「好きなことで、生きていく」っていうライフスタイル、憧れませんか?
こんにちは。現在ブログ収益でのみ、台湾に住みながら暮らしているまえちゃん@Maechan0502です。
冒頭の言葉は以前流れていたYou Tuberさんの広告キャッチコピーの引用なんですが、本当に「好きなことで、生きていく」って暮らしは憧れです。
実際にブログ収入が日本でのフリーター収入と同じ10~12万円くらいのぼくでさえも、まわりの人から「「パソコンとネットがあれば、世界中どこでも収入が得られるなんて、本当にうらやましいよ!しかも自分の好きな文章書けばいいんでしょ」」と言われます。
しかしです。ブログ収入で海外に暮らす現在の生活にたどり着き、数ヶ月経った今の心境は「思った以上にしんどい部分あるな」です。
一言でバラすなら、ぶっちゃけ月のブログ収入が10万を切っています。
別に収入が下がったからといって生活できないわけではないのですが、あれほどやりたくない仕事を正社員で働く生活は、たしかに恵まれていたんだと今になって感じました。
ここではぼくの今台湾で生活している状況と、やりたい仕事を追いかけるべきか?それとも辛い仕事を我慢し、正社員という安定した待遇で働いたほうが良いのか?ぼくの3年間に及ぶブログ生活を振り返って感想を書いてみます。
これからやりたいことを追いかけて、海外へ出たい人の参考になれば嬉しいです。
ではどうぞ。
ブログ収入のみで海外生活していくということ
左のブロガー仲間さがやんと一緒に
最初にぼくは現在ブログの収入で収益を出していると書きましたが、「ブログで海外生活できるの?」と思う人もいるので、ブログで収益を出す仕組みを簡単に解説させてもらいます。
ぼくがブログの収益で生活できているのは、このブログに広告を貼っているからです。
その広告には2種類あって、1つは「多くの人が読んでくれれば収益が増えるタイプ」、もう1つは「紹介した商品やサービスを購入してもらうと報酬が入ってくるタイプ」の両方を使ってきました。
ぼくが最初に広告を貼ったのは、フィリピン英語留学中の2013年7月のことです。翌月の8月には「2013年7月は約750円の収益がありました!」とこのブログで報告。
その時に「月に10万円収益があれば台湾に住めるので、ブログ収益で台湾に住みたいです」とブログに書き綴りました。
それからぼくは、オーストラリアワーホリに行って仕事のない時も全然おカネにならないブログを書き続け、台湾人の友達に「ブログで稼いで台湾に住むなんて不可能!」と笑われたりもしましたが、2年後の2015年の8月のこと……。
ついにこのブログで「ブログ収益で月に10万円を達成しました」という報告記事を書くに至ったのです。
その記事は広告の規約に違反する部分があったので今は非公開ですが、あれから今もぼくはブログの広告収益で台湾で生活しています。
「好きなことで、生きていく」
まさにぼくは文章を書いて生きていくブログ生活に踏み入れたのでした。
グーグルの検索順位が落ちれば、当然収益も下がる
しかしです。最近になってこの収入が下がり始めました。その理由は単純。グーグルに表示されるぼくのブログの記事の順位が下がってしまったからです。
グーグルは常に良いと判断する記事を順番に表示させてるのですが、ぼくの場合はある時からこの記事の検索順位が下がってしまいました。
もちろん下のほうに自分のブログの記事が沈めば、だいたいみんなすぐに表示された1位から2位くらいの記事しか読まないので、結果としてブログを読んでくれる人が減って収益が落ちます。
それが2015年11月の半ば頃。今から1ヶ月前のことです。
さらに追い討ちをかけるように、順位が落ちた一生懸命アクセスを上げる記事や収益目当ての記事を書いてみても、ぼくは自分があまり向いていないタイプなことがわかってしまいました。
ええ、たしかに根性と気合いを入れてブログ記事を量産すれば収益化も可能ですし、ぼくもいわゆるSEO対策 (検索エンジン対策)は知識として勉強しているので、ぼくも過去記事の検索順位を上げるように努力していくつもりです。
しかしこれから更新していく記事となると、自分の中でもう1人の自分がささやくようになりました。
「収益化の記事ばかり書いても、ブログを読みにきてくれる人がつまらないだろ」と。
……そう、それこそ否定できない事実でした。一時期はアクセス増える記事や収益になる記事を書いてはみたものの、ぼくも他人のブログでモノやサービス紹介ばかり続けて更新されるの見ると、「このブログ、読む気失くすな……」と思ってしまうタイプです。
ぼくは収入が下がってから、さらに自分のブログの運営方針に悩みました。
そして目指していた「インターネットで文章を書いて生活する」という今の暮らしは、たどり着いてみればゴールじゃなくてスタート地点であることを知り、ぼくはたどり着くより続けることの難しさを、独立後に思い知ったのです。
海外で未だにあがいているぼくを見て、4年前に海外行きを反対した友達はなんと言うだろうか?
