台湾の結婚式に参加するために必要な準備って?経験したぼくがまとめてみました

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台湾の結婚式に興味はありませんか?

こんにちは。2015年6月に日本から台湾へ引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。

先週ぼくの台湾人友達のヴィンシーが、日本から台湾へ大学時代の親友の結婚式に参加するため帰国してきました。

そこで厚かましいぼくはブログのネタにするために、ヴィンシーの友達の結婚式に勝手に潜入し……、

と言いたいところなのですが、さすがにそんな失礼なことはできません。

ちょうど今回結婚した台湾人カップルを、ぼくは今年の4月に地元の横浜で案内したことがあったので、その縁でめでたい日に参加させてもらってきました。

実際に行ってみたら、やっぱり台湾は隣の国なので慣習や結婚式のルールが違って、いろいろ勉強になりました。

それではまず最初は結婚式に行くため、ぼくがやった準備を紹介します。

行ってみましょう!

目次

台湾の結婚式への参加準備をする

さて結婚式の参加が決まったのですが、ぼくを悩ませたのが台湾の結婚式のルールでした。日本ならご祝儀、服装、そして異国のしきたりがあるハズだからです。そこで台湾人の友達から聞いたところ、事前に紅包 (ホンバオ)を用意したり、服装の注意を受けました。

台湾の結婚式に行くため、紅包 (ホンバオ)を用意する

Taiwan weddingparty 02

日本人が結婚式に行く時はご祝儀を包みますが、台湾で結婚式に参加する時も一緒です。紅包 (ホンバオ)というご祝儀袋を用意して持っています。

こちらは台湾の文房具店やコンビニでも買えるメジャーな袋。お年玉なんかも紅包 (ホンバオ)に入れるそうです。

ぼくは台北駅の隣駅にある中山駅の文房具屋で、110枚入りの45元 (約180円)の袋を買ってきました。

今思うといくら110枚入りしかなかったとはいえ、買い過ぎた気がします。

紅包 (ホンバオ)に入れる金額は必ず偶数で!

ご祝儀の金額ですが、日本では奇数が割り切れない数字なので、転じて「縁が切れない」という意味を持っています。しかし台湾では偶数が「対になる」という意味で縁起がいいそうです。よって包む金額も偶数になります。

だいたい1,600元 (約6,400円)、1,800元 (約7,200円)から始まり、同年代だと2,000元 (約8,800円)、2,200元 (約8,800円)くらい。親しさによって3,600元 (約14,400円)、部下の結婚式だと6,600元 (約26,400円)、特別に親しいと8,800元 (約35,200円)と変わってくるそうです。

4の数字が縁起悪いのは日本も台湾も一緒で、「死」という発音と一緒なことから、こちらはタブーとされています。

ぼくは外国人だから1,000元でいいと言われたんですが、「郷に入れば郷に従え」という日本のことわざを思い出し、2,000元包んでみました。

紅包 (ホンバオ)の上にめでたい四字熟語を書く

そして「百年好合」など、めでたい四文字熟語を筆ペンでしたためます。正式には左端に「名前」と「賀」と書くのが正しいそうなのですが、今回このブログ記事を書く時に調べてて気付きました……。

しかし当日の友達たちの紅包 (ホンバオ)をみていたら、お祝いのメッセージを細かく書いていたので、まったく伝統的なスタイルではなかったです。たぶん時代と共に紅包 (ホンバオ)の書き方も変わっているんでしょう。

紅包 (ホンバオ)の別名は、紅爆 (ホンバオ)=紅い爆弾

さてまめ知識ですがこの紅包 (ホンバオ)、実は同じ音で紅爆 (ホンバオ)=「紅い爆弾」と呼ばれています。

なぜなら招待状が届いたら出欠席に関わらず、紅包 (ホンバオ)を送らないといけないからです。

日本だとご祝儀を包みたくないなら結婚式を欠席すればいいのですが、台湾は届いた時点でおカネを支払うことが確定してしまいます。恐ろしや……。まるで太平洋戦争時の赤紙ようです。

台湾人から結婚式の招待状が届いたら、問答無用で覚悟しましょう。笑

そういえばぼくと一緒に結婚式に参加した台湾人のヴィンシーは双子なのですが、なぜか帰り際に参加していない双子の妹の引き出物をもらっていました。

それがすごく不思議だったのですが、たぶんあれはもう1人の妹も結婚式に呼ばれていて、紅包 (ホンバオ)だけ包んだんだと思います。

いやー、台湾の結婚式は奥が深いですね。

台湾の結婚式の服装は男女とも私服が基本

Taiwan weddingparty 09結婚式に参加したヴィンシーと大学時代の友達たち

日本では冠婚葬祭に礼服を着るのが常ですが、台湾の結婚式は私服が基本です。逆に男性がスーツで行くと、新郎と間違えられることもあるそうなので、本当に気をつけましょう。

Taiwan weddingparty 01

実際に式の2日前にヴィンシーと台北市内のちびまる子ちゃん展へ遊びにいったんですが、彼女の格好はその日と一緒でした。

しかし式にいく前に「Tシャツは避けたほうがいい」とか、「白い服は台湾の葬式で着るからNG」などいろいろ調べたんですが、全然当てにならかったです。

ヴィンシーの大学時代の友達はTシャツだったし、思い出せばフェイスブックで白い服を着て台湾の結婚式に参加した台湾人の女友達写真を見たので、ぼくの疑問は深まるばかりでした。んー、いろいろ変わってきているんでしょうか?

