台中の観光名所はデパートのトイレでした。
こんにちは。2015年6月に日本から台湾へ引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。
ぼくは台湾に5回来たことがあります。そして台湾の西側にある主要都市・台北、桃園、台南、高雄、嘉義、そしてめっちゃ田舎な雲林まで行ったことがあったのですが、台湾・第3の都市である台中には訪れたことがありませんでした。
なぜならぼくが台湾に訪れた時は、親しい台中出身の友達は全員海外に出ていて、しかも台中は観光名所がまったくなかったからです。
だから「ガイドブックにも台中は全然載ってないし、何があるんだろう？」と不思議に思ってたのですが、今回訪れて驚きの台中観光地を紹介してもらいました。
それが台中のデパートのトイレです！！
どの階のトイレがやたらと豪華過ぎてビビったので、今回はそれを紹介します。外国人が日本のウォシュレットトイレでビックリするのとはまた別次元で驚くので、ぜひ訪れてみてください。
ではいってみましょう。
今回のトイレの案内人、台中人のモスちゃんを紹介
さてそもそもぼくが台中のデパートのトイレを知ったのは、台中出身のモスちゃん (ニックネーム)と台中で待ち合わせしたのがキッカケでした。
おたがい台北に住んでいるのですが、ちょうど一緒に台中にいたため、彼女と一緒に台北に帰る前に台中を案内してもらったのです。
一緒に台中のカレー屋でカレーを食べ終わった後、彼女はこう言いました。
「台中のあるデパートはトイレが有名なんだよ。2年前にも台北から友達が来た時も、そのトイレを案内したんだ」
……ん、なぜにトイレ？
女の子とデートするにはハイパーミスマッチングな場所ですが、台湾のオシャレカフェより面白そうです。
というワケでぼくらは台中にある中友百貨店へ向かったのでした。
アメリカのタイムズ誌にも取り上げられた中友百貨店のトイレ
ここ中友百貨店はアメリカのタイムズ誌にも取り上げられた「フロアごとにテーマの違うトイレ」が人気なんだそうです。いやー、台湾って奥が深いですね。フツーはトイレには凝らないでしょう。
コカ・コーラのトイレ
まずモスちゃんに案内してもらうと、何やらある炭酸飲料でおなじみの赤が目に飛び込んできました。
おお、コカ・コーラのトイレだ！！
トイレ自体はフツー (むしろ日本のほうがハイテク)ですが、ちょっと古い宇宙ステーションのようなイメージです。
トイレだと言わなければ、フツーにオシャレスポットで可愛い台湾人の女の子を撮影した写真に見えませんか？
ちなみに現在台湾人女性の間では「観光地やオシャレスポットで、モデルのようなポーズをとる」のが自撮り (セルフィー)と合わせて流行ってるそうです。
前日に台湾人男性のハンソンから
「台湾人女性がポーズをとり始めたら、黙ってカメラ構えて素早くシャッターを押すんだ！彼女たちの機嫌を損ねる前に！！」
とありがたい忠告を貰ったので、迷わずぼくはシャッターを押しました。……ええ、日に日に台湾人男性に近づいている気がします。
スポーツ売り場のサバンナトイレ
続いてスポーツ用品売り場のトイレです。階によっては男性専用と女性専用、親子用トイレがあるようです。ここではスポーツ用品売り場だったので、親子用でした。
中に入っていくと、おぉ！ザ・サバンナ！いや森か？
幼児用トイレの便座も緑に塗られてました。子どもが喜ぶんだろうなー。
下着売り場のファンシートイレ
この次に行ったのが、下着売り場のトイレです。
ここは女性専用なので、台湾人女性のモスちゃんにカメラを渡して行ってもらいました。
ぼくが行くと台湾で逮捕されかねませんからね。
撮ってきてもらった写真を見たら、ディズニーランドレベルの凝ったトイレでした。
紳士服フロアのハイネケントイレ
下の階に下りると、紳士服コーナーでした。
こちらのトイレのテーマはビジネスマンが好むお酒！ハイネケントイレです。
照明も暗がりに紅い照明を照らしているので、コカコーラトイレの時より宇宙ステーションみたいです。個人的にこのトイレが一番好きでした。
カジュアル女性服フロアのパステルカラートイレ
さてさてさらにトイレ探検は続きまして、カジュアル女性服フロアにやってきました。この中友百貨店では、ビニール傘をオシャレにデコレーションしてて、マネキンと組み合わせていたのが印象的でした。
マネキンの前でオネェポーズをとるぼく
直後に撮影してくれたモスちゃんから、日本語で「キモいね」と一言で切り捨てられました。
ぼくらの会話は全部日本語なのですが、台湾人の彼女の日本語は本当に上手だと思います……。
気を取り直して、ここはカジュアル女性服フロアなので、女性専用のトイレでした。モスちゃんにカメラを渡して撮ってきてもらうと……、
トイレの写真と、ぼくの隠し撮りと、彼女の自撮りが一緒に入ってました。
頼んでなかったけど、可愛いので許します。……いやこんな上から目線で言ったら罰が当たりますね。
モスちゃん、本当にありがとう！！
カジュアル女性服フロア Part 2の◯◯トイレ
さてクイズの時間です。こちらのトイレのテーマは何でしょう？結構当てやすいのではないでしょうか？ぼくらは2人予想して当たりました。正解は5行後。
…
……
………
…………
……………
そう、答えはチョコレートです。
まさかのチョコレートやマカロンが飾られてビックリしました。こちらもとても面白かったです。
ミュージアムトイレ
もうキリがないので後2つ紹介して終わりにします。
こちらはミュージアムトイレ！オシャレ過ぎませんか？こちらは新しくできたばっかのようで、前はなかったそうです。気分はベルギーのションベン小僧ですね。
ハイネケントイレも良かったですが、ぼくはここも好きでした。
王宮トイレ
最後に紹介するのが、王宮のようなトイレです。こちらは女性専用でした。
女性のトイレを見る機会は男性は一切ないと思いますが、女性のトイレってパウダールームがあるんですね。
座れるスペースがあるんですが、こんな豪華な鏡を使って化粧できたら、きっと気分も盛り上がりますね。
いやー、本当に面白かったです。
まとめ テーマのある台中のトイレは変わっているけど、日本にもあれば面白いと思う
いかがでしたか？以上で台中の中友百貨店のトイレ紹介は終わりです。一緒に案内してくれたモスちゃんの話だと、最近は台北市内にもマネして、テーマのあるトイレが作られているそうです。
トイレ1つとっても台湾はよくも悪くても個性的で、同じ平均60～70点のクォリティを保つ日本の国民性が出てる気がしました。
なので日本のデパートやショッピングモールでも、こんなトイレをマネしてほしいと思います。もちろんトイレだけを覗きにデパートやショッピングモールには行きませんが、どこも同じ店が入ってるのを差別化するためには、けっこう面白い戦略だと思うんです。
日本の地方のイオンモールやアピタは、どこでも同じヴィレッジヴァンガードやスタバ、ドトールが入っててつまらないとぼくは地方に行くたび感じます。だからどうせ店舗が同じなら、トイレなどで個性のあるイメージを打ち出してほしいです。
九州くらいの大きさの台湾のデパートにこんなトイレがあるので、日本でもどこかが1つくらいマネしてほしいなと思いました。
最後に案内してくれた台湾人のモスちゃん、本当にありがとう！とても楽しかったよ！
台中観光にトイレを覗いてみるのはいかがですか？
ではまた！
中友百貨
住所： 臺灣臺中市北區三民路三段161號
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