台北で宇宙船の中に泊まってみませんか?
こんにちは。2015年12月に台湾の南部、台南に引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。
さて最近台湾南部在住のぼくはよく台北まで足を運ぶのですが、今回一番楽しいゲストハウスに泊まってしまいました。
なんと宇宙船の中を再現したゲストハウスを発見したのです!
たかだか安宿のゲストハウスなのに、休憩スペースにダンスミュージックがかかり、宇宙船の照明を照らし、部屋にたどり着くまで3回もカードキーを使わなくてはいけないという無駄の嵐!だったんですが、この遊び心が楽しいんですね。
もちろん値段も1,000円台で泊まれて、清潔感抜群!
沖縄在住の台湾好きの方から「台北のゲストハウスでぼくが泊まった中だと一番のオススメです」と言われたんですが、その口コミは本当でした。
今回はそんな台北駅から徒歩10分のゲストハウス、スペースイン (Space Inn)を紹介します。
ではどうぞ!
スペースイン (Space Inn)について
スペースイン (Space Inn)は台北駅から徒歩10分の場所にあるデザイナーズゲストハウスです。
最近台湾で増えている「コンセプトを持ったゲストハウス」ですが、スペースイン (Space Inn)のコンセプトは宇宙船の内部を再現すること!!
1泊1,000円ちょっとの宿なのに、できる限り宇宙船っぽくしようと頑張ってる努力に感動します。
いろんな台湾のゲストハウスに泊まってきましたが、凝り具合はここが一番だと言ってもいいでしょう。
1泊の価値アリなので、紹介させてもらいます。
スペースイン (Space Inn)の外観とフロント
ではこちらが宇宙船ゲストハウス・スペースインの入り口です。一見豪華ホテルっぽいですが、ノンノンノン!
スペースインがある地下に下りると様子が違いました。
カウンターは普通ですが、よく見るとアメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)や日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)の職員っぽい制服を来てるスタッフが立っています!
え!?たかだか1,000円ちょっとで泊まれるゲストハウスなのに、制服こだわるなんて、予算は大丈夫なの!?
思わず要らんカネの心配をしてしまいましたが、スペースイン (Space Inn)の宇宙ホテルを再現しようという意気込みはかなり感じられます。
ちなみにスタッフさんは英語と中国語のみの対応で日本語不可でしたが、ちょっとだけしか中国語がわからない日本人のぼくには、強引に中国語でホテルの説明をしようとしてきました……。
チェックインを済ませるとカードキーが渡されます。
カードキーを使って、目の前の扉を開けば、いよいよそこは宇宙ホテルのスペースイン (Space Inn)です!
スペースイン (Space Inn)の部屋の内装とベッド
自動ドアをカードキーで開けると、そこには暗い灯りの中に照らされるロビーと、エレクトロミュージッックのかかる休憩スペースのロビーが広がっていました。
つい肩でリズムを刻んでしまいそうになるこの空間。思わず「ここはクラブか!?」とツッコミたくなります。
そしてスペースイン (Space Inn)のすごいところは、いちいちシャワールームや自分の部屋に行くために、カードキーを使わないとドアが開かない点です。
ぼくは滞在中、カードキーでドアを開けまくることをカッコいいと思ってましたが、自分の部屋にたどり着くまでに3回もカードキーを開ける必要がありました。
この非効率さをぼくとしては褒めたいです。
部屋は男女混合と女性専用の両方がありました。同じ部屋にベッドが8つ並んでいて、なかなか大所帯です。しかしカーテンを仕切れば、個室っぽさを確保できました。
ロッカーを開けると、そこには掛け布団が。なぜベッドの上に敷かれていないのかわかりませんが、これもゲストハウス側の考える宇宙っぽさなんでしょう。
ちなみに前回泊まったブティ シティ カプセル イン (Bouti City Capsule Inn) にはあったので期待していたのですが、残念ながらバスタオルやスリッパのサービスはありませんでした。
ほしい人はバスタオルのレンタルや歯ブラシ、ひげ剃りを買えるので、カウンターで買ってください。
ベッドは非常に清潔で、枕はフカフカ。とても寝やすかったです。
