ワーホリで仕事、探せてますか?
こんにちは。ワーキングホリデーを終えて、日本に帰国してきたまえちゃん@Maechan0502です。
オーストラリアにはタウンワークなんて便利な物はありません。だから自力で探さなくてはいけないのですが、最初はぼくも全く探し方がわからず……、というか調べてなかったので痛い目を見ました。
そして友達に助けてもらって何とかなったので、今回はそのやり方をシェアしたいと思います。都市部の仕事探しに向いてるので、農場の仕事の探し方は反響あれば別記事を作ってみたいと思います。
では参考にしてもらえれば嬉しいです。
ローカルジョブとキャッシュジョブ
以前ぼくのブログでも説明しましたが、オーストラリアにはローカルジョブとキャッシュジョブという2つの仕事の形態があります。
オーストラリアでは実は違法な仕事がまかり通ってます。それがキャッシュジョブと言われる仕事です。他にも「アンダー ザ テーブル」という表現で言われることもあります。
簡単に言えば、雇用主がオーストラリアの法律を守らない仕事がたくさんあるのです。仕組みを説明しましょう。現在ぼくが住んでいる西オーストラリア(WA)州では法律で最低時給が約17ドル(約1700円)と決まっています。
しかしこの高時給を払いたくない雇用主は時給12ドルや14ドルで雇うのです。もちろん銀行にイチイチ給料を振り込んでいたら、政府に見つかってバレてしまいます。
だから給料は現金を直接手渡し。これがキャッシュ(現金)ジョブと言われる仕事の実態です。アンダー ザ テーブルと言われる表現も、テーブルの下でこっそりやり取りするという英語から来ています。
そしてオーストラリアの法律を遵守する仕事をローカルジョブと呼んでいるのです。
なので、仕事を探す時も日本食レストランを選べば、ほぼ例外なくキャッシュジョブという違法の仕事だし、オーストラリアの現地の仕事を選べばローカルジョブにありつける可能性が高いです。
簡単に説明すれば、違法の仕事のキャッシュジョブは給料が低い代わりに働きやすく、ローカルジョブは法律を守って給料が高い代わりに、仕事を得るまでが大変です。
それを念頭において仕事を探してみてください。
キャッシュジョブとローカルジョブの違いはこちらの記事をどうぞ。
[関連記事]
ワーホリで絶対知っておきたい給料のお話。その1 キャッシュジョブとローカルジョブって何?
レジュメ (履歴書)を用意する
次に大事なのは、レジュメ (履歴書)です。オーストラリアで使うレジュメ (履歴書)は日本みたいに堅苦しくないので、自分で作って印刷すればオッケーです。
履歴書に書く内容はこちらの記事を参考にしてみてください。
英文履歴書の書き方 | ギリホリお味噌女子inオーストラリア!! ~○○○のブログ~
またレジュメを作る時は、Windowsならワード、Macならテキストエディットというソフトが無料で入っているので、それを使って作成し、PDFという形式にしてデジタルデータにするといいでしょう。
それ以外だとインターネットを使いますが、グーグルドキュメントというワードと似たソフトがあるので、そちらを使ってレジュメ (履歴書)を作成するのもいいと思います。
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グーグルドキュメント
https://www.google.co.jp/intl/ja/docs/about/
パースの州立図書館
ぼくはそのレジュメ (履歴書)のデータをUSBに入れて、オーストラリアの図書館のコピー機で印刷していました。
他にもオフィスワークというお店のコピー機が安いらしいのですが、図書館はオーストラリアの全土どこにでもあるので、コピー機を探したいならまず図書館がいいでしょう。
さて仕事の種類とレジュメ (履歴書)を用意したら、いよいよ仕事探しです。
インターネットで仕事を探す
