台湾行きのLCC (格安航空会社)は日本から全部で5社飛んでいるんですが、全部乗ってどこが一番良いか、ランキング形式で紹介します。
こんにちは。台湾に住みながら、毎月1度は日本に帰国しているまえちゃん@Maechan0502です。
さて2018年現在、東京から台湾の台北を結ぶLCC(格安航空会社)は全5社・7路線が就航しています。
しかしLCCはどこがいいかわかりにくいものです。
深夜便があって使いにくいのもあるし、航空会社によって手荷物の重さが違ったり、ルールが厳しい航空会社があるのも事実!
そこでこの記事では、ここ2年間でほぼ毎月日本と台湾をLCC(格安航空会社)で往復しているぼくが、ランキング形式で採点してみました。
最後にオススメの便まで絞っているので、台湾旅行の時の参考になれば嬉しいです。
ではさっそくランキングに行ってみましょう。
成田空港編
まずは千葉県にある成田空港です。
成田空港からはスクート、タイガーエア台湾、バニラエア、ジェットスターの4社が就航しています。
個人的な感想ですが、乗り心地をランキング形式で評価してみました。
1位 スクート(成田空港)
台湾行きのスクートのいい点
- 1日2便対応してる
- お昼の12時に飛んでいる便がある
- 手荷物を10キロまで持ち込める
- 台湾行きのLCC(格安航空会社)で唯一の9列シート
- 預け荷物20キロ追加のオプションプランが他よりも安い
- 台湾行きの片道切符しか持っていなくても、書類にサインすれば乗せてくれる
スクートの悪い点
- 台北発東京行きの便の出発時刻が朝6時40分
マエハラのスクートの個人的評価
スクートは東京から台北へ向かうときの、最高のLCC(格安航空会社)航空会社とぼくは考えています。
スクートがいいのは、まず出発時間でしょう。
他のLCC航空会社がだいたい深夜発着なのに、スクートはお昼に飛行機が飛んでいます。だからちゃんと自宅で寝てから空港に向かえるのが最高です。
また台湾行きのLCC(格安航空会社)のなかでは、唯一の9列シートのボーイング787という飛行機を採用しています。この機材だと廊下側の席が4つもあるのもポイント。
3〜4時間のフライトでも、かなりトイレに行きやすい飛行機です。
あと個人的に一番おすすめしたいのが、スクートは台湾行きの片道切符しかなくても乗せてくれる点でしょうか?
通常台湾行きの飛行機は台湾から出るチケットを持っていないと乗せてくれないんですが、スクートは書類にサインすれば乗せてくれます。
スクートの唯一の欠点は、台北から東京行きの便の出発時間が6時40分で早いことくらいです。
深夜移動はかなり体力を削られるので、個人的には帰りの便にスクートを使うのはオススメできないです。
ぼくもスクートは好きなんですが、帰りの便は他の航空会社を選んでいます。
2位 タイガーエア台湾(成田空港・羽田空港)
タイガーエア台湾のメリット
- 1日2便対応してる(成田空港)
- お昼の12時に飛んでいる便がある
- 手荷物を10キロまで持ち込める
- 台湾の桃園空港から唯一のお昼出ているLCC
タイガーエア台湾のデメリット
- 台湾行きの片道切符しか持っていなかったら、その場でチケットを買わされる
- 荷物検査でしっかり測られる
- スタッフが全員台湾人(日本語は話せる)ので、初心者には向いていないかも
マエハラのタイガーエア台湾の個人的評価
個人的にスクートほどではないけど、タイガーエア台湾もおすすめです。個人的には2番目くらいに使っています。
手荷物持ち込みが10キロだったり、東京、台北の両方からお昼の出発便があり、羽田からも出ているのがありがたいです。
ただタイガーエアを利用してみると、あらかじめ決められたルールはゆるいけど、それを破るときっちりペナルティーを取る印象があります。
帰りの航空券を持っていないとその場でチケットを取らされるし、荷物の超過料金検査もしっかりしている感じです。また機内も狭いエアバスA320なので、スクートに比べると劣ります。
あとスタッフが全員台湾人(日本語は話せる)なので、初心者には向いていないかもしれません。
でもまあLCC(格安航空会社)なので、タイガーエアは普通であり、スクートが良すぎるという気もします。
事前に注意事項さえ守っていれば、使える航空会社かなぁと感じました。
3位 バニラエア(成田空港)
バニラエアのメリット
- 1日4便対応してる
- 台湾の空港から午後の14〜15時に飛んでいる便がある
- スーツケースなどの預け荷物料金(3,000円)パックを使うなら、かなり使いやすい
バニラエアのデメリット
- 成田空港第3ターミナルの離発着なので、使い勝手が悪い
- 手荷物は7キロまでしか持ち込めない(以前は10キロまで)
マエハラのバニラエアの個人的評価
バニラエアは数年前に比べていろいろ変更しているんですが、いい変更もありつつ悪いのもあるので、スクートとタイガーエアに比べて見劣りする印象です。
