本に囲まれた空間で、ホッと一息つける時間を買ってみませんか?
台南にはそんな日本でもお目にかかれない貴重なブックカフェがありますから。
どうもこんにちは。台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて、以前このブログでも紹介したように、台湾の書店事情は日本よりも進んでいます。
昔ながらの家族経営している駅前本屋や誠品書店のような大規模書店、そして個人個人が品揃えやサービスにこだわった書店があるのです。
そのなかでも台南にあるRoom Aは、本屋とカフェが合わさり、アンティークな家具が置かれた素敵なブックカフェになっています。
ぼくも行ってみたら、何時間でもいたくなってしまう素敵な場所でした。
2018年3月15日に発売された日本の雑誌『BRUTUS 台湾特集ムック』にも載っているので、オススメです。
では紹介します。
台南のRoom Aの場所
台南のRoom Aは、台南市中西區康樂街19號という場所にあります。
康樂街は台南の旧市街地で、観光のメインストリートになっている海安路から一本奥入った小道です。
海安路は台南駅から歩くと30分以上かかるので、もし行くならタクシーか、台南市政府が運営しているレンタルサイクルを利用するといいでしょう。
【詳細】
店舗名:Room A
営業時間:10:00〜13:00(最低120台湾ドル使う朝食屋さん) 13:00〜22:30(1時間60台湾ドルの図書館)
定休日:毎週火曜日
住所:台南市中西區康樂街19號
台南のRoom Aの営業時間と料金
次にRoom Aの営業時間と料金を紹介しましょう。
Room Aの利用料金体系は、2つに別れています。
朝の10:00〜13:00からは朝食屋さんです。この3時間は午後からのように時間制限がないんですけど、必ず一人120台湾ドル(約480円)使わないといけません。
もう一つは時間貸し生の図書館です。午後からの13:00〜22:30は、1時間60台湾ドル(約240円)で借りることができます。
1分ずつ過ぎる1台湾ドルが追加されるので、1時間半利用した場合は、90台湾ドル(約360円)の料金を取られる仕組みになっています。
日本人が行くなら、午後からの時間貸し制の方が使いやすいでしょう。
また午後からはケーキやトーストのメニューも出るんですけど、頼まなくて大丈夫です。
時間貸し制の料金の中に、コーヒーやお茶、水を飲めるサービスが入っているので、60台湾ドル(約240円)から利用することができます。
体験レポートの文章で後述しますが、ケーキやトーストはそんなに美味しくないので、特に頼まなくても大丈夫だと感じました。
台南のRoom Aを使ってみた
場所と料金の説明も終わったので、ここからは体験レポートに移りたいと思います。
まずこの日、ぼくはタクシーでRoom Aまでやってきました。
まわりを見渡すと、この辺りは住宅地と飲食店に囲まれているので、本屋という場所が全く見当たりません。
ただ、それもそのはず。Room Aは3階に位置していました。
わかりづらい場所にあるので、これから行こうという方は、3階にあると覚えておくと迷わなくて済むかと思います。
階段を登って3階にたどり着くと、そこにはアンティークのドアとポスターやフラッグ。
フリーペーパーに囲まれた本屋さんがありました。
チラッとフリーペーパーの台を見てみると、台北の富錦樹という今熱い台北エリアのフリーペーパーがあり、いろんなところところとつながっていることが伺えます。
中に入ってみると、本当に静かな空間で、店員さんがささやくような声で話しかけてきました。
ここのシステムは好きな席に着くと、何時に入ったかの伝票を渡され、出る時にレジカウンターまで持っている仕組みだそうです。
ティーバッグのお茶やコーヒーはおかわり自由の飲み放題。
時間制の料金に含まれています。
Room Aは台湾や外国の雑誌を中心に取り扱っており、日本の雑誌も置いてありました。
写真には納められませんでしたが、日本の雑誌の『BRUTUS(ブルータス)』などはかなり置いてあるが多かったです。
本棚から取ってきた本と、注文したチーズケーキやトーストを合わせた落ちいた空間。
ちなみにケーキやトーストの味は、チーズケーキが解凍しきれてなかったりして、そこはイマイチでした(笑)
Room Aでは外にも出られて、作業したり、本を読んだりすることもできます。
台南は熱帯気候で、11月でも25度を超える日もあるから、テラスにテーブルを置くことができるんでしょう。
あとRoom Aのオーナーはアンティーク家具のお店も持っているので、その繋がりで持ってきたと思われる扇風機などもありました。
メーカーは台湾の電鍋でおなじみの大同(ダートン)!
ちょっと台湾の昔の文化と名残が見れるところも面白いい部分じゃないでしょうか?
棚に並ぶさまざまな国の雑誌。
いい歳の取り方をした穏やかなアンティークの家具。
寝転がっても読める端の空間。
様々な見所があって、すごく面白いブックカフェでした。
まとめ
というわけで、どうでしたでしょうか?台南にあるブックカフェのRoom Aは。
ブックカフェでは置いてある本も読めますが、空間づくりが素晴らしかったです。
だからお気に入りの本を持ってきて、ひたすら読書に楽しむというのも、いい使い方だとぼくは感じました。
実はこんな素敵な空間でMacBook開いて、仕事の請求書を作っていた自分の使い方はもったいなかったです。
とにかく使っている一人一人が大きな声を立てず、静かな空間を作り出すことに協力しているので、自然と自分の好きなことに没頭できます。
利用料金も1時間辺り、約250円以下なので、2〜3時間利用してみるのもありではないでしょうか?
まるでホテルの高級ラウンジを利用したかのような、静謐(せいひつ)な時間を楽しむことができました。
台南には同じオーナーが出しているA ROOM(こちらは書籍中心に置いてあります)というブックカフェもあるので、両方行って比べてみるのも楽しいかと感じます。
それでは楽しい台湾旅行を!
ではまた。
【詳細】
店舗名:Room A
営業時間:10:00〜13:00(最低120台湾ドル使う朝食屋さん) 13:00〜22:30(1時間60台湾ドルの図書館)
定休日:毎週火曜日
住所:台南市中西區康樂街19號
【関連記事】
本を売ることが、自由を売ることだった。台湾の民主化を陰で支えた伝説的な本屋、唐山書店を紹介 – あしたはもっと遠くへいこう
本離れの台湾で独立系書店が増えてる?いまクラファンで台湾書店事情本を出版準備中の小島さんにお話を伺いました – あしたはもっと遠くへいこう
コメント