まずはお約束のインターネットです。オーストラリアでもネットに情報が載っているので、サイトで仕事を探すのはもはや必須。まずはここから始めましょう。
日系のサイトで探す
まずワーホリ生活で切っても切れない日本語の情報サイトです。この中の仕事の項目を選ぶと、募集告知とメールアドレス、電話番号があるので、そこに連絡すれば面接が取り付けられます。
ただ残念なことに、以下のサイトに載っているのはほぼすべてキャッシュジョブです。つまり給料はオーストラリアの法定賃金以下なので、探す時は割り切って探しましょう。
オーストラリア生活情報サイト NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活の総合情報サイト
メルボルンだと「DENGON NET」、
ゴールドコーストだと同じく「日豪プレス」のゴールドコースト情報
オーストラリア生活情報サイト NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活の総合情報サイト
があります。
パースはThe Perth Expressとパース通信、そして意外とまだmixiのコミュニティーで仕事を探すのがメジャーです。
オーストラリア・パース発の月刊マガジン|The Perth Express
パース通信 | オーストラリア・パース最大の日本語コミュニティサイト
[関連記事]
「全ワーホリ参加者必見。オーストラリアでアナタを助けてくれる必ず見なければいけないブログ、Webサイト 27選!!」
英語のサイトで探す
次に英語のサイトです。ローカルジョブを探す時はこちらのほうが便利です。
Free Local Classifieds Ads from Brisbane Region Australia – Gumtree
Gumtreeは英語版のオーストラリア情報サイトです。ぼくもここでチェリーピッキングの仕事を見つけたことがあります。家も仕事も探せ、モノも売れるポータルサイトなので、困ったらまずここにアクセスです。
SEEK – Australia’s no. 1 jobs, employment, career and recruitment site
Seek Jobsは仕事を探す専門サイトです。ローカルの仕事を探したかったらGumtreeとSeek Jobsの両方を見ましょう。
インターネットで仕事の探す効果はどれくらいあるの?
日本語のサイトの仕事探しの効果
さて気になるのが、インターネットで仕事を探したら、どれくらいの連絡が返ってくるモノなのでしょう?それは日本語のサイトと英語のサイトで全く異なります。
日本語のサイトで仕事を探せば、ほぼ間違いなく連絡が返ってきます。しかしほぼ間違いなくキャッシュジョブで安い給料で働かされるのも事実。特に求人広告に時給が載っていない場合は、法定賃金以下のキャッシュジョブであることがバレバレです。
日本食レストランでもあまりにも待遇が悪ければ、オーストラリアのフェアワークという機関に連絡することで、違法レストランに罰を与えられます。困ったら勇気を出して連絡です。
英語のサイトの仕事探しの効果
一方英語のサイトの仕事探しは難航します。なぜならオーストラリアに来ている人々すべてが同じ情報源にアクセスするからです。ライバルはワーホリできている他の外国人だけでなく、オーストラリア国籍を持っている人も含まれます。
そうなると競争率が高いので、こちらにはダメ元で送りまくってみるという覚悟のほうがいいでしょう。ローカルジョブは次の直接レジュメを配る方法のほうが有効になります。
直接レジュメを配り歩く
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次に直接レジュメ (履歴書)を配る方法です。実はこれがローカルジョブで一番仕事をもらえる方法になります。
やり方はレジュメ (履歴書)をとにかく働きたいお店に配り歩くだけ!
