台南で3年半、ゲストハウスに住まわせてもらったんですが、7月をもって住み慣れたはむ家を出る決心しました。
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて、私的な報告なのですが、このたび引越しを決意しました。
引越し先は同じ台南市内です。いくつもの理由が重なって、今回その決断に至りました。
「え?いまだにあのゲストハウスに住んでいたの!?」
とよく驚かれるんですが、3年半住むほど居心地が良かったです(笑)
でも自分の成長や仕事など、いろいろな理由で動くべきだと感じたので、書き綴ってみます。
ではどうぞ。
ブログや動画を作る生産性を上げたいから
まずはむ家から旅立つ最大の理由として、「ブログや動画を作る環境を作りたい」ということが挙げられます。
ぼくははむ家に自分のブログ収入で住み始めてから3年半の月日が経つんですが、この3年間半でブログ以外にもいろいろやってきました。
大企業と仕事をしたり、自分で企画して農業ワークショップを開いたり、キンドル書籍を出版したり、かなり様々です。
ただいろいろとやって失敗を繰り返して、「結局自分には1人でコンテンツを作るのが一番向いているのでは?」と遅まきながらようやく痛感しました。
なので、これから台湾関係のブログを書いたり、動画を編集することに大部分の時間を当てようと決心したのですが、ここで一つの問題を突き当たりました。
今自分の借りている部屋のスペースには、机を置けないのです。
一見すると机くらいは置けそうですが、ぼくのいない期間はたまに他の人が泊まることがあり、ぼくの荷物はたまに片付けられます。なので、あまり自分の大きな家具は持てません。
ゲストハウスのはむ家内には作業スペースもありますが、基本的に誰かが使う共有のものだったり、オーナーの事情で机の上にモノが置かれたりします。
この辺りの事情は、部屋の家賃しか払ってないので、仕方がありません。
ただ、なるべく効率よく作業するためには、どうしても机とサブディスプレイが必要になる……。
というわけで、これが3年半ぶりに台湾で引っ越すことにした最大の理由です。
自分の家の住所(ゲストハウス)を公開して、ぼく目当てで訪ねてきてくれる人の対応の大変さを感じたから
合わせて、ゲストハウスに住むのが大変になった理由も挙げてみます。
それは小さいながらも、影響力を持った自分が、住所を公開して住んでしまっている悩みです。
誰でも宿泊すれば会えるゲストハウスに住んでいるので、ぼくが会って宿泊客の人と話していると時間をけっこう取られるようになってきました。
振り返ると、ぼくが2015年の終わりにはむ家というゲストハウスに住み始めた時は、会いたいと訪ねてくれる人はまだ少数だったと感じます。
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自分のツイッターのフォローしてくれる人も千人から二千人くらいだったし、影響は本当にごくわずかでした。
でも今ぼくのツイッターをフォローしてくれている人は、 七千人を超えています。
ここまでくると、いろんな人がやってくるのが悩みです。
たとえばある人は、はむ家まで泊まりにきて、ぼくに「ブログのファンです!」と言いながら、実はぼくと仲良くなって自分のYouTubeを宣伝してもらいたがっていました。
こういうのが一番気まずいパターンです。
会いに来てくれるのは嬉しいけど、こちらにも自分が心から紹介したいものを紹介するというポリシーがあるので、その期待には応えられませんでした。
こういうことがゲストハウスにいると、これから増えてくるかもしれないと思うと、「そろそろ住所を公開して住むのも限界かな?」と感じた次第です。
ゲストハウスに住んで、旅行しに来るいろんな人と話すことに、大変さを感じてきたから
またゲストハウスのお客さんから、ぼくがブロガーでSNSの使い方がうまいとわかると、いろいろと教えてくれと頼まれることも増えてきました。
これが世間話的なノリで、気軽に尋ねられることが増えてきたのも辛い理由の一つです。
たとえばある大道芸人さんに、「SNSの使い方を教えてください。外注したいんですよね」と言われ、ある夜にぼくは相談をされました。
でもぼく的には、「最初は自分で使ったほうがいいですよ」と感じていたので、3時間くらい丁寧に説明したつもりだったのに、最後にその人が出した言葉は、「やっぱり自分は外注したいんです」という一言。
