さてオーストラリアの中にHutriver王国というヘンテコな王国があるのを知り、ついにワーキングホリデーでこの王国でパスポートにスタンプを貰うことに成功した、ぼくことまえちゃん@Maechan0502。
今回はそのHutt River王国観光の後編です。
前編はこちらからどうぞ。
勝手に独立宣言!オーストラリアの中にある王国・Hutt River王国に行ってきました!【前編】 – あしたはもっと遠くへいこう
ではそんなディズニーランドより楽しい王国観光を見てみましょう!
Hutt River王国でおみやげを買う
Hutt River王国のメインの産業は観光です。なので、おみやげがたくさん売っています。
切手やポストカード、そして独自通貨など!
ぼくも記念に切手とポストカードを買ってみました。そのうちの2通は記念に日本の実家と、台湾人の女友達に出してみたので、受け取った時の反応が楽しみです。
しかしここでもプリンスは悲しそうに「Hutt River王国の切手はレターカバーの後ろに貼らないといけないんだ。前に貼ったら届かないからね」とおっしゃってました。
んー、小国の弱みですね。中国ににらまれて「チャイニーズ台北」という名前でオリンピックに参加しなきゃいけない台湾の悲哀とダブりました。
え?税金払ってないから当たり前だって?届くだけありがたいのかもしれません。
ちなみにここでぼくはポストカードの手紙を書いたのですが、携帯の電波がHutt River王国内はなくて、検索できずにスマートフォンで自力でさかのぼって住所を探すのにとても苦労しました。
なので、これからHutt River王国でポストカードを出したい方はムダな時間を王国で過ごさないよう、あらかじめ手紙の文面と住所を下書きしてから持っていくことをオススメします。
Hutt River王国で国王と握手!!
さてぼくはポストカードを書いていて遅れてしまったのですが、資料館に行くとそこにはHutt River王国の国王であるレオナード公がいらっしゃいました!
今年で89歳になるレオナード公。たった1人でオーストラリアから自分の土地を守るために立ち上がった方です。
そしてなんと国王の方から手を差し出してくれたではありませんか!世界一気さくな国王は彼で決まりです。これ以上ない誉れですね。
ハイ、そこ!「普通のヨボヨボの白人のおじいちゃんだろ」とか言わない!
国王とプリンスとも一緒に写真を撮れて非常に満足しました。
さらに教会に足を運ぶ
さてもちろんHutt River王国には教会もあります。国王と握手して辞した後、ぼくらはプリンスの案内のもと、教会を散策させてもらいました。
プリンスのイスとプリンセスのイスがあったので、友達と一緒に撮影。これもお約束の観光スポットです。
そして忘れてならないのは教会の入り口に、今は亡きHutt River王国のプリンス、シャーリー妃です。若き日の王妃は非常にお美しい方ですね。
残念ながら2013年になくなられたそうなのですが、今もHutt River王国を天国から見守ってくださっていることでしょう。
感想 Hutt River。そこはあなたが信じれば独立王国
さてどうだったでしょうか?見る人が見れば、何をこのブログの筆者は普通の一軒家に行って興奮してるんだと思われることでしょう。
しかしよく考えてみてください。この世の中で国なんてものは、自分たちで線引きしてるだけのものなんです。たまたまぼくらの日本という生まれた国を自分たちも国だと思ってるし、他の国の人も国だと認めてくれてる。
そんなラッキーな国にぼくらは生まれただけなんじゃないでしょうか?みんな日本は島国で国境を考える機会がないから気付きませんけどね。
国際法上、人間は誰しも経済や土地が奪われそうになったとき、自分の手で国を作ることを認められているそうです。このHutt River王国のレオナード公はそれを純粋に実行しただけだとぼくは感じます。
海外に出るといろんな人の生き方に出会います。そのうちの1人はここオーストラリアで国を作ってしまいました。
大学を卒業し、会社でずっと定年まで生きることが真っ当な生き方だと信じている堅苦しい人が多い日本。でも世界はもっと柔らかいものだし、自分の想いを貫いてみてもいいんじゃないでしょうか。
そう!それがたとえ人に笑われることになったって、大して傷つきやしません。それよりも「頑張って働かなきゃいけない」と言って、過労で身体壊してうつ病になる方がよっぽど笑えないです。
バカなことでも一生懸命続けていれば、そのうちぼくらみたいな観光者が訪れ、笑顔で賞賛してくれるかもしれません。
だからみなさん、もっとこの素敵な世界を楽しみましょう!Hutt River王国はぼくにそんなことを無言で語りかけてくれました。
まさか2年前に読んだ本に出てきた王国に偶然行けるチャンスに恵まれるとは思いませんでしたが、こんな偶然があるから人生はまたオモシロいんでしょう。
この広くて素晴らしい世界に乾杯です!
ではまた!
住所
Hutt Riverへの行き方は王国のホームページからどうぞ。
地図もあるので、ナビが不安な方は事前にダウンロードしてプリントアウトしていくことをオススメします。
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