あの高城剛に影響を受け、海外に住めるようになった29歳のぼくがオススメする!人生が変わる高城剛本7冊

Takashiro tsuyosi books

告白します。29歳のぼくはハイパーメディアクリエイター高城剛と名乗ったうさんくさいオジサンに影響を受けて、人生がたしかに変わりました。

こんにちは。2015年12月に台湾の南部、台南に引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。

さてぼくは現在台湾に住みながら、荷物をスーツケースひとつにまとめ、インターネットからのブログ収入で生活をしています。

こんな自己紹介をすると、すっごい変わった生き方をしてる29歳だと思われますが、実はこういう生き方を選んだのもハイパーメディアクリエイターの高城剛さんの影響です。

ええ、こんな告白をすると、「……おかしい若者がもっとおかしいオッサンの名前を出してきやがった」と思われるのは想像に難くありません。

でも本当です。閉塞感たっぷりな4年前の日本社会でドロップアウトしたぼくは、海外へ行こうと決めた時にまわりにモデルになる大人もいない中で、偶然高城剛さんの本に出会い、こんな自分の思うような生き方をしていいんだと新しい生き方を教えてもらいました。

ぼくは間違いなく人生観が変わった一人なので、同じようどうやって生きればいいか悩んでる20代後半の人に参考になればと思い、オススメの高城剛本を選んでみました。

ではどうぞ。

目次

ハイパーメディアクリエイターの高城剛本ってうさんくさくないの?

沢尻エリカ02

ではさっそく高城剛本を紹介したいところなんですが、高城剛というと未だに「沢尻エリカの元旦那」「ハイパーメディアクリエイター(笑)」という印象があります。

2007年から2008年にかけてさんざんワイドショーで叩かれたからあのゴシップニュース。

ぼくも高城剛さんが好きですが、人に勧めるときに見せられる疑惑のまなざしは今でも避けられません。そしてぼくも疑ってかかる人はしょうがないと思います。あの当時はものすごいメディアバッシングをやっていたから、高城剛さんのことをうさんくさく思う人が多くてもしかたないでしょう。

しかし2016年1月に入ってからSMAPの事務所移籍報道でもわかったように、テレビやスポーツ新聞は都合のいい一方的な報道しか伝えないというのも事実。

なんせフジテレビや日テレでジャニーズ事務所の批判報道が出たら、そのテレビ局は芸能事務所を怒らせて、嵐を始めとするジャニーズタレントを使うことができません。だからテレビは芸能事務所よりの報道をするんです。

沢尻エリカ騒動の当時も、芸能事務所的には離婚させればこれからも女優としての商品価値のある沢尻エリカが大事で、目をそらすようにハイパーメディアクリエイターといううさんくさい旦那を一方的に叩くワイドショー報道が仕組まれました。

だからぼくとしては、高城剛さんの考えていることを知らずに、ネガティブなイメージを持たれるのは本当に残念です。

高城剛さんの本を読んでみると、たしかにうさんくさい部分もあるんですが、今の時代にはないこれからどうやって生きるべきか?というアイディアがたくさん詰まっています。

高城剛という新しい生き方

本を一冊読む前に、ぼくが一番オススメしたいのはこちらのテレビ番組、アナザースカイへ出演した動画です。

ぼくは25歳の時、転職活動を辞めて海外へ行こうと決心しましたが、心の中では本当にそんな生き方でいいのかグラついていました。

しかし動画で観た40代のオジサンは、毎週世界の違う場所にいて、飛行機をバスのように利用し、家もなく、いろんな国の人と仕事をしていたのです。

……本当に衝撃的でした。こんな自由にぶっ飛んだ暮らしをしてていいのか?