ぼくが感じる限り、日本人ほどドレスコードを間違えて「恥をかいた」という文化は、台湾には全くない気がします。

その他 台湾の結婚式のぼくが知る限りのまめ知識

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ぼくが結婚式に参加する前にやった準備は以上だったのですが、他にもプレゼントを用意したり、いろいろと準備があるようです。

今回は違ったのですが、ぼくが今まで台湾人の友達から聞いた結婚式の知識を書いてみます。

台湾の結婚式の会場は地域によって違う

台湾の結婚式は地域によって会場が変わるそうです。だいたいホテルが一般的なのですが、南部の台南や高雄だとレストランを借り切って、屋外で開いた結婚式に参加した台湾人の友達もいました。

また結婚式のセレモニーでは新郎が新婦を迎えにいくのが習わしだそうで、新婦の家まで行って、その後ホテルで披露宴という形になるそうです。ただ今は家まで向かわず、すべて当日のホテルで済ますとも聞いてます。

すべてホテルで結婚式の儀式を済ませるのは、都会の台北などに多いようです。

伴娘 (バンニャン)というブライドメイドの存在

台湾の結婚式では、新婦側に伴娘 (バンニャン)というブライドメイドがサポートするために付きます。やるのは姉妹か親しい友達が一般的で、結婚していない適齢期の女性に限ります。

厳かにやる場合もあるんですが、ぼくの台湾人の女友達が伴娘 (バンニャン)をやった時は、いろいろと結婚式を盛り上げる演出をしていました。

たとえば花嫁を迎えにホテルか花嫁の自宅の前に行く時に、そこで質問するのが伴娘 (バンニャン)の一つの役目です。

ぼくがビデオで見させてもらった様子だと、何やら手作りのボードで質問事項を並べ、その質問や課題を全部クリアしないと新郎は伴娘 (バンニャン)たちから新婦に会わせてもらえないようでした。

たとえば「ガンナムスタイルのダンスを踊りなさい!」と言われてダンスが苦手なのに踊らされていたり、顔にラップを押しつけられて、それを破らないと新婦のところにたどりつけないようにしたりです。

クイズもあって「毎晩花嫁を愛することを誓いますか?」という問題が出されていたのですが、その質問の様子をビデオで見た時はビックリしました。

もう『ガキの使いやあらへんで』の大晦日罰ゲームレベルの問題が繰り出されるので、本当に台湾人男性と台湾人女性のパワーバランスが見られて面白いと思います。

もちろん全員がこんなに楽しんだ式を開くわけじゃないのですが、若い世代だと手作り感覚の面白い結婚式も台湾にはあります。

台湾と日本の花嫁の違いにまつわるジョーク

よく台湾人女性は気が強過ぎてヒドイ!と台湾人男性が嘆いてますが、日本人女性と台湾人女性の違いを結婚式の夜で比べた、こんなジョークもあります。

日本人女性は結婚式の夜に夫に向かってこう言う。

「ふつつか者ですが、これからもよろしくお願いします。」

一方、台湾人女性は結婚式の夜に夫に向かってこう言う。

「ねぇ!今日の結婚式のご祝儀、どれくらい儲かった!?」と……。

台湾のウェブサイトでこのジョークを見た時は「マジでこんなこと言うのか?」とぼくはビックリして、台湾人の女友達に聞いたのですが、彼女たちは一様にぼくの質問に黙ってこう言い訳しました。

「……たしかに言うかもしれないけど、これはジョークよ。そっちのほうが面白いじゃない」

しかしめざといぼくは彼女たちが考え込んだのを見逃しませんでした。結婚式でおカネがほしいのは事実なようです。

まとめ 台湾の結婚式はそこまでルールに厳しくない

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さてまめ知識を含めてしまいましたが、台湾の結婚式のルールはそこまで厳しくありません。

むしろ行った後だと、台湾の結婚式について書いてあった日本語のウェブサイトのほうが厳格過ぎて、規則にうるさい日本人っぽさを実感した次第です。

台湾に来てから1ヶ月経ったのですが、久々に日本人らしさを思い出した瞬間でした。

それでは次はいよいよ結婚式のレポートに続きます。

ではまた!

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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