影響ほぼ無し。台湾の花蓮で震度7の地震があった3日後に訪れた震災状況

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2019年4月。震度7の地震があった台湾の花蓮に3日後、観光をしてきたのでその模様を紹介します。

どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。

さて2019年4月19日に台湾の花蓮で震度7の地震がありました。

ちょうどぼくは台湾一周中で、3日後に花蓮へ行く予定だったので、そこで滞在した様子を紹介します。

結論から言うと、まったく影響が感じられなかったので、観光に行こうと考えている人はキャンセルすることなく行ってほしいです。

またぼくの3年前の台湾での被災経験から、「地震の影響がないのに、旅行を控えると二次被害が起こる理由」を最後に書いてみました。

そちらも思った以上に影響が大きいので、多くの人に知られるとありがたいです。

ではどうぞ。

目次

花蓮の市街地・駅のまわり

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まずは花蓮駅のある中心地です。

普通に観光してみましたが、まったくどこも影響は出ていません。

2年半前の2016年11月にぼくが遊びに行った花蓮と何も変わらず。

ビルも崩壊していないし、レストランも普通に営業しております。

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地震のことよりも、ぼくが気になったのは、花蓮を代表する小籠包屋さんです。

たまたま見かけたので入ってみると、驚きの小籠包・50元(約180円)であります。

10個でこの価格はぶっ飛んでいると言えるでしょう。ええ、もちろんいい意味で。

ぼくも4年間住んでいるので、台湾全土で小籠包を食べたと自負していますが、この価格と値段はおかしいです。

安すぎ!

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しかも頼んでみたら、小籠包というよりも小さな肉まんサイズで出てくるし、

どれだけ人を満足させれば気がすむんだ!

と思ってしまいました。

あ、すみません。意味がわかりませんね。もちろん味は抜群に美味しかったです。

また絶対食べたいと思っています。

花蓮の観光名所・太魯閣

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花蓮といえば、幻の世界遺産と言われる太魯閣も有名です。

震災3日後にここへも行ってきました。

結論から言うと、ここも全く地震の影響は感じられなかったです。

バイクを借りて行ったのですが、受付のお姉さんは普通に貸してくれました。

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太魯閣の中も、多くの観光客が歩いています。

台湾人以外の観光客が圧倒的だったので、もしかしたら台湾人は心配しているのかもしれません。

しかし太魯閣自体はがけ崩れの影響もなく、全部のコースを観光できました。

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写真は太魯閣の奥まで行った天祥での一枚です。

2年前は工事で行けなかったのに、2019年4月のほうが遠くまで行けるとは、全く驚きました。

ただ、地震のあるなしにかかわらず、太魯閣は崖から落石の多いところです。

事故を防ぐために、崖の近くを歩くときはヘルメットを着用してしたほうが安全だと感じました。

いやー、それにしても雄大な太魯閣の自然の前には圧巻です。

台湾の西側の台北、台中、台南、高雄は日本と同じ景色をしているとよく言われます。

しかし花蓮の太魯閣は、絶対に日本では見れない圧巻の崖を見られるのが特長!

在台4年のぼくが、台湾で一番オススメの観光地を挙げるなら、間違いなく花蓮の太魯閣です。

花蓮〜宜蘭に抜けてゆく国道9丁号線

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花蓮の市街地も問題なし。太魯閣も問題なし。

それだけで、普通の人の花蓮観光は十分だと思うのですが、ちょうどぼくらは自転車での台湾一周中でした。

だから花蓮から宜蘭への国道9丁号線の震災状況も、この目で確かめることに。

こちらも結論から言うと、全く問題がなかったです。

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道路のどこかが通行止めになってなかったし、崖崩れの様子もなし。

この道を自転車で通ることがいいか?というと、絶対にオススメできると言い切れませんが、景色はバツグンに良かったです。

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特に清水崖と呼ばれる崖の美しさは、思わず自転車を漕ぐ足を止めてしまったほどでした。

一説に、1500年代にポルトガル人がこの崖を見て、

「フォルモサ(麗しの島)!」

と叫んで、台湾が美麗島と呼ばれる呼ばれるきっかけになったのだとか。

たしかにその美しさは圧巻でした。

日本にはない断崖絶壁と、紺碧(コンペキ)の海が対比されていて、美しかったです。

最後に 現地の地震の影響が少ないのに、必要以上に懸念すると、二次被害が起こる

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今回の花蓮で起きた震度7の地震の影響は、ぼくが3日間滞在する限り、全く感じられませんでした。

逆にツイッターのリプライで「地震は大丈夫でしたか?」とリプライをもらい、「そういえばここは地震のあった場所だった」と再実感したくらいです。

台湾に住んで4年くらい経ちますが、日本人は台湾の地震に対して、過敏に反応してるイメージがあります。

なかには2011年3月の東日本大震災で台湾から多額の寄付を受けたので、気になる人も多いんでしょう。

それは本当にいいことだと思います。

でもぼくが2016年2月に台湾の台南で地震に被災した時、地震で事を大きくするのは新しい問題も起こると、現地から強く感じました。

台湾の現地では普通に生活できているのに、マスコミや日本人が「大変だ!」と声を上げすぎると、今度は不安になった観光客が来なくなるのです。

すると、現地のホテルやゲストハウス、レストラン、観光地が静かな悲鳴をあげます。

地震の影響はほぼないのに、今度は観光客が全く来ない。

でも現地の人は、「もう安全だからきてください」とも強く言えません。

次の地震はいつ来るか、誰も保障できないからです。現地で商売している人は、声を上げにくい環境があります。

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だから台湾に長く住んで、現地から地震を経験した人間のぼくが言えるのは、ただ一つしかありません。


これから花蓮に行かれる人は、「地震後に観光している人や、現地の住んでいる人の声に耳を傾けてください」ということです。


少なくともぼくが観光した時は、全く影響がありませんでした。

花蓮はいいところです。

ご飯は安くて、お腹いっぱい食べられるし、太魯閣という日本にはない綺麗な崖の観光地もあります。

花蓮から宜蘭に抜ける道も圧巻の光景が広がっています。

個人的には台湾の東海岸で一番見所がある場所なので、もし今回の地震の影響で行くのをやめようと考えている人がいたら、もったいないです。

ぜひ行ってみてください。

ぼくは今回が2度目の花蓮観光でしたが、また3回目も行きたいと思えるいい場所でした。

どうか玉石混合のネットの情報に振り回されることなく、多くの人に花蓮へ足を運んでもらいたいです。

それでは楽しい台湾旅行を!

ではまた。

【関連記事】

2016年2月に台湾の台南で地震に遭った時に、ぼくが現地の様子を見ながら書いた記事です。

台湾で地震が起きると、この時の感じたキャンセルによる二次被害を思い出します。

場所は違いますが、この時から被害の少ない台湾での地震への思いは変わりません。

日本人のみなさんへ。台南地震へ募金なんかするより、台南人がもっと喜ぶ応援方法を台南在住のぼくは伝えたい – あしたはもっと遠くへいこう

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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