「やりたいことがおカネがないからできない」って言いますけど、実はそれ、みっともなく言い訳してるように見えませんか?
こんにちは。ワーキングホリデーを終えて、日本に帰国してきたまえちゃん@Maechan0502です。
ここ1年間で海外に行きたいと相談されたり、働いている会社の愚痴を聞くことが増えました。本当にそういう時に他人から見ると、人って言い訳ばっかり並べてるんだなって思いますよね。
ヨーロッパのとある国に留学に行きたいと語りながら、おカネや会社を理由するして先延ばしにする人を見て、「早く行けばいいのに」と思ってました。
大学生でワーホリする行動力がある女の子が「3年後に海外行きたいけど、まず日本で就活します」というのを見て、「そんなん意味ないからやりたいことをやるべきだよ」と心の中でつぶやいてました。
「いやー、ウチの会社、マジでブラックだからうつ病になりそうだよ」という友達を見て、「やめちゃえばいいじゃん」と笑いながら言い放ってました。
そして今年の4月です。ぼくはブログで収入を得て生活しているブロガーの先輩と大阪で飲む機会があったのですが、その居酒屋で海外を飛び回るブロガー・『Last day.jp』のまたよしれいさん@Sayobsは、ぼくにこう言ったのです。
「マエハラくん!いつ台湾行くの?え、今年の8月?もう来週くらいに行っちゃえばいいじゃん!待ってちゃダメだよ」
……あ。
人のことをどうこう言う前に、ぼくがやらなきゃいけなかったのかもしれません。ぼくはその言葉を聞いて、実は台湾のワーホリを先延ばしにしていたダサい自分に気付きました。
おカネがないから言い訳してたのは、ぼくだった
最初はぼくは8月に台湾へ行って1年間ワーキングホリデーする予定でした。カメラを購入して、台湾の動画観光サイトを作ると口で言っていたのです。そのために今、貯金してるんだと。買う物の記事をまとめた記事も作りました。
外国人にも伝えたいなら英語より動画じゃない?ネットで動画サイトをやりたいブロガーのぼくが狙っている機材を5つ紹介します – あしたはもっと遠くへいこう
そして8月までにブログで月に10万円稼げるようになって、安心して台湾に住めるようになろうと思ってました。台湾は月に10万円あれば、現地で働かずに住めるようになるからです。
さらにそれまでに中国語の勉強をして、台湾のワーキングホリデーの語学の下地を作ろうと思っていたのです。
でももしかしたら、ぼくは怖がっていただけだったのもかもしれません。
ブログの収入が不安定だから、10万円ちゃんと稼げるようにするまで力をつけよう。
台湾で動画を撮りたいから、きちんとした機材を購入できるまで待とう。
ちょっとでもいいから中国語を勉強してから行こう。
自分の中では正当化していたけど、それはただの言い訳で、目の前に現実がくるのを怖がっていただけだと思うんです。
ぼくは4月の大阪の夜の居酒屋で、ブロガーの先輩のまたよしさん@Sayobsの言葉を聞いてから、グルグルと「何をすれば今すぐ台湾へ行けるのか?」という考えが何度も頭で反芻 (はんすう)するようになりました。そして自分自身が問い始めたのです。
8月にしようと思ってた理由は何だ。もしかしたら今ブログで6~8万稼げるだけで、台湾に住める家賃をまかなえるなら、実は充分じゃないか?
別にそんなミラーレス一眼のような機材なんかなくても、必要な高級デジタルカメラでいいのでは?
もう台湾ですぐに語学学校に行かなくても、とりあえず台湾に行っておカネを稼げたら通えばいいのでは?
そして言い訳という言葉の葉っぱで隠していた自分の本音が、「なぜ今すぐ台湾に行けないのか?」という問いかけでかき分けられ、認めたくなかったダサい自分がむき出しになった気がしました。
ぼくらの先を阻むのは、いつもおカネじゃなくて、見えない将来への不安
きっと台湾で観光サイトを作ると言って、一生懸命頑張れないかもしれないのが怖かったんじゃないだろうか?
動画を撮ったことないから、それを始めるのにビビってるんじゃないか?
別に中国語を覚えたいとかいって、ダウンロードしたスマホの学習アプリ、やってないじゃん。
日本でブログで10万稼ぐといって、台湾へ行くのを先延ばしにしたいだけだろう?
そして本当は振られた台湾人のリリーに、台湾で会ってしまうのが本当は怖いんでしょ?
