台湾の台北で仕事しながら泊まりたかったら、いま流行りのCo-Living(コリビング)に行ってみるのはどうでしょうか?
こんにちは。台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて、ここ数年でパソコンを使いながらリモートワークやノマドワークする人が、世界的に増えています。
そこで世界各地で「泊まれる場所とコワーキングスペースを一体化させ、そこに集まった人との交流までデザインする」という流れが加速してきました。
ここ台湾でも松山空港の近くに、カフヌ台北(Kafnu Taipei)というCo-Living(コリビング)ができたので、ぼくも3泊4日泊まった経験をレビューします。
結論から言うと、カプセルホテルだけど、居心地は最高だったので、ここは仕事をしたい人には最高にオススメです。
とにかく設備と居心地の良さがいいので、台北で外こもりしたい人はコスパが良すぎます。
ではいってみましょう。
カフヌ台北について
カフヌ台北は、中山國中駅から徒歩4分ほどのCo-Living(コリビング)です。
Co-Living(コリビング)は泊まる場所(ゲストハウス)と、仕事をする場所(コワーキングスペース)を一体化させた宿泊施設で、いま世界的に注目されています。
アメリカやヨーロッパ、日本などでも出てきましたが、台北でもカフヌ台北のようなコリビングが出てきたようです。
台北のゲストハウスは1泊500〜700台湾ドル(約1,800〜2,500円)が平均的なんですが、カフヌ台北はコワーキングスペースがついています。
だから1泊1,000台湾ドル(約3,600円くらい)という少しお高めな価格帯で設定されているんですが、わざわざゲストハウスから出てカフェを探したくない人には、かなり居心地をの良い空間が広がっていました。
それではカフヌ台北の外観とフロントを紹介します。
カフヌ台北(Kafnu Taipei)の外観とフロント
【外観】
こちらはカフヌ台北の入り口です。
白と黒のモノクロデザインの地上11階建てのビルになっています。
正面の入り口はこんな感じで、ビールののぼりが外にありました。
それではさっそく上がってみましょう。
【受付】
カフヌ台北は階に受付があります。入り口を入ってすぐの場所に台湾人スタッフがいるので、そこで受付してみてください。
ぼくがチェックインした時は台湾人スタッフで英語で対応されました。
かなり英語が流暢な人で、
「私の名前はチェン。よろしくね!私も写真好きなんだけど、そのカメラはどこの?え?SONY?どうしてCanon使わないの?!」
とめちゃめちゃ親しげに話しかけられので、ぼくはかなりびっくりしました。
さすがコリビングゲストハウス。今まで台湾のゲストハウスで初対面なのに、こんな親しく話しかけられたことはありません。
【カードキー】
ここのCo-Living(コリビング)もカードキーでチェックインするタイプでした。
ただ、注意しないといけないのは、カフヌ台北のカウンターが空いている時間です。
朝の9時から夜の18時までしか空いていなので、カードキーをなくすと大変なことになります。
一枚しか渡されないので、けっこうぼくはビクビクしながらカードキーを持っているか、確認していました。
カフヌ台北の部屋の内装とベッド
受付でチェックインしたので、続いて部屋に入りましょう。
男性は4階、女性は5階がカプセルルームになっています。
【廊下】
【部屋のドア】
最近の台湾のゲストハウスはカードキーで部屋を開けるタイプも珍しくなくなってきており、ここのゲストハウスもカードキーで開けるタイプでした。
【部屋の全体像】
こちらが2人部屋のカプセルホテルです。
運がいいことに、3泊4日泊まってぼくだけしかいなかったので、実質1人部屋というのが最高でした。
カプセルの中に入ると、今まで台湾で見てきたどのホテルよりも綺麗な内装です。
ブラインドもちゃんと閉まるし、枕は柔らかく、奥の壁は柔らかいクッションでできてます。
【ベッドの中】
【ベッドの中】
ぼくの泊まったベッドがこちら!ベッドの布団はまあまあの硬さといったところでしょうか?
