2016年2月6日の午前4時頃、台南で遭った地震について、現地のぼくが報告してみたいと思います。
こんにちは。2015年12月に台湾の南部、台南に引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。
えー、2/6の本日、日本でもニュースがあった通り、台南市では地震がありました。深夜4時の未明の地震は15階建てのビルが倒壊したり、テレビの中は大変なことになっているので、ちょっと現地の様子をそのまま書いてみたいと思います。
ではどうぞ。
2/6に台湾南部で地震が起きた
【地震情報】04:57頃、台湾のYujingから南25kmの地点でM6.7(深さ10km)の地震がありました。なお、現地では津波への注意が必要です。アメリカ地質調査所 pic.twitter.com/h9IUKm05QD
— NewsDigest ニュース・地震速報 (@NewsDigestWeb) 2016, 2月 5
今回台湾の高雄市美濃という場所を震源にして、大きめの地震が起こりました。一番大きいところで震度は6、ぼくの住んでる台南市でも震度5の揺れを観測しました。
特に被害が大きかったのが台南市の永康區、新化區で15階建てのビルが崩壊して2回になったりと大変だったようです。
ぼくの台湾人友達のオーリーも無事だったのですが、家の近所で15階建てのビルが崩壊したと言っていました。
他にも銀行が崩壊したり、ビルが傾いたりと、かなり大変なようです。そして今なお救出活動が続けられているので、その安否が心配されます。
台湾南部の高雄市で、日本時間の午前5時ごろ、マグニチュード6.4の強い地震が発生し、北に隣接する台南市内では、ビルが道路をふさぐように倒れるなど、大きな被害が出ている。
台南市でゲストハウスを経営する澤野公一さんは「朝の4時ぐらいだったので、寝ていたが、弱い揺れで目が覚めて、そのあとに、グラグラっと横揺れの感じで、揺さぶられる地震が来た。これ以上、続くようなら、逃げないとと思った。電気は来ているんですけど、水は来ていない状況」と話した。
とぼくが住み込んでる台南のゲストハウスの日本人オーナーも、電話でフジテレビのインタビューに出るほど。
ただ先ほど日本のテレビの報道を見ましたが、……エラいビルが崩壊した酷い映像ばっかり出しててビックリしました。
いやー、本当に一部の建築物だけ潰れていて、他の台南市内の建物は無事なので、「マスメディア的には被害の大きい場所「のみ」がピッックアップされるんだな」と現地に住んでるのに他人事のように思ったのも事実です……。
ちょうど旧正月前なので、被災者の気持ちを想像すると心痛む
しかし何より崩壊したビルのニュース見てうなってしまうのは、台湾は旧正月が近いといううことでしょう。
台湾では旧暦を尊重するので、こちらの人は12/31から1/3の正月より、旧暦の正月のほうが大事!今年は2/7が大晦日で2/8が旧暦の正月の春節なので、被害に遭った方は帰る家をなくしてどうするんだろうと思ってしまいます。
いくら自分たちが無事でも、同じ台南市に住んでいる人間として心配です。
もうちょいしたらぼくも日本赤十字社あたりに募金してみようと思います。またYahoo Japan!でも募金を受け付けてるようですね。
台南市に住んでいるぼくの個人的被災状況
で、ここまでシリアスに書いてきましたが、言いにくいことですけどぼくは地震あった時に気付かず寝ていました……。
けっこう大きい地震だったらしいですけど、当の本人は全く気付かず。起きてみたら震源地がぼくより離れている台中の友達のほうが、深夜にLINEで心配していました。
そしてぼくが「気付かず寝てたよ。今起きた。」と報告したら、
「アナタ、ブタちゃんみたいに寝てたんでしょ!」
とからかわれる始末。ええ、心配してくれるのはいいんですが、その後の一言が余計です。
しかし家のまわりの日本人と話すと、「けっこう大きな揺れだったよ」と言われたので、大きく揺れたことはたしかだったようです。
ただぼくが住んでいるのは台南市でも中西區と呼ばれるエリアで、ここは被害が全然ありませんでした。
地震の前から傾いてる家の前のレンガ
家の目の前の200年前に積まれたレンガが崩壊するかと思ったんですが、地震の影響で破片が落ちてたくらいです。
唯一のガレキ被災状況
台南駅から少し離れた東側の郊外が被災してるので、ひとまず台南のメインスポットを観光する分には全く問題ないです。
ただ未だに断水してて困る。
しかし現在困るのが、泊まっている場所の一部の水が断水してることでしょう。
ぼくの住んでいるはむ家さんでも21時現在も水が出ません。
ありがたいことに一部地下水をくみ上げられるので、特定の場所のトイレとシャワーは使えるのですが、台南の三越デパートでも全部のトイレが使えるわけではありません。
あとは未だに台南を通る新幹線も復旧していないので、けっこう大変です。
まとめ
というわけで、まとめるとこんな感じです。
台南市はテレビで報道されているビル崩壊があちらこちらであるわけではないのですが、水が未だに断水したり、新幹線が止まったりと地味にダメージを受けています。
ただぼくの住んでいる深刻ではないので、そのうち復旧するのではないかと楽観的に見ています。
崩壊した建物は現地の報道だと「違法建築じゃないか?」というニュースも出てるので、天災だけでなく人災も大きいかと思われます。
あとは台南は台湾の京都と呼ばれるくらいの観光都市なので、これで観光客が減らないことを願うばかりです。
そんな感じでまた続報があれば、書きたいと思います。とりあえずぼくは元気です!
ではまた。
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