台湾にはハマっている方、そろそろ見るだけではなく、体験する台湾旅行を試してみませんか?
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて最近台湾好きの中で聞く、「台北に何度も行っているので、次の面白い場所が見当たらない」という悩み。
ぼくも丸3年も住んでいるので同じ悩みを抱えていたんですが、その新しい解決方法が「体験型日帰りツアー」です。
Finemakersという台湾の旅行会社さんが組んでいるいるこのツアー。これが台湾好きだったらわかる!というスポットばかりまわっていて、かなり面白いんです。
たとえばパイナップルケーキ工場でパイナップルケーキを作るので、今まで台湾でやれなかった体験をできたり、
観光地化されきっていない桃園の古い街並みをめぐるので、まるで10年前の台北で出会えた優しい台湾人に触れ合えるのです。
今回はその懐かしくて新しい日帰り桃園(とうえん)ツアーを紹介させてもらいます。
では行ってみましょう。
ツアーは日本語の話せる運転手が拾ってくれる
ぼくが参加した桃園日帰りツアーは、台北でのピックアップから始まります。
指定された台北市内のホテル(ホテル大倉か、シェラトンホテル)に朝の9時に行くと、写真のような台湾人運転手さんが待っていてくれました。
ツアーの車は参加者の人数に応じて変わるんですが、ツアーの参加人数が8人くらいだったら写真のようなセダン車とワゴン車で決行されます。
8人以上いたら小型のマイクロバスでツアーをするようです。
これに乗り込んで、3カ所のツアー場所をまわります。
なお運転手さんは台湾人ですが、必ず日本語が話せる運転手さんが同行するので、非常に安心です。
維格餅家 台湾パイナップルケーキ夢工場(維格餅家 TAIWAN鳳梨酥夢工場 )
まずやってきたのは、台北市と桃園市の間にある新北市にある維格餅家 台湾パイナップルケーキ夢工場です。
新北市と高雄にオープンしているこの工場。
ここの一番のメインスポットは、自分でパイナップルケーキ作りを体験できることです。
まさか何回もお土産で購入してきたパイナップルケーキを自分の手で作れるとは、これはかなりのうれしさです。
きっとぼくのように台湾好きであればあるほど、めちゃめちゃ嬉しいんではないでしょうか?
ここのパイナップルケーキ工場は日本語のできるスタッフさんがいるので、その人の説明を聴きながら、パイナップルケーキをこねていきます。
まずはパイナップルケーキの餡(あん)と皮をこねて、カットしていき……、
こねたパイナップルケーキの餡(あん)と皮を合わせて丸くしたら、型にはめていきましょう。
型は台湾の形をしていたり、ハート形だったりと、お店では購入できないパイナップルケーキを自分で作って持ち帰れるのが特徴です。
ハイ、こんな感じでできました!
あとは30分ほど焼き上がるのを待てば、これをお土産として持って帰れます。
ただ自分たちが作ったパイナップルケーキは、焼き上がるまで30分ほど時間がかかるので、それまで待たないといけません。
その間は飽きさせないように、パイナップルケーキ工場の台湾人ガイドさんが、パイナップルケーキの製造過程を案内してくれます。
ここは中がまるででテーマパークのようになっていて、3Dの映像などでパイナップルケーキについて楽しく学べたり、できたてのパイナップルケーキを試食できるんです!
この中でぼくが一番ビックリしたのは、できたてのパイナップルケーキの美味しさです!
サクサクで、今まで食べたパイナップルケーキのどれよりも美味しい!!!
どうやら1〜2分オーブンで焼きなおすことで、家でも美味しいパイナップルケーキを味わえるようです。
こういう今まで知らなかったパイナップルケーキの裏事情について知れるので、すごく楽しいと思いました。
最後にパイナップルケーキ工場では、お土産にパイナップルケーキを購入することができます。
ここまで体験した後だったら、つい財布のヒモは自宅でも食べたくてゆるくなってしまうのは確実。
かなり商売上手な構造になっているので、買いすぎないように注意してみてください。
詳細 維格餅家 台湾パイナップルケーキ夢工場
店舗名:維格餅家 台湾パイナップルケーキ夢工場(維格餅家 TAIWAN鳳梨酥夢工場 )
営業時間:9:00〜18:00
定休日:年中無休
ダーシー老街(大渓老街)
続いてやってきたのが、桃園市にあるダーシー老街(大渓老街)、(以下、大渓老街)です。
ここは大正時代に日本に留学したこの地の台湾人が影響を受け、帰った後に作り上げた町並みが今でも残っています。
たとえば大渓老街の一軒、一軒の家の上には、今でも彫刻された石の飾りが残っています。
ここに彫られた動物や植物には、意味が込められています。
鷹は「仕事の出世や人生の飛躍」、鹿は「お金持ちになれるように」などです。
日本の神社などにも三猿(見猿、聞か猿、言わ猿)など動物が彫ってあり、彫った動物に願いと意味を込められています。
戦前に日本留学した台湾人がそんな日本文化に影響を受け、帰国後に台湾風に取り入れたものだと言われています。
大渓老街には日本と台湾がいい意味で影響を与えあった歴史が残っているので、ぜひ見てほしいと思います。
難しい歴史の話をしてしまいましたが、もちろん大渓老街には美味しい台湾グルメもあります。
これは豆干(ドウガン)といって、豆腐と臭豆腐の中間くらいにある食べものです。
発酵させていて、豆腐よりも硬く、臭豆腐よりも全然臭くないといういいところどりした台湾グルメでした。
これも美味しいので、ぜひ食べてもらいたいです!
