台湾観光名物と言えば、誰がなんと言おうとヘビを食べて、その生き血を飲むことです。
こんにちは。現在台湾の台北市在住のまえちゃん@Maechan0502です。
さて現在空前の台湾ブームに沸く日本。やれ、モデル兼女優のローラが台湾ガイド本を出したとか、「台北の街を歩いていたら、お笑い芸人の渡部直美とモデルの舞川あいくがテレビの取材で来てた!」など、台北在住のぼくにも報告が入ってきます。
これはもう叫ぶしかないっしょ!ええ、ついに来ちゃいましたよ、オシャレ台湾ブーム!!
しかし先日フィリピン英語留学時代の日本人女友達が彼氏と台湾に遊びにきてくれたのですが、彼女は開口一番こう言いました。
「私を台湾のディープスポットに連れて行ってほしい」と。
「婦女子が行くようなオシャレ台湾に私は興味ない。脳髄シビレるような本物の台湾を私に味わせてほしい。もしヌルいところに連れて行ったら、ここでアンタをSATSUGAIするから (以上、意訳)」
思わず「姐さん、山◯組入りませんか?」と言いたくなったのですが、そこはグッとこらえて
「あ、もうここは華西街観光夜市でヘビを食べるしかないな」
と思い至った次第です。
というワケで、今回は台湾人ですらなかなか行かないスポットをガイドしてきたので紹介します。
では行ってみましょう。
蛇が食べられる華西街観光夜市への行き方
さて蛇が食べられる華西街観光夜市は、台湾で一番有名なお寺の龍山寺近くにあります。このお寺は有名なので、台湾ガイドブックをめくったことがある人はみんな知っていると思うのですが、この周辺がディープなんですね。
行き方はMRTの龍山寺駅を降りて、龍山寺までGO!
そして龍山寺と向き合って左側を歩いていくと、華西街観光夜市が見えてきます。
見てください!夜空に浮かび上がるこの立派なゲートを!
しかし入り口だけにお金をかけ過ぎたみたいで、中に入ると寂れています。ちなみに華西街観光夜市もディープですが、本当のディープな場所はこのゲートと逆側なので、そこだけは女性は足を踏み入れないほうがいいです。
若い男性が行っても台湾人熟女が寄ってきて生気を吸い取られるので、ぼくはマジでオススメしません。
また華西街観光夜市自体も女性同士で行くのはやめた方がいいです。けっこういかがわしい場所で、周辺は貧困街&数十年前に栄えた繁華街なので、行く時は男性同伴で行きましょう。
治安は大阪の天王寺近くの釜ヶ崎よりはマシな感じはしますが、気をつけてほしいところです。
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華西街観光夜市の蛇のお店に入ってみる
では華西街観光夜市に入ってみましょう。
中を歩いてみると、20年前の形で世界遺産指定されて保存されている昭和なネイルサロンや、ピンク色のいかがわしいおもちゃ屋さんを目にしますが、これこそ台北市で一番ディープなスポットたるゆえんです。
そしてその中でも目立つのがゲテモノ料理屋!!!ネオンの電飾に「蛇」の文字が浮かび上がっております。
ここはチラリと覗けばわかりますが、なんとそこには飼っている蛇が!
なんだか横にワイドに見えますが、それは先ほどエサを食べたからでしょうか?ええ、横にあるネズミというエサを……。
この至近距離で育てられるとは、すごいシチュエーションです。
そしてそこに興味津々で駆け寄る友人。
彼女の満面の笑みに、蛇のほうが怖がっている気がしました……。
注文すべきは蛇肉湯毎份 250元 (約940円)一択!
入り口の蛇見学が終わった我々4人 (ぼく、かおり姐さん、かおり姐さんの彼氏、台湾人の友人ミラー)は、いよいよ蛇を食べるためにお店の席に着きました。
まわりをみると、蛇のお酒や精力が付きそうな薬がいっぱい。
お店のおっちゃんに説明されたところによると、どうやら一番人気は左一番上の蛇肉湯毎份 250元 (約940円)だそうです。これは蛇の肉とスープだけでなく、蛇の血も飲めるセットでした!
