台湾の九份観光に行くなら、自力で行くよりも日帰りツアーに申し込んだほうが、意外と時間や値段的にもお得かもしれません。
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて、日本人に人気の九份観光……。なんですが、実は意外と行くのが大変な場所です。
電車で一本で行けない。けど、電車やバスを乗り継ぐのは意外と難しいし、タクシーをチャーターするとお金がかなりかかる。
そこで今回ぼくはSTW台北さんが運営している、日帰り九份ツアーに行ってきました。
直接台北から九份までバスで行き、2時間ほど観光して、帰りも直接台北まで帰ってこれるツアーです。
おまけに日本の会社が運営しているので、日本語も通じて、3,800円で行けます。
ぼくは今までバスやタクシーなどの全部の交通手段で九份まで行ったことがありますが、こういう日帰りツアーはストレスが少なくてとてもよかったです。
その様子を報告してみます。
ではどうぞ。
STWの九份ツアーとは?
今回ぼくが参加したSTWの九份ツアーは、こんな感じです。
・値段は1,000台湾ドル(日本円だと3,800円) 業界最安
・毎日運行
・自由時間たっぷり!(通常2時間-2時間半)
・日本語のガイドさん付き
・お土産屋やレストランには立ち寄らない(送迎のみ)
・3日前までネット予約可能
・当日も朝11時までなら台湾の現地で電話予約可能
・一人から参加できる
・所要時間は5〜6時間(15時から20〜21時くらい)
STWの九份ツアーはだいたいこんな感じです。
個人的にぼくがいいなと思うのは、1,000台湾ドル(日本円だと3,800円)という業界最安値の部分でしょうか。
台北市内からタクシーで行くと、片道1,000〜1,500台湾ドル(約3,500〜5,300円)ほどかかってしまいます。
タクシーは3〜4人で行けば割り勘できて安くなるんですが、1〜2人で行くと高くなってしまいます。
また九份に行く時の台湾人タクシー運転手は金銭トラブルを起こす運転手もおり、交渉するのは少し大変です。
なので、日本の旅行代理店に日帰りのツアーを任せるのはアリだなと感じました。
STWの九份ツアーの申し込み方法
STWの九份ツアーの申し込みはこちらからどうぞ。
※ インターネット予約は3日前まで受け付けています
2日前から当日11時までの予約は、直接STW台北支店まで電話で予約を受け付けています。
電話番号: (02) 2585-8221
STW台湾支店の営業時間: 9:00-18:00(祝日休業)
集合場所は台北市内の2ヶ所
STWが運営している九份ツアーの集合場所は、2つあります。
一つはリージェントホテル台北前、もう一つはSTW台北支店です。
リージェントホテル台北は中山エリアにある有名な5つ星ホテルで、中山エリアには日本人がよく利用するホテルがたくさんあります。
中山駅も台北駅の一つ隣にあるので、非常に便利な場所からバスに乗れると言えるでしょう。
もう一つはSTW台北支店です。
STW台北支店は中山國小駅から歩いて、だいたい5〜7分くらいの場所にあります。
ちょっと台北市内の中心地から離れているので、若干行きにくいかもしれません。
でもここには日本人スタッフさんと、日本語のわかる台湾人スタッフさんがいるので、かなり安心です。
ぼくは今回、STW台北に集まって参加しました。
だんだんと夏に向かって日差しが強くなってきた台北の5月。
ぼくが早めにSTW台北支店に行くと、生き返るクーラーとふかふかのソファーが出迎えてくれました。
ウォーターサーバーもあり、ガイドブックもあったので、お水を飲みながら本も読めます。
また無料のWiFi(ワイファイ)もありました。台湾でスマホをネットに繋げてない人には、とてもありがたいサービスです。
待ち合わせ場所は、行きやすいリージェントホテル台北もいいですが、早めに着いたら安心して中でくつろげるSTW台北支店もオススメだと感じました。
15時半 九份へ向かうバスに乗る
STWの九份ツアーは先にリージェントホテル台北、後にSTW台北支店という順番でバスに乗ります。
