日本人は外国で現地料理を食べ続けることができるのか?台湾で3ヶ月間以上食べ続けたぼくが結論を出しました

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外国で日本食を食べる日本人を見て、「この軟弱者!」とはり倒したくなることはありませんか?

こんにちは。2015年6月に日本から台湾へ引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。

ぼくはあります。現地文化を尊重しない日本人を見つけたら、「この軟弱者!それでも男ですか!」とビンタを食らわすのを常日頃モットーとしているくらいです。

そしてぼくにとって、その最も許しがたいのが、海外で日本食を食べる日本人です。もう『ドラゴンボール』のヤムチャより軟弱過ぎます!

だって現地料理にはその国の食文化が詰まっているんです!「海外を知る=現地の食べ物を食べること」だし、そのチャンスを逃すなんて信じられません!

だからぼくは台湾に来て、「台湾文化を理解するため!」そして「1食たった500円以下で食べて、毎日が海外旅行気分を味わうため」、3ヶ月間台湾料理を食べ続けました。

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台湾の食生活ってどんな感じ?台湾在住のぼくが1日で食べたものを紹介します

そう、まるで「1ヶ月間ジャンクフードのマクドナルドを食べ続けたらどうなるか?」を実験した、ドキュメンタリー映画『スーパーサイズミー』の台湾料理版ドキュメンタリーです。

「そろそろこのブログは、ハリウッドから映画化のオファーが来ても良いんじゃないか?」

ぼくはそう思って、毎日ソワソワしているのですが、今回はそんな実験結果を報告します。

では汗と涙と食費の節約レポート、行ってみましょう。

目次

台湾に来た時に日本人や台湾人に言われた言葉の数々

さて台湾に着いた初めの3ヶ月間でいろんな人が、ぼくに日本食の重要性を説いてきました。

台湾の台北に1年以上在住していたモギサンのケース

あれはぼくが台湾に引越してきたて3日目でした。ぼくは台湾人の彼女と結婚して、1年以上台湾に住み続けていた日本人男性のモギサンに聞いたのです。

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「そういえばモギサンって台湾の朝食で、何を食べているんですか?」

「えー、最近はずっとパンですね!あとコーヒー!台湾の食べ物は最初に台湾来た時は食べてましたけど、今ではさっぱり食べてないです」

……ん、台湾のパンとコーヒー?それって台湾の食事じゃないから、高くない?しかも台湾のパンとコーヒーって美味しいの?

疑いの視線バリバリで話を聞くぼく。

(まあぼくはパンとかそんな好きじゃないし、逆にモギサンは洋食が好きすぎるんだろう。ぼくが台湾でパンとコーヒーを朝食で食べることは、きっとないと思うけどね)

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ぼくは3ヶ月過ぎに朝食を買うために入った台湾のパン屋で、あの時モギサンとした会話を思い出しました。

やたらと台湾のモスバーガーをオススメしてきた台湾人アンのケース

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代わって台湾人のアンです。台湾に住み始めて2ヶ月目の時に、彼女は日本人のぼくに向かって、こんなおかしなことを言い放ちました。

「台湾のモスバーガーって美味しいんだよ!日本にもないメニューあるし!カズも絶対食べてよ」

(えぇー?なぜ日本でもモスバーガーを食べない人間なのに、日本人のオレが台湾でモスバーガーなんて食べるワケないでしょ。プッ!

しかも台湾のモスバーガーのメニュー、大阪お好み焼きバーガーがある!マズそうで爆笑やで!!)

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そしてつい最近、ぼくは台湾のモスバーガーでハンバーガーをかじりながら、一言つぶやきました。

「あー、そういえば、オレはそんな会話をアンとしたなぁ……」

タイのバンコク在住 5年以上の板野雅由さんのケース

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そして決定的なアドバイスをぼくにくれたのは、タイのバンコクで「グロビジ!」というブログを運営している不動産会社社長の板野雅由さん@dexter4620でした。タイに5年以上住んでいる板野雅由さんは、台湾に寄ってくれた時にぼくの質問にこう答えてくれたのです。

「いやー、オレも最初タイに住んだときはバクバクとタイ料理食べてたんだったけど、3ヶ月が限界でしたね。タイ料理って脂っこくて……。最初はオレも海外で日本食を食べてる日本人見て、「軟弱者だなー(笑)」と思ってたけど、気がついたらオレも軟弱者クラブの仲間入りしてました

「……へー、そうなんですか?ぼく、1ヶ月生活してて、台湾の現地料理食べ続けても全然まだ飽きてないんですけど」

「いやー、どうだろう。まえちゃんもわかる日が来るんじゃないかな?」

(ないっしょ。ないっしょ。それは板野さんが軟弱者なだけでしょ。タイと台湾は料理違うし、きっとぼくは大丈夫だよ。笑)

ぼくはその時心の中で思ったものです。

……。

…………。

………………。

~あれから3ヶ月後~

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ぼくは台湾で日本人の出口さんが経営してる武藤ラーメンに、足しげく通っていました。

(そういや、オレ、あんな失礼な会話を板野さんとしたな。直接、板野さんを軟弱者とは言わなかったけど、心の中を見透かされてなかっただろうか?)

