る気分だったからでした。
「海外に25歳で仕事を辞めて留学に行く」
普通は仕事をやめるなんてなかなかできないし、将来入ってくる収入も計算しづらくなります。何よりまわりがやっていないことをやるには勇気がいります。
でもぼくがそれでもその友達を「カッコいい」と思えたのは、そんなことを天秤にかけても「やりたかったからやる」と自分の気持ちに素直になっているからでした。
たとえアメリカに2ヶ月留学することが小さいと感じる人もいるかもしれないけど、でも自分が留学したくてそこで過ごした時間は間違いなく宝物の時間だし、何より自分で決めて今をめいっぱい悔いないように過ごせます。
それはぼくが今まで何度も自分のやりたいことがあったのに、それを見ないフリして就活に流されて何も考えないまま就職して後悔したからこそ、言えるようになったことです。
そしてたぶんいつだってぼくはそういう人に憧れてたし、カッコいいと思っていたんだと思います。
大学生の頃、その世界一周に旅に出る友達は自分で決めていました。親に反対されようが、まわりが就活しようが、費用がかかろうが、やる。絶対やる。
あの時うらやましいと思っていたのは、まわりに流されないその友達の背筋の伸びた姿勢でした。それを競技場のトラックの外でただ観客として見ていたからこそ、ただうらやましかったんです。
でもようやくぼくもそれに気づき、去年の5月はスタートラインに立てるようにウォーミングアップできるようになりました。同じように海外に行く友達をトラックの中でストレッチしながら、「頑張ってね!」と見送る気分までになれたんです。
2013年5月 27歳になって
そしてさらにあれから一年が経とうとしている今日。ようやくスタートラインに立てるところまできました。
2013 5/5 ついに留学してきます!!
これから走るのは100メートルでもないし、1500メートルでもない。すっごい長くてゴールが遠い42.195kmのマラソンです。
同い年の友達はもう22歳で就職した時からその長いマラソンを始めてる友達が大半だし、なかには結婚して子どもがいる同級生もいる。ずっと先を走っているワケです。
でもぼくが違うのは自分で走りたいマラソンのコースにエントリーし直したってことです。
けっこうこれから就職したりするのは難しいかもしれないし、英語を学ぶのもかなり時間がかかるかもしれません。特に収入を得る方法なんて苦労するでしょう。
でもそれでも誰かに走らされてるレースより、自分が笑顔で走るレースの方がいいじゃないでしょうか?だって誰だって走るのは同じ人生という名のマラソンですもん。
世界中どこでも行けて、どこでも稼げるようになる。そのぼくが選んだ目標はなかなかたどり着くのは遠そうです。
だけど、だけど、不思議とやれるって気があふれてるんですよね。たぶんそれは歩いてでもいいからゴールに向かってやる!って気持ちが持てているからだと思います。
ぼくにいつもタガログ語で「愛している」という言葉や、海外での女性の口説き方、そしてインドのマザー・テレサの家でボランティアした経験まで教えてくれる50代の人生の師匠はFacebookでこんなコメントをくださいました。
前原さん、お誕生日おめでとうございます!!
\(*^o^*)/
\(*^o^*)/
これからの一年も健康第一で自分の夢に向かって確かな一歩を積み重ねて行って下さい。
(‘◇’)ゞ
人生にもマラソンにも近道なんてありません。
確かな一歩の積み重ねでしか遠くへは行けないのです。
(*^_^*)
読み返してて、本当にこのブログのタイトルにピッタリだと笑ってしまいました。さすがぼくの師匠です。
そう、日々の積み重ねでしか遠くに行けない。でもたしかにぼくは5年前に海外留学なんて二度と行けないと思い込んでた場所から遠くにきたし、1年前準備していた時より遠くにくることができました。
あしたはもっと遠くにいこうとするなら、確かな一歩の積み重ねが自分を遠くに連れて行ってくれるんです。
PS
最後にもう一つ、27歳の記念日に一つの目標を記しておきたいと思います。
それは「30歳までに紙の書籍を出版する」という目標です。
一部の仲のいい友達には言ったことがあったんですが、ブログで宣言すると叶うという話を読んだので思い切って書いてみます。
ぼくが自分の一番好きなことはなんだ?って聞かれたら、それは人が読んでオモシロいと思ってもらえるような文章を書くことです。
今回はちょっとマジメになってしまったけど、書くことはずっと好きでmixiを始めた時からずっと続けてきました。
本もずっと好きで小学生の時は図書カードを一年で6枚も作るほど本が好きだったし、就活やアルバイトでも出版関係の職に関わってきました。だからデジタル化はしつつあるけれど、紙の書籍を出版して自分の本が棚に並ぶというのはぼくの夢です。
なかなか叶えにくい目標かも知れません。でもこれを試さなかったら、たぶんこのまま30代になって自分の中で一番くすぶり続けることだと思うんです。
だから、やります。恥ずかしがらずに、それに向かって走って叶えたいとおもいます!!
ではまた!
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