50人以上の前で話をするチャンスを与えられた人間には、どれだけ悶絶する苦労が待ち受けているか、想像がつきますか?
こんにちは。2016年9月24日(土)にブロガーズフェスティバルというイベントで、50人以上の前で話したまえちゃん@Maechan0502です。
いやー、今回ぼくはブロガーズフェスティバルというイベントで40分間しゃべってきたのですが、50人以上の前で40分間の話をする立場にまわるって、想像を絶するしんどさが待っているんですね。
前回はスライドの内容を話したので、今回は9月上旬から本格的に準備したブロフェスの準備と発表の感想と、その経緯を綴ってみたいと思います。
あんま40分間もしゃべったり、大勢の前に話す経験がある機会のある人は少ないと思うんですが、今回参考になればと思って振り返ってみました。
では行ってみましょう!
当日使ったスライドはこちらです
内容は
- PVの取り方
- 収益の獲得の方法
- 手段と目的を間違えない
でした。これを発表した感想と反省は……。
40分間話すのは本当にしんどいので、入念な準備が必要
最初に言わせてください……。40分間話すのが、こんなにキツいとは思わなかったです!!
去年LT(ライトニングトーク)という8人が5分間の発表を競い合う大会で優勝したぼくですが、実際に40分話してみてこんなに一人でしゃべり続けるのがキツいとは思いませんでした!!
今思うと5分間は勢いでなんとかなりましたけど、40分間は勢いだけじゃ絶対無理!!
何かの機会で40分間しゃべる方は、尋常じゃないプレッシャーがかかることを覚悟しておきましょう。
スライドやしゃべる練習は本当に必須です。ぼくは2週間くらいかけて準備しました……。
自分らしい話をしないとめっちゃ〇〇するので、発表内容は練ろう
当日、全員で200名いた観客の方々
さて問題です。少なく見積もっても50人以上の前で40分もしゃべろうすると、人はどうなるかわかるでしょうか?
ええ、そんなとき人はめっちゃ緊張するんですね。
「オイ、コラァッ!!そんな覚◯剤やったら、逮捕されるくらい当たり前な結論、子供でもわかるっちゅーねん!!」
あ、すみません!元巨人の清原選手みたいなドスの効いた声でお叱りを受けるかもしれませんけど、これはマジなんですよ……。
ぼくの発表の時は、前半のPVと収益の部分まで緊張していました。
しかも見てる人にいちいちスライドが「ウケた、ウケない」まで確認してたので、そういう時って人間、集中できてないことまで学びました。
でも後半の自分の伝えたいことを話してる時は気持ちが入り、集中して話せていたので、緊張しない方法は自分らしい話をすることが一番じゃないかと感じます。
良かったと言ってもらえた「手段と目的」の部分の発表は3日前に思いついてスライド作ったので、最後まであがいて自分らしいスライドを作れてぼくは良かったです。
ウケは取ろうと思っても取れるもんじゃない
過去の栄光は続かないので要注意 (2015年ブロフェスでのぼくの様子)
もう一つ、緊張しながら話して気になったのは、笑ってもらうのは非常に難しいことです。
去年のLT(ライトニングトーク)は5分間だったので、台湾人女子との失恋というとっておきの自虐ネタで爆笑してもらえたのですが、さすがに今年40分も失恋ネタを語るのは無理!!
しかしそれでもあがいて楽しんでもらえるように笑いを狙ったスライドを挟んだんですが、けっこう受けると思ったところで全然笑いがなく、笑いを取る難しさを痛感した次第です。
でも人前で立って説明する仕事をしてるうちの父親には、「5分間に一度くらい緊張緩和のために、笑いを挟んだ方がいい。なかでも自虐ネタが効果的だよ」と言われていました。
だから反省として笑いを取ろうとする姿勢は間違ってなかったけど、もうちょい自虐ネタを入れればよかったかと思っています。
何か長時間の発表をされる方は、笑いと自虐ネタを取り入れることをオススメします。
スライドは下書きでも、前もって人に見てもらったほうが良い
0から始めるラーメン in 台湾の出口さんと台湾人の奥さん
今回の発表は自分的には、なんとかギリギリ納得のいく発表ができたと思ってます。
それは事前に3人の方々に内容を見てアドバイスをもらえたからです。
ブロガー&作家の桐谷ヨウさんには9月上旬にスライドのメモ書きを見てもらい、発表の時間の流れじゃなくて、伝えたいメッセージから逆算してロジカルに発表の内容を詰めていく必要性を教えてもらいました。
また台湾に住んでいる出口さん@DEMI1202には途中の煮詰めきってない発表を4日前に聞いてもらい、ぼくに後半のスライドを思い切って修正する必要性を教えてもらいました。
そして台湾でWebデザイナーとにじいろ台湾というブログをやってるまえさんには、デグさんに見てもらった後に改善したスライドを直前に見てもらうことができて、本当に良かったです!