ただ、枕はとても柔らかかったです。
カプセルの中は木目の板で作られており、高級スピーカーのような色合いをしています。
中にいると、とても落ち着きました。
【コンセントとセーフティーボックス】
ベッドの脇にはライトとコンセントがついています。
おまけに貴重品入れもあり、コンセントやUSBの差込口も2つある仕様!
もう言うことありません。
【タイマーとライト】
高級なスピーカーのようなタイマーやライトの調整機もありました。
この高級感、日本も含めて泊まったカプセルホテルの中で最高クラスかもしれません。
【カーテン閉鎖】
【カーテン解放】
カーテンを閉めると左の写真のように遮断され、布団を全部かけると右側のようになります。
カーテンを閉めれば外界から完全にシャットダウンするので、かなりいいかと感じました。
【ロッカー】
そして部屋のロッカーがこちらです。
だいたい他のゲストハウスはロッカーのサイズが小さいところが多いんですけど、ここはスーツケースも入るくらい大きかったので、すごく満足しました。
ご覧の通り、ぼくの27リットルの旅行用バッグもしっかり入っています。
鍵がないので、貴重品はベッド周りのセーフティーボックスに入れないといけません。
しかし二人部屋で、他に泊まる人がいなかったので、ほぼ個室感覚でした。
夜6時以降にあたらしいお客さんが入ってこなければ、翌日までチェックインはないので、けっこう勝手好き勝手に荷物を広げられます(笑)
カフヌ台北のシャワールームと洗面所
【シャワー】
続いて、別の部屋にあるシャワールームです。
ここのシャワールームは、もはやゲストハウスやカプセルホテルのクォリティーではありませんでした。
清潔なことはもちろんながら、お湯を出るところが3つもあったのです。
【サイドシャワー】
サイドにシャワーがあり、頭だけでなく、身体も一緒に洗えるようになっています。
一緒に泊まったぼくの友達に言わせれば、「このタイプのシャワーは高級ホテルでしかみたことない。一体どうなってるの!?」と興奮していたので、相当スゴいんでしょう。
【シャンプーとボディーソープ】
シャンプーとボディーソープも高級な銘柄が使われていました。
おそるべし、カフヌ台北です。
【エアコン】
【エアコンのリモコン】
また冬のシャワーで嫌なところは、シャワーの外に一歩出ると、一気に冷気が押し寄せてくることです。
しかしこのシャワールームの上にはエアコンがついており、暖房が出るようになっていました。
日本人からしてみれば普通かもしれませんが、台湾にあるほとんどの家のエアコンには暖房がついていません。
ましてや、シャワールームにエアコンなんて、夢のまた夢です。
すごく快適なシャワールームでした!ぼくの3年の台湾ゲストハウス・カプセルホテル視察の中で、現状ここがベストシャワーに間違いありません。
【パウダールーム】
【パウダールーム】
シャワールームの外にはパウダールームがあり、ここで髪を乾かしたり、化粧したりできます。
ちょっと洗面所がないのは不便でしたが、綺麗で使いやすかったです。
【ドライヤー】
【アメニティー】
またバスタオルや歯ブラシ、綿棒、紙スリッパも完備していました。
ドライヤーやアイロンもあったので、一通り必要な物は揃っていた印象です。
コワーキングスペース (レストルーム)
カフヌ台北には3〜6階にコワーキングスペース兼休憩スペースがあります。
コリビングなので、泊まれる場所と仕事できるスペースがセットになったのが特徴なんですけど、ここが本当に居心地よかった!
たとえば3階と6階はコワーキングスペースになっており、いつもカタカタやっている人がいます。
椅子もいろんな椅子があり、事務用の回転椅子も置いていました。
またパソコンで作業するフリーランス必須のコンセントも完備!
