台湾家庭に1台ある家電の大同電鍋 (でんなべ)を使い、お米を炊いてみたので解説

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台湾人のどの家庭にも必ず1つある台湾オリジナルの家電、「電鍋 (ディエングォ)」をあなたは知っていますか?

こんにちは。そろそろ台湾在住が1年半になりそうなまえちゃん@Maechan0502です。

さて台湾で生活をしていると、台湾のキッチンのない家の多さや外食費の安さのせいで、つい自炊の必要性を忘れてしまいます。

でもだからと言って「台湾に自炊文化がないせいで、私は太った!!」と文句を言うのは早いと思うんです。

なぜなら台湾には自炊が楽しくなる台湾独自の「電鍋 (ディエングォ)」があるから!!

これがあればご飯をたった15分で炊けたり、肉まんやちまきを蒸せたり、カレーまで作れるというんだから、ちょっと試してみたくなるじゃないですか!!

何を隠そうぼくは、台湾のキッチンの付いている部屋に移り住んで9ヶ月以上ほぼ自炊をしなかったダメ男だったのに、電鍋の存在を知ってから電鍋でご飯を炊いてみたくなったので、今回試してみました。

さて使い心地はどうだったのでしょうか?

では行ってみましょう!

目次

台湾人に愛される電鍋とは何か?

日本では無名ですが、こちら台湾では「電鍋 (ディエングォ)」は台湾の家庭に必ず一つあると言ってもいいほど普及しています。

どれくらい普及しているかというと、台湾のコンビニにフツーに置いてあるくらいです。

こちらは台湾のセブンイレブンで台湾煮卵をグツグツと煮ていたのを激写した写真なのですが、これくらい台湾ではポピュラーであります。

そしてこの電鍋は台湾で1960年に発売されてからもう50年以上の歴史を誇っていて、母親の嫁入り道具の電鍋が30年ほど全く壊れずに使われているという報告があるくらい耐久性の高い商品なんです。

最近は台湾人の若者の間で電鍋離れがあるようですが、日本人から見ると昔ながらのレトロな雰囲気が台湾っぽく見えて、逆に人気に火がつきそうな台湾っぽいアイテムだとひそかに台湾好きの日本人から注目を集めています。

ぼくも現在住んでいる台南のゲストハウスはむ家に置いてあったので、ちょっと今回試してみたくて使ってみました。

電鍋の外観と機能

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それではさっそく電鍋を見てみましょう!こちらが台湾の台南のゲストハウス、はむ家に置いてある電鍋です。

これは一番クラシックなタイプで保温機能はナシ!!

鍋にお米や肉まん、ちまきを放り込んで、あとはスイッチを指一本で押すだけという超簡単な仕様になっています。

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これがスイッチです。機能らしい機能といえばこれだけだなんて、超簡単ですね。

近所のコンビニに行くだけでも歩くのを嫌がってスクーターを使う、超面倒くさがりな台湾人の国民性を表しているかのようです。

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続いてフタを外してみましょう。中から現れたのは内蓋と入れ物です。

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内蓋を開けたらアルミ製の容器が入っていて、ここにお米を入れます。

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さらにその下は電気の熱を伝える熱板がありました。この部分に水と金属製の細長い針金で作られた板を乗せれば、蒸し器になります。

いやー、本当にシンプルで使い方も中華料理に対応してる感じがナイスです!!日本の家電にはなく、これぞ台湾文化という感じですね。

というわけで、ワクワクしてきたので、さっそくぼくも使ってみました。

電鍋を使って日々お米を炊いている日本人に使い方を習う

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「電鍋でお米を炊こう!!」

けっこう前からぼくの泊まっているゲストハウスのはむ家では電鍋が置かれていたのですが、使い方がわからず放置をしていたぼく。

しかしようやく今月の10月から電鍋を活用しているゲストハウスの日本人ヘルパーさんが入ってきたので、教えてもらえるチャンスをつかみました。

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今回、こちらの写真の台南ゲストハウスはむ家のお手伝い兼日本語教師の「いそっち先生」に教えてもらったので、紹介させてもらいます。

まあツッコミたいところはいろいろあるかもしれませんが、ここではビジネスライクに電鍋の使い方に絞って説明してみます。

台湾在住4年目のベテランが教えてくれた電鍋の使い方とはいかに?

