最近、日本人に台湾旅行が人気ですが、台湾の音楽シーンもアツいって知っていましたか?
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて、ぼくはツイッターをやっているんですが、最近そこでこんな質問をいただきました。
なるほど、音楽事情ですか!
タピオカミルクティーレコードというブログを書いてる人が台湾音楽には詳しいのですが、ぼくなりの台湾音楽紹介を書いてもいいかもしれませんね。
書いてみます! #peing #質問箱 https://t.co/I4jqgIoshH
— まえちゃん @台湾トラベルブロガー (@Maechan0502) 2019年3月25日
ありがたいことに台湾の音楽を紹介してほしいというリクエストをもらったので、紹介してみます。
ただ記事を書いていたところ、紹介したいアーティストやバンドが多いので、3回に分けることにしました。
第一回目は台湾のメジャー男性アーティスト、バンド編です。
台湾に詳しい人は大御所すぎると感じるかもしれませんが、まったく台湾の音楽を知らないと人はまずここから聞くとオススメのものを集めています。
ではどうぞ。
周杰倫 (Jay Chou)
たぶん台湾の音楽をオススメする時に、一番外せない台湾アーティストが、周杰倫 (ジェイ・チョウ) です。
台湾の男性アーティストで長らく人気No.1!
2000年にデビューしてからずっと活動しているので、台湾だけでなく中国大陸に留学していた日本人も、留学中に聴いていた人が多いです。
台湾人は五月天を好きな人が多いと感じますが、日本人は周杰倫 (ジェイ・チョウ) ではないでしょうか?
数々の名曲を出しているので、台湾音楽の入門編にどうぞ。
また楽曲に中華楽器の音を入れている曲があるので、そこも台湾らしさを感じられれます。
(周杰倫のアルバムには一曲は必ず中華テイストの曲が入っています)
龍捲風
周杰倫 (ジェイ・チョウ) の超初期の代表曲。作曲はあのビビアン・スーです。
ビビアン・スーの懐かしさもあって、アラサーのぼくはここから聴き始めました(笑)
香港のアーティスト・鄧紫棋がヒップホップカバーしたバージョンもオススメです。
七里香
おなじく周杰倫 (ジェイ・チョウ) の初期の代表曲です。
こちらもメロディーが綺麗でオススメ。
青花瓷
中国音楽の旋律が印象的な楽曲。
まさに台湾出身の周杰倫 (ジェイ・チョウ) ならだと思います。
五月天(May Day)
台湾……、いや中華圏で一番有名なバンド、五月天(May Day)。
誰かが台湾版Mr.Childrenと言ってのですが、近いものがあるかもしれません。
自然体な格好と、激しい楽曲からバラードまで様々なタイプの楽曲を演奏します。
日本人は五月天(メイデイ)よりも、周杰倫 (ジェイ・チョウ) が好きな人が多いと感じますが、その差は歌詞とメロディーの差にあるかもしれません。
五月天(メイデイ)はボーカルの阿信の書く歌詞が素晴らしいので、ぼくが台湾人の友達に聞いたら「そこが響く!」と言われました。
ここ5年くらいは日本進出も成し遂げており、日本のバンドのGLAYやflumpoolとも仲がいいです。
コラボしている楽曲もあるので、そこから聞いてみると親しみやすいんじゃないでしょうか?