コンセントと携帯などを充電するUSBコンセントは、一番使いやすいところにありました。だいたい台北のゲストハウスはコンセントが1つか、2つなので、普通のコンセントに加えて2つのUSBコンセントがあるのが嬉しかったです。
ぼくはUSBケーブルを繋いでスマホやカメラを充電しつつ、パソコンを普通の充電ケーブルで同時に充電できました。
シャワールームと洗面所
シャワールームは男子専用の部屋の一つにあり、非常に場所がわかりにくかったです。あえてカードキーを使わないと見えない場所に設置しているので、軽い宝探し気分でした。
ええ、非常にめんどくさい作りですね。
しかしシャワールーム自体は清潔で開放的。また他のゲストハウスよりシャワーのノズルサイズが大きくて、大量のお湯でカラダを洗うことができました。
もちろんシャンプーと身体を洗うボディーソープも設置済み。
洗面所も石けんがあったので、自分でひげ剃りやバスタオルを用意して行けば、快適に過ごせることでしょう。
休憩スペース (レストルーム)
休憩スペースが一番宇宙っぽかったです。ここを見渡すと欧米人も多めで、他にマレーシア人もいました。非常に国際色豊かという印象。
ちなみに休憩スペースのテレビでは台湾のフツーのニュース番組が流れていたので、ここはスタートレックか、スターウォーズでも流しておいてほしかったです。
徹底できないところにもまた台湾っぽさを感じます。
他にも座りながらコンセントを使ってパソコンが使えるスペース。写真を撮り忘れましたが、反対側には2台パソコンも設置されていました。
コインランドリー
洗濯機が1回50元 (約165円)で、洗剤が1回10元 (約33円)、1回50元 (約165円)で使える乾燥機もありました。
全て込みで1回110元 (約330円)で洗濯できるので、溜まった洗濯物を洗えるのもありがたいところです。
1台湾ドル=3.3円計算 (2016年4月現在)
キッチン
キッチンは広くなく、火を使った料理もIHヒーターが1つしかないので、非常に作りにくいです。しかし台湾は外食文化が発達してるのでこれで充分。
レンジや冷蔵庫は付いてるので、近所のセブンイレブンで買ってきたものを調理・保存する環境は整っています。
朝食のサービス
他のゲストハウスで見られる朝食のサービスはありませんでした。ただ他のゲストハウスで出てくる朝食も食パンとジャムというショボイものばかりなので、あってもなくてもいいとぼくは思っています。
スペースイン (Space Inn)近くのオススメ店と観光スポット
泊まるところの紹介ならホームページを見ればいくらでもわかりますので、ここでは台北市のど真ん中に半年間住んでいたぼくが、スペースイン (Space Inn)の近所でオススメのレストランや場所を紹介します。
台北二二八紀念公園
まずオススメの観光地ははここ。1945年まで日本の一部だった台湾ですが、その後に何があったのか?を知っている日本人は驚くほど少ないので知っておきたい場所です。スペースイン (Space Inn)からわずか5分あれば着きます。
実は日本が敗戦して引き上げた後の台湾では、中国本土から中国人がやってきて圧政を敷き、1947年2月28日の事件をキッカケに台湾人が反抗しました。しかしその後に起こったのが、中国本土から呼び寄せた中国国民党軍の虐殺です。
日本の植民地だった台湾ですが、韓国や中国の満州のように反日ではなく、現在も親日のイメージがあるのはこの事件も関係しています。
楽しい台湾旅行を求めている人は多いですが、ぼくは台湾人の気持ちを理解するためにも、ここは抑えてほしいです。
ボランティアで日本統治時代に日本語教育を受けたお年寄りにも会えました。少なくなっていますが、日本語を話せるお年寄りにもお会いできるのでオススメです。
桃園国際空港へ帰れる台北駅西站バスターミナルA棟
スペースイン (Space Inn)のいいところは台北駅からも近いところですが、桃園国際空港へのバスターミナルも近いです。
帰国前の前日にここに泊まるのは、利便性を考えるとかなりオススメです。
ジャージャー麺を食べれる老牌牛肉拉麺大王
台北駅周辺は美味しいグルメレストランが少ないのですが、その中でもぼくが「ここは食べておくべし!」と勧めたいのが、老牌牛肉拉麺大王です。
ここは牛肉麺よりジャージャー麺が美味しいんですけれど、この老牌牛肉拉麺大王も近い。
現地長期在住者の日本人からも愛される味なので、ぜひ食べてみてください。
詳しくはこちらをどうぞ。
[関連記事]
台北のジャージャー麺食べるならここ!台北駅から近い老牌牛肉拉麺大王を紹介します
スペースイン (Space Inn)の立地と行き方 (アクセス)
