クレジットカードに無料で付いてくる海外旅行保険、使ってますか?
こんにちは。フィリピン、オーストラリア生活を経て、現在台湾に住んでいるまえちゃん@Maechan0502です。
さてぼくはここ7年間でフィリピンに3ヶ月、オーストラリアへ1年間、そして台湾に4年間滞在してきました。
この長い海外生活でいろんな失敗をしてきたのですが、最初の頃の自分に一番伝えたことがあります。
それがクレジットカードについてる無料の海外旅行保険機能です!
これに気付いてたら、あの日、あの時、あの場所で、タダで病院に行けたんじゃない?
もう絶対に損はしたくない!
というワケで、今回はぼくが過去の海外に旅立つ前の自分の向けたつもりで、クレジットカードの海外旅行保険について丁寧に解説してみました。
「キャッシュレス?」、「自動付帯?」、「どんなクレジットカードがいいの?」
そんな単語に疑問を持ったら、ぜひ読んでほしいです。
もはや海外旅行保険にまつわるクレジットカードは、海外旅行者だけではありません。
短期のフィリピン英語留学生やワーホリする人も使える知識なので、それを紹介します。
では行ってみましょう。
この記事には一部【プロモーション】の広告内容が含まれています。
クレジットカードの海外旅行付帯保険の対象者
まず最初にクレジットカードに付いてくる無料の海外旅行保険の対象者を紹介します。
・90日以内の海外旅行に行く人
・90日以内の海外出張に行く人
・90日以内の語学留学をする人
具体的な例を出すと、3泊4日の台湾旅行やハワイ7日間の旅、1ヶ月のバックパッカー旅行、90日 (3ヶ月)以内のフィリピン英語留学をする人です。
つまり90日間以内で海外に行く人は、海外旅行保険に加入せずともクレジットカードの保険だけでまかなうことができるので、お得だと言えます。
たとえばぼくの友達は、2ヶ月間のフィリピン英語留学期間中、何度も病気にかかりました。
でも彼はクレジットカードの海外旅行保険を使い、フィリピンの病院で無料の診察を受けて乗り切ったのです。
90日間以内で海外に行く人は、確実にクレジットカードの海外旅行保険の知識を覚えておきましょう。
そう、全く知らなかったぼくのように……。
クレジットカードだけでなく、同時に海外旅行保険も入るべき対象者
一方クレジットカードの付帯保険だけでなく、絶対海外旅行保険に入ったほうがいい人もいます。
・91日以上の世界一周などの長期旅行をする人
・91日以上のワーキングホリデーをする人
・91日以上の海外留学をする人
・91日以上日本に戻らず、海外長期滞在する人
91日間以上海外に滞在する人は、海外旅行保険に加入をオススメします。
なぜなら、クレジットカードに付いている海外旅行保険は、最大90日間 (3ヶ月間)以内しか対応していないからです。
もちろん海外旅行保険が付帯するクレジットカードは、持っていても損はありません。
特に3ヶ月以内の海外旅行に行く時は、クレジットカードの付帯保険で済ますことができます。
ただクレジットカードの海外旅行保険だけでは、長期滞在期間をカバーできません。
だから必ずワーキングホリデーや長期留学など、91日以上海外に滞在する場合、長期の海外旅行保険に入っておくことをオススメします。
※クレジットカードの保険を91日以降に使う方法もあります。
しかし慣れていないとやり方が難しいので、ここでは省略させてもらいます。
クレジットカードの付帯保険を持つデメリット、また使うことができない人
さて便利なクレジットカードの海外付帯保険ですので、基本的に持っていて損はないです。
本当にクレジットカードの海外旅行保険は、知れば知るほどお得です。
海外旅行好きの人は持っておいたほうがいいでしょう。
しかしデメリットもあるのも事実。
デメリットを知って気をつけた上で、ぼくは持つことをオススメしたいです。
クレジットカードの付帯保険を持つデメリット
クレジットカードの付帯保険を使う上でのデメリットは、クレジットカードの紛失に気をつけなければいけないです。
海外旅行保険はクレジットカードに付いています。
クレジットカードの海外旅行保険を使うためには、クレジットカードを持って、海外旅行に行かないといけません。
だから海外に持っていった時、クレジットカードを紛失する可能性が増えます。
クレジットカードを入れた財布ごと盗まれた場合、クレジットカードを使われるリスクもあります。
もし盗まれても、パスワードを見破られない限り大丈夫です。
ただ、盗まれた場合は即座にカード会社に連絡して、カードの利用をストップしなければいけません。そこが面倒なところです。
保険会社の発行する海外旅行保険は、クレジットカードの盗難を気にする必要がないので、その点は気が楽だと言えるでしょう。
(保険会社の海外旅行保険を買うと、お金が数千円かかりますが……)
クレジットカードの海外旅行保険を使いたい場合、海外でのクレジットカードの盗難だけは、くれぐれも気をつけて持っていってください。
インドやフィリピンなどの治安の悪い国では財布にしまわず首からぶら下げて隠したり、ホテルやゲストハウスの鍵付きロッカーにしまうのがベターです。
クレジットカードの付帯保険が間に合わない人
またクレジットカード付きの海外旅行保険のデメリットとして、前日、当日に申し込もうとしても間に合わないという点が挙げられます。
「クレジットカードの保険を使いたいんだけど、海外へ行くまでに時間がない!」という人は、なるべく早めに申し込む必要があります。
