日本全国1億2,000万人のみなさま、おまたせしました。
台湾の港でバラムツを食べられる行き方、帰り方を完全に解説します。
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて、日本であまり食べられず、台湾で食べられる代表的な食べ物といえばマンゴーです。
しかし!私・台湾ブロガーの不肖マエハラ、これから先にマンゴーと並ぶくらい有名になりそうな台湾名物、バラムツを発見しました!
このバラムツ、日本では食べるとお尻から油を流してしまうので販売が禁止されているのですが、白身の大トロと呼ばれるほど美味しいので、熱烈なファンを持っているのです。
そしてこの魚、台湾では普通に販売されて食べれるんですね!
私のツイッターにも、「行きたい!食べたい!漏らしたい!」と危険な物好きの方の熱いメッセージが3名ほどきていました。
今こそ危険なパンドラの箱を開ける機会がやってきたようです……。
なので、この記事では台湾の東港でバラムツの刺身を買う行き方・帰り方・食べれる場所を完全解説します。
では行ってみましょう!
日本では販売禁止のバラムツを、大盛りの刺身で食べられる屏東県の東港とは?
さて、日本では白身の大トロとささやかれる販売禁止の魚・バラムツですが、実は台湾全土で食べられます。
その中でも特にオススメの場所が、台湾第二の都市・高雄から車で1時間くらい行った港町の東港です。
この東港、高雄から自転車で行くと約5時間かかるのですが、高雄駅からバスや乗合タクシーで行くと、約1時間くらいで着きます。
東港自体は寂れているので観光地とは言い難いのですが、東港は小琉球という離島が近いです。
この小琉球に行くためのフェリー乗り場として、東港は有名だったりします。
「バラムツを食べるためだけに東港に行くのは、ちょっとなぁ」
という人は海が綺麗な離島の小琉球も含めて、東港を訪れてみるのはどうでしょうか?
バイクを借りて半日でぐるっと一周できるので、かなりオススメです。
小琉球の行きと帰りにフェリー乗り場の隣にある漁港でバラムツやマグロを食べると、普通に台湾旅行を楽しめると思います。
高雄駅から東港までの行き方
それではここから、高雄駅から東港までの行き方を紹介します。
基本的に行き方と帰り方は、バスかタクシーの二つです。
東港の電車の最寄駅は、電車からバスを乗り継がないとたどり着けないくらい遠いので外します。
乗合タクシーで高雄駅前にある乗り場から東港まで行く
まず東港まで行く時に一番簡単なのが、乗合タクシーを使うことです。
台湾第2の都市である高雄駅の目の前から、乗合タクシーが出ています。
こちらが一番簡単で、早く行ける方法です。
高雄駅からの行き方を説明すると、まず台湾鉄道の高雄駅を降りて、地上1階に出てください。
台湾鉄道の高雄駅は、2018年くらいに改装されて綺麗になっています。
出口 建國二路という矢印が書かれている方向に向かって歩きます。
屋根があるアーケード状の道があるので、そこに沿って進んでください。
屋根に沿って表通りに出てくると、建國二路にぶつかります。
目の前に戦前に建てられた旧高雄駅(正確にいうと旧・旧高雄駅)があるので、わかりやすい目印だと思います。
ここの通りをまっすぐ進んでください。
高雄駅を出て、大通りを出ると、目の前に看板が出ているので、そこを渡ります。
目の前に青い文字で「高雄往東港墾丁」という文字が見えるので、そこが東港行きの乗合タクシー乗り場です。
高雄駅から東港行きの乗合タクシー料金は、以下の通りです。
・片道 150台湾ドル(約525円)
・往復 260台湾ドル(約910円)
往復の料金のほうが安いですが、ぼくは帰りのタクシーの乗り方がわからなかったので、片道だけ買いました。
ちなみに離島の小琉球行きの切符もここで購入できます。
20台湾ドル(約70円)という値段分割り引かれるので、フェリーまで乗る人はここで買ったほうがいいかもしれません。
チケットを買うと、チケット売り場の横にある待合所で待ちます。
受付でチケットを買うと、タクシーが来るだいたいの目安の時間を教えてくれるので、時計を見ながら待ってみてください。
乗り遅れるのが怖い人は、まわりにいる台湾人の運転手のおっちゃんなどに聞けば、優しく教えてくれることでしょう。
ぼくは助けてもらいました!