では最後に台北駅からスペースイン (Space Inn)への行き方を紹介します。駅近と言えど、場所が分かりにくく、特に入り口になかなか気付くことができません。
ぼくも泊まった人から「入り口が本当にわかりにくいんですよ!」と言われたので、詳しく行き方を解説させてもらいます。
スタート地点の目印は台北駅の南出口を出て向かい側にある新光三越です。
Z2出口か、Z4出口を目印にしてください。桃園国際空港駅からバスで台北駅に降ろされたら、南側の大きな道路を渡れば、新光三越に着きます。
地図はこちら。行き方はいろいろありますが、一番わかりやすいと思われる国立台湾博物館を通るルートを紹介します。
まずZ2か、Z4出口を出たら直進して、H&Mが見える十字路を左折しましょう。
すると館前路という通りを歩くので、そのまま突き当たりまで真っすぐ進みます。
3分ほど歩きますが、国立台湾博物館に着くまで、突き進んでください。
次に国立台湾博物館が見えてきたら、国立台湾博物館を横切って、右手に進みます。そのまま次の目印の台湾企銀 Taiwanese Business Bankまで真っすぐ進みましょう。
台湾企銀 Taiwanese Business Bankにぶつかったら、重慶南路一段を左折です。
重慶南路一段を直進し、次の衡陽路との交差点までたどり着いたら、右折します。
目印は日薬本舗とスターバックスコーヒー。
ここまで来たらもう一息です。
まっすぐ歩き、51というマークが見えたらストップ!!
こちらの中にスペースイン (Space Inn)があります。本当にわかりにくいので要注意です。
ホテルの対面に元大銀行があるので、左手に注意しながら、51というマークを探してみてください。
これで無事たどり着けるはずです。
スペースイン (Space Inn)に泊まってみた感想
さていかがでしたでしょうか?台北のデザイナーズゲスト、スペースイン (Space Inn)!!
テンション高めに解説してしまいましたが、冷静に泊まった感想を述べると、良いところは
- ロビーで宇宙っぽい音楽と照明があり、ドアをカードキーで開けまくる仕組みが面白い
- ぼくが泊まった時は宿泊費が500元で安い
- ベッドで一度に3つの充電ができる
- バックパックを入れられるほど大きいカードキーのかかるロッカーがある
という感じです。
物足りない点は、
- バスタオルやスリッパなどのアメニティーが有料
- 台北駅から駅近だけど、場所がビルの地下にあるのでマジで見つかりにくい
- 朝食のサービスがない
というところで、完璧なクォリティーを誇る台北ブティ シティ カプセル イン (Bouti City Capsule Inn) と比べると、100元ほど値段を下げたサービスを提供される印象でした。
[関連記事]
台北オシャレ女性向けのゲストハウスはここかも。ボウティ シティ カプセル イン (Bouti City Capsule Inn) を紹介します
ただ「バスタオルが有料なのか……」と減点方式で文句を言うより、「よくぞ宇宙船ゲストハウスなんていうアイディア再現するアホなことをやりとげた!」とぼくは褒めたいです。
せっかくなら楽しい旅行にすたほうがいいので、値段だけでゲストハウスを探すのではなく、泊まって面白いところを予約するのもいいかと思います。
それに元々の値段も安いですしね!本当に1泊の価値アリです。
ではまた。
【スペースイン (Space Inn)】
【値段】
安い時は430〜500元(約1,420〜1,650円)前後。高い時は600元 (約1,980円)を超える。満室に近づくと1,200元 (約3,960円)するので、予約を早めにするのがオススメ。
じゃらんは値段を日本円で表記し、500円クーポンを配るので、他で予約するよりお得なことがある。
ブッキングドットコムも安いことが多い。
1台湾ドル=3.3円計算 (2016年5月現在)
【予約方法】
⇒ スペースイン (Space Inn)をじゃらんnetで詳しく見てみる
⇒ スペースイン (Space Inn) をブッキングドットコムで詳しく見てみる
⇒ スペースイン (Space Inn) をアゴダで詳しく見てみる
[関連記事]
初心者必見!3泊4日で台北を思う存分エンジョイする旅!台湾人の監修付き
台湾在住のぼくがオススメ!予算別で台湾3泊4日のホテル付き航空券を最もコスパよく予約する方法まとめ
台湾の台北おすすめゲストハウス (安宿)まとめ 2016年度版
台北オシャレ女性向けのゲストハウスはここかも。ボウティ シティ カプセル イン (Bouti City Capsule Inn) を紹介します
コメント