勇気を出して、1日10軒~30軒まわりましょう。ダメで元々!心が折れますが、インターネットで募集しているところに何十人も殺到するより、自分でやる気を見せてお店に働きたいとアピールしたほうが雇ってくれます。
ぼくの友達も「あるエリアのお店には全部配って、ローカルジョブの皿洗いの仕事をゲットした!」と言っていたので、ローカルの仕事がほしければ、そのガッツが必要です。コツはバイトじゃなくて、「マネージャーはいるか?」と聞いて、上のポジションの人に渡しましょう。いなかったらスタッフに渡してもらえるように伝えます。
またネットで募集していないキャッシュジョブの日本食レストランでも、直接レジュメを持っていけば雇ってもらえるかもしれません。
実際にぼくがパースで働いてた寿司レストランはローカルジョブで日本人経営だったんですが、直接レジュメを持っていった人はやる気があると評価されていました。西海岸のパースで仕事を探したい人はこちらをどうぞ。
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人の紹介で見つける
最後は人の紹介です。ぼくは最初の1ヶ月のメルボルンの日本食レストランと、3ヶ月目からのニューカッスルでのホテル清掃の仕事は、日本人と台湾人の友達の紹介で見つけました。
口コミでまわってくる仕事の給料が必ずしもいいワケじゃないのですが、ぼくは仕事を紹介してもらって本当にありがたかったです。
人の紹介ばかりはハウツーがないので何とも言えないのですが、ワーホリに一番大事なのは「人脈だ」とは言え切れるでしょう。
助けてくれたのは、ワーホリに行く前のフィリピン英語留学時代の仲間だったんで、あらかじめフィリピン英語留学するのは仲間を作るという意味でもいいかもしれません。
しかし仕事がほしいからといって、外国人の友達と仲良くしようなんて思ったら、絶対ダメです。必ずそんな下心は見破られるので、ただ単純に仲のいい外国人の友達を作るというスタンスがいいと思います。
また日本人、外国人問わず、ワーホリする人は仕事には困っているので、自分が仕事があったら外国人の友達を助けてあげてるという姿勢も大事じゃないでしょうか。
友人関係を築くのには時間はかかりますが、ワーホリ期間中に仕事を変えるのはよくあることなので、仕事ばかりに専念せずプライベートで人と交流しましょう。
もちろんそちらのほうが、ワーホリ自体が楽しくなるはずです。
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まとめ 仕事探しは運とタイミングと人脈である
さていかがでしたか?ざっと流れをまとめると
- 1.レジュメを作る
- 2.日中はレジュメを配りまくる
- 3.朝と夜はインターネットのサイトで、応募しまくる
- 4.しかし友達と遊んでリラックスすることも忘れちゃダメ!
という感じになります。
最後にハッキリ言ってしまうと、オーストラリアの仕事探しに英語の実力は、あまり関係ありません。
もうカナダとか留学してペラペラだった人が日本語だらけの日本食レストランでぼくと一緒に働いていたり、ぼくより英語ができなさそうな人がローカルレストランで仕事してたりしました。
また「あきらめなかったら仕事は見つかる!」と無責任なことが言えないのは、単純に「あ、数日前に人が辞めたから君を雇うよ」というケースがあるからです。
日本だと何でも努力すれば結果がついてきて、「ダメなら自分の努力がたりないんだ!」と言いますが、別にそんなことはありません。「努力してもタイミングが悪ければ、ダメはダメ」なんです。
それがオーストラリアという国で数多くのハンデがあったぼくの学んだことです。それから少し人にかける言葉が優しくなった気がします。
そして仕事をまわしてもらえたのは友人のつながりが多かったので、実は履歴書の経歴や英語力なんかより、日常的な自分の人間性を大事にしたほうがいいんじゃないでしょうか?
と、最後に全く遠回しにしか参考にならないアドバイスをしましたが、これがぼくが見てきた現実です。
ここに書いた努力をして、あとは連絡くるのを待ち、ダメだったらさっさと他の都市に移り住む潔さが大事な気がします。そう、オーストラリアは広いので、ダメなら移動して悪い運を断ち切りましょう!
ローカルジョブがほしかったら、競争率の低い田舎に行け!って体験談もありますしね。
ローカルジョブが欲しければ田舎へ行け。 | ギリホリお味噌女子inオーストラリア!! ~○○○のブログ~
ぼくはお金をガンガン稼ぎはしませんでしたが、でもローカルジョブを狙うのはワーホリで本当に大事だと思っていたんで、オススメです。
ではまた。
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