ネパールの郵便局の話をしよう。今一緒に住んでいるネパール人のニスチャルのお母さんが、韓国に行ったときの話だ。
彼のお母さんは韓国で家族宛に手紙を出したらしい。旅先からポストカードを送る。よくあるコミュニケーション手段だ。そしてお母さんは3週間後に韓国旅行を終えて、ネパールに帰ってきた。
そしてその一週間後、ニスチャルとお母さんを含む家族はやっと手紙を受け取ったそうだ。
……。国際郵便と言えど、ネパールの郵便局はたかだかポストカード一つで一ヶ月も配達に時間がかかるらしい。これなら自分で持って帰ってきたほうが早くて笑える。
そしてぼくはこれに似た話を最近一つ経験した。1月の末に入る最後のチェリーピッキングの給料がいまだに振り込まれず、今やっているホテルの清掃の給料の方が先に入ってきたのだ。しかももう2回も。
……。笑・え・な・い。いやむしろ未だに振り込まれないのは、給料を持ち逃げされているに等しい。というワケで新年一発、給料を持ち逃げされました。
他の一緒に働いていた仲間に連絡を取ったところ、給料を貰った人と貰っていない人がいるそうです。ぼくが貰えるのは諸経費含めて、最後に貰えるのは500ドルくらい(約5万円くらい)なので、もう一度コントラクター(今回のチェリーピッキングの責任者)に会ったら、コンクリートで固めて東京湾に沈めてやろうと思います。
そんな責任者のタイ系オーストラリア人のガスは、タイに高飛びして逃げたというウワサを聞いているところです。オーストラリアの国籍を持っているのでいずれは帰ってくるんでしょうが、全然連絡が取れていませんでした。
やっと数日前に連絡がとれた!!
が、しかし先日ようやく連絡があり、「給料は支払うのでもうちょっと待ってくれ」とメールを先ほど受け取りました。
「今国外にいるので、私がオーストラリアに戻る3/10まで待ってください。なぜなら給料関係の書類は全部オーストラリアに置いてきたからです。」
一応「Please」という単語が入ってたので敬語を使って訳してみましたが、絶対に許しがたい舐められたメールです。
一ヶ月半も給料の支払を遅らせるってアホか!?てか、全部仕事してから海外に行け!!
みなさん、日本国内にいると給料はプログラミングされた手続きのように支払われますが、ここオーストラリアでは平気で支払いが遅れます。
これも経験でしょうが、非常に腹立たしい一件です。
脅しも含めて、
「もしアンタが給料をそれでも支払わなかったら、オレらはオーストラリアにある日本領事館に連絡し、その後アンタを訴える。だから絶対オーストラリアに帰ってきたら給料を支払え!!オレらは心の底からアンタに怒ってる!!」
というメッセージを送りました。
このコントラクターのガスという男は本当にひどい。
できればこれからファームで働く人には、この男が本当にひどいことを全員に知ってもらいたいです。そして絶対この男の下で働いてほしくない!!
この男見たら、110番(てか、この写真アダルトビデオのパッケージ並みに加工してあるので、本人はもっとブサイクです)
もう徹底抗戦してやる覚悟です。給料を支払われた仲間もいますが、原因不明のピンハネで100ドル(約1万円)くらい引かれた人がたくさんいるんで、その仲間たちともFacebookでグループを作って共闘している最中です。
今に見てろ……。大人しいと舐められる日本人は、キレるとほんとうに怖いってことを見せてやります。
倍返しだぁぁぁぁぁ!!!!!!!!(今こそ正しい使い方)
それではまた経過を報告します。
あ、最後に一つ。このぼくらを監督していたガスという男の車は、最終日にフランス人によってこっそり壊されたそうです。
世界のどこでも悪いことをすれば返ってくるという因果応報を感じた上で、やっぱりフランス人はすごいやって思いました。
ではまた!
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