
LCC(ローコスキャリア)飛行機の予約のやり方を0から10まで丁寧に解説します。
どうもみなさん、こんにちは。ワーホリを終えて日本に帰国してきたのまえちゃん@Maechan0502です。
近年新しい飛行機のタイプとして注目が集まっているLCC(ローコストキャリア)飛行機。
機内食、預け荷物などをすべて有料サービスにし、徹底的にコスト削減をはかって、なんと新幹線で東京から大阪に行くよりも安い数千円台の値段で海外に行ける航空券を発売しています。
しかしやり方がわからないと非常に迷うんですよね。ぼくも荷物があるのに、預け荷物の代金を予約時に入れずにあとで追加料金で高い値段を払った事があります。
そこで今回はこのLCC(ローコストキャリア)の航空券の予約のやり方を0から解説します。多くの人に安く気軽に海外に行ってほしいと想いを込めて、「これを見れば大丈夫!」というマニュアルを作ったつもりです。
では行ってみましょう。
1.LCC航空会社のサイトに行き、チケットを探す
まず初めにLCC航空会社は徹底的にコストを削減して低価格を実現しています。なので、予約の際も電話予約やお店のカウンターの予約など一切ナシ!!
ネット上でのウェブサイト予約1択です。
なので、LCC航空会社のチケットを探す時は直接LCC航空会社のサイトに行って予約します。
しかし旅慣れていない人はまず「どれがLCC航空会社」で、しかも「どの航空会社がどこへの航空券も発売しているか?」もわかりませんよね?
そこでまず「スカイスキャナー」という航空券比較サイトにいって、飛び立つ国の都市と行きたい国の都市を選びましょう。
その時出てきた航空会社で一番安いところは「ほぼ間違いなくLCCの航空会社」なので、自動的にLCC航空会社のサイトに移動します。
次の項目からはこのLCC航空会社に移動した時点から予約のやり方を説明します。
2.航空券を取りたい日付を入れて、チケットの種類を選ぶ

ではさっそく予約のやり方の説明です。今回は「東京=台北間」の飛行機を出しているシンガポールのLCC(ローコストキャリア)「SCOOT」を例にとって予約してみましょう。
まず右のピンクの枠内に「往復か片道、複数都市」、「出発地と到着地」、「出発の日程(往復も選ぶなら帰りの日付も)」を入力します。
そして「検索」をクリック。
次に入れた日付と場所の航空券のページが出ます。

ちょうどセール期間中だったので、燃料サーチャージ混みで7000円でした。
燃料サーチャージとは何か?
燃料サーチャージとは航空券とは別に料金を追加で取られる乗客が負担しなくてはいけない燃料代の事です。
たとえばLCC(ローコストキャリア)では航空券が「3000円」ということはあっても、燃料サーチャージが別にかかります。これは飛行機の運航距離によって変わってくるので、一概にどれくらいかかるとは言えません。
写真では「Fly ¥7000」、「FlyBag ¥8760」、「FlyBagEat ¥9960」、「ScootBiz ¥13440」と値段がプランによって変わります。
「Fly ¥7000」は航空券だけのチケット、「FlyBag ¥8760」は航空券と荷物込みの値段がパッケージになって少し安くなったチケット、「FlyBagEat ¥9960」は航空券と荷物、そして食事込みで割引された値段、そして「ScootBiz ¥13440」はいわゆるビジネスクラスです。
一見預け荷物込みの「FlyBag ¥8760」「FlyBagEat ¥9960」は安いですが、20キロまでの預け荷物しか対応していません。
25キロや30キロの預け荷物を預けたいなら対応していないので、預け荷物を預ける場合は「Fly ¥7000」を選んで、あとのページでオプションの預け荷物代を追加します。
3.名前を入力。合わせて荷物などの追加オプションを選ぶ
さて名前を入力し、ここから有料の追加オプションを選んでいくのがLCC(ローコストキャリア)です。
LCC(ローコストキャリア)の値段は初めは安くても、あとあと「燃料サーチャージ代」、「預け荷物の値段」、「空港使用税」などで値段が変わってくるので、まだまだここで7000円という金額に安心してはいけません。

実際にこの時点の値段を見てみると、出発の航空券は「¥7000」だったのに、「政府より課される保安税 ¥520」と「航空旅客施設使用料 ¥2090」が加わり、合計で「¥ 9610」になっています。
さらにここから預け荷物などを追加していきます。
「機内持ち込み荷物」と「預け荷物」って何?
年に1回も飛行機に乗ってない人が混乱するのが「機内持ち込み荷物」と「預け荷物」です。またLCCを初めて使う人も、この違いは気付きにくいと思います。
「機内持ち込み荷物」は文字通り飛行機の中に持ち込める荷物です。こちらはいろいろと制限がかかっている荷物で、ジュースなどの液体も持ち込めないし、ナイフや包丁などの刃物の持ち込みも禁止されています。
またSCOOTでは7キログラム&パソコン3キログラムしか持ち込めません。持ち込める荷物のサイズも「54cm×38cm×23cm(3辺の合計が115cm以内)」までと決まっています。
飛行機に乗る時も持っている荷物が「機内持ち込み荷物」だと言えるでしょう。
預け荷物について
次に「預け荷物」です。スーツケースや背負うバックパックを持っていこうと思ったら、機内持ち込み荷物として持ち込めません。液体やハサミや爪切り、包丁などを持ち込みたい時も預けなくてはいけなくなってます。