荷物をスーツケース一つにして海外を飛び回り、世界中で暮らすという高城剛さんの生き方に思いっきり影響を受けてしまいました。

そしてこの人みたいになりたいと著作を読み、真似し、今こうして台湾でブログ書きながら日本と往復して生活しているぼくがいます。

だからぼくは間違いなく高城剛に人生を変えられた一人なんでしょう。

他にもネットで読める文章としては、「高城剛とは何者なのか? 今後、日本人が世界で生き残るためのロールモデルとして考える。 – Asobi.」

高城剛とは何者なのか? 今後、日本人が世界で生き残るためのロールモデルとして考える。 – Asobi.

を読んでもらうと、バッシングされた高城剛という人物の別の一面が見えるのでオススメです。

とにかく子供からじいちゃん、ばあちゃんまで全員にわかってもらわなくてもいいけど、これからワーキングホリデーなどをしたくて日本の会社で一生働く以外の選択肢を探りたい人には、高城剛さんの本は何か必ずヒントがあると思います。

今回は『2035年の世界』のようなぶっ飛び過ぎてる未来予想の本は除外して、なるべくハイパーメディアクリエイターに偏見を持っている人にも理解してもらいやすい本を選んでみたのでどうぞ!

1.私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。

まず高城剛さんの著書でオススメはこちら。『私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明』です。

144問の質問で高城剛さんの人生観と考え方を語る形式です。読んでみると自分の周りにはまず絶対いないであろう生き方をする高城剛さんに驚かされます。

この時代に家にあるモノを99%捨てて、土地と家を売り払い、世界中を飛び回って仕事してる人の生き方にはビックリするはずです。

でも突拍子もないことをやっているように見えて、

どんなことを成し遂げるのも時間がかかります。7年間くらいの時間をかけてやることを、いつもぼくは考えています。

という考え方にぼくは影響を受けました。この本を読んでると、おかしいのは安定ばかり考え、何かをやり始めるとすぐに1年くらいで結果を求めるぼくらのほうだと考えさせられます。

またこの本のオモシロいところは、意外にもアマゾンのレビューが4.2と高評価なところです。39もレビューがある中で、「読んでみて高城剛へのイメージが変わりました」と評価されてるのも興味深いところでしょう。

生き方と全く違った人生観を得たい人にはオススメです。

電子書籍のKindle版では486円と文庫本レベルで安いので、とても読みやすいとも思います。

2.モノを捨てよ。世界へ出よう

こちらは高城剛さんがモノを捨ててから、世界へ出て感じたことが書かれてます。テーマは「日本から抜け出そう」

ぼくはこれを読んでだいぶ人生が狂い、ぼんやりと決めた興味ないオーストラリアでのワーホリで、高城剛さんがこの本で勧めてるバイロンベイに行こうと決めました。

今読むと日本の今の状況を幕末に重ね合わせていたり、日本から脱藩しよう(抜け出そう)、日本を変えよう!というデカすぎるテーマが語られていて大仰な気がします。

そこらへんは響かないと思うんですが、ここの本のいいところは途中に載っている各国別の高城剛オススメ都市。

高城剛さんが実際に行ってみて感じたオススメの都市をアメリカのNY、ロサンゼルス、フランスのパリ、ドイツのベルリン、タイのチェンマイ、台湾の台北、オーストラリアのバイロンベイなど尖った視点から語られてます。

その中でもぼくは、オーストラリアのオーガニックタウン、バイロンベイの存在をこの本を読んで知ったのですが、実際に行ってみて信号機もない、飲食チェーン店もないバイロンベイの新鮮さをワーホリ中に肌で感じられました。

日本を出てどこか世界各都市に住みたいヒントを得たい人は、読んでみると刺激になるかと感じます。

3.LIFE PACKING

留学、ワーホリ、世界一周旅行に行くと決めた時にネットの持ち物情報を漁って、ガッカリしたことはありませんか?

