台湾のガイドブックには載っていないけれど、台湾好き常連観光客には人気のスポット、台湾のエビ釣り場を知っていますか?
どうもこんにちは、台湾在住歴3年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて台湾歴が長いと、ありきたりの台湾の観光地は刺激的ではなくなり、もっと面白いスポットはないか!?と考えてしまうんですが、そんなぼくが最近オススメしたいのが「台湾のエビ釣り場」です!
日本の室内の魚釣りといえばキャッチアンドリリース方式の釣り堀が有名ですが、台湾は魚ではなくてエビ釣りが有名!!
しかも釣ったエビはそのままバーベキューして食べられるので、釣るほうも気合が入ります。
レストランも併設されているので、中華料理も安く食べらるし、まさにここは台湾ゲームセンターなんです。
台湾のおじさんや若者の不良が出入りする場所なんですが、ここのエビ釣り場は日本人が行くと優しく接してくれたので、台湾人と触れ合える場所としてもおすすめであります。
というわけで、今回はガイドブックには載らない台湾の台南のエビ釣り場を紹介します。
では行ってみましょう。
台南でエビ釣りができる全家樂釣蝦場の場所
さて台南でエビ釣りのできるエビ釣り場はたくさんあります。その数、ざっと5つ以上!
その中でもぼくらは大規模施設の 全家樂釣蝦場 を選んで行ってきました。
ただ台南のエビ釣り場はどこも台南駅から離れています。
日本人が行く時はタクシーを使う必要があるので、道路を走っているタクシーを止めるか、台湾のコンビニのファミリーマートかセブンイレブンから呼び出しましょう。
台湾のコンビニのファミリーマートでタクシーを呼び出す方法はこちらを参考にしてみてください。
【関連記事】
台湾のコンビニでタクシーを呼び出す方法を紹介します 全家(ファミリーマート)編
台南駅や観光の中心地の赤崁楼からエビ釣り場までのタクシーの運賃は、片道120〜150台湾ドル・元(約480〜600円くらい)です。
タクシーの運転手さんに住所を見せれば道がわかるので、連れて行ってくれます。
台南のエビ釣り場の入り口と料金説明
無事に台南のエビ釣り場に着いたら、中に入りましょう。
エビ釣り場といっても総合エンターテイメント施設なので、なかにはゲームセンターやカラオケボックス、レストランなどが入っています。
まあものすごい昭和感にあふれていますけどね。
まっすぐ歩くとエビ釣り場のカウンターに到着するので、エビ釣りがしたいと告げましょう。
ちなみにお店の台湾人は誰も日本語はおろか、英語もできないので要注意です。
指差してやりたいとジェスチャーで会話してみてください。
料金は後払い制になっており、何時に入店したか印刷されたプレートを渡されます。
- 最初の1時間 150台湾ドル・元(約600円くらい)
- 次の1時間 100台湾ドル・元(約400円くらい)
最初の1時間だけは150台湾ドル・元で、2時間目以降は100台湾ドル・元を払うシステムです。
エビ釣り場の席に着き、釣り竿と重し、エサを買ってくる
プレートをもらったら、席を探して取りましょう。
平日の昼は空いているので選び放題ですが、土日や平日の夜は混んでいるので、あまり選べる席がありません。空いている席を選んでみてください。
席を取ったら、後ろに置いてあるレンタルの竿を取ってきます。
基本的に借りる人が多いのですが、どハマりすると自分の竿を持つ人もいるので、エビ釣りにハマると奥が深いです。
席と竿を取ったら、重しと段ボール、カッターを取ってきます。
重しは竿の浮きを調整するために、段ボールとカッターはエビの餌を切るために使います。
ちょうどこんな感じですね。あとは受付の時にエビ釣り用の仕掛けの針とエサも渡されますのでそれを持って席に座りましょう。
エビの餌はいろいろありますが、無料でもらえるのは小さなエビです!
エビでエビを釣るのはちょっと抵抗ありますが、無料のエサなので仕方ないありません。またエビ釣りの上級者になると、鶏のレバーを買ってきて、それに粉をまぶしている人も見かけます。
あとはビールでも買ってくればエビ釣りをする準備はオッケーです!
