今の時代に合わせた中国語を勉強するためのオススメ学習アプリを紹介します。
どうもこんにちは、中国語を学習し始めたのは大学1年生の時だったまえちゃんhttps://twitter.com/Maechan0502です。
ぼくは現在36歳なので、18年前になるんですね(遠い目)
さて、今回はお誘いがあって中国語の学習アプリ「スーパーチャイニーズ」をモニターしてみました。
過去にぼくの中国語学習経験といえば
- 大学時に週1で中国語授業を取る
- 大学時に中国の大連と上海に短期留学(4週間と2週間)
- 台湾で3ヶ月間マンツーマンレッスン
- 台湾のオンラインレッスンを受ける
という学習遍歴です。
いまいち身に付かなくて中途半端な自分の学習歴なのですが、「今回のスーパーチャイニーズは非常に良かった」です。
中国の大学で中国語の授業を受けた時と同じ内容が、スマホアプリで再現されていました。
2週間のモニター体験と、実際に感じたメリット・デメリットを紹介します。
ではどうぞ。
スーパーチャイニーズを2週間使ってみた
実際にスーパーチャイニーズを2週間やってみたので、最初にその模様を紹介します。
あらかじめ言っておくと、スーパーチャイニーズは中国の上海の会社が運営している中国語学習アプリです。
なので、中国大陸の簡体字による中国語学習アプリということになります。
アプリはiPhoneとAndroidの両方あり、ぼくはiPhoneアプリで学習しました。
スーパーチャイニーズは有料課金すればテストなどもできます。
しかし、語彙や文法などは無料でも使えるので、気になる人は無料の部分だけでも試すことが可能です。
スーパーチャイニーズの初期設定
最初にあるのが、名前などの登録です。
次にAIによる自動診断があり、問題に答えていくと自分の今のレベルに合った学習のステージを教えてくれます。
ちなみにぼく自身はここのテストの評価を無視しました。
なぜならぼくの中国語の発音は壊滅的にダメなので、初期の初期化から発音と声調、文法を学習し直したいと思ったからです。
最後に自分が1日にアプリで学習したい時間を設定します。
だいたい夜8〜9時くらいになったら通知がくるので、それに合わせて勉強をしました。
実際にスーパーチャイニーズを使った学習
スーパーチャイニーズはレベル1〜7までの各24課(レッスン)、レベル7だけ18課(レッスン)に分かれています。
自己紹介から数字の数え方、家の借り方などなど、いろんなシチュエーションに沿って練習できるのが特徴です。
各24課(レッスン)の中身はこんな感じで学習しました。
- 語彙
- 文法(1〜)
- 本文
- 小テスト
無課金でも語彙や文法までできるそうです。
(ぼくは課金された状態でやったのでわかりませんでしたが)
学習の中身はシチュエーションに沿って、音読をしたり、クイズに答えます。
こちらの写真のように出された文章を、スマホのマイクを通じて発音していきます。
間違えたら赤字で表示、合っていたら緑で表示されました。
リスニングもあり、音声を聞いて答えたり、単語を並べ替えて文章を作ります。
その課(レッスン)の最後まで進んだら、自分がどれだけ合っていたかの答え合わせができ、評価される仕組みでした。
これを毎日15分間練習して、ぼくは2週間でレッスン7まで進めました。
スーパーチャイニーズを使って満足した点
時間と場所を選ばずにアプリで学習を進められる
スーパーチャイニーズを使って良かったのは、スマホアプリなのでどこでも学習できたところです。
今までぼくが大人になってから試した中国語の学習は時間と場所を指定されてしまいます。
台湾の大学にある語学センターはわざわざ台湾に住まないといけないし、オンライン中国語は時間が指定されるのです。
会話が中国語の雑談やフリートークなら対人でいいのですが、発音や文法は中国語の先生相手でなくても進められます。
逆に中国語の電子書籍もあるのですが、そっちは発音の練習ができません。
発音や文法は時間と場所を選ばずに進められるほうがいいので、スマホアプリは非常にやりやすかったです。
アプリなら5分くらいの隙間時間にサッとできるし、途中でやめることもできます。
(後述する別の問題はあるのですが)
中国語の学習でこんなアプリはなかったので、すごく使いやすかったです。
中国語の授業のDX化が浸透してきたと感じました。
ステップ立てて中国語を勉強できる
中国語は勉強の方法が確立されています。
英語は他人と自分のレベルを比較するときに、物差しになる基準がありません。
試験ひとつとってもTOEICや英検、大学受験など様々です。大学受験をした人とTOEICを受けた人の英語力は比較できないと言えるでしょう。
しかし中国語は基準が明確です。
中国大陸だったらHSKという中国語の試験があります。
文法の能力も有名な大学が作ったテキストを使うので、中国語を勉強している友達に「テキストは何冊までやった?」と聞けば、だいたいその人の理解している中国語の文法能力が測れてしまうのです。
スーパーチャイニーズはこの中国語を習うときに使うテキストをアプリ化しています。
各24課(レッスン)が終われば、学校で習うテキストを1冊こなしたことになるのです。
細かくステップを刻んで勉強ができるので、自分の中国語のレベルが分かりやすくのが良いと思いました。
人に習わずにアプリで中国語文法を学べる
個人的にいいなと感じたのは、スーパーチャイニーズで勉強すれば、すんなりと中国語の文法を覚えられる点です。
スーパーチャイニーズは1課(レッスン)ごとに新しい文法を教えてくれます。
日本語で説明して、問題も出してくれるので、とてもわかりやすいのです。
アプリで、いつでもどこでも中国語文法を学べるので、非常にいいなと思いました。
ぼくの語学勉強をする時、「その言語の文法だけはネイティブの先生に習うより、日本語でその言語の文法を学んだほうががいい」という持論があります。
これはぼくの英語を学んだ時の過去の体験からきてます。フィリピンで英語の先生に英語で英語文法を習うと、訳のわからない単語が出てきて非常に混乱したのです。
「Subject」、「Verb」、「Object」
こんな単語をいきなり並べられて、英文法を理解できるでしょうか?