【関連情報】
>高雄客運のバスで、高雄駅前にある乗り場から東港まで行く
もう一つは高雄駅からバスで行く方法です。
高雄駅から東港までは、複数のバス会社(高雄客運、屏東客運、國光客運、中南客運)が共同運行しているようでした。
ぼくがバスで行った時は2016年2月だったのでだいぶ古い情報ですが、行き方を紹介します。
バスは値段が安い代わりに、東港の漁港には直接止まりません。
なので、バスを降りた場所から歩いていく必要があります。
高雄駅から建國二路方面に向かうと、右側に「高雄客運」というバス停が見えるので、そこに行ってください。
中に入ると、切符売り場があるので、そこで買ってください。
売っているスタッフさんに「ドンガン」と伝えるか、漢字で「東港」と書いたメモを見れば、わかってくれるはずです。
高雄駅から屏東客運東港站(屏東の東港バスステーション)までは、往復で93台湾ドル(約325円)でした。
ただこれは2016年2月当時の値段だったので、その後は値段が変わってる恐れがあります。
高雄駅からバスに乗ったら、だいたい屏東客運東港站まで1時間くらいかかるでしょうか。
屏東客運東港站から漁港である華僑市場(東港漁港漁產品直銷中心)は、約1キロほど離れています。
歩きだと15分くらいかかるので、東港の街中も散歩したい人にはオススメです。
反対に急いでいる人には、時間がかかって迷う可能性もあるので、向いていません。
屏東の東港から高雄駅までの行き方
続いて東港から高雄までの帰り方です。
こちらも乗合タクシーとバスという二つの方法があります。
オススメは乗合タクシーですが、念のためにバスの帰り方も紹介します。
乗合タクシーで東港のフェリー乗り場の前から高雄駅(もしくは新幹線乗り場の左営駅)まで行く
東港の漁港から一番帰りやすい方法は、乗合タクシーに乗って帰ることです。
華僑市場(東港漁港漁產品直銷中心)の隣には、上の写真のような高速フェリー乗り場があります。
ここの目の前で、台湾人のおばちゃんやお兄ちゃんが客引きをしていました。
値段は以下の通りです。
・片道 150台湾ドル(約525円) 台湾鉄道の高雄駅まで
・往復 200台湾ドル(約700円) 新幹線乗り場の高雄駅(左營駅)まで
台湾鉄道の高雄駅までの値段は、行きの乗合タクシー乗り場と一緒でした。
写真はイメージですが、こんな感じのボックスカーに乗って帰ります。
【関連情報】
住所:屏東縣東港鎮朝隆路43號
高雄客運のバスで、屏東客運東港站のバス乗り場から高雄駅まで行く
華僑市場(東港漁港漁產品直銷中心)から、バスを使って帰るには、15分くらい歩かないといけません。
屏東客運東港站のバス乗り場から高雄駅まで安く帰れるので、時間がある人にはオススメです。
ただ便利さと早さは乗合タクシーの方が絶対いいです。
あと以前、2016年にぼくが使った時は、バスステーションまで行ったのに働いている人から、「18時以降はここに止まらない」と言われ、別のバス停まで歩いて行った記憶があります。
記憶が曖昧なので、なんとも言えませんが、バスは予期せぬトラブルがあるのは確かです。
東港の華僑市場(東港漁港漁產品直銷中心)で、バラムツの刺身の買える場所
東港の華僑市場(東港漁港漁產品直銷中心)の行き方・帰り方を紹介したので、ここからはバラムツの刺身の買える場所を紹介します。
東港の華僑市場はマグロで有名なので、台湾でマグロの刺身を食べたい人にもオススメです。
浤騰生魚片 187番
東港の華僑市場で苦労して、ぼくらが探し当てたバラムツの刺身を食べられるお店。
それが浤騰生魚片です!