なかには数日以内に発行してもらえるクレジットカードもあります。
しかし余裕を持つなら、せめて1週間前には発行して受け取っておきたいところです。
だから海外旅行前日か、当日に海外旅行保険入る必要性に気付いた人は、空港などで海外旅行保険に加入してください。
海外旅行保険の前日の朝までに申し込めるクレジットカードは、エポスカードがオススメです。
【※】エポスカードは、海外旅行に行く前の交通費支払いをするだけで、3ヶ月分の海外旅行保険が適用される仕組みです。(航空券や自宅から空港へ行くまでの交通費)
↓↓ 無料の年会費でずっと持てる。
詳しい記事はこちらをチェックしてみてください。
【関連記事】
前日の朝でも申し込めて、日本の年会費無料のクレジットカードで海外旅行保険の手厚いエポスカードはこちらです。
https://maeharakazuhiro.com/eposcard/
https://maeharakazuhiro.com/epos-card-apply/
クレジットカードについている海外旅行保険でチェックすべきポイント
クレジットカードの付帯保険を選ぶ前に抑えておきたいのが、海外旅行保険の基礎知識です。
「傷害死亡」と「傷害治療」はどっちが重要か?
クレジットカードの保険だけでなく、海外旅行保険に加入する際にも知っておきたい知識です。
そこで今回はあるクレジットカードに付いてる海外旅行保険を例にとって、注目すべきポイントを挙げてみました。
あるクレジットカードの海外旅行保険の項目
クレジットカードの海外旅行保険 | 三井住友VISAカード |
---|---|
傷害死亡 | 最高2,000万円 |
傷害後遺症 | 最高2,000万円 |
傷害治療 | 最高100万円 |
疾病治療 | 最高100万円 |
救援費用 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
携行品 | 最高20万円 |
いろいろ高額な金額の項目が並んでいます。
しかし海外旅行に行くぼくらが気をつけなければいけないのは
「傷害治療」、「疾病治療」、「携行品」の3点です。
一見、傷害死亡の金額「最高2000万円」などに目が行きがちですが、死んだら終わりです。
ぼくらが海外で死ぬ確率より、ケガしたり、病気になったり、持ち物を盗まれる確率のほうが高いのではないでしょうか?
ぼくも12カ国旅しましたが、まず心配する海外の3大トラブルは
1.病気
2.ケガ
3.盗難
というケースなので、まず傷害死亡などは心配しません。
上記のトラブルは「傷害治療」、「疾病治療」、「携行品」の補償範囲内で収まります。
クレジットカードの保険の費用を見る時は、ケガ、病気、盗難の項目の金額が多いかどうか、確認する必要があります。
このポイントは、保険会社の海外旅行保険を申し込む時も、クレジットカード付帯の海外旅行保険の金額を確かめる時も変わりません。
またあまり知られていないことですが、「傷害治療 (ケガの治療)」、「疾病治療 (病気の治療)」、「携行品 (持ち物)」は複数のカードを持つことで金額の合計が可能です。
海外旅行保険の合算の仕組み | エポスカード | 三井住友VISAカード | 合わせた場合の補償額 |
---|---|---|---|
傷害死亡 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
傷害後遺症 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
傷害治療 | 最高200万円 | 最高100万円 | 最高300万円 |
疾病治療 | 最高270万円 | 最高100万円 | 最高470万円 |
救援費用 | 最高100万円 | 最高100万円 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 |
携行品 | 最高20万円 | 最高20万円 | 最高70万円 |
たとえばマルイのエポスカードと三井住友VISAカード クラシック Aの2枚を持っていると、上記のグラフのように合算されます。
クレジットカードは年間費1万円の補償金額の高いカードを1枚持つより、年会費が無料でも複数持っていたほうが、海外旅行保険額が合算されるので何枚か持っていて損はありません。
クレジットカードの付帯保険ではカバーできない海外のトラブル
一方クレジットカードではカバーしきれない海外の保険もあります。
- 疾病死亡
- 航空機預託手荷物遅延
- 航空機遅延
まず疾病死亡ですが、これは海外で病気になって亡くなっても、保険金が下りないという意味です。海外で病気で死にたくないものですが、エボラ出血熱など流行病にかかって死んでしまったら、クレジットカードでの保険金はカバーされないので気をつけましょう。
航空機預託手荷物遅延は飛行機に載せた荷物が別の場所に送られ、その間に自分のおカネでやむをえず必要な衣類や洗面用具を購入した場合に補償してもらえるのが、これもナシです。
さらに航空機遅延ですが、こちらは6時間以上の遅延、欠航、もしくは運休などのトラブルを補償できる保険も付いていません。 (一部のゴールド・プラチナカードにはありますが、今回紹介する年会費無料のカードには付いてません)
他にも歯科治療などをカバーしたい場合は、保険会社の保険に加入しましょう。
海外旅行保険付きのクレジットカードは自動付帯・キャッシュレス診察が絶対いい!
