最近もう日本の地方都市に住むより、アジア周辺に住んだほうが安くて、便利なんじゃないか?と思い始めてきました。
こんにちは。現在絶賛台湾南部で家探し中のまえちゃん@Maechan0502です。
さて591というアプリを使って、台湾の南部に引っ越すために家を探しているんですが、なんかいろいろと調べていたら「もう日本に住むより海外に住んだほうがいろいろ楽しいんじゃないか?」と思ってきました。
なぜなら台湾の南部はヘタに日本の地方に住むより、交通網が便利で安いからです。
調べてみると「家賃2万円でキッチン・シャワー・家具付き。しかも電車と地下鉄を乗り継いで、空港まで約1時間」という物件をたくさん発見します。
これなら海外ローコストライフも悪くありません。てか、これなら現在日本に住んでいる日本人も家借りて、台湾南部とのデュアルライフを提案したいくらいです!
というワケで、ちょっと明るく希望の持てる話題なんで、調べたレポートをシェアしてみます。
ではどうぞ!
台湾南部の台南市か高雄市あたりがけっこういいかも
今回ぼくが引っ越しを考えているのが、台湾の南部の台南市です。この写真の街は台湾第4の都市で、400年前から1895年くらいまで、台湾の最初の首都として栄えていました。日本でいうと京都的なところだと言えます。
地図で見ると、赤くかこった枠線の位置にあります。
また台南市から電車で40〜1時間のくらいの距離にあるのが、台湾第2の都市高雄。港町と栄え、都市の規模としては大阪のポジションですが、街の雰囲気としてはぼくの地元の横浜にかなり似ています。
たぶん神戸出身の人なら港町なので、ぼくと同じく高雄に親しみを感じられるでしょう。
ぼくは台南市に引っ越す予定なんですが、高雄を含めて、この2つの都市が狙い目なんじゃないかと考えています。
台南市の物件がけっこう安くてアリ
現在ぼくは台南市で家を探しているんですが、その時の条件が「1人部屋。キッチン・シャワー付き。できる限り駅近」という感じで探ってみました。
そうしたら意外とヒットしてしまい、かなりビックリしています。たとえばこの前、台湾人の友達に内見に行ってもらった台南の部屋がこちら。
5,000元なので、現在の1元=3,75円のレートだと、1万8,750円くらい。
部屋の広さはだいたい10坪くらい。
あらかじめダブルベッドも備え付けられているのもありがたい。しかも台湾は家具付きの家が多いので、ここも洗濯機付きでした。
キッチンもまあまあな広さで、一人暮らしなら充分でしょう。
ちょっと問題があるなら、シャワーしかないと言ったところでしょうか?
部屋の外に出るとこんな感じ。
全体的に古くて、ちょっとすすけた物件ですが、これで毎月約2万円ならアリかと思います。
残念ながらこの部屋は別の人に住まれてしまったのですが、台南駅まで徒歩10分、物件によっては徒歩3分の物件まで見つけられてしまって、かなりいい感じです。
5,000~7,000元 (1万8,750~2万6,250円)の範囲内なら、キッチン付きの駅近物件を探すのは難しいけど、ないことはないと調べてて感じました。
台南は交通の便もメチャメチャいい
台南駅まで徒歩3〜10分まで行ける家に5,000~7,000元 (1万8,750~2万6,250円)で住める。この条件のいいところは値段だけではありません。
調べてみたらこの台南駅から隣の高雄にある空港まで、約1時間で行けるところなんです。
- 台南駅から高雄駅まで特急で35分。値段も106元 (約400円)
- 高雄駅から高雄空港まで地下鉄で15分。値段は35元 (約130円)
約1時間、たった500円弱で空港まで行ける!あれ?こんな素晴らしい環境があるでしょうか?
