台湾では3,000〜6,000円台のホテルが危険なことを知っていますか？
こんにちは。台湾在住2年目突入のまえちゃん@Maechan0502です。
はい、台湾に詳しい人ならわかっていると思うんですが、なぜ危険なのかというと台湾の3,000〜6,000円台のホテルは稼働率を上げるため、ラブホテルの休憩機能もついてるからなんですね。
おい！！台湾人、儲けのこと考え過ぎだろ！！ちょっとはモラルとか考えてよ！！
ええ、だからぼくは台湾で泊る時はこの価格帯を避けて、相部屋でも良いから2,000円以下のゲストハウスに泊まってきたんですが、ちょっと最近余裕もできてきたのでリサーチするために泊まってみました。
結論から言うと、ひどい目に遭わなかったけども案の定日本人に勧められるクォリティーではなかったので、まあこんなもんだというのをお見せしたいとおもます。
では行ってみましょう！！
クラウンホテル(王冠大飯店)について
クラウンホテルは台中駅から徒歩1分の超好立地にあるホテルです。ダブルベッド、テレビ、シャワー、冷蔵庫付きの個室に3,000円以下で泊ることができます。
とても良い条件ですが、クラウンホテル (王冠大飯店)の名前に似合わず、かなり老朽化しているホテルでした。これから泊まる人には納得してから予約してほしいです。
またクラウンホテルの台湾名は、王冠大飯店(ワングアンダーファンディエン Wang2 guan1 da4 fang4 dian4)と言います。
台湾人はたとえホテルやレストランの名前に英語名があっても、絶対に中国語名しか覚えてないので、英語でクラウンホテルと言っても通じません。タクシーでホテル名を告げる時には注意してください。
クラウンホテルの外観とフロント
こちらがクラウンホテル (王冠大飯店)の外観です。写真では見切れていますが、この写真の右手側にすぐ台中駅がありました。非常に高級そうな外観ですが、
そちらはプラザホテルです。クラウンホテルは赤い枠で囲ったボロい部分なので、泊まった後で「騙された！このブロガー、ファ○キュー！！」とぼくにクレームを入れなないでください。
こちらがクラウンホテルの入り口です。
中に入ってフロントで受付をすると、テレビのリモコンとホテルの鍵をもらいました。なお、チェックアウトする時はリモコンと鍵を一緒に返さないとチェックアウトできません。
ぼくはリモコンを忘れたためにいったん戻らされましたので、これから泊まる人は気をつけてください。
はい、そして何よりぼくが気になったのが、この後に続いたフィリピン人っぽい東南アジア系のカップルです。
ぼくの後に続いてチェックインしてたのですが、どうもフロントの対応が常連を扱うように手慣れていて、旅行中っぽくないのです。
泊まったのは土曜だったのですが、おそらくこの2人は台湾に出稼ぎに来ている工場労働者で、土日の休みに寮を抜け出して外泊していたんじゃないか？
台湾だと本当に出稼ぎ労働者が多いので、その人たちのニーズを汲んでいるんじゃないかと思います。
ぼくはラブホ疑惑を拭いされないまま、自分の部屋に向かいました。
クラウンホテルの部屋の内装とベッド
今回ぼくが泊まったのは8階にある部屋です。さっそく入って3,000円級のホテルの内情を究明してみましょう。
中に入るとダブルベッドが。SONYのカメラを使っておかげで綺麗に撮れていますが、本当はもっとボロくて、ぼくはなかなかショックを受けました。
ベッドのスプリングは効いてましたが、クッション部分が全然ないので、ちょっと寝たときに背中が若干痛かったです。
また年季の古さを証明するかのように、ベッド脇に置いてあったのはダイヤル式の電話！もう一度言いますが、今時ダイヤル式の電話です。
このご時世、ハイパーアンティーク過ぎます……。平成生まれのスマートフォン世代に使い方がわかるんでしょうか？
あとエアコンのスイッチはリモコン式ではなく、ダイヤル式電話の下にあるボタンで調節します。まるで扇風機のように「弱中強」で調整するので、一回りまわってイカしたシステムだと思いました。
