台湾の長距離移動はバスが一番!?グリーン車並みに快適で安い交通手段を紹介

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台湾では新幹線より高速バスの方が移動に便利だったりします。

こんにちは。2015年6月に日本から台湾へ引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。

台北と高雄は日本でいう東京と大阪という2大都市のような関係。

九州よりちょっと小さい島である台湾では、距離的に福岡から鹿児島に行くようなものです。

では台湾では他の都市に移動する時に、新幹線、特急列車、バス、飛行機で何がいいか?というと、実はバスが一番安くて便利なんですね。

しかも台湾の高速バスのイスは、日本の新幹線のグリーン車並みの快適さ!と来てるんですから、本当にビックリしてしまいます。

今回はそんな台湾の高速バス事情を紹介します。

では行ってみましょう。

目次

台湾ではバスが交通手段の主役

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ぼくは今まで台湾を4回訪れたのですが、電車や新幹線で高雄や台南など台湾中南部の都市に友達に会いにいくと、みんな残念そうな顔でぼくを見てきました。

「電車で来た!」と言えば、「時間がかかって、バスより高い交通手段を選ぶ可哀想な日本人!」という風に、「新幹線で来た!」と言えば、「ええ!?確かに早いけど、なんて高い交通手段を選ぶおカネ持ちな日本人なの!」

と口の悪くて、からかうのが大好きなぼくの台湾人の友達は、そう言ってきたのです。

さらにぼくが「台湾の新幹線は早いけど高くて、台湾の電車は人がギュウギュウ詰めでちょっと値段も高いからコリゴリだ」と嘆くと、「言わんこっちゃない!」と笑ってきました。

そう、台湾では高速バスの方が圧倒的に安くて、しかも快適なのが常識です。それにぼくは気付かされました。

台湾の新幹線、特急列車、高速バスの時間と値段比較

では論より証拠。さっそく台北から高雄まで新幹線、特急列車、高速バスでいく値段と時間の比較をしてみました。

台北〜高雄間 時間 値段 1日あたりの本数
台湾新幹線 約1時間 1,630元 (約6,520円) 約45本
特急列車自強号 約4〜5時間 845元 (約3,380円) 約20本
高速バス 約5時間 470〜710元 (約1,880〜2,840円) 60〜90本


さて比較してみると、台湾新幹線が高いけど、圧倒的に早く着くのがわかります。

たった1時間なので、観光日数が2泊3日や3泊4日に短い観光客の方々には新幹線の利用を勧めたいところです。

しかし日程に余裕があるなら列車に乗るのも、高速バスに乗るのもかかる時間が同じくらいかかります。

しかもバスの値段が安くて、路線によっては24時間運行しているので、これは本当に便利だと言えるでしょう。

そして日本人がビックリするのが、台湾の高速バスは運行会社を選べば、日本の新幹線のグリーン車以上に快適なのです。

台湾高速バスのシートの豪華さがヤバすぎる

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台湾ではいくつもの高速バス会社が運行して、そのサービスの質を競っています。

特に素晴らしいのが「阿羅哈客運」と「和欣客運」です。

ぼくは先日生まれて初めて日本の新幹線のグリーン車に乗りましたが、サービスで言えば台湾の高速バスのほうが上です。

どちらも700元くらい (約2,800円)で乗れたので、倍の値段の6,500円ほどで台湾新幹線に乗るより充実してます。

阿羅哈客運のシートとアメニティ

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こちらが台湾の阿羅哈客運 (アロハバス)のシートです。

どうです?この社長シートっぷり!!座り心地がフカフカです。


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目の前にはテレビも付いているので、テレビもバッチリ見れます。



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しかし中国語の番組ばっかだったので、唯一日本語が表示される台湾の日本語学習番組をぼくは見てました。

……あ、「意味ないだろ!」って怒られそうなので、気を取り直してもう一度紹介します。

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アロハバスには水とお菓子のサービスも付いてきます。

またコンセントもあるので、充電器を持ち込めばスマホやパソコンの充電もできます。



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そして驚きの2列シート!