ぼくはワーホリの持ち物情報を漁ってガッカリした人間の1人です。2010年代なのに持ち物リストにMP3プレイヤーや2006年発売のパソコンが載っていて、全く参考になりませんでした。他にも衣服や日用品も当たり障りなく、どこをみても似たり寄ったり。

しかしそんなぼくに影響を与えてくれたのが、この『LIFE PACKING(ライフパッキング)【未来を生きるためのモノと知恵】』です。

世界中で使えるSIMフリーのiPhoneは必須。紙の本は全部電子化してiPadに突っ込んで読んでる。どこでも料理できるように、コンセントさえされば調理できるトラベルクッカーを携帯。

 インドで泥水飲めるように濾過ストローを持ってたり、どこでも充電できるよう軍事用ソーラーパネル持ってるなど……

だんだんと軍事用ソーラーパネルやイギリスの療法のホメオパシーなど、理解しがたいモノも出てきますが、「自分の人生で生活するに必要なモノ=持ち運びできるモノに絞る」という発想が面白いです。

「断捨離をするのではなく、どうモノを持ってこれから生きていくか?」という未来志向の持ち物カタログとして読めるので、そこが非常に奥深いところだと思います。

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4.70円で飛行機に乗る方法

高城剛さんのうさんくささは、ぼくも全面的にうなずいてしまいます。そしてリアルタイムで著書やメルマガを読むと、「この人の言っていること、ぶっとび過ぎててよくわからない」ということがよくあります。

しかし著書を数年後に読み返してみると、「あ、言ってたことは本当だったんだ」と気付かされるのはよくあること。

一例として『70円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる』という書籍は最たる例じゃないかと思います。

この書籍は今やおなじみとなったLCC (格安航空会社)について書かれている本なのですが、出版されたタイミングが2008年。

日本でLCC元年とメディアが報道し、LCC (格安航空会社)のジェットスターやピーチアビエーションが就航したのが2012年。

……目の付け所が早過ぎです。

元々ヨーロッパで流行り始めたLCC (格安航空会社)を、2008年当時イギリスのロンドン在住だった高城剛さんがレポートしたのですが、あまりに先取りし過ぎているのでまわりから理解されない代表例かと思います。

でも内容は今読んでもLCC (格安航空会社)について歴史からひも解き、「これを乗りこなして、世界中にアクセスしよう」と提言してるのがすごいです。

この書籍あたりを2016年に読むと、高城剛への少しの誤解と信用が戻るのではないでしょうか?そしてこの人の言ってることは、数年後に流行るかもしれないと思うと、著書を読む楽しみがグッと上がります。

5.人口18万人の街がなぜ美食世界一になれたのか?

さて今まで紹介してきた書籍は、新しい生き方のヒントが欲しかったり、高城剛に興味がないと手に取ってもらえない本ばかりでした。

なので、ここからは一般的にも好評価の旅行ガイドブック的な書籍を紹介します。

こちらの『人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか― スペイン サン・セバスチャンの奇跡』は

「三つ星レストラン」が3店「世界ベスト10レストラン」が2店―いま、世界中が注目する街。観光資源のない街が、たった10年で変われた理由。新しい食の運動「ヌエバ・コッシーナ」とは?

というテーマで、スペインの小さな美食の街サン・セバスチャンを高城剛さんが取材しました。

なぜ10年前に観光地として一切世界的に知られていなかったスペインの街が、今世界的に評価されているのか?それをスペインの観光政策から、分子料理やコックの間でのレシピのシェアなど、今までにない発想で打ち破ったことを解き明かし、謎に迫っています。

ぼくとしては、この本が万人受けする本としてオススメだと考えています。「です、ます調」で語られて読みやすいし、どこのガイドブックも取り上げてこなかった面白い街を丁寧に取材してくれるので、一番高城剛さんのイメージが変わる本じゃないでしょうか?

