[旅エッセイ] 旅は人を成長させる


旅は人を成長させる。

オレはいつもそう思う。だから旅はやめられないのかもしれない。

シャツがベッタリと肌に張り付く暑い9月2日の深夜だった。

 
フィリピン英語留学でできた大阪の友達に会いにいくため、オレはショルダーバックに一つで横浜駅に降り立った。旅慣れたクールなオレには二泊三日の旅なんてこれで充分。
 
家を出てくる時にその荷物の少なさを妹に驚かれたが、鮮やかに別れを告げ、ここまでやってきた。
 
途中電車のダイヤの関係で慌てて23時50分の高速バスに乗ることになるかもしれなかったが、この時間なら大丈夫だ。
 
23時35分についたオレは余裕でベンチに座ってバスを待っていた。
 
余裕だ。国内旅行なんてタイとカンボジアの国境をバスで旅してきたオレにとってチョロいもんだぜ。
 
そう余裕をかましながら、スマホをいじりつつ、目の前に大阪行きの高速バスが来るのを待つ。
 
そしてバスは来た。
 
降りてきた添乗員にかろやかに名前を告げるオレ。
 
(オヤジ!!早く、早く、オレを乗せてくれ!もう眠たくて限界なんだ!今夜はさっさと三列シートでグッスリ眠りたいんだYO!)
 
しかしオヤジは告げた。
 
「あのー、お客さん、乗られるバス間違えてますよ。ここじゃなくて向こう側の乗り場ですね」
 
ひたいから一気に嫌な汗が吹き出し、背筋が急に寒くなる。
 
そう、目の前を見るとさっきまで止まっていたバスはすでに出発していた……
 
慌ててバス会社に連絡を取ると、当然だがバスはオレのためだけに戻ってきてはくれないようだった。
 
気の毒に思ったのか、コールセンターのお兄さんがもう時間は過ぎていたが、キャンセル料を払い戻してくれた。

おれが今回の旅で学ばされたこと。それは…… 

 
今回の教訓 バスの乗り場はキチンと確認しよう。
 
これでまた一歩オレは大人の階段を登れたようだ。

バスターミナル01
……というわけで、もう27歳なのにバス乗り場を目の前で間違えるという痛恨のミスを冒したぼくは、バスターミナルで一夜を過ごし、今新幹線で大阪に向かっています。

おかしいな?楽天の余ったポイントを使ってタダで大阪に行けると思ったのに、財布から諭吉が飛び立って行ったよ、エヘ☆


うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!キャンセル料なんていらないから、オレをバスで大阪に連れて行ってくれーーーーーー!!
 
……もうどうしようもないんで、こうなったら思う存分大阪を楽しんで、帰ってきたら真面目にバイトしようと思います。
 
ではまた…。

PS みなさん、ブログタイトルに反して、オマエちっとも遠いところに行けてないじゃんというツッコミはナシで。