台北にはなかなかコワーキングスペースがないのですが、ここはまるで日本のコワーキングスペースのようでした。
【ボード】
ボードにはWiFi(ワイファイ)のパスワードと、ワークショップの内容が書いてあります。
ここでワークショップに参加するのかもいいかもしれません。
【プリンター】
エプソンのプリンターもありました。
【会議室】
【会議室】
【会議室】
それと会議室もあり、受付で予約すれば、他の人と一緒に仕切られた部屋で会話もできます。
【ソファー】
コワーキングスペースだけだと行き詰まってしまうので、ちゃんと休憩スペースもあります。
【冷蔵庫と電子レンジ】
冷蔵庫や流し、電子レンジがあるので、他で買ってきた食材を温めたり、閉まっておけました。
【ネスプレッソ】
あとはネスプレッソも飲み放題なので、コーヒーを好きな時に入れて、仕事しながら飲めます。
それと紅茶のティーバッグもあったので、かなりフリードリンクも充実していました。
【ゲーム】
各階の端っこにはボードゲームやジェンガ、ウノもあったので、みんなで集まってやるのも楽しいんじゃないでしょうか?
【くつろぎすぎてる人】
やりすぎると、ぼくの友達の森山さんのように自分の部屋のように使ってしまうので、要注意です(笑)
コインランドリー なし(2018年10月現在)
ゲストハウスといえば、コインランドリーも重要です。
旅行をしていると洗濯物が溜まってしまうので、現在はどのゲストハウスにも付いています。
しかし、このコリビングの4階には付いていませんでした……。
まさかの空っぽ。
女性の泊まる階にはついているかもしれませんが、男性は使いづらかったです。
ただ、コインランドリーのマークはあるので、そのうち付くかもしれません
カフヌ台北近くのオススメ店と観光スポット
泊まるところの紹介はホームページやホテル予約サイトを見れば、いくらでもわかります。
なので、ここでは台北市のど真ん中に半年間住んでいたぼくが、カフヌ台北の近所でオススメのレストランや場所を紹介します。
杭州小籠湯包
カフヌ台北から車線を挟んで反対方向に、杭州小籠湯包という有名な小籠包の支店があります。
ぼくは台北に住んでいた時にここの本店近くに家があり、たまに通っていました。
1セイロ160台湾ドル(580円)と少し値段が張りますが、鼎泰豊(ディンタイフォン)よりも安くて、店内も清潔なのでオススメです。
小上海(小籠包と牛肉麺のお店)
杭州小籠湯包より遠くなりますが、同じ通りにある小上海もオススメです。
ここのお店の良さは、小籠包の安さです。一つのセイロに小籠包が10個入っていて、なんと130台湾ドル!(約470円くらい)
それなのに店内も清潔だし、日本語のメニューも置いているので、安心できます。
また牛肉麺も130台湾ドル(約470円くらい)で安いので、ここで食べてもいいかもしれません。
他のお店で牛肉麺を食べると180台湾ドル(約650円くらい)するので、コスパの良さがいいです。
まるで日本の関西人のように、味と値段にうるさ台湾人で賑わっているのも納得します(笑)
微熱山丘(サニーヒルズ)
カフヌ台北から民生東路三段を東側に歩いていくと、パイナップルケーキで有名なサニーヒルズに突き当たります。
最近は台湾旅行のお土産のパイナップルケーキといえば、微熱山丘(サニーヒルズ)の名前が挙がるくらい有名になりました。
ここに足を運ぶと、パイナップルケーキを買わなくてもテーブルに通されて、パイナップルケーキ一つとお茶が出されます。
小上海で小籠包を食べたら、デザートとお土産を買うついでに、サニーヒルズに寄ってみるのもいいんではないでしょうか?
民生炒飯専売店
小上海や微熱山丘(サニーヒルズ)から遠くなるんですが、そこから足を進めると民生炒飯専売店というお店があります。
ここのチャーハンは、とある現地台湾メディアの台北のチャーハン特集でTOP10に入るクォリティーなんです。
あの鼎泰豊(ディンタイフォン)のチャーハン(実は小籠包だけでなく、チャーハンも有名)と並ぶほどなので、ぜひ食べてほしいです。
持ち帰りもできるので、持って帰ってコリビングで食べるのもいいでしょう。
オススメはエビチャーハンです!
