ニューヨークに住んでいる海外日本人ブロガーがどんな気持ちでブログを始めたか、ちょっと興味ありませんか?
こんにちは。台湾在住の台湾ブロガーまえちゃん@Maechan0502です。
さてたびたびやる海外に住んでいるブロガー同士でブログ記事たびたびぼくらは書いているのですが、第3回目として今回はインタビュー企画をやってみました。
ブログを自分で書いていると、どうしても自分の興味あることばかり書いてしまいます。それは自分のためにブログ書き始めたんだから当たり前なんですが、人のブログを読んでいると「ブログに書かれていないこのブログの個人的な部分が知りたい!」と思ってしまうのはぼくだけではないでしょう。
というワケで、今回はアメリカはニューヨークに住んでいる日本人ブロガーのさがやん@sagadylanにインタビューしてみました!
最近また海外を目指す人も、ブロガーも増えてきたように感じますし、「どんな気持ちでブログを始めたか?どんな記事が自分の中でオススメか?」という個人的なことにインタビューしてみたので、よかったら読んでみてください。
では行ってみましょう。
インタビューしたさがやんの自己紹介
さがやん (Susumu “SAGAT” Harada)
デザイナーを志し2011年よりニューヨークへ。NY州立ファッション工科大学(FIT)でインテリアデザインを学ぶ。
2015年からはフリーランスとして活動する傍ら、地域プロデュースや留学支援などを手がける会社Rev. & Echoesの代表としても活動中。
ブログ: SAGLOG@NEW YORK
SAGLOG@NEW YORK | さぐろぐ – ニューヨーク留学、起業、英語、旅、生き方のススメ
New Yorkブロガーさがやんのブログを始めたきっかけ
ーーでは最初に。まずブログを始めたきっかけはなんですか?
NYでの大学受験が終わってから入学まで時間があり、何か生産的なことがしたいと思ったのが最初でした。あと、収入が全くなかったので、自分で好きなことを書いて少し小銭が稼げたらいいなぁ、なんて下心もありましたね。
実際初めてみたら全然お金にならなくてびっくりしましたけど(笑)
今の月間PVと過去最高の月間PV
ーーたしかに(笑) おカネ目的でブログする人は、ほぼみんなブログストップしますよね。今の月間PVと過去最高の月間PVはどれくらいですか?
なんだかんだ続けてるのは、やっぱり楽しいからですよね。今は大体6~8万PVをウロウロしてる感じで、最高記録は12万PVです。
ちゃんと更新&記事のメンテや整理をすればもう少し伸びる余地があるのはわかってるんですが、なかなかモチベーションが上がらなくて・・・徐々に頑張ります(笑)
ブログを始めて良かったこと
ーー本当にもうちょっとがんばればいいのに(笑) じゃあ、ブログを始めて良かったと思うことは?
言い始めたらキリがないのですが、一番は人の繋がりでしょうか。ブログをやっていなかったら絶対に出会えなかった人たちと出会えたり、その結果思わぬチャンスを頂けたりと、嬉しいことがたくさんありました。
実際に仕事に繋がったことも多いので、本当に生き方そのものに影響がありました。
自分の書いた記事で思い入れある記事を3選
ーーなるほど、たしかに有名ブロガーさんに出会えたり、さがやんで言うならセレンさん@cellen0(英語キュレーターのセレンさん。主な著書に『あたらしい英語の読み方』がある)のイベントに出たり、人前でも話してますもんね。あと若干のブログからのお小遣いも(笑)
そう、ブログをきっかけにイベントで話せる機会をいただいたり、文章やデザインのお仕事に繋がったこともあります。
ブログからのお小遣いは・・・微々たるものです(笑)
ーーけっこうブログ記事を書いていると思うんですが、いろいろ書いた中でも、自分の書いた記事で思い入れある記事を3つ挙げてください。
1.【日本は素晴らしい。それでも僕が「今は」NYに住み続けたい7つの理由】
日本は素晴らしい。それでも僕が、「今は」NYに住み続けたい7つの理由。 | SAGLOG@NEW YORK
ブログを始める前から読ませて頂いていたうっしーさん@ushigyuの「私がそれでも○○に住み続ける理由」という企画が当時ブロガーの間で流行っていて、その時はまだ海外からの投稿がなかったので、チャンスと思って乗っからせてもらいました。
これをきっかけにうっしーさんを始めいろんなブロガーさんと繋がることが出来ていろいろ状況が変わったので思い入れが深いですね。確か、かずさんと最初に交流したのもこの記事がきっかけじゃなかったでしたっけ?
