「台湾は海外だから、変圧器や変換プラグ、コンセントが違うの?」
と台湾旅行前に不安になったりしていませんか?
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて近年ブームの気配を見せている台湾旅行ですが、それでも海外旅行というと心理的ハードルは高いものです。
「え?台湾って変圧器やコンセント、スマホの充電とかどうすればいいんだっけ」
と感じている人は多いはず。
でも意外と台湾って日本と同じものが多いので、肩肘張って準備しなくてもいいんです。
というわけで、今回はぼくが台湾のコンセントや変圧器、スマホの充電事情を紹介します。
ではどうぞ!
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台湾のコンセントとプラグってどんな形?
台湾のコンセントを知る時に、大事なことが二つあります。
それは「コンセントとプラグ」と「電圧・周波数」を分けて考えることです。
言い換えると、コンセントとプラグ(見える部分・変換プラグに関わる)と電圧と周波数(見えない部分・変圧器に関わる)を分けて知ってください。
・コンセントとプラグは外見(日本とほぼ一緒で気にしなくていい)
・電圧・周波数は中身(日本と少し違うので注意)
という分け方になります。
台湾のコンセントとプラグについて
最初に紹介するのが、台湾のコンセントとプラグの事情についてです。
言葉を整理すると、上の写真の左側がコンセント(差込口のとこです)。
右側がプラグ(差込)という分け方になっています。
まあけっこうどっちでもいいと言えばいいんですが、記事を書く時に言葉を正確に分けないと説明しにくいので、ご容赦ください。
台湾のコンセントについて
台湾にはタイプAとタイプBという二つの国際規格のコンセントがあります。
【タイプAのコンセント】
タイプAはぼくらが日本で使っているコンセントのことです。
2つのプラグが伸びていて、ひっくり返しても普通に差し込めるタイプですね。
【タイプBのコンセント】
もう一つはタイプBのコンセントです。
こちらの写真は台湾のぼくの住んでいる家のコンセントを撮りました。
タイプBのコンセントは、タイプAのコンセントにアース(接地)が付いているコンセントのことです。
アース(接地)があることで、感電を防ぎやすくなっていま……、
という話なんですが、ちょっとアース(接地)の詳細の話は難しすぎてよくわかりません。
興味ある人は、NTT東日本の以下の記事を参考に読んでみてください。
【外部関連記事】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bplus/7/2/7_100/_pdf
とにかく重要なのは、台湾のコンセントの形は日本と一緒!ということです!
台湾のタイプAのコンセントは日本と同じ形だし、台湾のタイプBもアースの部分を使わなければ、日本のプラグをそののまま差し込めます。
台湾の歴史を振り返ると、戦前の50年間の台湾は日本の統治下にありました。
1919年に当時の大日本帝国政府によって台湾電力株式会社が設立され、台湾全土の発電・送電設備が整理されています。
このような歴史的経緯からコンセントの形状は日本と一緒です。
よく海外旅行に行くと、変換プラグを買わないといけないと考えがちですが、台湾は変換プラグを買う必要がありません。
変換プラグが必要な時は、台湾と他の国も行く場合
台湾旅行に行く時、変換プラグが必要な人は、台湾と他の国に行く旅行の予定の時でしょう。
ぼくは台湾から香港や中国、タイ、オーストラリアに行くんですが、その時は世界のどこでも使える変換プラグを持って行っています。
(でも時々変換プラグを忘れて、現地で買うハメになるんですが……)
持って行く時はなるべく薄型で(変換プラグが大きいと、コンセント2つ分を1つの変換プラグで占領してしまいます)、世界各国に対応しているものがベターです。
ぼくはこちらを使っています。
日本と台湾の電圧と周波数の問題
「日本と台湾はコンセントとプラグの形が一緒なんだから、日本で使っている電化製品はそのまま使えるの?」
と思うかもしれません。
だけど、ちょっと待ってぇー!!
日本と台湾はコンセントの形は一緒でも、実と電圧と周波数が違うんです。
電圧は電気を送る力のことで、水の流れの強さに例えられます。
周波数は、プラスとマイナスを行ったり来たりする電流の波の大きさのことです。
周波数には50ヘルツと60ヘルツがあります。
日本は電圧が100ボルト、周波数は東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツです。
台湾は電圧が110ボルト、周波数が60ヘルツになっています。
というわけで、電圧と周波数が違う電化製品をそのまま持って行くと、故障や火事の原因になるので注意が必要です。
この場合は変圧器内蔵の電化製品を持っていくか(スマホやパソコンなどに多い)、変圧器を持っていくこと(ヘアドライヤーやコテなど)など、対応が必要になります。
下に対策を書いてみました。
余談 その1 日本と台湾の電圧はなぜ違うのか?