STW台北支店に15時半出発だったので、その少し前にバスが到着しました。
この日は約40名の参加者がいたので大型バスでしたが、当日の参加人数によってマイクロバスやバンになる可能性もあるそうです。
その日の九份ツアーの参加人数次第で九份まで行く乗り物は変わるとのことでした。
日本人のスタッフさんが点呼を取り、今回のツアーガイドの林(リン)さんにバトンタッチします。
ちなみにSTW台北支店のスタッフさんが誘導するのはここまで。
あとはすべてSTWツアーガイドの林さんが、この後の九份ツアーを全部ガイドしてくれます。
15時35分 九份ツアーのバスの中と配られたシールと地図
ぼくが乗り込んだバスはこんな感じでした。
よく台湾でバスツアーをやっているバス会社のバスです。
なんでもこの日のツアーはゴールデンウィークだったので、合計で40名もの参加者がいたのだとか。
そのためバスのほぼ全部の座席が埋まっていました。
バスのシートの座り心地はよく、4列シートだけど、硬すぎない心地よさです。
ただ台湾のバスは寒いので、ブランケットや薄手のパーカーを持ってきた方がいいかもしれません。
バスに乗り込むと、ガイドさんがお客さんにSTWオリジナルの九份地図と、STWのシールを配ってくれました。
オリジナルの地図は、初めての人でもわかりやすいように九份の行くべきオススメスポット紹介してくれています。
シールは人が多すぎなので、誰が参加者なのかわかるように、自分の服やバッグに貼るように説明されました。
この中でもぼくが地味に感激したのが、STWが作っているオリジナルの九份マップです。
ぼくが初めて九份に行ったときは台湾人の友達と一緒だったからいいものの、どこのお店が名所で、何をすれば楽しいのか、全くわかりませんでした。
それを事前に地図で説明してくれるところが、「さすがツアーだな!」と思った次第です。
15時45分 九份に着くまで、ガイドの林さんが15分間ほど説明してくれる
バスに乗り込むと、九份ガイドツアーの林(リン)さんから15分間の説明がありました。
林さんは日本語ペラペラの台湾人ガイドさんで、最近この九份ツアーに関わるようになったそうです。
かなり面白い人で、業務上の説明などもジョークを言ったりして盛り上げてくれました。
地図の見方や集合時間、集合場所を告げて、何処がオススメなのかも言ってくれます。
また九份の歴史や名前の由来も説明してくれました。
昔の九份は9人しか住んでいなくて、買い物の行商から9人分のものを買ったことから、九份(9つ分)という名前がついたこと。
ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』で有名だけど、本当の九份は歌手の一青窈さんのおじいさんの土地だったこと。
などなど、時には一青窈さんの歌を流したり、林さんオリジナルの地図を作って見せてくれたり、お客さんからはかなり好評でした。
オススメの写真スポットやグルメも「ここはダメだけど、あそこはいいですよ」と本音で話す台湾人らしく説明してくれます。
ぼくは5回くらい行って、自分で学んだ九份の歴史やグルメを全部ガイドさんが説明してくれていたので、「さすがツアーガイドさんだ」と思わずうなってしまいました。
16時15分 ツアーバスから市営バスに乗り換える
普段の九份ツアーは、台湾の平日なら集合場所から九份に一番近い駐車場で降りて行けます。
平日は駐車場から九份までたどり着くのに、ほとんど時間がかかりません。
しかし台湾のルールでは、「土・日・台湾の祝日」は、九份近くの駐車場が使えません。
なので、九份から少し離れた九號駐車場でツアーバスから降りて、市営バスに乗って、九份の入り口まで行きます。
日本の祝日は関係なかったのですが、ぼくが参加した2019年のゴールデンウィークの九份ツアーでは、台湾観光局が規制を引いていました。
この時期は日中韓のどの国でも5月1日から数日間休みだったので、急遽九份での渋滞を懸念してツアーバスからの乗り換えるようになっていたそうです。
九號駐車場から九份まではわずか5分で着くんですが、駐車場でバスを待つ時間が長かったです……。
だいたい15〜20分ほど待ったでしょうか?