バニラエアの最大のメリットは1日4便飛んでいることでしょう。これはすごく使いやすいです。
特に台湾の台北から東京の成田空港に向かう便には、14〜15時くらいに飛ぶものがあります。午後便だと午前中に多少買い物して帰れるので、日本に帰る便で最もおすすめです。
デメリットは手荷物の持ち込み制限が10キロから7キロに厳しくなったことでしょうか。
昔はLCC(格安航空会社)のなかで一番荷物検査が甘かったんですが、それも過去の話。ちょっとキツイです。
もしスーツケースなどを20キロまで無料で預けられる「コミコミバニラ(航空券の値段プラス3,000円)」を使うなら、7キロの手荷物制限も気にならないので、アリかもしれません。
コミコミバニラを使いつつ、帰国する便で利用するのが賢い使い方だと感じます。
最下位 ジェットスタージャパン(成田空港)
ジェットスタージャパンのメリット
- 航空券の値段が最安なことが多い
- 最低価格保証
- 台北行き成田空港着の便が深夜1時55分発6時15分着
ジェットスタージャパンのデメリット
- 成田空港第3ターミナルの離発着なので、使い勝手が悪い
- 成田発台北行きの出発時間が22時発1時着
- 手荷物は7キロまでしか持ち込めない
- 手荷物チェックが厳格
- 成田空港第3ターミナルのチェックインの手際が悪く、30分以上待つ
- 帰りのチケットを持っていないと、その場でチケットを取らされる
マエハラのジェットスタージャパンの個人的評価
東京と台北を結ぶLCC航空会社の中で、個人的に一番おすすめできないのが、ジェットスタージャパンです。
特に東京の成田空港から台北の桃園空港に向かうジェットスターのチェックインオペレーションは、ぼくが乗った中で最も悪かったと感じました。
なんせスタッフさんがたった1〜2人でチェックイン作業している上、7キロ制限の荷物を厳格に測るのです。
そのため、ただでさえ人数が足りてないチェックイン作業が遅れに遅れ、あやうく飛行機に乗り遅れるんじゃないか?と思ったほどです。
15〜30分は待つので、成田空港でジェットスターを利用するときは、余裕を持っていくことをオススメします。
唯一のいいところは航空券の安さです。
最低価格保証されているので、航空券は安く買えます。ただ航空券の安さに代わりに、空港での待ち時間や深夜到着のホテル代など、失うものは多いでしょう……。
体力勝負の日帰り台湾旅行などには使えますが、万人受けはしないLCC航空会社です。
羽田空港編
次に羽田空港から台湾へ飛んでいるLCC航空会社です。
羽田空港からは、ピーチアビエーションとタイガーエア台湾という二つのLCC会社が就航しています。
こちらも条件を比較して、ランキング形式で評価してみました。
1位 タイガーエア台湾(羽田空港)
タイガーエア台湾のメリット
- 羽田空港発の桃園空港行きが飛んでいる
- 手荷物を10キロまで持ち込める
- 桃園から羽田着の時間が朝4時半なので、そのまま始発に乗って帰れる
タイガーエア台湾のデメリット
- 羽田発の便が5時で早い
- 台湾行きの片道切符しか持っていなかったら、その場でチケットを買わされる
- 荷物検査でしっかり測られる
- スタッフが全員台湾人(日本語は話せる)ので、初心者には向いていないかも
- 羽田発のピーチと比べて、座席選択や荷物追加の料金が少し高い
マエハラのタイガーエア台湾の個人的評価
羽田発着台湾行きの便は、タイガーエア台湾のほうがおすすめです。
手荷物持ち込みが10キロなので、7キロのピーチアビエーションよりもお得だと感じます。
また台湾の桃園空港から東京の羽田空港着の便が朝4時半着なので、45分くらい入国審査をして出てくれば始発の電車が動いています。
飛行機の時刻と荷物の料金などで、こちらの方がいいと感じました。
ただタイガーエアを利用してみると、あらかじめ決められたルールはゆるいけど、それを破るときっちりペナルティーを取る印象があります。
帰りの航空券を持っていないとその場でチケットを取らされるし、荷物の超過料金検査もしっかりしている感じです。
あとスタッフが全員台湾人(日本語は話せる)なので、初心者には向いていないかもしれません。
2位 ピーチアビエーション(羽田空港)
ピーチアビエーションのメリット
- 羽田空港発の桃園空港行きが飛んでいる
- 日本人の客室乗務員が多いので、台湾旅行初心者でも安心
- 羽田発のタイガーエアと比べて、座席選択や預け荷物料金が安い
ピーチアビエーションのデメリット
- 台北発羽田着の便が1時着で遅く、終電に乗れない
- 羽田発台北行きが深夜5時発の便なので、羽田空港に向かいにくい
- 手荷物を7キロまでしか持ち込めない
マエハラのピーチアビエーションの個人的評価
第2位はピーチアビエーションです。
ピーチアビエーションのいいところは、ANA系列で、サービスがいいと評判なことでしょう。日系のLCC(格安航空会社)がよかったら、ここがいいと感じます。
ただ羽田発のピーチアビエーションの弱点は、台湾からの羽田への帰りの時間です!