あと個人的にすごく思い出に残ったのが、大渓老街に住んでいる台湾人との交流です。
ぼくがテイクアウト用のお茶を買ったら、「日本人?中でお茶でも飲んでいく?」と気軽に入れて、気づくと会話を楽しんでいました。
こういう現地人とのコミュニケーションは、10年前くらいまでは台北にもあったんですが、今はすっかりなくなったと感じます。
ただまだ完全に観光地化されていない大渓老街などにいくと、こういう会話にまだ出会えました。
台北の九份よりも観光地化されていないので、リアルな台湾人と触れ合いたい人はこちらのほうがオススメです。
台北の九份は観光客が増えすぎて、ぼったくりや失礼な接客が横行してると聞きます
それに比べると、桃園はまだ外国人観光客が少ないので、10年前の台北で感じられた台湾人の親切心を存分に感じられました
まだ台湾で観光地化され切ってないところこそ、台湾らしい魅力があるかと!#桃園ツアー pic.twitter.com/AFwm2cZUQ6
— まえちゃん @台湾トラベルブロガー (@Maechan0502) 2018年6月29日
詳細
店舗名:ダーシー老街(大渓老街)
営業時間:だいたい10:00〜21:00くらいまで
定休日:年中無休
住所:https://goo.gl/maps/Z3Xr9fHfmdo
チョコレート共和国(巧克力共和国)
最後にやってきたのが、子供や女性に大人気のチョコレート共和国(巧克力共和国)です。
ここは台湾で有名なお菓子ブランドが作った体験スペースで、一番のメインは自分でチョコレート作りを体験できます。
テーブルにはチョコレートとデコレーションするチョコが置いてあり、これを装飾していきます。
こんな感じで、30歳を超えた大の大人たちが真剣にチョコレートに向き合います。
もちろん子供やお母さん、おばあちゃんも一緒に参加!
かなり子供とお母さんが一緒になって楽しめる場所だと感じました。
もちろんここの体験工場でも、作ったチョコレートは、箱に入れて持ち帰れます。
今回は時間がなかったのでちらっとしか見ませんでしたが、チョコレートについて説明されているスペースもあったし、お土産コーナーやレストランもも充実していました。
台湾まで来てチョコレート作り?と思う人はいるかもしれませんが、女性にや子供連れの家族には喜ばれる場所だと感じます。
詳細 チョコレート共和国
店舗名:チョコレート共和国(巧克力共和国)
営業時間:9:00〜17:00くらいまで
定休日:毎週月曜日
帰宅するときは、2つの集合場所で降ろしてくれる
桃園の3カ所をまわった後は、車に乗って帰ります。
この日帰り桃園ツアーはマイクロバスで行くツアーなので、中山駅のホテル大倉か、シェラントンホテルの前に降ろしてくれます。
帰るのは17〜18時くらいなので、ご飯を食べるところが多い中山駅のホテル大倉で降りて、周りで食べ歩くなんていいのではないでしょうか?
Finemakersの日帰り桃園ツアーの値段
さてここまでFinemakersの日帰り桃園ツアーの内容を紹介してきました。
しかしこのツアーの値段はいくらになるんでしょうか?
気になる値段はこちらの通りです。
平日限定(火~金)混載ツアー
大人小人共通: 3,200台湾ドル(約1万2,000円)
(パイナップルケーキ作り体験とチョコレート作り体験料金を含まれております。)
※チョコレート共和國は月曜休館のため、催行致しません。
※8名様より催行致します。8名様以下の場合、日本語ドライバーによるセダン・ワゴン車タイプで行います。
※昼食が含まれておりません。大渓老街にてお召し上がりください。
※日本円の料金は1台湾ドル3.7円で計算しています(2018年7月現在のレート)
こちらは火曜日から金曜日までやっている平日のツアーです。
貸切ツアーではなく、混載ツアーというみんなで行くツアーなので、1人から参加できます。
その代わりに平日しかやっていない(火〜金曜)ので気をつけてください!