でも人が多い中でも、ツアーガイドの林さんが気を配って案内してくれたおかげで、迷わずにちゃんと到着できました。
16時45分 バスを降りて、九份ツアーの開始
STWの九份ツアーは、だいたい2時間から2時間半ほど九份での自由行動が予定されているツアーです。
ただ自由行動が終わった後、全員が九份の中で集合する場所をわかっていないと、無事にバスまで戻れません。
なので、最初にガイドの林さんがバスを降りたら案内してくれます。
林さんは九份の中で混んでいる場所を巧みに避け、歩きやすい道をガイドしてくれました。
旗を振って、人数を確認し、上手な日本語で「こちらです」と説明してくれます。
ぼくは振られた旗についていく「The 団体旅行ツアー体験」は初めてで、若干気恥ずかしかったです。
でもガイドさんから少し遠くに離れても、旗のおかげで見えたので、ガイドさんが旗を振るのは意味があるんだなぁと思わされました。
九份の入り口のバス乗り場から7〜8分ほど歩くと、ぼくらは九份で一番知られている階段下の広場までやってきました。
ここの奥にある昇平戯院がSTWの九份ツアーの集合場所です。
ガイドの林さんから「今日の集合時間は19時です」と再確認され、ぼくらは17時すぎに自由行動に入りました。
いよいよ九份ツアーの始まりです。
17時〜19時 個人行動の九份ツアーの開始
さて夕方の17時。いよいよ団体行動を外れて、個人行動の九份観光です!
ここからはぼくがツアー中の個人行動で行った場所を紹介します。
と思ったのですが、あいにくこの日は2019年のゴールデンウィーク10連休の真っ只中。
日本人観光客が大量に押し寄せていました。
しかもぼくが行った5月3日は、中国や韓国も労働記念日で休みだったそうです。
だから中国人や韓国人もいって大混雑していました。
有名な九份の階段は、1段ずつ人が乗って人が列をなしています。
またジブリアニメの『千と千尋の神隠し』のモデルっぽいと言われる、阿妹茶樓お茶館も激混み。
九份のお土産と名物が食べられるストリートも大変な行列……。
ぼくは7回くらい九份に行っていますが、ゴールデンウィークや夏のお盆、年末年始の九份の混みようを初めて目の当たりにしました。
本当はお茶を飲んだり、名物の台湾スイーツを食べたかったのですが、人に圧倒されて何もできなかったです。
2時間の個人行動時間はとてもよかったのですが、混雑しすぎてて回りきれなかったの辛いところです。
しかし混みすぎていても、やはり九份は綺麗な写真が撮れてしまいます。
混み合っているところでカメラを上に伸ばしてシャッターを切ったら、こんな写真が撮れました。
あまりにも人が多いので、ちょっと九份は厳しいかな?と思ったのですが、写真を見返すと「九份に行ってよかった」とやはり思ってしまいます。
あの人混みの大変さも、九份で撮った写真を見返すと忘れてしまうので、ぜひ行ったら写真を撮ってきてほしい。
そうぼくは思ってしまいました。
19時 九份の約束した場所に集合 バスまで移動
九份の日が暮れた夜18時45分。
約2時間の自由行動が終わり、ぼくは九份の集合場所に戻ってきました。
集合は19時でしたが、15分前にガイドの林さんはいます。おそらくもっと前から待っていたのでしょう。
「いやー、ゴールデンウィークはすごいですね」と会話を交わしながら、知らない人混みで揉まれたので、ぼくはようやく知っている人の顔を見て安心できました。
しばらく待っていると、一人のお客さんが来る気配ありません。
「19時10分まで待ちます!」と10分延長する声が、林さんからかかりました。
10分待ってくれましたが、それ以上は他のお客さんに迷惑がかかります。
申し訳ないけど、それ以上は待てないので、遅れたお客さんは自分でタクシー使って帰る必要があるそうです。
集合時間はきっちり守る必要があると感じました。
延長時間内に全員集まったので、ぼくらは来た道を引き返し、バス乗り場へ戻ります。
途中でトイレがあったので、林さんの案内でトイレに行きたい人は行きました。
男性・女性でトイレに並ぶ時間が違うので、15分ほど待ちます。
このあたりが団体ツアーならではだなと感じました。
帰りもまた公共バスに乗って、九號駐車場まで戻り、バスに乗り込みます。