2.【Facebookの誕生日を非公開にして当日を迎えたら・・・。(方法も紹介)】
Facebookの誕生日を非公開にして当日を迎えたら・・・。(方法も紹介) | SAGLOG@NEW YORK
特に何の意図もなく、ただ単純に寂しかった誕生日の記憶を書き綴っただけなんですが、びっくりするくらいシェアされて、今では僕のブログの中でも一、二を争うアクセスを稼ぐ記事になってます(笑)
一銭にもならない上、世に自分が友達の少ないやつだということを知らしめただけの何一つメリットのない記事なのですが、これを「おいしい」と思ってしまう自分は、やはり大阪人ですね。
3.【20代後半にして何を思ったか、ド金髪にしました。これは、生き方に対する決意の表れ!ということにしたい。】
20代後半にして何を思ったか、ド金髪にしました。これは、生き方に対する決意の表れ!ということにしたい。 | SAGLOG@NEW YORK
初めて書いたものすごくパーソナルな内容の記事でした。顔を(一部ですが)出した最初の記事でもあります。
そんなに読まれたわけでもないし、今でもアクセス稼いでるわけでもないのですが、書くことにすごく勇気のいる内容だったので思い入れも強いです。
結局金髪自体は直ぐに嫌になって一ヶ月とちょっとで元に戻したんですけどね(笑)
金髪にした当時の写真
さがやんがブログを書くにあたって、影響を受けたブロガーや本
ーーたしかにぼくがさがやんのことを知ったのは、『Last day.jp』というブログをやってたまたよしれいさん@Sayobsが1番目の記事をツイッターでシェアしてたのがキッカケですね。
そうそう!
ーー「有名ブロガーのまたよしさんがシェアしてるんだから、有名人に違いない!」と思ったらそうでもなく、自分と同じくらいだったから仲が良くなった気が(笑) あと金髪の記事はぼくの中でも一番印象に残ってます。こういう個人的な部分を読むのが、人のブログ記事の中で心に残りますし。
いやーあの頃はまだお互いに始めたばっかりでしたが、いつの間にかかずさんには随分と差をつけられてしまって……(笑)
ーいやいや、そんなことはないでしょう(笑)
ーー気になるんですが、そんなさがやんがブログを書くにあたって、影響を受けたブロガーや本はありますか?
ブログ書き始めの頃は、大谷大さん@delaymaniaの「delaymania」というブログにものすごく影響を受けていました。トピックを絞らずに自由にいろんな内容を書いてらしてデザイン性も高く、ブログそのものをすごく楽しんでいる印象を受けて、こんなブログを作りたいなぁと思ってました。
本では、ブログとは直接関係ありませんが、沢木耕太郎さんの「バーボン・ストリート (新潮文庫)」というエッセー集が好きです。
こんな魅力的な文章を書けるようになりたいな、と思っています。
さがやんの尊敬してるブロガーや注目してるブロガー
ーーへー、けっこうブログのハウツー本は他のブログでも紹介されますけど、影響を受けた文章の本はその人の個性が出るんで、面白いですね。今度沢木耕太郎さんの『バーボン・ストリート (新潮文庫)』読んでみます。
僕がブログで書く文章からはかけ離れてるんで、全然ピンとこないと思いますけどね(笑)
ーー尊敬してるブロガーや注目してるブロガーはいますか?
さっきも出ましたが、海外ブロガー憧れのまたよしれいさん(@Sayobs)は言わずもがなでしょうか。ブログをきっかけにしつつも、ブロガーの枠組みを超えて多方面で活動されてる方で、本当にすごいと思います。
あとは先ほども書いたうっしーさん(@ushigyu)。ブロガーとしては一つの到達点まで行った人であり、彼のブログを読んでるだけでも本当に色々勉強になります。
お二方ともお会いしてもらったことがあるんですが、特殊な生き方をされてるだけあってとても魅力的な方々でした。
注目してるブロガーは、僕のリアル友人で最近ブログを本格的に始動したばかりのKochikiさん(@kochiki)。
彼の”KOCHIKI.com“はニッチな記事ばかりで万人受けしないところがすごく好きです。相当面白いコンテンツをまだまだたくさん隠し持ってる人なのでこれからが楽しみ。
マエハラのことをどう思っているか?
ーーぼ、ぼくの名前がない……。ぶっちゃけぼくのこと、どう思ってますか?
ブロガーの先輩としてのストイックな姿勢は尊敬しつつ、年上ながら可愛い人だなぁと思っております。(笑)
ーー短いコメントで悲しい……。2万字くらいコメントしてほしかった。
卒業論文か!
さがやんのブログに関する今後の目標は?
ーー気を取り直して、さがやんのブログに関する今後の目標はなんでしょう?
多くの人にシェアされなくてもいいから、少なくても読んでくれた人の体験に直接タッチ出来るような、そういう親近感のある先輩?みたいなブログにしたいと思うようになりました。
「僕のブログを読んだ」ことが、小さくてもいいから「キッカケになった」と思ってもらえるようなブログにしたいです。
ーーなるほど。具体的にどんな記事を書いたり、どんなキッカケを与えたいですか?たぶんそう思ったのは、今までそんな経験をしてきたからだと思うんですが。
例えばこれから留学やNYの観光に来る人が僕のブログを見た時に、僕の視点だからこそ見えるものを提供したいんです。
単純にガイドブックには載ってない面白いスポットを紹介したりもそうですが、同じカフェや観光地のレビューでも、僕視点での楽しみ方を提供することで、もしかしたらその人たちの体験を間接的にグレードアップさせることも出来るかもしれない。
ーーというと?