立て付けの悪いドアをスライドさせると、そこには一応ハンガーが。
また一応お茶のサービスもあり、ウェルカムドリンクも用意してくれているようです。
ま、最近の台湾のゲストハウスのほうがお茶とコーヒーを用意してくれてて、ここより豪華なんですけどね。
壁にはドライヤーとよくわからない絵画も備え付けられていました。
一言いわせてもらうと、「ここは昭和のホテルかっ！！」と突っ込みたくなるクォリティーです。
あ、すみません……、ここは台湾でした。
正確に言うと、1980年代までの蒋経国時代の戒厳令時の高級ホテルが、これくらいのレベルだったのかもしれません。
しかしここまではまだよかったクラウンホテルですが、2つ問題が見つかりました。それが「充電するコンセントが見つからない問題」と「冷蔵庫が開かない問題」です。
クラウンホテル、充電するコンセントが見つからない問題
まず最初の「充電するコンセント見つからない問題」はぼくがベッドに寝っ転がったときに気づかされました。
はい、そうです。ないんです、ベッド横にコンセントが……。さすが昭和……、いや戒厳令時代のホテル……。
スマートフォンなんか充電なんかせずに、ダイヤル電話でコミュニケーションしろということですね。
ポケモンGOやスマートフォン禁止令を出す日本の教育委員会のオジさま、オバさまが喜びそうな仕様です。
しかしぼくは充電がないと仕事にならないブロガー！！軽く焦って部屋中を探したのですが、目につくところにはどこにもコンセントがありません！！
おい、クラウンホテル、ちょい待ってくれよ！！
ようやく荷物置き場の下にコンセントを1つだけ見つけたのですが、これには本当に焦りました……。21世紀でパソコンやスマートフォンが充電できないと話になりません。
ぼくはいくつも充電できるコンセントを持って行ったから良かったのですが、これだと寝ている間、普通のコンセントしかないとスマートフォンしか充電できません。
なかなかシビアでした。
クラウンホテル、冷蔵庫が開かない問題
もう1つ疑問に思ったのは、なんでかホテルの冷蔵庫が開かなかったことです。
「壊れているんだったら修理をしてくれ！！」と言いたくなりましたが、中国語がおぼつかなかったためクレームも言えませんでした。
これから泊まる方々、すみません。誰かぼくの代わりにクレームを入れてください。
シャワールームと洗面所
不満はありましたが、気を取り直して、シャワールームをチェックしてみました。
台湾は風呂の文化がないので、ここでもシャワーだけでした。台湾の高級なホテルにはバスタブが付いてますが、ここは3,000円のホテル。贅沢は言ってられません。
しかしちゃんと2人分の石鹸、シャンプー、リンス、バスタオル、タオルも付いてました。お湯の出も悪くなかったし、シャワールームはなかなかです。
朝食のサービス
翌朝起きましたが、朝食のサービスはありませんでした。まあこのクォリティーのホテルなら、外で食べたほうが美味しい台湾の朝ごはんが選べるので、むしろ良心的な選択肢と言えるでしょう。
近くのオススメ店とスポット
宮原眼科
クラウンホテルは台中駅から目と鼻の先の距離にあります。なので、同じく台中駅から徒歩5分の有名なアイス店、宮原眼科からめちゃめちゃ近いです。
こちらは1895〜1945年の日本統治時代に開業していた宮原眼科の建物をリノベーションし、現在ではアイスクリーム屋さんとお土産屋さんにリニューアルオープンしています。
お土産を買うにはバッチリの距離です！(ボロいクラウンホテルに泊まりたい人が、キラキラとしたここのお土産を書いたたがるとは思えないけど)
ぼくは行ったけど、自分のブログでレポートしていないため、友人の女性台湾ブロガーのKeddyさんのブログを載せておきます。
お土産にも観光にもおすすめ、台湾台中に行ったら絶対食べたいレトロなアイスクリーム屋さん、宮原眼科に行ってきました！