そう、もっともらしい言い訳の数々は、現在の自分を認めたくないからあれこれ並べているだけでした。
またよしさん@Sayobsのアドバイスの「来週台湾行ったら?」なんて無茶ぶりは無理だけど、逆にだからといってこのまま8月に先延ばしする理由もない。だってぼくはおカネを貯めると言いつつ、全然バイトもしていなかったのですから。
4月の大阪の居酒屋で飲んだ翌日、それに気付いたぼくは泊まっていた安ホテルの一室で笑ってしまいました。
「そっか、そんなことに怖がっていただけだったんだ」
オーストラリアにワーホリで1年間行ってきました。2年間ブログを書いていたら、月に8万から11万人くらいの人が読んでくれるようになりました。最近ブログ経由で他の人からワーホリやフィリピン英語留学、海外に行きたい相談をされるようになりました。
そして何かちょっとは成し遂げた気になってました。
でも勘違いしてたのかもしれません。
未だにぼくは何も始めてないし、ぼくのやりたい人生はこれからなんです。オーストラリアのワーホリでわかったのは、ここじゃなくて自分の好きな台湾に住みたいってことだったことだけ。
そう思えたら、今までのカンペキに準備して行こうと思ってた自分がダサくて笑えました。だってカンペキに準備しようと口では言ってたのに、実は全然準備したなかったんです。
そして自分の取るべき行動がようやくわかった気がしました。
「今から翌週はいけないけど、もう行く日を決めよう。台北で住む家も決めちゃおう。締め切り作ったほうがやる気になるじゃん」
うまくやろうとするんじゃなくて、ダサくてもいいからやってみよう
そう思ったら、行動はすぐでした。
前から話を貰っていたんですが、「6月の頭に台北に住みたいんだけど、両親の持ってる物件借りれる?」と台湾人の友達のヴィンシーに連絡をしたら、すぐに彼女の両親に話して6月に住めるようにキープしてくれました。
「不動産を複数持ってるなんて、ヴィンシーの家、カネ持ちだな~」
と思ってたんですが、日本人のぼくのために6月まで家をキープしてくれるなんて、本当に頭が上がりません。口ではぼくに「バカ!」とか言ってくるけど、ヴィンシーはいい子です。笑
6/1に東京で行きたいイベントがあるので、それまでに必要な手続きを全部済ませ、ミラーレスじゃなくて第2候補だったほしい高級のデジカメを買って、ぼくは台北に住むことに決めました。
ブログの収益で台北に住む家の家賃は稼げるので、あとはもう台湾に行って収益を増やします。貯金で30万円は持っていくので、食費はそこから切り崩すとして、あとはとりあえずやってみよう。
そう、他人から見て綺麗にやってるようにみせるんじゃなくて、ダサくてもいいからやってみる。
今までもそうだったし、やっぱりぼくはこれなんじゃないでしょうか。
台湾の観光サイトがうまくいくしかわからないし、動画も作れるかわからない。もしかしたらおカネが尽きて台湾から帰ってきてしまうしれない。それをブログで「やりたい!」と宣言したから、誰かに笑われるかもしれない。
でも2年前にぼくはブログでこう書いてました。
スタートラインにようやく立つ。27歳になっての決意。 – あしたはもっと遠くへいこう
けっこうこれから就職したりするのは難しいかもしれないし、英語を学ぶのもかなり時間がかかるかもしれません。特に収入を得る方法なんて苦労するでしょう。
でもそれでも誰かに走らされてるレースより、自分が笑顔で走るレースの方がいいじゃないでしょうか?だって誰だって走るのは同じ人生という名のマラソンですもん。
世界中どこでも行けて、どこでも稼げるようになる。そのぼくが選んだ目標はなかなかたどり着くのは遠そうです。
あれ?今とりあえず英語もしゃべれるようになって外国人の友達と会話し、2年間でブログで月に6~8万円稼げるようになり、ちゃんと自分で住みたい場所を決められるのに、ぼくは何を怖じ気づいてたんでしょうか?
2015年5月2日に29歳の誕生日をむかえ、今のぼくは確実に2年前のぼくがうらやましがる人になっていました。
あの頃の自分がうらやましがってくれるなら、これからしくじって人から笑われても、別にいいじゃない。だってぼくはぼくのために、自分の人生を送ってるんですから。
じゃあ、ビビってないで、もういっちょ遠くまでいこうじゃないですか。
2015年6月から、ぼく・前原和裕は、ずっと住んでみたかった台湾の台北に引っ越します。
ではまた。
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