お店の番号は187番なので、数字を手掛かりに行ってみてください。
調べると10年以上前からあったようで、どうやら老舗みたいでした。
バラムツは300〜400台湾ドル(約1,050〜1,400円)で購入できます。
ただここのお店は、マグロの刺身がメインです。
お店の人に上の白い切り身を指さすか、油魚(バラムツ)という文字を見せて、裏メニュー的なバラムツを注文してみてください。
ここで食べることもできますし、持ち帰ることも可能です。
【関連情報】
住所:屏東縣東港鎮朝隆路39號
晨富水産生魚片専賣店 203番
他にもバラムツを売っているお店はあります。
晨富水産生魚片専賣店というお店もその一つです。
市場の番号は203番で、パックにマグロやサーモンと一緒にバラムツが異物混入入れられているのを、目ざといぼくは見逃しませんでした。
ちょっと値段はわかりませんでしたが、スタッフさんは間違いなく「白い切り身は油魚」と言っていました。
ここでもバラムツを買えるので、少量がいい人はここがいいかと思われます。
【関連情報】
住所:屏東縣東港鎮朝隆路39號
バラムツのカラスミの買える場所
東港の華僑市場は、バラムツの刺身だけでなく、バラムツのカラスミも購入できます。
どうやらバラムツのカラスミは東港で考案され、世界でも台湾の東港しか売っていないそうです。
なんでも東港では、「クロマグロ、桜えび、バラムツのカラスミ」を東港三大珍味と称しているらしく、東港名物だと知りました。
だから変わったお土産として買うのにいいのではないでしょうか?
ちなみにバラムツのカラスミにも、人体に危険なワックスが含まれているようです。
(ぼくも最初に含まれていないと思っていましたが、どうやら含んでいるようでした。すみません)
ただバラムツのカラスミは塩辛いので、一度にあまり量が食べられず、お尻から油は漏れにくいようでした。
順記東港名産専賣店 276番
バラムツのカラスミは、東港の市場内でバラムツの刺身以上に、いろんなお店が取り扱っていました。
その中でもオススメだったのが、順記東港名産専賣店です。
276番の番号でやっており、小さな子どもとおばあちゃんが店番をしています。
ここのバラムツのカラスミが良かったのは、種類がたくさんあったことです。
立派な大きいものから、中くらいのサイズ、小さい切れ端もありました。
300〜700台湾ドル(約1,050〜2,450円)で売っていたので、だいぶ選びやすかったです。
子供とも触れ合えるし、明朗会計なので、オススメしたいお店でした。
【関連情報】
住所:屏東縣東港鎮朝隆路28號
東港之味
漁港の市場で買ったほうが安いですが、ちょっとお土産としてもっとちゃんとしたものを買いたい!
そういう場合には、東港の華僑市場とフェリー乗り場の目の前にある東港之味というお店がオススメです。
ここはきっちりと綺麗に梱包したバラムツのカラスミを買えます。
ただあまり種類が多くなく、値段も高価格帯ばかりになってしまうのがネックです。
自分の用途に合わせて、漁港の市場と外にあるお店を使い分けてみてください。
【関連情報】
住所:屏東縣東港鎮朝隆路28號
まとめ
というわけで、台湾の高雄から東港に行って、バラムツを購入するやり方は以上です。
東港は小琉球にもいけますし、日本では絶対に販売禁止のバラムツも食べられる魅力的な街でした!
危険なバラムツも用法用量を守れば、お尻からお漏らしという人間の尊厳を失うハプニングも回避できます。
この記事がどれほど需要あるかわかりません。
しかし数年後に東港がバラムツの聖地になって、世界中から大人のオムツをした大人が押しかけることを、ぼくは願ってみません。
それでは楽しい台湾旅行を!
ではまた。
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