イタリアの中に世界で一番小さい国のバチカン王国があるように、オーストラリアの中にもHutriver王国という国があるのをみなさんは知っていますか?
どうもみなさん、こんにちは。オーストラリアのパースでワーキングホリデー中のまえちゃん@Maechan0502です。
さてワタクシ、オーストラリアにワーキングホリデーに行こうと心に決めてからいろいろ調べているうちに、オーストラリアの中にHutriver王国というヘンテコな王国があるのを知りました。
どうやらこの国は勝手にオーストラリアから独立を宣言し、独自の通貨や郵便局まで持っている模様。
……。人が見れば笑えるジョークかもしれない。しかしこんなアホなことをもう40年以上も続けているのがこのHutriver王国なのです。
そしてオーストラリアに来てそろそろ10ヶ月目。今回できれば行きたいと思っていたこのHutt River王国に友達が行くというので、このチャンスを逃してはならないと思い、ぼくはついにこのHutt River王国に行くという夢が叶ったのでした。
今回はその報告レポートです。もうメッチャ楽しかったので、張り切って紹介させていただきます!
Hutt River王国について
オーストラリアの北西にあるHutt River王国。
そもそもHutt River王国とはなんなのか?Wikipediaから引用させていただきましょう。
この地域を所有しているケースリーは、オーストラリア政府が小麦買い付けを制限する政策をとったときに独立を決意し、自身が所有する75平方キロメートルの土地をハット・リバー公国と名づけて自らレオナード公と名乗り、1970年4月21日にオーストラリア政府に対し独立を宣言した。
この4月21日を独立記念日とし、紙幣や切手を発行したほか、シャーリー夫人を公妃とし、3人の息子を貴族とした上でそれぞれを郵政相、財相、外相に任命するなど体制を整えた。国民は、実質的に自分の家族と農場の使用人の20人である。
このような経緯や独立国を自称する立場のため、オーストラリアに税金を納めていない。
独立王国らしく、税金を納めてないそうです。また政府や教会、郵便局、そして独自通貨や切手までありました。いやー、本当に独立国家ですね。
Hutt River王国のエントランス(入り口)
オーストラリア南西のパースを朝の6時に出て、車で休憩を取りながら運転すること9時間ほど。ついに我々はHutt River王国にたどり着きました。
王国の入場時間は9時から4時までだそうです。けっして営業時間ではありません。
中に入ると、さっそく国王の石像が待ち構えています。Hutt River王国内の有名なスポットですので、ぜひここで写真を撮りましょう。
続いて車を止めて入ると、Hutt River王国の首都ネーンに到着です。後ろに見えるのが資料館で、さらにこの上に国旗がはためいてます。
人の家で写真を撮っているように見えるかもしれませんが、れっきとした国の首都のど真ん中でぼくは写真を撮っています。いやー、自分の行ったことない国を訪れる時はいつも興奮しますね!
このテンションの盛り上がりは、カンボジアのプノンペンで北朝鮮の人たちが働いている平壌レストランに行ったとき以来の興奮です。思わず「エクスタシー!」とか叫びそうでした。
入国スタンプを貰いにいく
さてもちろんここはオーストラリアとは違う王国。入国スタンプを貰わなければいけません。というワケで、この写真の目の前にある移民局に歩いていきます。
出迎えてくれたのはこのHutt River王国のプリンス(国王の息子)です。親切にHutt River王国の歴史と位地に着いて教えてくれてました。この地図はエスペラント語という人工的に作られた有名な言語で表記されています。
Hutt River王国の1大イベント パスポートにサインをもらう!!
さてこの入国スタンプを貰うイベント、これはHutt River王国内での観光ハイライトの1つです。
普通にプリンスがスタンプを押してくれるのかと思いきや、その前に何やら特殊なライトを出して、ぼくらが取り出したパスポートを照らしてくれました。
おー、すごい!!日本国のパスポートから浮き上がる桜の模様!パスポートってこんな工夫がされてたんですね。
ぼくのパスポートを差し出してみると、写真が浮き上がりました。世界一売ると高いと言われてる日本のパスポートですが、こんな仕組みが隠されていたようです。台湾のパスポートにはなかったので、日本の技術力を思い知らされました。
バシっと入国と出国スタンプを押してもらう。
見てください!これでぼくもHutt River王国の出入国スタンプをゲットし、これで訪れた国は10カ国目になりました!!
やったね!!
しかし聞いたとこによるとこのスタンプをオーストラリアから出る時に空港で見せると「誰だ、こんないたずらをしたのは!」と怒られるらしいです。
もちろん空港の人も誰がやったかは知っているのですが、建国40年経ってもHutt River王国はいまだに肩身が狭いようです(笑)
やってる本人たちは真剣なんですけどね!
それでは長くなったので後編に続きます。
ではまた!
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