エビ釣り用の竿に仕掛けを作る
準備が整ったら、エビ釣り用の竿にエサをつけていきましょう。
1.竿に受付でもらった仕掛けの針をつける
1.最初は竿に受付でもらった仕掛けのハリをつけます。
元から付いているものもあるので、その場合はそのまま使っても大丈夫です。
2.重しを針に括りつける
2.重しは糸の長さが短い針につけましょう。
写真だと長いほうの針に括り付けていますが、お店の人から習ったやり方は短い針に重しをつける方法でした。
重しを使って、浮きの長さを調整します。
3.重しのついた針を水に投げ入れて、浮きが水面に浮くように長さを調整する
3.重しをつけたら、それを一回水の中に投げ入れて、浮きが浮くように長さを調整します。
エビ釣りに限らず、魚釣りでは浮きが沈んだら、獲物が自分の仕掛けたエサを食べた合図になります。
だから自分の浮きが浮くように重しをつけて、エビ釣り用の竿を調整してください。
浮きの長さが短いと、重しをつけて水に入れた時に最初から沈んでしまいます。これではエビにエサを食べられたか、わからなくなってしまいます。
何度か調整して、重しをつけた時に水面に浮きが浮かべば調整完了です。
浮きが浮かんだら重しは外してください。
4.エビが食いつくエサを針につける
4.重しを外して、エビが食いつくエサを針につけましょう。
エサになるエビは頭と尻尾を手でちぎって、写真のように小さくします。
その上でエビの背中を針に引っ掛けます。向きが逆にならない様に注意をしてください。
仕掛けの針は2つあるので、両方にエサを仕掛けられればオッケーです。
5.エビを入れるカゴをセットする
5.エビを入れるカゴをセットしましょう。
仕掛けができたので、早速エビを釣ってみたいところですが、その前に忘れずにネットのカゴをセットしてください。
背後のキッチンに置いてあるので、これをエビ釣り用の竿を置いておく場所に引っ掛け口に吊します。
ハイ、ここまでできればいよいよエビ釣りの準備完了です!!
実際にエビを釣ってみた
というわけで仕掛けも無事にできたので、エビを釣ってみました!
釣り竿を垂らして、しばらく待ち、浮きが沈んだら手首のスナップを効かせて引き上げます。
しばらく反応がなかったら、釣竿をささっと動かして、餌が生きているように見せかければいいそうです。
ただそうは言っても、なかなか最初に釣るのは難しいもの……。
ぼくを最初にエビ釣り場に案内してくれたヒトシさんは15〜20分くらいで、サクッと1匹釣り上げていました。
うーん、うらやましい……。
しかーしその後待っていたら、ぼくもめでたくヒット!
浮きが沈んで、軽かった釣り竿に手応えがくるのがなんともたまりません。
釣れないまでは面白くないけれど、一度釣れ始めると2時間の予定が3時間になってしまうほど、ハマってしまいました。
24時間営業だし、台湾の不良やおじさんが集まる理由がよくわかります。ちょっとした暇つぶしにはピッタリです。
番外編 日本人女子と行くとエビは釣れないかもしれないけど、台湾人のおじさんが優しくしてくれる
台湾のエビ釣り場は超ローカルスポットなため、日本語はおろか、英語も通じません。
だからハードルが高いと思う人もいると思います。
しかしここは世界一の親日国台湾!
困っていると、優しい台湾人が助けてくれることも!2度目にぼくが行った時は、住んでいる台南のゲストハウスに集まっている日本人女子メンバーと行ったので、台湾人のおじさんたちが手助けをしてくれました。
いやー、なんて優しいんでしょうか、台湾人は。
2度の目の時は、エビ釣りに詳しい日本人がいなかったため、エビ釣りをしていたおじさんが助けてくれました。
おまけに鶏のレバーもくれたので、ありがたい限りです。
他にも台湾人カップルの男性や、1時間だけエビ釣りをしていたおじさんが、ぼくらに計10匹もエビを恵んでくれたので、これで美味しくいただくことができました。
台南のエビ釣り場の会計の仕組み
エビ釣りを満喫し終わったら会計をしましょう。
こちらは伝票をカウンターに持って行くと、受付のお姉さんが計算してくれるので、支払えばオーケー!