Dancin’ Dancin’ feat.TERU(GLAY)
GLAYのTERUとコラボした曲。翻訳はGLAYのTAKUROさんが手がけています。
突然好想你
五月天の代表バラード。
PVのストーリーは学生時代の失恋を、結婚直前の女性が振り返っています。
映画『あの頃、君を追いかけた』と同じく、台湾は昔の失恋を大人になって振り返るストーリーが多いです。
萧敬腾(ジャム・シャオ)
台湾の人気ロックシンガーです。
2007年、台湾のオーディション番組「超級星光大道」に3回出場したことから注目を集め、2008年にデビュー。
父が漢族、母が原住民なので、母の血を引いて彫りが深いのが特徴です。
(と、彼のファンである台湾人の友達が言っていました)
貧しい生い立ち、元不良というバックグラウンドから、音楽に打ち込んできた実力派のシンガーです。
力強いロックな歌から、バラードまで歌えます。
台湾では現在も大きな人気を誇っており、街を歩いていると彼が代言人(イメージキャラクター)をしている化粧品メーカーの商品をしている商品を見ることも。
ちなみに萧敬腾(ジャム・シャオ)はカッコいいのに、坊主になったり、金のステージ衣装を着たりしています。
Merry me(メリー・ミー)
いろいろ代表曲はあるけど、萧敬腾(ジャム・シャオ)といえばこれ。
台湾は失恋の歌が多いですが、結婚してくれ!と力強く歌う歌詞が人気です。
盧廣仲(クラウド・ルー)
最近、ぼくが台湾に留学していた日本人留学生に聞いてみたら、好きな台湾人アーティストとして返ってきた盧廣仲(クラウド・ルー)。
こちらのアーティストも人気です。
大学一年生で入院したことがきっかけで、ギターを練習した盧廣仲(クラウド・ルー)。
そこから作曲にハマり、大学の歴史ある音楽コンテストに応募したところ、レコード会社の人に目が止まってわずか1年でデビューした天才です。
やさしい歌声と、アコースティックギターで奏でられるメロディーが印象的なので、たぶん好きになる人も多いはず。
台南出身で、庶民的なところも魅力的です。
彼のインタビューを調べていると、人気のアーティストなのに人気店に並んで買っていたり、台北から台南まで歩いて帰る(日本だと東京から静岡まで歩く)など、エピソードがかなりあります。
あんま適当なことを言うと怒られるんですが、音楽的に台湾のエド・シーラン的な存在かもしれません。
魚仔
クラウド・ルー本人が出演したドラマの主題歌です。
大人気になり、多くの人にカバーされました。
ちなみに中国語ではなく、台湾語で歌っています。
我愛你
閃靈樂團(ソニック)
聴きやすい音楽が続いたので、ここで激しい台湾メタルバンドも紹介します。
それが閃靈樂團(ソニック)です。
フレディ・リム率いるメタルバンドで、ボーカルのフレディは政治の分野にも進出。台湾の第三政党、時代力量から出馬し、当選しています。
音楽性はデスボイスで叫び、メロディアスな旋律を奏でながら訴えかけてくると言えば、伝わるでしょうか?
歌詞も戦前の日本政府による台湾原住民弾圧についてや、戦後の国民党による台湾人弾圧の二二八事件をモチーフにしています。
台湾独立を志向しているバンドであり、政治に進出したり、国旗を燃やすなどパフォーマンスにインパクトあるバンドです。
また日本の野外フェスのフジロックやサマーソニック、アメリカのオズフェスト、イギリスのダウンロードフェスティバルなどにも出演しています。
ちなみにリーダーはボーカルではなく、紅一点のベースのドリス・イエ。
メタルバンドのベースなのになぜかセクシーな写真載っている写真集を出したり、水着のポスターになってるのも台湾っぽいです(笑)
烏牛欄大護法
最新のアルバムからのリードシングル。
タイトルが二二八事件にしており、同じタイトルで複数のアーティストが別の楽曲をリリースしています。
激しく、メロディアスで、疾走感がすごいです。北欧メタルを聞いているかのよう。
皇軍(Takao)
おなじくソニックの代表曲、皇軍(Takao)。
たしかぼくがオーストラリアでワーホリしていた時に、台湾人シェアハウスメイトのKGにオススメされて、「台湾にこんなバンドがいたのか!?」とぶっ飛ばされました。
最後に
というわけで、ぼくのオススメする台湾音楽(ミュージック)のメジャーどころはこんな感じです。
ひとまず活動期間の長い男性アーティストとバンドを挙げてみました。
蘇打綠(ソーダグリーン)や羅志祥(ショウ・ルオ)など、ほかにもたくさんいるんですが、今回の記事ではここまで!
でも本当はもっと紹介したいアーティストや若手のバンドなどがいるので、それは次の記事にする予定です。
ここ数年間の台湾の音楽シーンがアツいという話は、若手のバンドやヒップホップなどの影響が強いので、次回はそこを紹介できればと思います。
ではまた。
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