Finemakersの桃園日帰りツアーのメリット
それでは最後にFinemakersの桃園日帰りツアーのメリットとデメリットを正直にまとめてみたいと思います。
まずメリットから紹介します。
家族や子供連れにオススメ
このツアーでは車の通りが少ない場所に足を運びます。だから子供がいる方や親子三世代での台湾旅行でもオススメです。
パイナップルケーキ工場やチョコレート工場は完全に敷地内ですし、大渓老街も車があまり入ってこない場所がたくさんあります。
台北市内よりも安全にまわれるので、家族づれで台北に来た時にオススメです。
1人で行くとまわりにくい桃園のスポットにまとめて行ける
桃園市は台湾の千葉県というように、桃園空港があることで有名です。2017年3月に地下鉄がオープンしたので、だいぶまわりやすくなりました。
ただこのツアーで取り上げているスポットは、まだまだ行きにくい場所ばかりです。
地図で見ると、パイナップルケーキを作れる場所は新北市だし、大渓老街やチョコレート共和国は駅から離れた場所ばかりです。
まとめていくなら、ツアーという選択肢は充分ありではないかと感じました。
体験スペースの時間に間に合うよう、ツアー会社側が時間管理してくれる
ツアーに参加してみて、ぼくが「すごくいいな!」と感じたのは、体験スペースの時間に間に合うように、ツアー会社側が時間管理してくれることです。
パイナップルケーキ体験やチョコレート作りの体験はできる時間が限られています。
自分で計画を組んでいこうとすると、「電車やバスに乗り遅れる」、「タクシーをつかまえられない」などの不確定要素で悩まされて、間に合わないことも多いです。
一方でツアーだったら、朝9時の集合場所に間に合えば、あとは最後まで予定通りに行動できます。
2泊3日や3泊4日の旅行だったら時間を有意義に使えるので、時間のない人にはすごくいいサービスだと感じました。
日本語を話せる運転手さんがいるので、タクシーチャーターするより安心できる
またFinemakersの運転手さんは全員日本語が話せます。
チョコレート工場の手作り体験イベントでは日本語が話せない店員さんに当たったので、運転手さんに重要な部分を訳してもらうことで乗り切ることができました。
通訳さんもついたツアー旅行だと思うと、お得感は高まるのではないでしょうか?
ツアーでは桃園を知りつつ、台湾文化も体験できる
このツアーでは桃園の名所である大渓老街と、体験ツアーの目玉であるパイナップルケーキ作りとチョコレート作りの両方を楽しめます。
宜蘭ツアーの時は完全に宜蘭の名所をまわりませんでしたが、このツアーでは2時間半ほど大渓老街を巡れるのがポイントです。
全然有名でなかった観光地を回りながら、パイナップルケーキなど作れるので、いい感じにバランスが取れています。
Finemakersの桃園日帰りツアーの注意点(またはデメリット)
一方でデメリットというか、向いていない人もいると思うので、そこにも正直に触れてみます。
土、日、月は桃園日帰りツアーはやっていない
桃園日帰りツアーで気をつけてほしいのが、「土、日、月」はやっていない点です。
土日は他の観光客が多すぎるため、月曜はチョコレート共和国が休みのため、火、水、木、金しかやっていません。
土日を挟んで台湾旅行しに行く人は多いと思うので、夏休みや冬休み、春休みに向いているツアーだと感じました。
まだまだ日本語翻訳の少ない観光地に行くので、少しわかりにくい
このツアーの問題点は、ところどころのスポットで日本語の話す人がいないことです。
たとえばチョコレート共和国では、作るときのお兄さんは日本語が話せませんでした。
見よう見まねでやれたので大丈夫でしたが、あらかじめしゃべれない人がいると理解しておく必要があります。
しかしパイナップルケーキ作りの場所は日本語をしゃべれるガイドさんがいたので、チョコレート共和国だけしゃべるれる人がいないとも思っておくと良さそうです。
まとめ Finemakersの桃園日帰りツアーは台湾初心者にオススメ!
というわけで、どうだったでしょうか?Finemakersの桃園日帰りツアーは。
ぼくが実際に体験してみたところ、家族連れや台湾初心者にオススメのツアーだと感じました。
パイナップルケーキ作り体験やチョコレートのデコレーションは、料理全般に興味ある人や子供の人気が高いと思います。
あと桃園の大渓老街は、懐かしい古くて優しい台湾の雰囲気がまだまだたくさん残っていました。
まだまだ観光客としての日本人が珍しいので、遊びに行くと人懐っこい台湾人がいろいろ話しかけてくれます。
台北の日本語が通じる観光地やグルメ店をめぐるよりも、桃園の大渓老街のほうが本当の台湾の魅力を感じやすいと思いました。
一方で気になったのは、ツアーの敢行される曜日です。「火、水、木、金」しか行けないので、夏休み、冬休み、春休みなどの長期休暇時にオススメだといえます。
そこさえ大丈夫だったら値段も1人3,200台湾ドル(約1万2,000円)なので、申し込みやすいんじゃないでしょうか?
気になった方は公式ホームページから申し込みをどうぞ。当ブログから専用割引クーポンもあります!
桃園日帰りツアー気になった方は、こちらのFinemakersさんの公式ホームページから申し込むことができます。
また今回はぼくのブログから申し込み、クーポンコードを入れると5%割引されるので、普通に申し込むよりもお得です!
クーポンコードはmaechanです。
この夏休みに他の旅行者とは違った台湾旅行体験をしたければ、むかし懐かしい台湾の雰囲気があり、いま台湾で人気の手作り工場体験できる桃園日帰りツアーに参加してみるのはいいんじゃないでしょうか?
⇒ Finemakersの日帰り桃園ツアーの申し込みはこちらからどうぞ
それでは楽しい台湾旅行を!
ではまた。
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