誕生日を迎え、38歳になった。
現状を書くと、お金がない。けれど、昨年の37歳の時に結婚し、子供が産まれそうである。
ヤバい、ピンチではないか。
お金は数ヶ月後の収入が不安定だし、貯金もないときている。
なのに、妻からは起業を急かされ、バイトや正社員になるなと言われる状況だ。
妻は言う。
あなたは発達障害なので人に使われるのに向いてない。逆に人を使うべき人間なんだ。
恐ろしい。常人の奥さんなら旦那にADHDに効く薬でも使わせて、なんとしてでも正社員で働かせるだろう。
しかし、ウチはこの状況で国民生活金融公庫からカネを100万円ほど借り、起業しないといけない。
文字にすると、迫り来る現実の狂いっぷりがよくわかる。
ベイビーは来月(6月)にこの世に爆誕してしまう。
世の中は少子化、少子化というけれど、まったくそんな実感の湧かない自分の人生である。
頭とキン玉を空っぽにすれば、子供はできる。
少子化対策と言いつつ、国会で何を議論しているんだろうか?
経済的に貧乏だから子供が産まれないというけど、そりゃ嘘だろう。
単に◯出ししてないからじゃないか?
いや。不妊治療に苦しむ人もいるので気軽に言えないが、◯出ししてる人が少ないから子供ができないのは、2024年でも絶対に真実だと思う。
そうだ。国の状況は、まあどうでもいい。
とにかくカネがない。
生活をせねばならない。
1億2,000万人の住む国の運命を憂うより、親子3人の我が家の将来を心配しよう。
稼ぐ。その一点だけである。
しかし、この状況で正社員への就活を勧めない妻もすごいものである。
確かにこの前、自分の作るホームページ(1件50万円)が知人に売れた。
けれど、妻は、「この調子で今度は近所をまわって飛び込み営業をしてこい。最初は私も一緒に行くから」と言う。
(おい、でも、アンタは妊婦だろ)
恐ろしい。
旦那自身より、旦那の能力を信じているではないか。
自分を信じてくれる人が隣にいるのは嬉しいが、アンタはダメな人間だと罵られるほうがよっぽど気が楽である。
この状況で、自分を信じて、ホームページを売ってこいだなんて。
常識は「就職しろ」と警報音を出しまくるが、隣の妻は「飛び込み営業しろ」と言う。
1年後の39歳はどうなっているのか、皆目見当がつかない。
こんな38歳になるとは思いもしなかった。
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