人生を変えるのは手数の多さ(行動量)なんだろうな。
W杯でスペイン戦の現地観戦していたYouTuberのおのださんをTwitterで見て、ふとそんなことをぼくは思いました。
自分の人生を変える理由はいろいろあるんでしょう。でもぼくは36歳になって自分とまわりを見てると、最も大きいのは手数の多さではないかと思うのです。
つまり、「たくさん行動をした人」と、嫉妬やマイナス思考、小さな成功にとらわれて「動かなかった人」の時間と量と積み重ねだと感じます。
ここの記事では、ぼくを含めて、3人の36歳の同級生のことを振り返ってみます。
10年間で手数の打たなかった36歳の同級生
コロナ禍で日本に帰国し、横浜の実家で子供部屋おじさんをぼくがやっていた時のことです。大学時代の友人に再会しました。
彼は大学の元バイト仲間です。ぼくが26歳の時、海外に行くと決めた時に方向性が合わなくなったので疎遠になっていました。
コロナ禍で帰ってきたとき、久しぶりにぼくらは再会して旧交を温めました。
彼と過ごした時間はそれなりに楽しかったと思います。
しかし、彼がサッカー日本代表の批判で熱を帯びたとき、ぼくらが疎遠になった理由を思い出しました。
2022年の4月に彼の家に泊まったときです。寝る間際に彼は布団に入りながらぼくに語りました。
いかに今の日本代表がダメなのか?森保監督のメモを取る姿勢への批判。オレの好きだった頃の日本代表の思い出はもうない。
そう嘆いて、「日本代表へW杯グループ突破はほぼ無理だね」と布団の中で言ったのでした。
それを聞いていたぼくは思ったものです。
「おい。森保監督の批判する前に、キミは客用の布団を用意しろよ」と。
「7ヶ月後の日本代表のW杯のグループ突破より、明日のオレの背中の心配をしろ」
彼の家でぼくは椅子で寝ていたので、待遇の悪さに憤りを感じました。
あ、話が逸れました。元に戻します。
彼の日本代表批判を聞きながら、友人の変化のなさをぼくは感じたのです。
彼は10年前から海外ワーホリに行こうとするぼくを否定する人でした。
コロナ禍で再会したときに、彼は言ったのです。
「そういえばキミが海外に行こうとしたときに、共通の友達のTと真剣にやめさせようと二人で話し合ったんだよ」と。
なんて不毛な……。人の行動を止めるくらいなら、自分のやりたいことをやればいいのに。
大学時代の友人のことを観察していても、この10年間で行動はしてないようでした。大学時代から「京都に住みたい。小説家になりたい」と言ってますが、10年間で何かアクションを起こした様子がないのです。
何かを批判しながら行動を全然しない人の10年間を見て、ぼくは「批評だけする人の私生活」を見たのでした。
10年間で少し行動をしたぼくという人間
友人のことを例に出してしまいましたが、ぼく自身だって何かを成功するほどやったタイプではありません。
ぼくは一般人と比べると行動したように見えるかもしれません。でもまわりの成功者と比べると行動量は少ないです。
20代後半にブログを始め、オーストラリアにワーホリに行き、台湾でブログ収入で生活しました。
他の人よりも変わってるし、そこで身につけたWebサイトやSNSの知識もあります。
ただし、30代前半はお金を稼ぐことに執着せず、やりたいことをやっていました。少しの努力で海外生活できるレベルの収入が稼げたので、次の新しい行動をしなかったのです。
その結果がコロナ禍での収入減と実家での子供部屋生活でした。
ぼく自身は20代後半で何かを成し遂げた気になり、ネットから返ってくる時折の反響で満足してしまったのです。
それを考えると、自分がコロナ禍で収入がなくなった理由もよくわかります。行動力の数が足りなかったのです。
10年間で行動しまくった同い年のYouTuber
知っている人もいるかもしれませんが、旅行系YouTuberでおのださんという人がいます。彼はブログもやっており、ぼくはブロガー時代に彼と知り合いました。
日本の旅行系YouTuberの中ではチャンネル登録者数が2位だそうです。(1位はスーツ交通のスーツくん)
ぼくはおのださんがYouTubeを始める前のことを覚えています。たまたま神戸で開かれた忘年会で会い、帰り道に話しました。
夜の神戸の街を歩きながら、彼は言いました。「来年YouTubeをやろうと思うんだよね。パソコンも買ったんだ」
そのころにブログ収入で生活していたぼくは、「へー」と言いながら、(うまくいくのかな?)と思ったものです。ブログでの収入生活という小さな成功に満足していたぼくは、新しい挑戦をする彼を懐疑的に見ていました。
しかし、彼の歩みを見ていると、行動量が自分の人生を変えると痛いほどよくわかります。
しゃべりのつたなさや炎上もありますが、行動量と試行錯誤のおかげで、旅行ジャンルで日本2位なのです。
もうステージが違うので、ぼくは軽々しくおのださんに「話そうよ!」なんてことを厚かましくて言えません。
ただ行動量が少なかった自分を恥ずかしく思うのです。
日本代表が勝つかもわからないのにチケットを取り、現地観戦まで行く。おのださんがYouTubeを始めた頃から、先のわからないことに賭けて行動しています。成功は圧倒的な行動量の積み重ねだとつくづく思わされました。
https://maeharakazuhiro.com/onoda-uninterest/
最後に ぼくらの人生を分(わ)かつのは行動力だと思う
人生を変えるのは何なんでしょう?運の良さや親ガチャ、才能が左右するのはあるでしょう。
でもぼくは自分自身を振り返り、行動量の差が一番大きいと感じるのです。
ぼく自身は学生時代の友人よりは海外に行ったり、ブログで記事を書いて収入で生活していたり、行動はしていました。ただ、まわりのネットの有名人や事業を成功させている人と比べると、行動量(継続量)が全然足りていない。
だからこそ、自分の行動力の足りなさを痛感するのです。
自分はできないと思い込んだり、他人に嫉妬したり、小さな成功に満足する。つまずいて動かないでいることが一番の罠なのです。
そして、36歳になって思うのは、動かずに過ごした時間は戻りません。
悩むのも仕方ないし、マイナスなことに囚(とら)われるのも人間です。何か成功したら喜んでもいいのでしょう。
それを振り切って、また一歩ずつ進んでいくことが大事なんだと思わされます。
さて、今日のぼくは何か一つでも積み重ねられる行動をしたのでしょうか?
失った時間は戻ってこないので、今日を積み重ねることを始めていきます。
ではまた。
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