1895年から1945年の日本統治時代に電気が整備された台湾。
当時の大日本帝国が台湾電力株式会社を設立し、日本の本国以上に台湾は電気が普及していました。
なので、歴史的に見れば、日本と同じく100ボルト、60ヘルツ(西日本と同じ)なはずなのですが、なぜか110ボルトになっています。
その理由が不思議でぼくは調べてみたんですが、どうやら戦後のアメリカの支援が理由らしいです。
戦後の台湾は日本の植民地から、中華民国(台湾)になりました。
この台湾を後ろで支えていたのがアメリカです。
アメリカの電圧は110ボルトなので、どうやらこの時に変わったと台湾のサイトには書いてあります。
電圧から一つ見ても、日本と台湾、そしてアメリカの歴史的つながりが関わっていると考えると、なかなか面白いです。
【外部関連記事】
余談 その2 国の電圧が100ボルトは日本と北朝鮮だけ
もう一つ面白いことに、国の電圧が100ボルトなのは、世界的に見ても日本と北朝鮮だけという悲しい事実があります。
世界では220~240ボルト(ヨーロッパ中心)、または110~130ボルト(アメリカ中心)が一般的な電圧なので、日本は世界の主流から外れているんです。
これは歴史的に見て、大正時代に全国の電圧を統一した時、当時普及していた電球が100ボルト対応だったのが理由です。
アメリカと同じく110ボルトにしようとしたら、「電球の寿命か短くなる!」という100年前の意見で、我々は100ボルトの電圧を今も使っています。
なので、ぼくら日本人は海外旅行をする時、ほぼ必ず変圧器か、変圧器内蔵の充電器を持って行くかを考える必要があるんです。
ちょ、ちょっと日本人として悲しい運命ですね……。
台湾に電子機器を持っていく前に確認してほしいこと
台湾と日本は電圧と周波数が違うから、変圧器が必要なの?え?買わないとダメ!?
そう考えるかもしれませんが、安心してください。
2000年代だったら変圧器が必要な電子機器がたくさんありましたが、最近は充電器の中に変圧器が内蔵されています。
特にスマートフォン、パソコン、タブレット、USB充電器、デジタルカメラなどの充電器は変圧器が内蔵タイプばかりです。
スマホやパソコン、カメラなど充電器などの表示をチェックする
ためしに手元の充電器を確認してみてください。
【ソニーのデジカメバッテリーチャージャー】
AC IN :〜100V-240V 50/60Hz
という文字が表示されています。
これは100ボルトから240ボルトまで充電対応。50〜60ヘルツにも対応。
という意味です。
【AnkerのUSBチャージャー】
Input/入力 :〜100-240V 1.4A 50/60Hz
こちらにも上のような文字が並んでいます。
これも100ボルトから240ボルトまで充電対応。50〜60ヘルツにも対応。
という意味です。
このよう製品であれば変圧器はいりません。むしろSONYの製品には、
本機を海外旅行者用の電子式変圧器
(トラベルコンバーター)に接続しないでください。
発熱や故障の原因になります。
と注意書きされているくらいです。
アップル製品のiPhoneやMac、iPadの買った時についてた充電器も、この表示が絶対ついているので安心してください。
そのまま台湾に持ってきて使って大丈夫です。
ドライヤーとヘアアイロン、日本国内で使用を想定されている電化製品
一方で変圧器が必要な電化製品もあります。
ドライヤーやヘアアイロンは日本国内の物を持ってくると、製品の本来の性能が発揮されません。
具体的に言うと、ドライヤーの風圧が弱くなったり、故障したりします。
ドライヤーやヘアアイロンは本体の表示を見て
〜100-240V 1.4A 50/60Hz
と書いてなかったら、変圧器を持って行くか、海外でも使える物を購入していきましょう。
ただドライヤーに関して言えば、台湾のどんなゲストハウスとホテルにもあります。
ヘアアイロンも台湾は湿気が高いので、すぐに元の髪に戻ってしまう可能性があるので気をつけてください。
そう考えると、こだわりが強くない限り、ドライヤーやヘアアイロンは持って行かなくてもいいかもです。
あとハンディーマッサージャーなども日本国内の利用しか考えられてないので、海外では使えません。
故障の原因になるので、コードレスや変圧器を使って、持って行ってください。
