目先の利益に後先考えずに全力で突っ込め!台湾中国語学校を例にとって、台湾人がよくやる商売の失敗パターンを紹介します

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台湾人の辞書に、将来設計という言葉はないのかもしれません

こんにちは。2015年12月に台湾の南部、台南に引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。

いやー、ふだん台湾の良いところを紹介しているこのブログですが、もちろん長く暮らしていると台湾のダメなところも目にします。

その代表的なのが、台湾人の計画性のなさです!

特に台湾人の経営は「どうして後先考えずに目の前の利益に突っ込むんだ!」と止めたくなることが多々あります。

というわけで、今回は台湾の語学学校を例にとって、目先の利益を追いかけたらどうなるか?実例を交えながら紹介したいと思います。

ではいってみましょう!

※ 台湾人は日本人より商売上手だとも言われますので、今回の例はよくある台湾のダメなパターンに絞ってます

目次

1.儲かると思ったら、後先考えずにドンドン客を入れる

Taipei my gohan 04

台湾人によくあるパターン。それは儲かると思ったら、全力で目先の利益を全力で取りに行くことです。

レストランだったらお客をバンバンに入れて回転数を上げ、学校であったらこれまたガンガン生徒を入れていきます。

しかしなぜか彼らは人が増えても、他のところに設備投資をしないのです。

従業員の給料を増やしてやる気を上げる、先生を追加補充するなどなど、こういった会社や大学に還元しようという気はさらさらありません。

むしろオーナーが利益を追求してしまうため、儲かったお金は広告費に突っ込みさらに人を呼ぶかオーナーのポケットマネーに入るかという2択になります。

具体的な例を出すと、台南の京都大学と言われている成功大学の中国語語学センターは、この1年で生徒数をガンガン増やしてきました。

もちろんそれは成功大学の中国語学科は先生の質が高く、丁寧に教えてもらえるという評判を獲得してきたからです。

そのおかげで今世界中から生徒が集まってきていますが、2016年9月現在、さらに儲け時だと思って生徒を増やしまくっています。

成功大学側は台湾人のありがちなパターンで、儲けたお金を広告費にさらに突っ込んで絶賛宣伝中。

しかも面白いくらいパターンにハマっていて、生徒は増えるのに先生の数は増やさないのです。

さてこうなってくるとどうなるのでしょうか?

2.設備投資や社員還元しないので従業員が辞め始める

Cheng gong university 001現在進行形で先生が辞めまくってる成功大学

客は増えた。なのに、設備投資や社員に還元しない。絵に描いたようなザ・負けパターン台湾人経営はここまでくると第2ステージに突入します。

そう、従業員が辞め出すのです!

日本人と違って、台湾人に愛社精神などありません。

ジャパンの新卒は3年働かないと一人前じゃない神話など軽く吹っ飛ばし、耐えきれなくなった台湾人は辞め出すのです。

しかも台湾人の転職業界は転職するほど評価が上がるので、別に辞めたところで長期的なデメリットはありません。

清々しいほど気持ち良く就職条件に「高い給料と良い福利厚生」を求める彼ら・彼女らにとって、仕事のやりがいなど燃えないゴミ的な存在であります。

いやそれはさすがに言い過ぎかもしれませんが、台湾人の就職条件にハイ収入・グッド福利厚生はマストバイです。

なんだか意味わからなくなってきましたので、また具体例を出すと

生徒を増やしまっくった台南の成功大学は、そのくせ先生を入れなかったために、2016年9月現在、先生が逆に9人やめるという事態に突入していました!!

ええ、これはぼくが入学を申し込もうと思った5月の時点で「夏の授業料はまた値上げする」といったのに、給料を上げたり、先生を追加補充しなかったから当たり前なのかもしれません。

さて死のデスドライブは第3コーナーに差し掛かりました。このままだとどうなるのでしょうか?

3.クォリティーの低いモノや値段の高すぎるモノを提供するから、客も来なくなる

Kakigori tainanバカ高い観光客用の値段を提供したので、観光客しか来なくなった台南の裕成水果

お客を増やして、クォリティーの低いモノやサービスを提供する。もしくは値段を上げまくる。

ハイ、こうなってしまうと万国共通!お客も来なくなります。

せっかくお客さんが来てくれたのに、人件費削減を叫び、メニューのコストカットでクォリティーの低いものを提供して儲けようと思うんですから、そりゃ当たり前です。

しかしこれくらいわかる結論だろ!と思いつつも、つい目先の利益に走ってしまうのが悪いパターンの台湾人経営なのであります。

こうやって潰れていくドリンクスタンドや飲食店、もろもろの台湾企業がなんと多いことか……。

また具体例を出すと、先生が9人も辞めた成功大学では先生が足りないので、初級の上の生徒を無理やり中級に入れたりとでたらめなオペレーションをして、今生徒の怒りを買っているそうです。

授業料を上げたんだから、ちゃんと先生の追加補充したりすればよかったのに、すべては目先の利益ばっかり追いかけて広告を打ったばかりに失敗してしまいました……。

このままだと、授業料が高くてダメな成功大学という悪評が広まるのも時間の問題でしょう。

いやー、本当にこのままだと成功大学、大丈夫なんだろうか……?

まとめの第4コーナー 日本人も他人事じゃないから気をつけよう

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ハイ!というわけでいかがでしたでしょうか?台湾人の陥る負の経営スパイラル特集は?

もう一度まとめると

  • 儲かると思って将来を考えずにドンドン客を入れる
  • そのくせ設備投資や社員還元をしないので、従業員がキレてやめる
  • モノやサービスの質が低下するので、今度は客がキレて行かなくなる
  • めでたく潰れる
  • いま成功大学はそのパターンに陥ってるので、台南で中国語を学ぶときは別の大学に行こう

という5点です。

日本人は逆に考えて考えて確信を持たないとGOしないダメなパターンが多いですが、台湾人のダメなところは無計画性です。

ちょっと考えればわかるだろ!というとこに、アクセル全開のノーブレーキで突っ込んでいくのが彼らのストロングポイント!

あ、違いました。ウィークポイント(弱点)です。

頼むから中国語学校でそれをやるのはやめてくれ!と思うんですが、もうそこはどうしようもないので、今回は自分で判断するためのヤバそうなサインを紹介しました。

これから台湾で語学留学する人はくれぐれも気をつけてください。

あ、最後にお金からまないところでは台湾人はめちゃめちゃいい人達なので、そこは本当にフォローさせていただきます。

それと台湾人経営者は自分の儲けばっかり考えず、ちゃんと従業員に還元してあげてください!!

ではまた。

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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