ブログで生活するのは、なかなかラクではない。これがぼくの正直な今の感想です。
よくネット上では「ブログで食べるなんて厳しい。将来どうするんだ?」と夢見る人を批判があがり叩かれていますが、この道の難しさはぼくも反対しません。
4年前に転職活動をやめ、海外へ行くのを反対したぼくの友達たちが今のぼくを見たら
「ほら、オマエの言っていることはいつも甘いんだ。オレは失敗したらどうするんだ?って言っただろ」
と言うかもしれないでしょう。あの時ぼくは親や親戚、まわりの友達からさんざん反対されました。
転職活動を放り出して海外へワーホリに行く無謀さ。英語の習得やワーホリ後の仕事の心配。そして未だに叶っていない紙の本を出版するという夢みたいな目標へ動くこと。
叶ったことも多いけど、ぼくの生活はここまで書いてきたのように未だに安定してないし、たどり着いたブログでの海外生活は新たな壁が立ちはだかっています。
4年前は「何で理解してくれないんだ?」と口だけ出して反対してくる人に憤り、「ぼくはぼくの道をゆく」と反対してきた友達との関係との連絡を絶ってここまできました。しかし反対した友達が言ってた安定している暮らしの良さも、収入が不安定になった今ならようやく良さがわかります。
……だけど収入が不安定になった今でも、やっぱりぼくは思うのです。やりたいことがあるなら、たとえ不安定であろうが自分のやりたいことをやったほうがいいんじゃないかって。
誰かに反対されるが、誰かに応援されるのも、また人生だと思う
たしかにぼくが選んだブログで生きていくと生活は、収入が不安定です。時には下がるし、いつまでうまくいくかも保障はありません。でも自分の努力で生活を作れる喜びは、ぼくにとって会社で上司から評価してもらったりボーナスを受け取るよりも、比べられないくらい嬉しいことでした。
書くのがずっと好きだったぼくがコンテストで賞を取ったわけでもないのに、インターネットを通じてブログを書くだけで月に10万人に読まれ、収入まで入ってきて台湾で生活できてる。
これほど素敵なことはぼくにとって他にありません。
そしてぼくは人生いろんなことで迷うし、人の声で悩まされることもある。でも助けてもらうのもまた誰かの人であるということをこの4年間で学びました。
左がココロザシの守岡さん、真ん中が『Last day.jp』というブログを運営してるブロガーの先輩またよしさん。そして右がぼく
約3週間前のことです。ぼくは台北でココロザシというコンサル業の会社でCEOをやられている守岡さんにお会いしました。そこで「最近ブログ記事で迷っていませんか?」とズバリ悩みを言い当てられてしまったのです。
そして守岡さんから「目先の利益にとらわれずに、ブログ運営していったほうが良いですよ。ぼく、目先の利益追いかけて、良くない結果出た会社をいくつも見てきましたし」と信頼できる方のアドバイスをもらい、ようやくぼくは迷っていた自分のブログの方向性に気付かさせてもらったのでした。
そう、ぼくのブログの売りなのは、台湾観光情報やオーストラリアワーホリ記事でもない。ましてや夢のブログ飯ライフでもありません。
人とは違うライフスタイルで七転び八起きしながら、海外で生きてるぼくの生活をつづること。それを一番の重要なテーマでした。
だからブログを収入目的にして面白くなくすのではなく、今の下がった収入でもローコストで生活できる場所に引っ越すのが大事なんだ。そして他に必要な収入があれば、外部でライターやりながら収入を得よう。
守岡さんのアドバイスで、ようやくぼくは迷っていたブログの運営方針が晴れ、どうやっていくかの決心が着きました。
最後に これから海外で「好きなことで、生きていく」」と目指す人へ
「好きなことで、生きていく」
たしかにそのライフスタイルは簡単なことではありません。ぼくの元にもこれから海外を目指すから相談がありますが、そこだけはハッキリ嘘をつかずに言わなくてはいけないでしょう。
それはぼくの4年間の経験を振り返ってもそうです。
人生なんて好きな人には振り向いてもらえず、収入は不安定であり、日本では信じられない海外トラブルに襲われ、そしてやりたいことなど、4年経っても未だに叶わないのかもしれない。
でも、だけど、ぼくはそれでも言いたいです。やりたいことがあるなら、追いかけたほうが良いよと。
だって自分がどう生きたら良いかなんて納得いく答えは、グーグルの検索で簡単に出てくるものではないからです。ましてやまわりの人から「こうしたほうがいい」と反対されて、すんなり納得できるものでもないはずでしょう。
そう、だから世の中で自分が最も納得できる情報や答えは、誰かに聞いたものや本などで読んだことではなく、全て自分で経験したこと。それが一番じゃないでしょうか。
ぼくは4年経った今も自分の選んだ道に、「シンドイことはあるけど、やっぱこの道を選んで良かった」とそれでも感じています。だからこれから「好きなことで、生きていこう」と思う人も、自分の人生でチャレンジしてみることでしか、「何が自分にとって正しいのか」わからないと思うんです。
そして迷ったときは、ビビってないで勇気を出して、新しい一歩を踏み出すこと。
2015年12月16日。下がる自分のブログ収入と意外と高い台北の家賃4万円に踏ん切りをつけ、ぼくは家賃と物価を下げるために台湾南部の台南へやってきました。
ありがたいことにオーナーの優しさで格安でゲストハウスはむ家で住むことができ、台湾南部の安い値札を見て安心し、どうやらなんとか生活できそうです。
人に反対もされたけど、他の誰かにまた支えられ、ぼくは台湾の台南で新しい生活を始めました。ぼくはまだこれからも台湾であがき続けようと思います。
ぼくの人生は、いよいよこれからが本番なんだ。
そう言い聞かせながら。
ではまた。
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