例えばそのカフェはおいしいコーヒーで有名なんだけど、その記事にはコーヒー豆のパッケージデザインについて書かれてる。
するとその読者が実際にそのお店に行った時の体験には、単に「おいしいコーヒーを飲んだ」だけではなく、そういうデザインを楽しむとかいった要素もプラスされるかもしれない。
小さなことですが、それってその記事に出会えなかったらできなかった体験じゃないですか。実際自分も人のブログを読んでそういう体験を何度もしたし、前もってこの記事に出会えて良かったなぁ、と思うことがたくさんありました。自分のブログも、そう思ってもらえるようなものにしていきたいですね。
ニューヨーク在住期間とニューヨークの印象
ーーほうほう。ここからはブログとは質問を変えて、さがやんのニューヨーク生活について聞いてみたいと思います。
多分、皆さんが思ってるより地味ですけど(笑)
ー今アメリカのニューヨークに住んでいますが、どれくらいの期間住んでいるんでしょうか?またニューヨークの印象を教えてください。
もう直ぐ丸5年です。4月から6年目に突入ですね。気が付いたら中学生だった親戚の子が大学生になってました。びっくり。
さがやんはなぜニューヨークにいるのか?
ーーなぜ、さがやんはニューヨークという街を選んだんでしょうか?
もともとニューヨーク自体には全然興味もないしどんなところかもよく知らなかったんですけど、とりあえずヤバい所だという認識はあって、留学することを決めた時に「どうせ行くなら一番ヤバいところにしよう」と思って……。
ーーなるほど、前から話してて思ったんですけど、かなりニューヨークに思い入れないですよね(笑)
全然ないですね(笑)
もし他の街で今以上に出来ることがあったり、僕という人間を必要としてもらえるのであれば、直ぐにでも飛んでいきたいくらい。
ただ今はここでしか出来ないこと、ここだから出来ることが沢山あるのでここにいたいです。
「ニューヨーク」という看板があるからこそブログも読んでもらえるし、仕事を頂いているところがあるのは重々承知なので。
ニューヨークで来て良かったと思うこと、楽しいこと
ーーニューヨークに来て良かったと思うこと、楽しかったと感じることを聞かせてください。
来て良かったと思えるのは、先ほどのブログの話ともかぶりますがやはり人との繋がりですね。日本にいたままだと絶対に会えなかった人たちと出会えたことが一番大きな財産です。
あとは、世界が広りがりました。物理的にもそうだし、感覚的にも。
本当にいろんな分野の人たちと、それも一流の、ニューヨークという場所で世界というフィールドで活動する人たちと知り合って、今まで全く関わりのなかった業界に触れられるのは本当に楽しいです。
これからニューヨークに留学に来る日本人について一言
ーーありがとうございます。では最後の質問です。これからニューヨークへ留学に来る日本人についてアドバイスや助言、何かあれば教えてください
せっかく日本を飛び出して枠から外れるのだから、こっちでは出来るだけそういう日本的な常識だったり空気(読む)だったりそういうのを忘れて、どんどんハングリーに活動していって欲しいと思います。自分はそういうの気にしすぎて足踏みしたことがすごくあったし、今思えば勿体無かったなと思うので。
あと、ブログやればいいと思います。(笑)
ーーそうですね。海外にいるって強みだし、本当にぼくらみたいな思ってもない出会いも生まれますしね。長くなりましたが、本当にありがとうございました!
振り返って
というワケで、いかがでしたでしょうか?海外ブロガー合同企画リレーインタビュー vol.New York編。
今回第一弾だったので、ぼく的にはブロガー仲間でも一番親しいSAGLOGのさがやん@sagadylanにインタビューしてみました。
インタビュー方法はメッセンジャーアプリを使って、質問文を考えて何度も交換したんですが、読む返すとフツーにスカイプやリアルで会って話している雰囲気になっててビックリです。
ブログを始めるといろんな出会いがあるといいますが、ぼくも本当にそれを実感しています。大阪出身でニューヨークに住んでいるブロガーさがやんと、横浜出身でオーストラリアに当時住んでいたぼくが知り合い、ネットで一緒にイベントやったり、果ては今年の夏 (2015年)にはとうとう台湾まで遊びにきてもらって、さがやんと一緒に遊んだりするのは本当に不思議な感覚でした。
ブログというのは頑張ってもおカネを稼ぐところまでたどり着く人は少ないんですが、こうやって出会いがあるのが楽しいと本当に心から思います。
また次の人もインタビューしてもらって、「海外ブロガーの生活やブログの輪」が広がればいいなと感じています。
それでは次のインタビューは、SAGLOGのさがやん@sagadylanからタイブロガーSEKATABIのゆーたろーくん@yutaro_sekatabiにリレーされます。
果たしてぼくは誰にインタビューされ、いつ頃になるんでしょうか?人からインタビューされるのが好きなので、楽しみにしています(笑)
ではまた。
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