思わず隣の蛇肉湯 (碗) 150元 (約560円)の値段の安さに目が行ってしまいますが、ここまで来たら黙って蛇肉湯毎份 250元 (約940円)を頼みましょう。
ぶっちゃけ蛇の肉より、血のほうが面白い体験ができるので、そちらがオススメです。
無事に注文を終えたかおり姐さんは、この時点でめっちゃご満悦。ここまで笑顔で楽しめるなんて、蛇より怖かったです……。
ついに蛇のスープと血を飲んでみた!
そして待つこと1分。速攻で蛇が出てきました。
仕事早すぎるよ!オッチャン!
どうやらドキドキするヒマも与えてくれないようです。
お店のオッチャンが説明をしてくれるので、それを聞きながらまず血を飲んでみました。
味は意外とスウィートな甘め。そしてめっちゃ漢方ぽかったです。
動画も撮ったので、あとでアップします。
みんなで蛇のスープと肉を食べてみた
そしてスープを開けてみると、出てきました!蛇です!
それを先陣切って食べるかおり姐さん。ここまで嬉しそうにして食べてくれるなら、スープになった蛇も満足に違いないでしょう。
続いて彼氏さんが飲む映像も撮ってみましたが、あまりにビビり過ぎてて、特殊すぎる映像が撮れてしまいました。大半の人が飲んでも、ここまでシンドそうな味の表現は再現できないと思います。
でも恐怖の中、飲んでいただき本当にありがとうございました。
ついでに友人のかおり姐さんが蛇嫌いの彼氏さんにスープを飲ませようとする瞬間の動画も撮ってみましたが、なんだか彼女が戦慄!恐怖の蛇女に見えました。
彼氏さんにとって、自分の彼女は蛇より恐い存在に見えたことでしょう……。
でも台湾人のミラーにも飲んでもらいましたが、
やっぱりフツーに飲める味でした。オーバーリアクションでうさんくさく見えるのはご愛嬌です。
実際に蛇も食べてみましたが、こちらはチキンのような味でした。いたってフツーです。しかし骨が多過ぎて、本当に食べにくかったので、みんな途中でギブアップしていました。
そしてスープも飲みきれなかったので、お店の店主のオッチャンに聞いたら、なんとお持ち帰りできるとのこと!さすがなんでもテイクアウトできる台湾文化です。
おみやげに蛇のスープを持った目が怪し過ぎる。精力付けさせるために、こっそり彼氏の飲み物に蛇のスープを混入事件でも起こしそうな気が……。
感想 蛇のスープは味が意外とフツーで楽しめる観光スポットかも
というワケで、蛇の肉を食べて、スープを飲んでみましたが、意外と味はいたってフツーでした。蛇の血も甘いし、お肉も鶏肉みたい。そしてスープはコンソメ味で全然イケてます。
「いやー、これは思った以上に普通のオモシロ体験だったわー」
と思っていたその後です。
……しかしです。その後このまわり周辺を観光している最中、なぜか身体がホットになりました。
みんなで暑い、暑いと言っていたので、たぶん何かしらの効果があるんだとおもいます。ええ、盛り上がる効果がある気がしました。
モノ好きな人は行ってみると楽しいかもしれません。
ではまた。
PS
撮影協力いただいたかおり姐さんことかおりんと、その彼氏さん。そして台湾人のミラーには本当にありがとうございました。
本当のことを言うと、「ディープスポットに行きたい」と言われたので、ぼくが「じゃあここしかないよ!」と連れて行ったのが真相ですが、着いたらめっちゃエンジョイしてくれて、ノリノリの狙った写真を撮らせてくれて感謝です。
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