どうやらその人の中で、初めから結論は決まっていたらしく、それと一致した答えしか聞きたくなかったみたいです。
(うおー、オレの3時間返してくれよ!その間でブログ書けたじゃん)
あの時は、思わず心の中でシャウトしてしまいました……。
自分以外にも、香港ブロガーのちあきさんもいたので、一緒に巻き込んでしまって申し訳なさ過ぎたのを覚えています。
あの時、ぼくは二度とゲストハウスでお金を払わない人に自分の専門分野の話をしないと決めました。
ぼく自身が話してしまったのが悪いんですが、こういうことがゲストハウスに住んでいると起こりやすくなります。
自分に興味を持ってもらえるのは嬉しいんですが、あまりに時間を取られるし、断るのも大変です。
それならもう最初から話しかけられない自分の家を、そろそろ借りようかと思いました。
今のゲストハウスは日本語環境すぎて、居心地が良すぎる
あとは台湾で日本人ゲストハウスに住んでいると、台湾で日本語をしゃべって全てが完結してしまう生活に、ぼくは長い時間甘え過ぎたと反省しています。
台湾でゲストハウスに住んでいると、ヘルパーさんがいるのでゴミを自分で出さなくていいし、家賃も日本人オーナーに納めれば済む生活です。
本当にすごいありがたい環境でした。
でもそろそろ仕事でも中国語を使わないと支障が出てきています。
これがゲストハウスから出れば、家の契約などでも中国語を使うようになるし、プライベートで日本人としゃべっていた時間を台湾人としゃべるように置き換えられもするでしょう。
ちょっとコンフォートゾーン(居心地の良い空間)出て、少し負荷をかける生活をしたいのも理由の一つです。
筋トレしたいので、もう少しジムに近いところに引っ越したい
今年で33歳になって思うのですが、年々と体力が減ってきました……。
だから今一度体力を作らなければ、この先も充実した仕事はきっとできない気がします。
そう考えると、今住んでるところからジムは遠いので、もう少し近い場所に住みたいです。
このあたりも重要にな理由だったりします。
最後に はむ家を出るマイナスの理由も書いたけど、本当にここに住んでよかった
ここまでぼくは、住んでいるゲストハウスを出る理由をいろいろと書いてきました。
ただ、勘違いしてほしくないのは「ゲストハウスに住むことは自分にとって決してマイナスではなかった」ということです。
上に書いてきたのはマイナスの出会いがここ最近は増えたという話でしたが、それ以上にいい出会いはたくさんありましたし、今もあります。
この記事に書いた通り、はむ家を手伝うヘルパーには東大生から肉食系女子までバラエティー豊かでした。
お客さんも弁護士から路上パフォーマーまで様々な人と出会い、仲良くなれたのもぼくにとって財産でした。
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またいまも住所を公開して住んでいるので、多くの読者の人が訪ねてくれたも、いい思い出です。
特に岡山から二度も足を運んでくれた読者の人は、本当に自分の記事を読んでくれてて、「ぼくはうつ病なんですけど、いつか前原さんみたいな生活がしたいんですよ」と言ってくれました。
自分の記事がネットのディスプレイの向こう側で、そんな風に元気付けられるほどの影響力を持っていた。
これは本当にゲストハウスに住まないと、わからなかったことです。
ゲストハウスならわざわざぼくに連絡しなくても会える可能性があるし、こちらも返信対応せず、偶然に近い形で会うことができます。
ゲストハウスに泊まっていた人たちと仲良くなり、1月なのにかき氷を食べに行っことも
今回ぼくは1人になってコツコツとやりたい気分になったからゲストハウスを出ますが、ブロガーが読者と気軽に会える場所に住むのは、想像以上に面白い人生経験だと感じました。
今年になってもはむ家には面白いお客さんが集まっているので、ぼくは離れますが、泊まってみてほしいです。
ぼくが引っ越す先も台南市内なので、これからもちょくちょくはむ家には顔を出す予定です。
また引っ越しの計画やはむ家での思い出話は別の記事に書きたいので、今回はここまでで!
ではまた。
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