[参考記事]
台湾の台南駅から高雄空港まで格安で行く方法 | 0から始めるラーメン屋 in 台湾
たしかに日本でも博多駅から福岡空港までは地下鉄で5分、260円ですが、福岡はLCC (格安航空会社)があまりないし、家賃も4〜5万円するので、やはり日本価格……。福岡には住みたいけど、まだ少し高いです。
高雄空港から日本の東京や大阪の空港まで往復1〜2万円くらい
しかも台湾南部なら台南から空港までわずか1時間!そこからLCC (格安航空会社)で東京の成田空港や大阪の関西国際空港まで簡単に戻れます。
大阪の関空までセール中のピーチアビエーションなら、片道2990円
東京の成田空港までもバニラエアーかピーチアビエーションで片道6,990円
空港使用税などがかかるので、計算してみると1,500円から2,000円くらい上乗せされるので、セール期間は東京や大阪まで帰る往復のチケットを取ると約1万円
セール期間ではないと、往復約2万円くらいです。
……現在ぼくの台北の家賃が4万円なので、台南に住めば約2万円。現在の台北に住んでいる家賃は4万円なので、浮いた2万円で月イチで日本へ帰れます。
台湾で家を借りる時の契約状況とデメリット
しかし気になるのは台南で家を借りる時の契約状況です。
まず借りるためには主に591というアプリで探せばいいのですが、こちらの問題点は家主と連絡する時にほぼ中国語しか通用しないということ。
だから契約する時はあらかじめ台南や高雄で日本人が経営するゲストハウスに泊まり、そこのオーナーさんに手伝ってもらうのが一般的です。
契約の問題はこれでなんとかなります。
契約期間は1年間と敷金が2ヶ月取られる
そして台湾で家を借りる難点は契約期間が1年以上だということです。
どこを探しても半年間契約は難しく、1ヶ月単位で住む家はありません。それだとAir bnbで1ヶ月間家を借りるほうがいいでしょう。
また契約時に取られるのが押金と呼ばれる敷金。こちらは最初に2ヶ月分取られるので、要注意です。
何事もなかったら契約終了時に返ってきますが、8ヶ月目など途中で退去すると押金は返ってきません。
それを守れば台湾で家を借りるのは難しくないです。
まとめ 台湾南部に住めば、家賃と生活費を下げられて、海外旅行やデュアルライフもイケるかも……?
というワケで、今もぼくは台南で家を探し中なのですが、家賃2万円でキッチン付いて自炊できるなら、いろいろと使い道があるんじゃないでしょうかと感じました。
家賃を2万円に抑え、1〜2万円くらいの往復航空券を取って東京や大阪から来れば、かなりラクに行き来できます。
他にも台湾第2の都市の高雄でも5,000~7,000元 (1万8,750~2万6,250円)でキッチン付き・シャワー・家具付きの家を借りれますし、家賃と生活にかかるコストはかなり低いのではないかと考えられるようになりました。
日本の地方都市に住むのもいいんですが、利便性の高い台湾南部の地方都市で生活し、時々日本へ帰る暮らしはここ数年で思ったよりもLCC (格安航空会社)の就航によって現実的になってきたように感じます。
台湾の問題点は家賃や外で食べる食事代が安いけど、電化製品や品質の高い生活用品、日本製のモノが高いことなんですが、日本へ定期的に買い物しにいけば、そのハードルも下がるはず……。
現在はAmazonなどの通販もコンビニで受け取れますし、
「セールのチケットで大阪に行ったついでにAmazonでほしいモノを大阪のコンビニ受け取りにして、行きは空のスーツケースを持っていきながら、帰りはたくさんの日本で買った生活用品を詰めてくる」
なんて台湾生活が現実になってきたんじゃないか?という気がしました。しかも海外居住者なら消費税も払わずに買い物できますし。
台湾在住の日本人の不満もそこにあるので、思い切って1カ所に住むのにこだわらず、気軽に2つの場所を移動すればいいのではないのでしょうか?
というワケで、ぼくは台南に1年間住む予定なのでその生活をブログで報告しつつ、他にも同じような生活をしたい方を募っています。
ではまた。
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