3人に事前に見てもらえなければ、ぼくはブロフェス史上最悪な発表をしてたでしょう。ああ、恐ろしい……。
だから今回本当に思ったのは、未完成でも人に見てもらう大切さです。
正直に言うと、発表4日前にデグさんに見てもらった時は、スライドも3割くらいしか完成しておらず、後半の自分の失敗談もなくて、話もまとまりを得ていない内容でした。
それをデグさんの前で発表してみて、明らかに響いてないと表情で見て取れたので、ぼくは4日前であってもスライドを変更しないといけないと教えてもらいました。
デグさんのおかげで命拾いしたぼくは、何を話すかは見てくれる人の満足度に直結すると痛感したので、これから発表する人には事前に他人に内容を何度もチェックしてもらうことをオススメします。
スライドはちゃんと前倒しで作ろう
最後に伝えたいのは、ちゃんとスライドは前倒しで作っておく必要性です。
スライドまだ作り終わってない #ブロフェス2016
— まえちゃん @台湾ブロガー (@Maechan0502) 2016年9月23日
前日の23時にこんなこと呟かれたら、主催者側は焦りますよね!!
いや!ちゃんと下書きまでは終わって、友達にも見てもらってたんですよ!!でも前日の23時の時点ではまだ白地の背景に文字だけのスライドがいくつもあったのは事実です……。
そして結局泣きそうになってやって、終わったのが午前5時。3時間寝て会場に行くと、さすがに当日はフラフラ……。
個人的にはスライドが手抜きでも、誰かに見てもらうことを優先した方がいいと思いますが、完成したスライドで練習してたらもっともっとクォリティが上がってたことでしょう。
というわけで、締め切り前効果でターボがかかるのは誰もが一緒だと思いますが、ぼくは反省でもっと個人練習も積んでおくべきだと思いました。
もっと前にスライドが完成していれば、ぼくも完成練習ができて本番はもっと緊張しなかったと思われます……。
まとめ これから30分以上の講演をする人に伝えたいぼくの反省と教訓
終了後に農村JACKの住田さんと
というわけでいかがでしたでしょうか。30分以上の長時間講演するときの話は?
まとめると、
- 長時間の講演には時間をかけた入念な準備の必要 (内容構想、スライド、話す練習等)
- 尋常じゃなく緊張するので、自分らしい話をすべき (変に自分を飾らない)
- 笑いは取ろうと思っても取れるもんじゃない
- でも長いとダレるので5分に1回笑いを取りに行くのがオススメ。特に自虐ネタがベター
- スライドは未完成(下書き)でも、事前に複数回人に見てもらうこと
- 下書きでも練習発表が優先だけど、それでもスライドは余裕もって前もって作ると慌てずに済む
- 完成したスライドで練習を重ねると良い
という7点がぼくの大きな反省です。
特に最も大事なのは、自分らしい説得力ある話を人にチェックしてもらいながら考える部分だと思うので、内容は非常に大事だと今回40分間の貴重な経験をさせてもらって思いました。
発表中はツイッター上ではももねいろのももねさんがぼくの発表を実況中継して、超コンパクトにまとめてくれました。
高知に行ってはいけない。なぬ(゚∀゚) #ブロフェス2016 pic.twitter.com/3zrubboem8
— ももね (@momonestyle) 2016年9月24日
このツイートなんかは、「ここだけ区切るとヤバイでしょ!」と思いましたが、まあネットに話題を提供できたようで良かったです(笑)
ブログで稼ぐことが目的(ゴール)になっちゃダメ。ブログ飯って自分のやりたいことを叶えてくれる素晴らしいツールである。どう生きたいか?というビジョンを忘れないで欲しい。 #ブロフェス2016B
— ももね (@momonestyle) 2016年9月24日
ちゃんと真面目な部分もツイートしてもらい、ありがとうございました!
それでは最後になりますが、これから発表される方は入念な準備と、人に見てもらう必要性と、そして何より自分らしい素直な発表をしてください。
そうすればきっと後悔するような発表だけにはならないはずですから。本当に苦労したけど、自分らしい発表ができたぼくはそう思いました。
ではまた。
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