桃園空港から羽田空港に到着する時間が深夜1時なので、始発の電車を待たねばなりません。
羽田空港に終電で到着して3時間ほど待つか?ホテルか、近くのスーパー銭湯に行くか、かなり使い勝手が悪いです。
羽田発なのはすごくいいけど、家やホテルが羽田空港から近くないと、ちょっと使いづらいと感じます。
またピーチアビエーションは、2018年10月28日から手荷物の持ち込み規定が変わりました。
今までは10キロまで手荷物を持ち込めたのですが、7キロまでに制限されてしまったので、使いづらくなっています。
逆にスーツケースを預けるなら安いので、こちらのほうがいいかもしれません。
成田空港でおすすめの成田発台湾行きのLCC(格安航空会社)はどこか?
ではここまでランキングを出してきたのですか、東京から台北に行く時と、台北から東京に帰る時ではオススメする便が微妙に違います。
そこで個人的に行きと帰りでランキングを作ってみました。
まずは行きの便です。
1位 スクート
2位 タイガーエアー
3位 バニラエアー
4位 ジェットスター
人によって違うとは思いますが、ぼくが一番いいと感じるのはこれです。
特に東京の成田空港発、台湾の台北着便ではスクートの12時に出発する便が一番便利だと感じています。
スクートならスーツケースを預けても20キロで2,200円くらいなので、他の航空会社と比較しても1,000円くらい安くなるのもポイント!
東京発台北行きのLCC(格安航空会社)は、本当にスクートが最高です。
成田空港でおすすめの台湾発成田空港行きのLCC(格安航空会社)はどこか?
続いて台湾の台北発東京着の帰りの便ランキングです。
1位 タイガーエア台湾
2位 バニラエア
3位 スクート
4位 ジェットスター
帰りの便もスクートを推したいところなのですが、帰りはタイガーエア台湾か、バニラエアをオススメします。
残念なことにスクートの台北から東京行きの便は6時40分発なので、本当にキツイです。深夜に空港に移動することになるので、体力的にオススメできません。
オススメの便はタイガーエア台湾の14時25分の便か、バニラエアの12時か、14時台の便です。
これなら午後に出ているので、日本にも帰りやすいでしょう。タイガーエアのほうが手荷物を10キロまで持ち込めるので、7キロまでしか持ち込めないバニラエアよりオススメです。
バニラエアを使うときは、コミコミプランで20キロまでスーツケースを預けられるようにした方がいいと感じます。
羽田空港でおすすめの羽田空港発台湾行きのLCC(格安航空会社)はどこか?
1位 タイガーエア台湾
2位 ピーチアビエーション
羽田空港発台湾の桃園空港行きの便でオススメなのは、タイガーエア台湾です。
2社とも羽田空港から出発する時刻は5時台なので、あまり差はありません。
ただ僅差でタイガーエア台湾のほうが手荷物を10キロまで持ち込めるので、使い勝手はいいと感じました。
スーツケースを預けるならピーチアビエーションのほうが安いので、そちらを使ったほうがいいでしょう。
この辺りはあまり差がないので、自分でメリット・デメリットを確かめて検討してみてください。
羽田空港でおすすめの台湾発羽田空港行きのLCC(格安航空会社)はどこか?
1位 タイガーエア台湾
2位 ピーチアビエーション
台湾の桃園空港発羽田空港行きの便でオススメなのも、タイガーエア台湾です。
これは羽田空港に帰ってくる便の到着時刻が4時半というのが一番いいポイントだと感じました。
ピーチアビエーションは終電が終わった深夜1時に羽田空港に到着するので、そこから羽田空港泊か、近くのスーパー銭湯などの選択肢しかありません。
タイガーエア台湾のほうが手荷物は10キロまで持ち込めるので、時間と価格、荷物面で一番いいのはタイガーエア台湾でしょう。
まとめ
というわけで、どうでしたでしょうか?ぼくのオススメの東京と台北間を結ぶオススメのLCC(格安航空会社)は?
ここ2年間はほぼ毎月LCCで日本と台湾を往復しているぼく的には、基本的に行きはスクート!帰りはタイガーエアか、バニラエアがオススメです。
往復で同じ航空会社を使いたいなら、タイガーエア台湾が無難かと感じます。
あと往復の便が合計で3万円を超えてきたら、台湾のFSC(従来型航空会社)のエバー航空あたりが3〜4万円で往復航空券を出しているので、是非探してみてください。
それでは楽しい台湾旅行を!
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