日本人と台湾人の国際恋愛本『ママダメ』に教わるフツーの恋愛という奇跡

国際恋愛に興味はありませんか?

……こんにちは。オーストラリアで3ヶ月半台湾人女性と一緒に住んでたまえちゃん@Maechan0502です。

えー、ぼくの台湾人との失恋話はどうでもいいのですが、2014年の2月にある日本人と台湾人のカップルがNAVER まとめで話題になりました。2人の国際恋愛を中国語で投稿したFacebookページがまとめて日本に紹介されたのですが、それが『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』です。

当時オーストラリアで台湾人の女の子と一緒に住んでいたぼくは、まさにすごく惹かれる話で、即座にそのFacebookページを登録。それからずっと眺めていました。

このNaverまとめと日本語・中国語併記のFacebookページの『(雖然媽媽說我不可以嫁去日本。)』だけでも素敵なんですが、実は2人のなれそめを綴ったのが書籍で読めます。

なかなか他の人の国際恋愛&結婚のストーリーを知るチャンスはないので、ぼくと同じように興味が湧いた人がいるんじゃないでしょうか?

今回はぼくの好きな台湾が舞台の『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』を紹介させてもらいます。

では行ってみましょう。

目次

同じ恋愛を男女の視点から交互に眺めるオモシロさ

ママダメ04

書籍では日本人のモギサンと台湾人のリンちゃんがFacebookでつながり、台湾での初めての出会い、その後の付き合うまでのエピソードが、お互いの視点で赤裸々に綴られてます。

そしてこの交互に語られる同じ恋愛を読んでいるうちに、ダウンタウンの松本人志の名言が思い浮かんできました。

10組のカップルがいたら10通りの恋愛があると思うやろ。

それが違うんやなあ、10組のカップルがいたら20通りの恋愛があるんだよ。

そう、交互にモギサンとリンちゃんが出会ってからのエピソードを時系列で並べていくのですが、その印象が違っててオモシロいんです。

たとえばFacebookで出会い、台湾で初めてモギサンが日本人の友達2人を連れて会ったエピソードを、台湾人の彼女のリンちゃんはこう綴ってます。

5月2日の朝に(台北の) 松山駅で待ち合わせる予定だった。モギサンを含めて3人の男の人が来るって聞いたけど、全然怖いとか思わなかった。

むしろ初めて日本人と友達になるのがすごく楽しみで、前の日からもう「今から会いに行きたいなーー、すぐ案内してあげたいなー」って思って待ち遠しかった。

そして、ついに初対面の時が来きた。遠くからそれっぽい3人が見えてきて、ドキドキ、ドキドキ。

「初めまして、リンです!」

って言いながら、心の中で「あ、モギサンは写真で見たより背が高くていい男だ!ていうか、日本人の男は背が低いってよく聞いてたけど、3人とも背が高いね。しかもみんないい人そうでよかった!」といろいろこっそりと思いながら安心した。

一方モギサンはこんな感じです。

台北に着いた初日には男3人で台北の街を散策し、翌日にリンちゃんと会うことになった。

朝9時に、泊まったホテルのすぐ近くの駅で待ち合わせ。だんだん9時が近づく。

友達2人は何を考えていたかわからないけど、僕は心臓バクバクだった。

友人から女性を紹介された時とか、合コンに参加した時とは明らかに違う緊張感。遠くからこっちに向かって女の子が歩いてきた。

人の行き来が少ない駅だったので、リンちゃんだとすぐわかった。

あらためての第一印象は、見た目はFacebookの写真と変わらず可愛らしい。

日本語もカタコトなところが可愛らしい。

が、腕のムダ毛を処理していないことに気付いた。

僕は海外にしばらく滞在していた経験があるので、ムダ毛を処理していない女性は見慣れていたけど、「こんなかわいい子なのに……」となかなかショックだった。

しかし、リンちゃんの明るい性格のおかげで、僕の友達二人ともすぐに仲良くなった。

同じシーンなのに、思わずぼくはモギサンの文章に笑ってしまいました。こんな感じで台湾人のリンちゃん視点に可愛さを感じ、モギサンの視点に笑わせられます。

特に日本にいるモギサンが台湾のリンちゃんに卒業式のサプライズプレゼントを仕掛ける話や、逆に彼女の誕生日にすれ違ってしまう話は誰もがドキドキするはずです。

書籍ではFacebookページやNAVERまとめでも知ることができなかった、2人のFacebookでの出会いから、台湾への行き来と、告白。

そしてワーキングホリデーでリンちゃんがモギサンと一緒に暮らすために、日本にやってくるなれそめが描かれていて、この本物のリアルなストーリーが一番読んでて楽しいです。

きっとぼくもそうだし、この日本と台湾の国境を越えた恋愛に興味津々な人はたくさんいるでしょう。

そんな国際恋愛に興味ある人に読んでほしいなぁ。

……ぼくも最初読んだ時はそう思ってました。

『ママは日本へ行っちゃダメと言うけれど』に教わる、フツーの恋愛という奇跡

ママダメ03

でも今回この本を紹介しようと思って読み直してみたところ、この本の良さは日本人と台湾人との特別な国際恋愛じゃないことに気付きました。

まだ書籍が出版される直前、ぼくはFacebookページのファンだったので、2014年の10月に台北で開いてる2人のお店に訪ねていったことがあります。そこで会った生モギサンは笑ってこう言いました。