こういう大きい荷物はゲートをくぐる前にチェックインカウンターで預けます。

よくLCCでやる失敗でこの預け荷物の意味がわからず、予約時にこの「預け荷物」の項目にチェックせずに空港に行って、この追加料金を払って預けてしまうパターンがあります。
「スーツケースやバックパックを持っていく」人は予約時には必ず重量を計算してから「荷物オプション」をいくら払うかチェックしましょう。

SCOOTではぼくの言っている預け荷物は「追加チェックイン手荷物」にあたります。重要な情報なので何度も繰り返しますが、「スーツケースやバックパックを持っていく人は、予約の段階で「追加チェックイン手荷物」で重さを選択する」のを忘れないようにしましょう。
ANAやJALしか乗ってことのない人は、エコノミークラスの航空券代にこの預け荷物料金23キログラムまで含まれています。しかしLCC(ローコストキャリア)飛行機はこの荷物預けの料金が別です!
この違いをわからずに予約する時点で本来オプションで預ける荷物を選ばず、空港についてから追加料金を取られてしまう。これが初心者がLCCで失敗する一番のポイントです。
エラそうに言ってますが、ぼくも最初に乗った時はこの違いがわからずに空港で乗る前に追加料金を取られました。だからこれから乗るみなさんは失敗しないでください。
有料の映画やゲーム、機内食を選ぶ

LCC(ローコストキャリア)はJALやANAと比べた時に、機内食や映画のサービスがありません。飲み物も有料です。だから映画や機内食を楽しみたかったら、予約して別料金を払う必要があります。
まあぼくの経験からするとあんまり美味しくないし、異様に高いので無理して注文する必要ないです。特に3〜4時間くらいのフライトではそんなにお腹もすかないので、節約するために選ばなくていいでしょう。
いわゆる「今まで航空会社のおもてなしだと思ってたサービスにおカネを要求される」のがLCC(ローコストキャリア)です。
4.有料の座席を選ぶ
何度も念を押しますが、LCC(ローコストキャリア)は本当にあらゆるサービスを有料化することで航空券の値段を落としています。
なので飛行機の座席を選ぶ時も有料です。

The よけいなおせっかい
あらかじめ勝手に航空会社で席を選ばれているパターンが多いので、別に座る席を気にしないなら取り消す事も可能です。
上の写真の場所か下までページを下げ、小さく表示されている「座席選択を削除」を選びましょう。

5.ホテルやレンタカーを選ぶ

そろそろ終わりです。追加で「ホテルやレンタカーを選びますか?」と広告が出てきますが、必要ない限りスルーしてオッケーです。全然お得な提案じゃありませんしね。
6.再確認 支払い方法を選ぶ

お疲れ様でした。このページで最終確認です。
連絡先情報を入力します。
名前、住所、携帯電話番号、目的地連絡先の番号を入力します。目的地連絡先の番号がわからなければ適当にホテルの番号でも入力しておきましょう。デタラメな数字を入力してもオッケーな場合があります。
今回のSCOOTの予約では必要ありませんでしたが、航空会社によっては予約の時点でパスポート情報を入力しなければいけない場合もあるので、念のために予約する時はパスポートを持っておきましょう。
ピンクの枠線に囲んだ「メールにてSCOOTの最新情報やプロモーションを受信する」は選んでおくと、そのLCC航空会社のセール情報がわかってお得です。ぼくも宣伝メールは好きじゃないのですが、LCC(ローコストキャリア)の宣伝メールは安い航空券情報を得たいために登録しています。
次に予約変更サービスを使うかどうかを選択します。

基本的にLCC(ローコストキャリア)は一度予約したら、日程の変更ができません。大手航空会社のような柔軟なサービスを削る代わりに、格安航空券を提供しています。
もし万が一フライトを変更したり、予約した航空券を別の人に譲りたい可能性があるならば、追加料金を払ってこの予約変更オプションを選んでおいた方がいいです。
最後にクレジットカード番号を入力して終了です。
最後にオンライン予約の手数料が¥1440かかるので、最後に手数料でおカネを取られる!というダメ押しを覚えておきましょう。
振り返り LCC(ローコストキャリア)の予約は面倒だけれども

いかがでしたか?ぼくは今まで10回以上LCC(ローコストキャリア)に乗ってきて、初めは本当にシステムの意味が分かりませんでした。
特に「機内持ち込み荷物」と「預け荷物」の違いがわからず、航空券の予約時に追加で荷物のオプションを選び忘れるのは本当によくある間違いです。
ぼくも初めのうちは間違えて空港で追加料金を取られていたので、これからLCC(ローコストキャリア)を利用する人には絶対に気をつけてほしいです。
そして地味に初めのうちは座席を勝手に選ばれて追加料金を取られがちなので、そちらも合わせて気をつけてください。
でも最初に間違えてばかりいた時は「LCC(ローコストキャリア)はなんて不親切な飛行機なんだ!!」と思っていましたが、慣れるとこんなに安くてありがたい飛行機はないです。
タイムセールを使えばLCC(ローコストキャリア)で片道1万円以下の海外旅行に行ける時代。本当に40年前は一生に1度海外に行ければラッキーだった時代から、LCC(ローコストキャリア)によって月に1度海外に行ける時代に変わりました。
特にLCC(ローコストキャリア)の格安航空券を購入すれば、安い時は片道5万円以下で預け荷物込みでオーストラリアまで渡れます。これをワーキングホリデーで利用しない手はありません。
このマニュアルが初めてLCC(ローコストキャリア)を使うみなさんのわかりやすいガイドになれば幸いです。
ではまた!
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