日本も2列シートの高速バスを導入してほしいものです。


和欣客運のシートとアメニティ

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同じように和欣客運もシートとアメニティーが充実してます。

水が飲めるし、2列シートです。





充電もできるし、ヘッドフォンまで付いています。

素晴らしいですね!



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目の前のお兄さんのリラックスっぷりが見ていて気持ちよかったです。

他のバス会社もシートは良い

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もちろんすべてのバス会社のサービスがこのレベルではありません。

当然値段が安ければ、サービスのグレードは安くなります。

しかし値段の安いバス会社でもシートのクォリティーは保たれたままです。



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統聯バス (U bus)は高速バスの中では安くて、台湾の人々に一番選ばれるバス会社なのですが、そのU busでさえもシートは豪華です。

3列シートですが、それでもゆったり腰掛けられるシートが備え付けられていました。

こちらは470元 (1,880円)だったので、1,000円くらいの差が豪華な台湾高速バスがあります。

しかし台湾の新幹線でさえもこのゆったりさは出せないでしょう。台湾人が列車より高速バスを選ぶ理由がわかります。


日本の新幹線のグリーン車の内装

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こちらは先日、日本で新幹線のグリーン車に乗ったときの写真ですが、シートの質はグリーン車も台湾の高速バスもさして変わりません。


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グリーン車のいい点は席が広々としてるので、乗っていて全然疲れないところなのですが、台湾の高速バスも乗っていて全く疲れない!

形も似通っているので、シートは同じようなモノを使っているのかもしれません。

台湾の高速バスの乗り方

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高速バス乗り場はいくつかありますが、一番わかりやすいのが台北駅の向かい側にあるバスステーションでしょう。

台北からだと新幹線や特急列車が発車する台北駅の隣にあるので、乗るときのハードルはかなり低いと言えます。

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チケットを買うときは、1階にあるバス乗り場のフロアで購入します。

ぼくが英語で話しかけると通じたので、英語が苦手な人も行き先と時間くらいは英語で伝えられると購入できるでしょう。

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ちょっとだけ大変なのは、乗るときです。

乗る時に乗り場まで行って、係員の人がバスが来たことを知らせてくれるのですが、これがすべて中国語です。

ここだけが本当に面倒だと感じました。


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チケットを買っても、乗り逃したらとても怖いです。だからバスの到着時刻が近づいてバスが来るたび、チキンのぼくは台湾人の係員さんの場所まで行って、チケットを見せて「これが乗るべきバスかどうか?」を確かめていました。

これさえクリアできれば、十分バスに乗れると思われます。

まとめ

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いかがでしたか?

日本の新幹線のグリーン車はおしぼりを配ってくれて、コンセントが付いてるくらいですが、台湾のバスは飲み物とお菓子もついて、テレビやゲームも完備。

しかも充電もできます。

高速バスなので揺れるところに難ありなのですが、かなりの満足度を保証しましょう。



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台湾の新幹線は日本のJRが売った技術なので、台湾で乗ってもさほど違いはなく、驚きもなかったよく感想を聞きます。

また台湾の特急列車も韓国のヒュンダイが提供しており、列車自体も新しくありません。

乗ったことがあるぼくも、なんかボロくて日本の特急列車のほうがよっぽど新しい発見があると感じました。

だからこそぼくは台湾の乗り物として、高速バスをオススメしたいです!台北から台中、台南、高雄など、他の都市に移動するときはぜひ台湾の高速バスをオススメします。

日本のグリーン車並みにリッチないどうを高速バスで味わえるのは、台湾ならではです。ちょっと時間はかかりますが、日程的に余裕があればぜひ乗ってほしいものです。

台湾で高速バスに乗ること自体が面白い観光になるでしょう。

ではまた。

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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