さてここまで見てきたポイントをいったんまとめると、「クレジットカードに付いてくる海外旅行保険は90日間有効。」かつよくある病気やケガ、盗難などのトラブルはクレジットカードの海外旅行保険でまかなえるということがわかりました。
ではどのクレジットカードを持てばいいのでしょうか?ここからがクレジットカード選びの重要なポイントです。
結論から言うと、クレジットカードの海外旅行保険で重要なポイントは「自動付帯」とキャッシュレス診察です。
自動付帯のクレジットカードとはどういう機能なのか?
オーストラリアの病院。ここで無料になる。
「自動付帯」とは、クレジットカードを持っているだけで自動的に海外旅行保険が付いてくる機能です。逆にクレジットカードで航空券やツアー旅行を買わないと、カードに付いている海外旅行保険が有効にならない「利用付帯」もあります。
利用付帯の海外旅行保険が付いてくるタイプは、年間費がずっとかからないクレジットカードがほとんどです。そう考えると利用付帯でもいいかと思ってしまうかもしれません。
しかし、利用付帯の海外旅行保険クレジットカード「だけ」を持つことをぼくはオススメしません。
なぜならぼく自身が利用付帯のクレジットカードだけを使って旅行してたら、実は海外旅行保険が効いていなかったという勘違いをしたからです。
利用付帯の楽天カードを使って航空券を購入し、「これで海外旅行保険を有効にしたぞ!」と思っていたのですが、実は調べてみると楽天カードはHISなどのパッケージツアーや出国前までに楽天カードを使って交通費を支払った場合にしか有効になりませんでした。
これが三井住友VISAカードなら航空券を買っても有効になったのですが、クレジットカード会社によって海外旅行保険が有効になる利用付帯の条件は違っていたんですね。
幸い大きな病気をしなかったから良かったものの、勘違いとは恐ろしいものです。この事件があってから、ぼくはクレジットカードを持っているだけで海外旅行保険が有効になる自動付帯のカードの大切さを思い知ったのでした。
キャッシュレス診察とはどういうメリットがあるか?
「キャッシュレス診察」は海外でケガや病気をした時に、事前に日本の保険会社に電話して指定された病院に行けば、その病院での診察が無料になることです。
反対にキャッシュレスでないと、いったんおカネを立て替えて、日本に帰ってから請求しないといけません。もしアメリカ旅行中に盲腸になって手術すると、平気で200万円の治療費を請求されます。
そうでなくてもぼくもオーストラリアで風邪を引いただけで診察に1万円かかったので、立て替える必要のないキャッシュレス診察は絶対にあったほうがいいと断言します。
利用付帯のカードは一度おカネを立て替えて、後日請求しないといけないタイプがほとんどなので、ここでもキャッシュレス診察に対応していることの多い自動付帯のクレジットカードは存在感が増すと言えるでしょう。
そもそも病院に行って体調が悪いのに、病院でいくら請求されるかに怯えるなんて、よけい体調が悪くなるとしか思えません。
自動付帯とキャッシュレス診察がついているクレジットカードはセットです。
厳選 海外旅行保険で使えるクレジットカード
さて長くなりましたが、クレジットカードの海外旅行保険についての説明が一通り済みました。
まとめると
- 90日間 (約3ヶ月間)の旅行であれば、クレジットカードの海外旅行保険でカバーできる
- 91日間以上の旅行はクレジットカードの海外旅行保険とは別に、海外旅行保険に入ろう
- 保険の項目で重要なのは、「傷害治療 (ケガの治療)」、「疾病治療 (病気の治療)」、「携行品 (持ち物)」。傷害死亡の金額ではない。
- 疾病死亡 (病気での死亡)、航空機預託手荷物遅延、航空機遅延などは通常のクレジットカード保険ではカバーされない。(ゴールドカードなど、ハイクラスはカバーされるものもある)
- クレジットカードは持っているだけで海外旅行保険が適用される「自動付帯」のカードが重要
- 海外で病院に行っても、無料で診察を受けられる「キャッシュレス診察」機能も必須
つまり3ヶ月間の海外旅行、短期留学なら、クレジットカードさえ持っていれば、自動で海外旅行保険を適用させることができるんです。
ではどのクレジットカードがいいのでしょうか?
詳しくは次の記事でまとめますが、1番おすすめのクレジットカードはこちらのエポスカードです。
【※】追記 2023年10月1日
エポスカードは、海外旅行に行く前の交通費支払いをするだけで、3ヶ月分の海外旅行保険が適用される「利用付帯」の仕組みに変わりました(航空券や自宅から空港へ行くまでの交通費で買う)
↓↓ 無料の年会費でずっと持てる。
ちょっと長くなり過ぎたので、次回に続きます。
[関連記事:後編]
コメント