お米を計って電鍋の内鍋に入れる

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それではさっそくお米を洗って、電鍋の内側に入れたいと思います。

いそっち先生が用意してくれたのが、こちら台湾で購入されたお米です。

ぼくは台湾でお米をどこで買っていいかもわからなかったので、優しい先生が無料でくださるということで、ありがたく頂戴しました。

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それでは計量カップで3合分測って、電鍋の容器に入れましょう。「無料」って響き、とてもいいですね。

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「あ、まえちゃん。私の買ってきたお米使うなら、1粒5元 (約15円)だから、後でキッチリ数えて払ってね」

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「ギャッ!?無料じゃないんですか!?」

「1粒15元はバカ高いですよ!!しかもなんすか、その米を一粒ずつ数えるとかいう面倒くさい価格設定?せめてグラム単位にしてください」

気を取り直して、電鍋でご飯を炊いてみる

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はい、そんな茶番のようなやり取りを終え、ぼくらは止めてた手を再開しました。

3合分計って入れたお米を、キュッキュッと何度も水を替えて洗います。

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洗い終わったら電鍋の入れ物に目盛りがついているので、4合なら– 4 –と書かれたところに、奇数の3合は目盛りがないので、– 2 – 、 – 4 –と書かれた中間まで水を入れました。

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外から見るとこんな感じ。偶数には数字が振ってあって、奇数は線だけなのが読み取れます。

お米を目盛りまで水に浸せたら、あとはセットするのみです!!

焦げ付かせないように外鍋とうち鍋の間に水を入れる

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……と思っていたんですが、電鍋を使う時にはコップ1杯から1杯半の水を入れる必要がありました。

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こんな感じでお米の入った内鍋と電鍋の外鍋の間に水を注ぎます。

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底の部分から電気の熱が伝わるので、水がなければ底を焼くことになり、黒こげになる恐れがあります。

なので、水は忘れずに絶対入れるようにしてください。

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水を入れたら、中ぶたを閉じます。

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そして上のふたも閉じて……、

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あとはスイッチオン!!

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これにて終了。あとは炊けるまで待ちましょう。

こんな日本の電気釜15〜20分後にお米が炊けるというんですから、台湾の電鍋はすごいものです。

ぼくらはリビングルームで一旦移動し、30分後くらいにまた確認しにやってきました。

30分後 炊けたかを確認してみる

それでは30分経ったので確認してみましょう。

電鍋は炊けたらレバーが上に上がる仕組みになっているので、確認するのも楽ちんです。

はい、動画を見てもらうと分かりますけど、開けたら中ぶたが壊れるというトラブルもありましたが、無事ちゃんと炊き上がりました!!

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試食してみたところ、お米も柔らかすぎず、少し硬めで、若い人には好まれる炊き上がりです。

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お米をよそって、鍋の底を確認してみると焦付きもナシ!!

こりゃエエわー!!

あまりにも簡単に使えて、日本の炊飯ジャーよりも便利なのでびっくりしてしまいました。

その後、ぼくらは近くの弁当屋から「おばちゃん、弁当ちょうだい!白飯抜きで!!」という意味わからん注文の仕方をしてきて、さっそくリビングで電鍋で炊けてご飯を美味しくいただきました。

もちろんめちゃめちゃ美味しかったです!!

実際に電鍋を使ってみた感想

Dennabe taiwan isocchi 037はむ家で電鍋で炊いたご飯を食べるはむ家に泊まってるみなさん

はい、というわけで、台湾が50年以上の歴史を誇る家電、電鍋のレビューはいかがでしたでしょうか?

ぼくが使ってみたところ保温機能のある電鍋がさらに便利だと思いましたが、機能的には本当にすぐにご飯炊けるし、他にも肉まんやちまきを蒸すなどの使い道があるので素晴らしいです。

台湾好きとしては「これ、ほしい!!」と心の底から思ってしまいました。

さすがに大きいので、台湾みやげとして持ち帰るのはハードルが高いですが、台湾好きとしては非常にアリです!!

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台湾のカルフールなどのスーパーでも買えますし、最近では台北のゲストハウスにも置いてあるので、お米を持って行って試してみるのも楽しいんじゃないか?と思います。

日本でもヤフーショッピングで、今回紹介した台湾No.1電鍋メーカーの大同電鍋が1万3,000円くらいで購入できるので、持って帰るのが面倒だという人は充分ありではないでしょうか?

ぼくも近々、マイ電鍋を購入してみたいと思います。

ぜひ台湾好きの方は電鍋を持てば、もっとディープな台湾を体験できますよ!!

ではまた。

PS  日本のヤフーショッピングで大同電鍋の販売ページ発見!

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日本のネットで探したら、Yahooショッピングで大同電鍋が購入できるようです。

色と種類が少なくて、台湾で買うより3,000円くらい高いですが、修理保証付きの電鍋がほしい人にはいいかもしれません。

ただ3色しかないので、こだわりの電鍋がほしい!という方は頑張って台湾から持ち帰るのがオススメです(笑)

⇒ Yahooショッピングの大同電鍋ページはこちら

他にもアマゾンでは大同電鍋を出している大同電鍋の日本支社、大同日本がデジタル電鍋を出しています。

台湾でも有名なので、よかったらどうぞ。

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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