日本の漫画喫茶と仕組みは同じです。
ただ台南のエビ釣り場の面白いのは、エビ釣りをするとスクラッチくじがもらえることです。
スクラッチくじを削ると、30元、40元などが書かれた文字が出てくるんですが、これが実は割引券になっています。
カウンターにレストランのメニュー表があるので、ここのご飯を注文する時に割引してもらえます。
割引金額以内に収めれば、タダ飯することも可能だし、金額の大きいメニューを注文して割り引いてもらうことも可能です。
エビを釣るだけでなく、食事スポットも兼ね備えているのが、台湾のエビ釣り場の面白いところでしょう。
時間があれば、ぜひここで中華料理を食べてみてください。
台南のエビ釣り場で釣ったエビをバーベキューしてみた
お会計が終わりましたが、台湾のエビ釣り場は日本の釣り堀と違って、エビを釣るだけでは終わりません!
なんと釣ったエビをバーベキューして、その場で食べることができるんです。ここが台湾のエビ釣り場の面白いところだとぼくは感じています。
まずは釣ったエビをバケツに突っ込み、エビをよーく洗いましょう。
この後自分の口に入れるものなので,ちゃんと洗っておくことをお勧めします。
次に製氷機のある場所までバケツを持っていき、洗ったエビを氷に浸けます。
これでさっきまで元気だったエビを活き締めできるので、しっかり氷に浸けましょう。
人によっては嫌かもしれませんが、自分がどうやってスーパーに並んでいるエビが処理されているのかわかるので、勉強になります。
氷でエビを活き締めできたら、今度は食べにくいエビの触覚やはさみを、置いてある金属のハサミでカットしていきます。
この時に暴れまわると大変なので、氷でエビをしっかりつけるには重要な作業です。
カットしたエビの触覚などはゴミ箱に捨てましょう。
エビの触覚やハサミをカットできたら、最後は串に差していきます。
ここまできたらバーベキューの要領と一緒ですね。塩をふりかけるのも忘れないでください。
あとは焼くだけ!グリルの炎は自分でライターでつけるか、お店の人につけてもらいましまょう。
こんがり色が変わるくらいに焼けたら、皿に移して食べる準備をします。
ここまでできたらおしまいです!
最後に レストランで注文した料理と一緒にエビを食べる!
エビも無事にバーベキューできたし、割引券で注文した料理も運ばれていたら、ご飯の時間です!
エビ釣り場にはテーブルが併設されているので、ここに座って食べることができます。
だいたい2〜3時間もエビ釣りをしているので、お腹も減っているはず。
というわけで、中華料理を食べて、エビを手で殻をむいて、ぼくらは最後までエビ釣りを堪能しました。
いやー、釣り堀ですけど、自分で釣ったエビの味は格別です!また最後にエビを食べられるこのシステムもやる気をそそります。
あっというまに盛り上がって食べてしまいました。
一人で来るのは大変ですが、みんなで行くとワイワイとエビも釣れて、一緒にご飯を食べられるので、エビ釣りは楽しいと思います。
まとめ
というわけで、どうでしたでしょうか?ディープな台湾の観光スポットのエビ釣り場は!
今回紹介したのは台湾の台南でしたが、台湾の全土にエビ釣り場はあります。
台北のエビ釣り場は日本人観光客もたまに訪れると聞きますし、もし興味がわいたら訪れてみてください。
ただどちらかというと、台湾の地方の都市のほうが観光スポットが少ないので、観光地を早々と見終わって、暇だからエビ釣りに行きやすいのかもしれません。
観光ガイドブックには絶対に載らないディープスポットなので、本物の地元らしい台湾人の生活に根付いたエンターテイメントが楽しめるはずです。
それでは楽しい台湾旅行を!
ではまた。
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