手数料に騙されるな!早期タックスリターンの必要性について考えてみました

Hutt River 28

おカネがほしぃぃぃぃーーーー!!!!

あ、取り乱してすみません。どうもワーキングホリデーを終えて、日本に帰国してきたまえちゃん@Maechan0502です。

さて2014年10月末にぼくのオーストラリアワーホリが終わり、早くも3ヶ月が経ちました。そして帰国後に突きつけられたのが、

親からの「家にお金を入れてくれ」という催促。

帰国後に病院で受けたぼくの持病の鼠径(そけい)ヘルニアの手術代。

そしてとどめが大学時代に借りていた奨学金の請求。

デス……。

死ねる。……だからつい「自己破産しよっかなー」とつい考えてしまったぼくなんですが

「あ、ワーホリで稼いだタックスリターンを当てにすればいいじゃないか」とひらめきました。

しかし早期タックスリターンをすると手数料が普通にやるより30ドル上乗せされるんですね。だからしぶっていたんですが、今回はこのオーストラリアワーホリした人が通る道「帰国後のタックスリターン」について、どのタイミングでしたらいいか、真剣に考えて結論を出してみました。

ではどうぞ。

目次

タックスリターンとは何か?

タックスリターン01

まずタックスリターンとはなんでしょう?これはオーストラリアの税制度で、あらかじめ給料から天引きされていた税金が返ってくるという制度です。日本の源泉徴収に近い制度になります。

働く前に提出するTaxの申告フォーマットをいじらない限り、ワーホリビザを使って働く外国人のぼくらは30%の税金が給料から天引きされます。

たとえばぼくで言うとオーストラリアのパースのお寿司屋さんで働いていたのですが、そこの時給が17ドルでした。

だから17ドルから30%天引きされてると、貰える手取りの時給が11.9ドル。

つまりぼくはオーストラリアにいた時は11.9ドルの時給で働き、毎時間5ドルものおカネをオーストラリアの政府に納めていたのです。

そして7月から翌年の6月までに納めた税金はタックスリターンという制度で取り戻すことができます。

しかもワーキングホリデーで稼ぐ額の上限なんてたかがしれているので、100万円くらい稼ぐなら取られた税金はほぼ全部返ってきます。

これがオーストラリアの良いところです。ドイツ人のぼくの友達も「オーストラリアなんて退屈でシ◯トだよ。でも低所得者が税金を納めなくていい制度はこの国にしかない。これは本当に素晴らしいシステムだ」とここだけはほめてました。

そう、これがタックスリターンというシステムです。

早期(アーリー)タックスリターンはどういうシステム?

その一方でワーキングホリデービザを使う外国人は、最長でも2年間しかオーストラリアしかいることができません。だから帰国後に自分の国からタックスリターンをやるのですが、タックスリターンの対象になる期間は7月1日から翌年6月30日までが対象です。

ぼくみたいに11月に日本に帰国してきた人間はタックスリターンをやりたくても、翌年の7月以降まで待たなければいけません。

しかしこの早めにタックスリターンをしたい人に与えられた制度が早期タックスリターンです。

タックスリターン $58 日本人申告者数No1公認会計士事務所 | Ezy Tax Online

たとえばこの業者に頼めば早期タックスリターンをやってくれます。だけどちょっとためらってしまうのが、早期タックスリターンの手数料が高くなることです。

タックスリターン値段表

2015年7月以降にタックスリターンをやれば、48ドルで済みます。しかし早期タックスリターンをやると78ドルかかるのです。

これを考えると「2015年7月まで待ったほうが得なんじゃないか?」とぼくはずっと考えていました。

さて本題 早期タックスリターンはやるべきか、やらないほうがいいか?

さてようやく本題ですが、早期タックスリターンはやるべきか、やるべきじゃないでしょうか?

ぼくはこれ、為替レートを考えてやるべきだと思います。

たとえば今回ぼくは早期タックスリターンをやろうとしたのですが、為替レートを久しぶりに見てビックリしました。

タックスリターン値段表

オーストラリアドルと円の為替レート 1AUD=91.18円 2015年1月31日現在

マジかい……。

2014年11月24日には1AUD=103円を記録していたのに、この振り幅はショックです。

仮に2,000ドルのタックスリターンをするとしても

  • 計 173,790円 1AUD=90円  180,000円 手数料6,210円(69ドル)
  • 計 193,100円 1AUD=100円 200,000円 手数料6,900円(69ドル)

差額はなんと19,310円という結果になりました。

タックスリターンと早期タックスリターンでの30ドル(約3000円)の手数料なんて、かすんでしまう金額ですね……。

まとめ おカネが早く必要な人のタックスリターンベストタイミングは為替と関係する

というワケで、ぼくの結論はタックスリターンでおカネを早めに手にしたいなら、為替相場とにらめっこしていいレートの時にすぐ替えよう!と言いたいです。

もちろん「おカネが早く必要」な人に限ります。理想は7月から始まる通常のタックスリターンで手数料を節約し、さらにそれから為替のベストタイミングを見計らって交換するといいでしょう。

もしくはそのままオーストラリアのネットバンキングに定期預金し、金利が3%もつくのを待つという手もあります。

こちらが一番理想的なパターンなのかもしれません。

ワーホリでアンダーテーブルの仕事につき、タックスリターンを望めないのが一番損しますが、ぼくのように早めにタックスリターンをしないと支払いが危ない状況もまた問題です。

ま、早期タックスリターンを狙わないといけない時点でおカネに対する意識が甘かったんですけどね。本当にオーストラリアという国は自分におカネの大切さを教えてくれました。そう、日本に帰国した今でもです。

あの名作『崖の上のポニョ』でもポニョがこんなことを言ってましたね。

「ポニョ、おカネ、好きぃー!」

ぼくもポニョを見習っておカネについてもっと学びたいものです。あ、言ってないか。

ではまた。

[関連書籍]

会社に所属せずに合理的に節税してフリーランスで生きたい人は、こちらの本を読めば感動するほど新しい生き方のヒントが得られます。

[関連記事]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

詳しいプロフィールはこちらをどうぞ。


お仕事の依頼はこちらの問い合わせページからお願いします。


→→ ここを押すと問い合わせページへ飛びます

コメント

コメントする

目次