今回は観光局の規制がかかっていたのですが、いつもの九份ツアーだと九份から乗り換えなしで帰れるようです。
20時45分 バスが台北市内へと帰ってくる
九份から台北まで車で約45分。行きは渋滞に捕まりましたが、帰りはスイスイと高速を走り、素早く台北まで戻ってこれました。
STWの九份ツアーで降りれる場所は3つあります。
一つ目は松山駅近くの饒河街夜市です。
ここは台北でも有名な饒河街夜市があります。
外国人観光客は有名な士林夜市に行ってしまいますが、台湾人が行くのは饒河街夜市のほうです。
ガイドの林さんもコンパクトにまとまっていて、美味しいお店も多いし、オススメだと言っていました。
二つ目は行きも使ったリージェントホテル台北です。
台北駅近くの移動しやすいエリアにあるので、ここで降りる人も多かったです。
三つ目はSTWの台北支店です。
戻ってくるのは夜8〜9時です。STWの台北支店も閉まっていました。
この周辺はホテルも多数あるエリアなので、泊まっているホテルが近い人はここで降りましょう。
またSTW台北支店さんお勧めのマッサージ店(三葉足体養身館マッサージ店)も近くにあるそうです。
マッサージを希望者のお客さんがいれば、連れて行ってくれます。
振り返り STWの九份ツアーに参加した感想
というわけで、ぼくが九份ツアーに参加したレポートはこんな感じでした。
振り返ると、九份ツアーのいいところは4点あります。
・台北から九份までの行き帰りのバス移動が本当にラク
・ガイドの林さんの日本語ガイドが役に立ち、面白い
・STWのオリジナルマップがいい
・夕日が沈むベストな時間に行けるので、綺麗な風景が観れる
ツアーに参加して感じましたが、やっぱりバスで九份までいくのは、すごくラクで疲れません。
身体もラクなのですが、精神面でもラクでした。
行き帰りのタクシー交渉やバス・電車移動の計算をしなくていいので、その分でも負担が減ります。
特にここ3年くらいの九份は人が多いので、だんだんと日帰りツアーを使ったほうが楽になってきていると感じました。
また日本語できる台湾人ガイドさんもいるので、安心感があります。
九份のウンチクや歴史、美味しいグルメなどを教えてくれるので、自分で行くよりも九份の見方が深まる人は多いはずです。
このあたりは本当に「ツアーってすごいな」とぼくは感激しました。
なんせ自分が何記事もブログ書いて学んだ九份のことを、ガイドさんから1回で聴けるのですから。
そんな意味でもツアーは、さすがだなと感じた次第です。
逆に不満というか、注意点があるとしたら2点です。
・団体行動なので、要所要所に待ち時間がある
・道路の渋滞などで台北に戻る時間が21時過ぎることもある
ぼくは初めてツアーに参加したのですが、ツアーは団体行動です。
なので、誰かが遅れたりすると他人を待つ時間が発生します。
またトイレ休憩も長めに取られているので、待ち時間で少し疲れました。
特に九份では座るスペースがないので、立って待っているのがしんどかったです。
ささいなことなんですが、待つのは団体ツアーの宿命だと思うので、注意したほうがいいと思いました。
それと道路渋滞などで混む日もあります。
ぼくが行った日は20時30分くらいに台北に到着すると思っていたのですが、21時半着になったので、あくまでツアー会社側の予定は目安にするのがちょうどいいかと思いました。
でも自分一人で行って、バスと電車を乗り継いで帰るより、ツアーだと時間の見通しがききます。
待ち時間や時間の遅れはささいなことなので、ぼくはツアー内容に満足できました。
もし九份に行きたい。でも自分で行くのは大変そうなので、ツアーを利用してみたい人には、とてもオススメです。
STWの九份ツアーの申し込みはこちらからどうぞ。
※ インターネット予約は3日前まで受け付けています
2日前から当日11時までの予約は、直接STW台北支店まで電話で予約を受け付けています。
電話番号: (02) 2585-8221
STW台湾支店の営業時間: 9:00-18:00(祝日休業)
それでは楽しい台湾旅行を。
ではまた
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