「フツーの恋愛ですよ!」

その時はそんなことないでしょ!って思ったんですけど、今ならわかる気がします。

この本を5回くらい読み返しましたが、実は国際恋愛というハードルの高さは、そこまで語れていません。たしかにママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど、日本人と台湾人の違いはそこまで取り上げられていない。

台湾に慣れてるぼくが見ると、本の中の台湾でスクーターに乗る時に着るジャンパーの写真や、料理が致命的にヘタな台湾人が多いのに美味しそうな手料理を作ってくれるリンちゃん。ドライヤーで彼女の髪を乾かしてあげるモギサンの優しさに、ぼくは台湾らしさを感じます。

ママダメ02

でもたぶん台湾人と縁のない日本人は書籍の写真を見ても気付かないでしょう。なぜなら本文ではそれらの写真について、なにも触れられてないからです。

もちろんさりげなくムダ毛を処理しない台湾女性の文化や、台湾で結婚したら撮るウェディングフォトを日本で撮ってて、スゴく台湾らしい部分もあります。

でもこの本を読んで伝わってくるのは、本当にたった1つのメッセージです。

この国際恋愛が伝えてくれるのは、日常の中に隠れてるさりげない奇跡

ママは日本へ行っちゃダメと言うけれど 14

それは、ただただ台湾人のリンちゃんと、日本人のモギサンが、お互いのことをすごく好きだって気持ちです。

文章を読んでて男女のテンションの違いや、気持ちの動きは違うけど、最初から最後まで相手が好きだって気持ちが伝わってくる。時には悩み、迷いながら、でも最初のページを開いてから最後のページを閉じ終わるまで続きます。

この本を読むと、台湾人女性で料理を作れる人が珍しいって話より、リンちゃんがモギサンに料理を作る姿に、ただ単純に「いいな!」って思ってしまう。

日本と台湾。日本人と台湾人。Facebookでの出会い。

たしかにどれも物珍しく見えます。国際恋愛、そして国際結婚だからなおさらでしょう。人によっては運命的だと思うかもしれません。

でもぼくは思うんです。

自分の好きな人が、自分を好きでいてくれる。たったそれだけで、実はもうすでに最高にすごいことじゃないかって。

お互い日本人同士だったら、台湾人同士だったら普通の恋愛に見えるけれど、でも自分の好きな人が自分を好きでいてくれるだけで、日常の中で奇跡は起きている。

それをぼくらはドラマチックに見える日本人と台湾人のモギサンカップルの国際恋愛を通して、自分たちにも起こってるかもしれない、「フツーの恋愛という奇跡」に気付かせてもらっているのかもしれません。

とガラにもなく、そんなことをこの本を読んで感じました。

そう考えたのも、この前Facebookを開いたら、ぼくの好きだった台湾人の女の子が、インドネシアのバリ島へ向けて台湾人の彼氏と一緒にいく写真が載っていたので、それに心の傷をえぐられたのが関係してるのかもしれません。

……そう、ぼくらはFacebookのタグ付けシステムに、そろそろ慰謝料を請求してもいい頃じゃないかとおもうんです。

まとめ 台湾とか関係なく、好きな人がいるすべての人に読んでほしい

あ、話が脇道にそれました。モギサン夫妻の書籍はふわっとした暖かい気分になるので、ぜひ書籍の原作になったFacebookページやモギサンがやってるブログもチェックしてみてください。

そして2人の恋愛に興味を持ってもらえたら、なれそめが載ってる書籍をめくってみてほしいです。読み終われば、ぼくのようにいつも見ていた景色が違って見えるかもしれません。

台湾や台湾人に興味ない人でも、誰もがあるハズの好きな人への大切な気持ちに気付かせてもらえると思います。

ではまた!

〜告知〜

Hangout onair 01

さて最後に宣伝です。4月25日の今日、日本時間の夜9時からYou Tubeで公開トークをやります。テーマは「ママは台湾人と結婚しちゃダメと言うけれど」

ぼくとNY在住ブロガーのさがやん@sagadylanがメインパーソナリティー (という名の司会)です。

そして今回のゲストはナントこの『ママは日本へ行っちゃダメと言うけれど』のモギサン!!そして『台湾大好き!私と台湾と台湾人ダーリンの物語』という台湾人男性と結婚されて、台湾の中壢に住んでるKeddyさんです。

2014年にNAVERまとめでモギサンのことを知った時はこんなことをになると予想もしてなかったのですが、人生どう縁があるかわかりません。ゲストのお2人にただただ感謝です。

いいトークを引き出せるように頑張りたいと思います。

詳しい内容はこちらから。生放送を見逃しても、あとで録画された放送を再生できるので、ぜひぜひチェックしてみてください!

ママは台湾人と結婚しちゃダメと言うけれど。4月25日の夜9時から第4回海外ブロガー・ハングアウトオンエア開催! – あしたはもっと遠くへいこう

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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