台湾で乗り物に乗るなら、台湾新幹線ではなく、高速バスに乗ってください。そっちの方が絶対台湾旅行の思い出に残りますから。
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて突然ですが、質問です。
「あなたは海外で、日本よりもすごい電車やバス、タクシーにのったことがありますか?」と。
この問いにパッと答えられる人はあまりいないと思うんですが、ぼくの答えは台湾の高速バスなんです。
2列シートだし、マッサージチェアついているし、おまけに日本のゲームまでできて、1,000円台で乗れます!
そう、台湾には日本の高速バスを超えるハイクォリティーサービスがあるのです!
台湾旅行に来る人は、台湾新幹線よりも台湾の高速バスに乗ったほうが絶対思い出に残ること間違いなし!
なので、この記事では台湾在住4年目のぼくが、台湾最高の高速バス会社が和欣バス(和欣客運)についてのスゴさを語ってみました。
では行ってみましょう!
【動画】台湾の台北と台南を結ぶ高速バス紹介【2列シート・ゲームもできる】
台南から台北まで高速バスに乗って、バスの中を紹介した動画がこちらです。
6分ほどで動いてる和欣バスの中を観れるので、ぜひどうぞ。
和欣バスの種類は3つある
それでは勝手に台湾和欣バス大使のぼくが、和欣バスの種類について説明させていただきます。
まず和欣バスの種類は3つあります。
- 白金臥艙(ファーストクラス)
- 頭等商務艙(ビジネスクラス)
- 豪華経済艙(エコノミークラス)
……お気づきでしょうか?そう、和欣バスには飛行機のように3つの座席の種類があるのが特長です。
白金臥艙(台北と高雄間)、頭等商務艙(台北と台南間)、豪華経済艙(その他のエリア)という具合に分かれています。
エコノミークラスでも3列シートからないので、それだけでも4列シートバスに慣れている日本人はビックリするんですが、上のビジネスクラスやファーストクラスがやばいんです……。
ぼくは台湾の台南に住んでいるので、台北に行くために頭等商務艙(ビジネスクラス)を利用します。
その時に撮ってきた写真をご紹介しましょう。
題して、「ここがすごいよ!台湾の和欣バス!」であります。
ビジネスクラスの和欣バスは2列シートなので、全然疲れない
まず紹介したいのが、ビジネスクラスの和欣バスのシートです!
なんと2列!2列です!これに乗れば、全然疲れません。
飛行機のビジネスクラスに乗ったことないぼくは、これに乗ってビジネスクラス気分を味わっています。
本当に台湾の高速バスの2列シートに慣れると、日本の高速バスの4列シートが辛すぎるので、ちょっと日本のバス会社には改善してもらえないかなぁといつも思っています。
座席がマッサージチェアになっている
座席が2列シートで疲れない。これだったらギリギリ日本でも2列シートバスがあるので、高速バス勝負はドローという結果に終わるかもしれません。
しかし台湾の高速バスが日本の高速バスよりも優れているのは、この椅子がマッサージチェアになっているところなんです。
サイドに備え付けられているマッサージコントローラー
2列シートで移動の疲れを極限まで抑えてくれるだけじゃなくて、その疲れた身体を癒してくれるってどういうことなんでしょうか?
マッサージチェアというと、なかなか座る機会ないと思いますが、高速バスの座席についているんだったら、思う存分楽しめます。
台北から台南や高雄までは4〜6時間かかるので、人生で一番マッサージチェアを使える時間は、台湾の高速バスにあるとぼくは断言します。
あ、でもマッサージチェアはだいたい15〜30分くらいで飽きるのは内緒です
ブランケットも完備
マッサージチェア付きの最高の2列座席シート。
ただそれだけでは終わりません。座席にサイドに備え付けられているブランケットもぜひ使ってほしいサービスです。
意外と足まで被せられるので、このブランケットを自分に掛けて、マッサージチェアを倒せば、目的地までぐっすり寝ることができます。
人がバスや飛行機で寝ても疲れてしまうのは、90度に近い格好で寝てしまうからなんですが、ブランケットと倒せるチェアがあれば大丈夫です。
しかし和欣バスのすごいところは、お客さんを寝かせないサービスまでついているところなんですね。
ビジネスクラス以上の和欣バスにはスーパーファミコンゲームとコントローラーがある
和欣バスのビジネスクラスの寝れないポイントを紹介します。それが日本のスーファミゲームサービスです!
なんとコントローラーがついていて、備え付けのテレビで往年のスーパーファミコンのゲームが楽しめます。
2017年にミニスーファミが出て人気でしたけど、台湾のバスは少なくともぼくが確認する限り、2013年からついていました。
しかもゲームの種類も豊富なんです。
がんばれゴエモン、ボンバーマン、ロックマンX2、F ZERO 2、ドラゴンボールZなどなど、50種類のスーファミゲームがたくさん詰まっています。
なかには、RPGゲームのロマサガまで入っています。
思わず4〜5時間の乗車時間でRPGゲームをクリアできるか!
と突っ込みたくなってしまいました。
でも大丈夫です。むしろこんなサービスまでつけてくれて、ただただ「ありがとう!」の一言です。
台湾の高速バス会社は他にもいろいろあるんですけど、ゲームのサービスがあるのは和欣バスだけ!
他のバス会社もいいサービスはあるんですが、日本人向けに突出しているのは、和欣バスだとぼくは思っています。
スーファミ世代の日本の30代が台湾に旅行に来るときは、和欣バスに乗ってノスタルジーにひたってほしいです。
他にもある和欣バスのいいところを箇条書きにしてみた
他にも和欣バスのいいところはたくさんあります。ただわざわざ一つ一つピックアップするほどではないので、ここからは小出しに紹介してみます。
たとえば和欣バスは、乗る前のバスステーションで水が取り放題だったりします。
これはエコノミークラスの人も飲めるので、和欣バスを選ぶときのメリットになるいいサービスの一つです。
またゲームのできるテレビでは、映画や音楽も視聴できます。
ただ映画や音楽は台湾人向けのセレクトなので、中国語がわからないとキツイかもしれません。
字幕がついているので、中国の勉強にはいいかと思われます。
高速バスの値段が安い!
あと強調しておきたいのは、高速バスのチケットの値段が安いことです。!
ビジネスクラスのお昼の便であれば、台北から台南間は530台湾ドル(約1,960円)で乗れます。
和欣バスのエコノミークラス(3列シート)は1,600円なので、かなり安いです。
台北から台南間の台湾新幹線は1,300台湾ドル(約4,800円)なので、約半分以上の値段が違います。
もちろん台北と台南間だったら新幹線は2時間半、高速バスだと5時間くらいかかるので、急いでいる人は高速バス向いていません。
ただ時間に余裕のある台湾旅行ができる人なら、安くて、面白い台湾高速バスサービスを体験できるでしょう!
まとめ
というわけで、いかがでしたでしょうか?日本より進化している高速バス・和欣バス(和欣客運)は?
台湾は日本より人口が1/5と少なく、国の面積も九州くらいで狭いです。
そして経済発展した時代の影響を受けて、台湾では高速バスが進化してきました。
1960〜70年代に経済発展した日本は新幹線が使われ、2010年代に経済発展した新興国(マレーシアや中国)ではLCC(格安航空会社)が使われてきましたが、それが台湾は1990年代にあたります。
ここで独自の進化を遂げたのが台湾の高速バスなので、ぜひ台湾オリジナルを感じるためにも乗ってみてほしいです。
あと普通にゲーム好きは楽しいと思うので、ぜひ和欣バスを試してみてください!
それでは楽しい台湾旅行を!
ではまた。
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