果たして日本人は海外の現地料理をずっと食べ続けられのか?

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もう優秀な読者のみなさんはお気づきでしょうが、あれから3ヶ月経ってぼくの中で結論が出ました。

……みなさん、疑ってすみません!3ヶ月経ってぼくもわかりました……。日本人が現地料理を食べ続けて生きることは不可能です!

……ここで謝罪します!!一番の軟弱者はこのぼくでした!

これからぼくを「ハイパー・軟弱モノ・ジャパニーズ」としてバカにしてくださってけっこうです!

どんなにけなされてもいいので、3食、毎回台湾料理を食べ続けるのは無理です!てか、泣いてそのまま日本に逃げ出しそうです……。だって脂っこすぎるんだもん。

なぜフィリピンやオーストラリアで暮らしていたのに、マエハラは気付かなかったのか?

しかしここまでこのブログをお読みになってくれた方は、この時点で疑問が浮かぶはずです。

「そもそもオマエ、フィリピン英語留学を3ヶ月して、オーストラリアにもワーキングホリデーで1年間いたじゃん。何で今さら台湾で現地料理を食べ続けるのが無理って気付いたのよ?」

おっしゃる通り。たしかにぼくは27歳の時にフィリピンに3ヶ月。28歳の時にオーストラリアに1年間いました。しかし言い訳させてください……。

たしかに海外には住んでいました。海外に住んではいたんですけど……

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フィリピンの時は3ヶ月という短い期間で、よく台湾人の友達にスーパーで材料買ってきて、そうめんなどの日本食を振る舞っていたんです。

そしてオーストラリアにいたっては物価が高過ぎて、そもそもオーストラリアのレストランにほとんど入れませんでした!だって1回カフェでランチ食べただけで、2,000円が消える国なんですもん、オーストラリアって……。

だから今回初めて日本より物価の安い台湾に引越してきた時、台湾の住んでいる家にキッチンもなかったので、日本食より安い現地料理を食べ続けてみたのですが、3ヶ月で限界が来ました……。

そういえばぼくの外国人の友達は、他の国に住んだら自分の国の料理を食べまくってた

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しかし思い返せば、台湾のぼくの家に遊びにきたフランス人のヤンは、ぼくに向かってこう言っていました。

「カズ、台湾のパンは美味しい!今のところフィリピン、香港、他の東南アジアもまわったけど、台湾が一番だよ。毎食美味しいパンばっかり食べられて幸せだ!」

「えー、台湾まで来て毎食パン食べてるの?台湾の魯肉飯 (ルーローファン)とか食べれば良いじゃん。ダサっ!」

ワッツ ザ ファ◯ク!ぼくはフランス人だよ!! フランス人にとってパンは自分の国の食べ物だ!毎食パンを食べて何が悪いの!?」

「ハハハ、冗談だよ。ごめんごめん」

その時はぼくも台湾の食事ばかり食べてて、彼のいった言葉の意味を深く考えなかったのですが、たしかにその通りでした。

Red Chilli Szechuan Chinese Restaurant 24オーストラリアでシェアハウスの台湾人や香港人のみんなと行った中華料理屋

そういえばオーストラリアで出会った台湾人や香港人の友達も、オーストラリアで外食をする時は中華料理を食べてましたし、みんな海外では自分の国の食事を食べ続けてます。

どうやらぼくのほうが「海外に行ったら、現地の食事を食べなければならない」なんていう、おかしな脅迫観念をもっていたようです。

まとめ 日本人が海外で現地料理を食べ続けることはミッション イン ポッシブルである

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結論。我慢のし過ぎは良くない。

これに尽きます。たしかに海外で日本食を食べるとラーメンが900~1,200円くらいの値段がするので、なかなか高いです。

その一方で台湾の現地食は1食300~500円くらいするので、「安くて食費の節約になる!」とぼくはアホな勘違いをしてしまったのですが、どうやら生まれ育った国の食生活は変えられないようです。

また生まれ育った国の食事は、すでに様々な栄養や健康な食事の方法がわかってます。日本人なら毎食ラーメン食べ続ける人はいないですし、みそ汁や納豆、豆腐や野菜のメニューの組み合わせを知っているから、自然と健康な食生活が送れるんでしょう。

それは台湾人を見ていても同じだと感じます。

台湾人は台湾人だから、ちゃんと台湾料理の食べ方知ってるみたいだけど、ぼくにはわかりません。だから日本人は日本人らしく、日本食を食べないとダメなんだと実感しました……。

そしてもう一つ重要なコト。海外居住者の先輩のアドバイスは素直に聞こう。

Kazuhiro maehara tansui

とりあえずタイのバンコク在住の板野さん、(現地料理を食べ続けられないなんて軟弱者ですね)と、心の中でバカにしてすみませんでした。

タイのバンコクまで行って土下座するので、ぼくをはり倒してもいいから、海外で日本食を食べる軟弱者クラブに入会させてください……!

ではまた。

追伸

ぼくはこれから台湾のモスバーガーで、バカにしてきた大阪お好み焼きバーガーを食べてきてもいいでしょうか?

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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