台湾のスマートフォン充電事情
最後に台湾のスマートフォン充電事情を紹介します。
台湾ではかなり外でも充電できる環境が整っているので、大丈夫です。
駅にコンセントが設置されているだけでなく、USBケーブル充電にも対応しています。
USBケーブルを持っていくだけでも、台北の地下鉄の駅やバスステーション、新しめのホテル、新しめのゲストハウスでも充電ができるのでオススメです。
【台北バスステーション】
【台湾のバスの中】
【ゲストハウス】
などなど、USBケーブルだけで充電できるところもあります。
ただUSBの充電スピードは少し遅いのがネックです。あと抜けやすいので、気づいたら充電されてないこともあります。
なので、普通にモバイルバッテリーとコンセント持って行くのがオススメです。
3,000円くらいのモバイルバッテリーだったら、ものの15分くらいで1%から20%くらいまで回復する超高速充電もあります。
そちらを持って行くと台湾旅行が楽になるので、余裕があれば試してみてください。
モバイルバッテリーだったら、旅行から帰ってきた後の日本の生活でも使えるのでオススメです。
台湾旅行に持って行くクレジットカードを作るなら、エポスカードがオススメ
台湾で使えるコンセントの話を出しましたが、海外旅行保険の準備もできているでしょうか?
よく海外旅行保険を契約する人がいますが、実は年会費無料のクレジットカードに海外旅行保険はついてくるので、無料にできるんですね。
その中でも一番作るべきおすすめのクレジットカードは、マルイの出しているエポスカードです!
エポスカードは、海外旅行に行く前の交通費支払いをするだけで、3ヶ月分の海外旅行保険が適用される仕組みです。(航空券や自宅から空港へ行くまでの交通費)
台湾で無料で病院に行ける海外旅行保険が付いてくるだけでなく、台湾の空港のATMに入れれば、台湾の現金も引き出せます。
両替にも使えますし、いざという時の支払いはVISAカードなので、台湾のクレジットカード支払いできる場所は全て対応!!
おまけに台北101の割引券もついているので、旅行前に作っておくとお得です。
一番嬉しいのは即日発行機能でしょう。マルイの店舗さえ近くにあれば、ネットから申し込んで審査に通れば、マルイのお店でその日に発行してもらえます。
ぼくは台湾に旅立つ前日の8時にネットから申し込んだところ、その日の午後には審査がおりて、夜にはマルイの店舗でエポスカードを受け取れる状況になりました。
海外旅行保険を慌てて空港のロビーで申し込んだら数千円かかります。
しかしエポスカードは年会費無料です。前日の台湾旅行前までにエポスカードを作って、自宅から空港に行くまでの公共料金(バスや電車)などの料金を支払えば、無料で海外旅行保険を使えるようになります。
下記のリンク先から申し込めるので、台湾旅行前に作ってみてください。
↓↓ 無料の年会費でずっと持てる。
まとめ 台湾のコンセントと充電事情について
というわけで、最後に台湾のコンセントと変圧器、充電事情についてまとめます。
・台湾と日本でコンセントの形は変わらない。そのまま持って行って大丈夫。
・台湾と他の国も行くなら、変換プラグが必要。
・日本と台湾は電圧と周波数が違うので、一部のドライヤーなどは変圧器が必要。
・でも今は変圧器内蔵のスマホやパソコンの充電器が多いので、対応していれば台湾でも使える。
・〜100-240V 1.4A 50/60Hzと表示してあれば、台湾(全世界)でも使える。
・台湾は公共交通機関や駅、ホテル、ゲストハウスでUSBのコードだけでも充電できる場所アリ。
台湾のコンセント、電圧、周波数、変圧器、スマートフォンの充電事情は以上です。
いろいろ書きましたが、日本と台湾はコンセントの形も一緒で、電圧もほぼ一緒なので、ほとんど心配する必要はありません。
スマートフォンの充電は充電器を持ち歩いていると、街中やカフェでも充電できるので、かなり便利です。
でも安心せず、モバイルバッテリーを持ち歩くのが一番充電を途切らせないため、使える持ち物だと感じます。
それでは楽しい台湾旅行を!
ではまた。
ブログの中で紹介した台湾旅行でおすすめの海外旅行保険付きクレジットカードはこちらです。
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