カフヌ台北の立地と行き方 (アクセス)
では最後に駅からカフヌ台北への行き方を紹介します。
・文湖線(茶色)の中山國中駅から約300メートル
・文湖線(茶色)と松山新店線(緑色)の南京復興駅から約500メートル
両方の行き方があるんですが、この記事では一番近い中山國中駅からの行き方を動画と写真で説明してみました。
【写真】 カフヌ台北の立地と行き方 (アクセス)
写真での行き方案内はこちらです。
スタート地点は文湖線の中山國中駅です。
ここの1番出口を出ましょう(ちなみに唯一の出口です)
出てすぐに、右側を曲がります。
歯医者と自転車置き場があるので、そこを抜けてまっすぐひたすら歩いて行きます。
復興北路と書いてある看板を抜けて、自転車用の黒いアスファルトを目印に進んで行きましょう。
途中いくつか信号機がありますが、大きな十字路にぶつかるまでずっと直進します。
はい、3分ほど歩くと、復興北路と民生東路がぶつかる十字路の交差点にぶつかるので、そこで左折です。
奥に見える白いビルが目的地のカフヌ台北台北なので、あとは横にある通路から入ってください。
カフェがあって紛らわしいのですが、そこは今回泊まるコリビングスペースとは関係ありません。
エレベーターで3階に上がって、受付してみてください。
まとめ カフヌ台北に泊まってみた感想
さていかがでしたでしょうか?台北のCo-Living(コリビング)・カフヌ台北は。
ぼくの泊まった感想を冷静述べると、良いところは4点です。
- 施設が綺麗で、清潔感あるので、女性でも安心
- カプセルホテルの品質が台湾の中で最高峰
- コワーキングスペースが併設されてる
- 設備やコーヒーなどが高級志向で、超快適
- Co-Living(コリビング)から徒歩圏内の近所に、美味しい台湾レストランが集まっている
全体的にCo-Living(コリビング)として、最高でした。
1,000台湾ドル(約3,600円)で少し高いんですが、払える人は泊まったら気分良く仕事できるでしょう。
ぼく的に、物足りない点は2つです。
- 繁華街(忠孝復興駅や中山駅など)に出るまで、ちょっとだけ時間がかかる
- チェックインが18時までしか空いていないので、それ以降に対応できない
- 夜の在中スタッフがいない(もしくは探しにくい)ので、何かあった時に頼りにくい
- 受付の台湾人に日本語が通じない
- キッチンにガスコンロやIHヒーターがない
カフヌ台北は内装が綺麗だったり、スタッフが親切なのでいいんですが、18時以降は対応していないという悩みがあります。
カプセルホテルよりコワーキングスペースがメインなので、そこが残念でした。
またカードをなくしたら、翌朝までソファーで寝ないといけないかとビクビクしましたし、そこが本当にもったいなかったです。
あとは英語がメインなので、日本語が使えないですし、ある程度海外慣れした人にオススメです。
台北のCo-Living(コリビング)だったら、ここが最新の設備と綺麗さを備えていると言ってもいいんじゃないでしょうか?
まわりのレストランも美味しいですし、台北でこもりながら作業したい時にオススメです。
それではいい台湾旅行を!
ではまた。
【カフヌ台北】
【値段】
料金は1泊が1,000台湾ドル(約3,600円)。コワーキングスペースのドロップイン(その日だけ使うこと)もできる。
1台湾ドル=3.6円計算 (2018年10月現在)
【予約方法】
Booking.comで予約すると、安いことが多いので、予約するときはBooking.comを最初に見てみてください。
→ Booking.comでカフヌ台北(Kafnu Taipei)を確認する or 予約する
→ エクスペディアでカフヌ台北(Kafnu Taipei)を確認する or 予約する
(※希望宿泊日に近づくとホテルの値段は上がります。予約するなら早めがおすすめです。)
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