スペインの旅行ガイドブックとしてだけでなく、料理を仕事にしたい人、食に興味ある人は、世界の最先端の食の動きがわかるので読んでほしい本です。

6.サバイバル時代の健康術

サンセバスチャンはスペインの美食の街に関する本でしたが、「健康」をテーマに世界中をまわった高城剛さんが選んだのが、スリランカのアーユルヴェーダです。

ここ数年、定期的にスリランカの「アーユルヴェーダ」の施設に通っている。アーユルヴェーダとは、およそ3000年前にヒマラヤで体系化された世界最古の医療で、いまでいえば代替医療ということになるのだろうが、その可能性は、医学を大きく超えていると思っている。

〜中略〜

医師は、脈診だけで僕の生まれた時の様子から現在の体調、ときには両親の体質や今後のことまで、まるで占い師のように事細かに話しはじめる。

いつも二週間ほど滞在し、心身のクリーニングとバージョンアップを徹底的に行ない、終わったあとの爽快感は、他のなににも変えられないので癖になる。

今、西洋医学以外の代替医療に注目してる人が増えていますが、その中の選択肢として紹介されるアーユルヴェーダはとても興味深いです。

ぼくは体験したことないので、効果のほどはイマイチ信じきれてないのですが、読むと全く未知のアーユルヴェーダについてわかりやすく解説されています。代替医療に興味ある人にはオススメしたい本です。

また途中のアーユルヴェーダチェックの体質チェック表が載っているのですが、ぼくが自分でやってみたところ自分の体質が見事に当てられててビックリしました。そこも楽しめるポイントかと思います。

7.NEXTRAVELER(ネクストラベラー)

最後に紹介したいのは、高城剛さんが出している旅行ガイドブックです。

こちらは2,000円近くして本の値段も高いのに、一方で載っている場所は800円くらいで買える『るるぶ』や同じ値段の地球の歩き方よりページ数が少ないという挑戦的なガイドブックになってます。

なぜならオススメの観光地やレストラン、解説してる文章や写真に至るまで、すべて高城剛という人が現地に行った感想を元に全部手がけているからです。

『るるぶ』や『地球の歩き方』のページが分厚いのは、間に広告が入っているせいです。その分本の値段が安くなるのですが、オススメじゃない観光地やレストランも載っているので、ガイドブックなのにハズレを引くことがあります。

だけどこちらはすべて高城剛プレゼンツなので、この人の感性が近ければガイドブックの場所はほぼ間違いなく当たるし、合わないなら全部低評価になるというリスキーな仕様(笑)

でもこの姿勢は正しいと思います。お店のラーメンを食べずにラーメン評論家を名乗る人がいたら絶対信用しないはずなのに、日本のガイドブックは編集者が行ったこともない場所を載せることが許されています。

それに一石を投じる高城剛さんのガイドブックは、ぼくも沖縄旅行で使ってみましたが、どこもハズレがなく楽しかったです。

観光地の歴史的なバックグラウンドを理解して、かつ世界の最先端の新しいものと昔ながらの王道の場所を楽しみたい人にはオススメのガイドブックだと思います。

まとめ

Takashiro tsuyosi booksぼくが自分で電子化した高城剛本たち。

さていかがでしたでしょうか?正直に言うと、高城剛さんの書籍は自分でも紹介しておきながら、本当に人を選ぶ本だと思います。

でもこれからどうやって生きたいか迷っている人。他にない新しい海外旅行をして、ひと味違った世界の眺め方をしたい人には本当にオススメしたいです。

ぼくも海外に行こうと決心した今から4年前の25歳の時に2012年に高城剛さんの『ヤバいぜっ!デジタル日本』を読んで人生観が変わり、『モノを捨てよ 世界へ出よう』という本を読んで、これからどうやって海外で生きようか、目標が決まりました。

ぼくは数年後に高城剛さんと一緒に仕事した編集者の方とお会いした時、「彼の言うこと、全部信用しちゃダメだよ!(笑)」と言われたので、いろいろ信じ過ぎはヤバいんだと思いますが、

何か違う生き方を探したい。でもどう生きていいかわからない。

そんな20代後半の人に確実にヒントを与えてくれるので、よかったら読んでみてください。ぼくもそうやって高城剛に影響を受けて、海外に住めるようになった1人として推薦させてもらいます。

ではまた。

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この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

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