デザイナーズトイレがすごすぎる中友百貨店
もう1つクラウンホテルの近所でオススメなのが、バスから1本で行ける距離にある中友百貨店です。こちらのオススメはトイレ！！
ここで買い物をしなくていいから、ひたすらトイレを巡ってみてください。ハイネケンやコカ・コーラ、サファリパーク、チョコレートにフランスのアールデコ風のオシャレトイレが店内に溢れています。
ひたすらトイレを巡ると、意外にもめっちゃ楽しいです！！
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クラウンホテル (王冠大飯店)の立地と行き方
では最後に台中駅からクラウンホテル (王冠大飯店)への行き方を紹介します。まず台中駅を背にして、右側をまっすぐ行きます。
すると、國光バス乗り場があるので、そこを右にまっすぐ直進。
横断歩道を渡って、高級なプラザホテルを尻目に、まっすぐずんずん進みます。
おめでとうございます！！するとすぐ到着するので、あとはチェックインしてください。
まとめ クラウンホテル (王冠大飯店)に向いている宿泊者はどんな人か？
というわけで、いかがでしたでしょうか？台湾なのに「昭和かっ！」と言いたくなるクラウンホテル (王冠大飯店)のレビューは？
すごく難を感じた点を先にまとめて挙げておきますと、
- 内装がボロい。超ボロい。
- ベッド背中に優しくない柔らかさ。
- コンセントが1つしかない (しかも一生懸命探さないと見つけられない)
- 冷蔵庫が開かない
- ラブホっぽさがぬぐい切れない
という5点がぼくは問題だと思いました。あと今回はなかったですが、防音をしてないのでカップルのあの音……
以下、自主規制
というトラブルもあり得ると思います。
いや、本当に書こうか迷いましたが、台湾でこのレベルのホテルに泊まったらよく聞くトラブルなんですよ！！これは。
今回ぼくは聞きませんでしたが、台湾あるあるなので、これから泊まられる方は3,000〜6,000円大のホテルには要注意です。
そこを含めて3,000円なのかなぁと思いました。
なので、オススメできるのは
- 3,000円払っていいから個室に泊まりたい
- 台中駅からとても近い場所に泊まりたい
- バスタオルが歯ブラシなどをホテルからサービスしてほしい
- オシャレさを一切気にしない
という人に向いているでしょう。人を選ぶホテルですので、台湾第3の都市・台中に来る方は納得した人だけ予約してみてください。
ぼくとしては相部屋のゲストハウスが嫌で、それでも安い個室に泊まりたい人にしか勧めません。
またこのブログ記事をシェアしたら、中国本土で働いていて、月1で台湾に出張に来られる日本人ビジネスマンののぶさん@nobu3manyu(ブログはこちら)からこんなコメントをもらいました。
@Maechan0502 3000円台のホテルはまさにその通りですよね。昔、中歴でダブルブッキングから宿泊した500元のホテルがまさに格安ラブホでした。今の中歴での定宿は中歴大飯店で3000円代ですが、ビジネスホテルでめずらしく？超マトモですよ。
— のぶさん@中国広東省 (@nobu3manyu) 2016年8月23日
やっぱ台湾だと3,000円台のホテルは台湾では鬼門のようです。台湾で同じ値段で個室に泊まりたい場合はゲストハウスの個室のほうが良いかもしれません。
ではまた。
【クラウンホテル (王冠大飯店)】
【値段】
安い時は3,000円以下の2,800円くらいの値段で予約可能。じゃらんnetで配られているクーポンを使えれば、500円割引の最安値で予約できます。
割引を使わなければ、ブッキングドットコムは表示されている金額がすでに税込、サービス料込みで最安値のことが多いです。
【予約方法】
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