中国のユダヤ人と呼ばれる客家人。台湾の屏東縣にある客家人の街・内埔(ネイプー)を訪ねてみたので、レポートしてみた


内埔(ネイプー)

中国のユダヤ人と呼ばれる客家人の街が、いくつか台湾にあることを知っていますか?

どうもこんにちは、台湾在住3年目のまえちゃん@Maechan0502です。

さてあまり知られていませんが、実は台湾に客家人の街がいくつか存在します。

客家人とは中国のユダヤ人と呼ばれる人たちで、時の中国の王朝から迫害されてきたため、何度も大移動を繰り返してきました。

その客家人が中国大陸から移動を繰り返して移り住んだ街が、台湾の最南端にある屏東県の内埔(ネイプー)にあるんです。

ぼくも知ってはいたのですが、ちょうど台湾客家人のミキさんに案内してもらえる機会があったので、今回ついていました。

実際に行ってみると、台湾の大都市では見れないノスタルジーな風景や激安な物価、そして台湾客家料理を食べられたので、ちょっと普通の台湾と違うところに行ってみたい人はオススメです。

では行ってみましょう。

客家人の街、屏東縣内埔市とは?

さて屏東縣内埔市は台湾の南端に位置しています。

屏東縣で一番大きい街は屏東市なのですが、内埔(ネイプー)は二番目に栄えてる街です。

屏東県内埔(ネイプー)
地図を間違えたので、修正しました

アクセスはちょっと悪く、屏東駅から降りてバスに乗って15〜20分くらいで内埔(ネイプー)に着きます。

ちょっと遠いですが、中国のユダヤ人と呼ばれる客家人が中国大陸から台湾に移動して、たどり着いた最も南のエリアです。

そう思うとちょっと辺鄙な場所も、感慨深いのではないでしょうか?

ガイドブックには絶対載っていないので、ここで体験できることを5つ紹介してみます。

伝統的な客家人の家を見ることができる

客家人の家

内埔(ネイプー)は客家人の里なので、散歩をすると昔ながらの客家人の家を見ることができます。

客家人の伝統的な家とは、カタカナの「コ」の字型をしていることです。

真ん中に先祖を祀り、囲むようにして子孫が住んでいます。

中国人も、台湾人も、香港人もこんな形の家には住みません。

香港は土地が狭いという事情もありますが、それを差し引いても「コ」の字型は客家人独特の家です。

台湾の中でもこのスタイルの家が見られるのは、客家人が集まって住んでいる桃園、新竹、苗林、高雄などの一部だけなので、ぼくは新鮮に感じました。

地面の真ん中にご先祖様が祀ってあります。

美味しい客家料理が食べられる

薑絲大腸(ジャンスーダーチャン)

客家人の里、内埔(ネイプー)では客家料理も食べられます。

上の写真は薑絲大腸(ジャンスーダーチャン)といって、ホルモンを生姜などで炒めた料理です。

これの味が酸っぱくて、美味しいのなんの!

日本では酸っぱい炒め物なんて食べたことありませんし、実は台湾でも客家人の里以外の地域でも食べられません。

調べたら薑絲大腸(ジャンスーダーチャン)は台湾客家料理の一つだそうで、これはどうやら台湾でしか食べれない味でした。

しかも同じ名前の料理は台北や台南にもありますが、味が全然違います。

客家人の里まで来てこそ食べられる味なので、地味に感動しました。

内埔(ネイプー)の豚足

他にもここならではの客家料理といえば、豚足でしょう。

屏東縣内埔(ネイプー)の隣にある萬巒鄉は豚足の街として有名です。

日本の沖縄で食べる豚足とは全然違い、こちらは豚の足全体を食べるので、食べられる身がたくさんありました!

また台湾の豚足が沖縄と違うのは、煮込んであることです。色が濃くて、チャーシューのよう。

台湾の豚足

これをニンニクたっぷりのタレにつけて食べれるので、日本で食べる豚足とは全くイメージが異なります。

日本では沖縄の人以外、豚足を食べる習慣がないので、抵抗を持ちがちです。

しかし台湾の豚足を食べると好きになる日本人が多いので、ここで食べてみるのも面白いと思いました。

ぼくもここで食べて一気に豚足に興味が湧いたので、台湾の豚足はすごいです。

豚足の街

真冬なのに気温が暑い

屏東の気温

内埔市は台湾の一番南に位置する屏東縣(県)なので、1月でも暑かったです。

なんとぼくが訪れた時の温度は28度!

ぼくは熱帯地方に属する台湾の台南に住んでいるので、冬でもわりと暖かいと思ってたんですが、屏東の暑さにはビックリしました。

冬の台北は意外と寒いので、冬に台湾で暖かいところに行きたい人はオススメです。

半袖のスーさん

一緒に行った台南のゲストハウスはむ家のスーさんは、冬の予想外の暑さに腕まくりしていました。

内埔(ネイプー)は屏東県なので、物価が安い

これは客家の里とあまり関係ないのですが、内埔(ネイプー)は台湾の南の端にあるので、物価の値段が田舎プライスでした。

いやー、とにかく安い!安い!

たとえば高麗菜煎餅がたったの10元(約40円)!しかもめちゃめちゃ安いのに美味しかったです。

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他にも肉まんは15元(約60円)!

こちらは肉の餡(あん)の部分に脂があふれていて最高でした。

台北は物価が年々高くなって嫌気がさしますが、屏東まで来ると昔の安い台湾がまだ残っています。

台湾バナナ

あと一番ビックリしたのが、そこらへんにフルーツがなっていたことです。

野生のバナナやグアバがそこらへんに生えているので、これを取って食べる分にはお金がかかりません!

今回一緒に行った台南ゲストハウスはむ家の我々は、客家人のおじいさんから台湾バナナをいただきました。

古い町並みや骨董品屋がある

内埔(ネイプー)の街を歩くと、客家人の伝統的な家だけでなく、清時代に建てられた建物や骨董品屋もありました。

大都市ではないのでどこにもビルがなく、二階建ての建物ばかり。

中にはノスタルジーを感じる建物もあります。

また骨董品屋もあったので、ここで掘り出し物を探すのも楽しいと感じました。

1895〜1945年まで台湾は日本の一部だったので、その時に使われていた「話は國語で」という看板があったり……、

戦後に台湾を統治していた中華民国総統の蒋介石の白黒写真もありました。

あとは本物かわからないですが、ホンダと書かれた自転車も!

調べてみるとHONDAが自転車を製造していた歴史はないので、モーターを外した自転車なのでしょうか?

ここに定期的に仕入れに来て、日本に売るとひと商売になるかもしれないと感じました。

まとめ 内埔(ネイプー)はディープな台湾観光をしたい人か、ロングステイしたい人にオススメ

というわけで、どうでしたでしょうか?台湾の客家人が集まって暮らす街の内埔(ネイプー)は?

なんだか台湾の客家人の文化の紹介と、屏東縣の生活コストの安さが入り混じってしまいましたが、内埔(ネイプー)はとても楽しかったです。

台湾観光に慣れている人や、ロングステイをしたい人には新鮮さを感じられて、オススメだと思いました。

ぼくはもう2年も台湾に住んでいるので、台湾の都会の暮らしに慣れてしまい、デュアルライフ(2拠点生活)先としてすごく魅力を感じています。

ただ内埔(ネイプー)が残念なのは、アクセスが悪いことと、泊まる場所がないことです。

だから今のところ、屏東駅の周辺に宿を予約してバスで遊びに行くのが、有力な観光方法でしょう。

もう少しぼくも開拓できたら、また後日報告してみたいです。

ではまた。