上記の言葉は、「主語」、「動詞」、「目的語」という意味です。
語学を習いたての時は、わからない英単語がどんどん出てきます。
そこに専用の文法用語も使って教えられるので、英語で英語の文法を習うのはめちゃくちゃわかりづらかったのを覚えています。
これでは日本語で英語文法を学んだほうが全然マシです。現に日本語で書かれた英語文法の解説書のほうがスッと入りやすく、その後の英語への理解もぼくは深まりました。
スーパーチャイニーズはアプリで中国語語の文法を教えてくれます。
もっと軽く、手軽に、音声付きで、どこでもできるので、ぼくが紙の本で英語文法を学んだ時よりも良くなったと感じています。
新しい単語の発音を納得いくまで練習できる
このアプリを使ってみて感じました。わりとスーパーチャイニーズは発音練習が多いです。
新しい単語が出てくるとすぐに発音を練習させられます。
個人的には何度も発音を練習できることに気に入りました。
ぼくは台湾でマンツーマンで中国語の発音を台湾人の先生に見てもらったことがあります。
でもその時、台湾人や中国人の先生に発音を習うのは向いていないと思いました。
なぜなら中国語のネイティブの先生は「人間」だからです。
発音練習は同じ作業の繰り返しなので、ぼくを見てくれた台湾人の先生はすぐに発音練習に付き合うことに飽きてしまいました。
すぐに「こんな退屈な発音練習しないで、フリートークでもしよう」と言ってきたのです。
発音の練習をしたかったぼくは、「もっと真面目にやってくれ!」と心の中でシャウトしたものです。
でもアプリであれば、何度でも発音練習をやっても大丈夫!
アプリならいくらでも発音練習に付き合ってくれます。発音がわかりにくければ、YouTubeで勉強すれば大丈夫!
ぼくは現在進行形で発音練習を繰り返していたので、ちょっとずつ上手くなっている手応えがあります。
スーパーチャイニーズを使って不満に感じた点
発音を教えてくれる機能や講座が充実してない
スーパーチャイニーズは中国語の発音に力を入れています。
下手な発音は何度も通るまで練習させられるので、発音苦手なぼくとしては大満足をしている機能です。
しかし、悪いところもあり、発音の悪いものはいつまで経ってもアプリ内で矯正されません。
去(qù)など難しいので何度も間違えるのですが、どこが間違っているのかをアプリは指摘してくれないのです。
スーパーチャイニーズ内に発音の講座もあるのですが、アプリ内のわかりにくい場所にありました。
「アプリ始めて2週間後に気づいたよ!もっとわかるところに表示してくれ!」と思ったものです。
現在はYouTubeを見れば、中国語発音のコツを教えてくれる動画はたくさんあります。
でもアプリ内で発音を矯正してくれないのは不親切だと思いました。
発音を勉強したいときはこういうYouTubeの動画で練習するのがいいです。
一回の単元がときどき長く、10分弱かかる。
どこでもやれるのがスーパーチャイニーズのメリットです。
レッスンのパート内容は
- 語彙
- 文法1〜3
- 本文
- 小テスト
このようになっていおり、だいたい5分前後で終わります。
しかしパートによっては10分前後かかり、発音などをキッチリ練習すると15分くらいかかることもありました。
もちろん途中保存できるのですが、課(レッスン)のパートは途中でやめると、24時間以内にやらなかければ、最初に戻ります。
たとえば語彙のパートを1/3でやめたら、24時間以内に再開して終わらせないと、もう一度語彙を最初からやることになるのです。
そこは注意したほうがいいと感じました。
といっても、やり直しになる時間は4〜10分くらいなので、そこまでシビアではありません。
間違えた時の問題解説がない
スーパーチャイニーズはクイズや発音テストをやって、間違えると減点される仕組みです。
間違えると、最後のほうに間違えた問題が繰り返し出ます。
しかし、間違えた問題の解説がないのです。
自分は何につまずいてクイズに間違えたのか?という説明がないので、非常に不親切だと思いました。
ここは大変ですけど、将来的には補強してほしい点です。
最後に
というわけで、スーパーチャイニーズの紹介は以上です。
こちらのアプリは無料で使える点もあります。
ただ、課金したほうがテストなどを使えるので、課金推奨です。
- 1ヶ月:1,300円/月
- 12ヶ月:11,250円/月(375円/月)
- 終身会員:23,800円
※料金は、セールのタイミングによって異なる場合があります。
12ヶ月:4,500円/月(375円/月)
しかも2023年2月11日現在はバレンタインセール中。
12ヶ月分が60%オフで、11,250円/月(375円/月)→4,500円/月(375円/月)で使えます。
中国語のテキストや書籍を買って勉強するなら、こっちのほうがはるかに使い勝手がいいので、気になる人は試してみてください。
ぼくも思わず契約してしまいました。1年間頑張ります。今度こそ中国語をちゃんと勉強します!
ではまた。
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