さてオーストラリアワーホリ時代の台湾人、香港人の友達が結婚式をすると報告を受け、台湾の結婚式招待状を受け取って衝撃を受けたのまでが前回のあらすじでした。
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しかし実際に台湾式結婚式に参加すると、男同士でキスししてる動画が流れたり、かなりアメイジングな展開が待ち受けていたのです!!
というわけで、今回は台湾結婚式後編を紹介します。
では行ってみましょう。
台湾の新郎新婦入場
式場が暗くなり、入り口側のカーテンが閉められると、いよいよ待ちに待った時間がやってきました。新郎新婦入場です!
舞い上がる花びら!ついに開始です。
一緒の席で叫んではやす友達のKG。めっちゃ大声で叫んでいました。どこの国にもこういう人っているんですね(笑)
そして歩いて壇上まで昇る新郎新婦。
先に入場していた2人の両親と共に、乾杯をしてスタートしました。
驚きのスピードで終わった新郎新婦入場と、長く突入した食事タイム
しかし新郎新婦入場で式の主役が現れたのですが、衝撃的なことにこの顔見せは速攻で終わりました。
時間を調べたら、たったの9分間です。
ええ、この後ビデオが流れるわけでもなく、新郎新婦から挨拶があるワケでもない。というわけで、ぼくら来賓客は目の前に出された料理をひたすら食べるご飯タイムに突入しました。
メニューはこちら。台湾ではおなじみの台湾料理がたくさん出てきます。
まずエビが食べ放題。太いエビが1人3本くらい食べられました。
鶏肉と台湾名物のカラスミ!
こちらはアワビやフカヒレがゴロッとたくさん入った「ぶっとびスープ」です。めちゃ美味しかった!
エビがたくさんまぶされたおこわも。もうこの時点で食べきれなかったので、紙のパックに入れて、おみやげに持ち帰りました。
赤ちゃんがいるので、奥さんに食べさせてあげてる台湾人のKG。こういう優しさが台湾人男子っぽいですね。
しかし料理はたくさん食べられるけど、新郎新婦の再入場まで45分間もぼくらは料理を食べ続けました。
恐ろしき放置プレイ。どうやら台湾ではおもてなしという概念が根本から違うようです。
お色直しとブーケトス
しかし油断していたら、新郎新婦のお色直しは突然やってきました。ぼくはトイレに行っていたら、いきなり歓声が上がったのです!
慌てて戻ると、ピンクのドレスに着替えた新婦のビビアンと新郎のヘンリーがみんなにマシュマロを配って登場してました!急すぎる!
そして壇上に昇ったので何をやるかとおもいきや、ブーケトスの時間です!
1:00の動画。40秒くらいからリボンを引っ張ります
台湾はブーケトスというより、ブーケに結ばれたリボンを引っ張るイベントのようで、壇上にはビビアンの妹から友達までが集まりました。本当に似てるようで、細かい部分が日本と違いますね。
ブーケは無事ビビアンの妹さんの元へ。おめでとうございます!いやー、めでたい。
退屈だった結婚式に彩りを添えてました。
テーブルラウンド・新郎新婦のテーブルまわり
そこはかとなくいたるところで違和感を覚える台湾の結婚式。式の会場は日本とあまり変わらないはずなのに、やはり進行は台湾っぽいです。そしてそれは新郎新婦と式の途中で語らうときも。
日本では新郎新婦の席へ友人たちが足を運びますが、台湾では新郎新婦が各々の席を家族と一緒にまわるスタイルでした。
でも新郎に無茶させて、一気飲みさせるのはどこの国でもお約束のようです(笑)
ヘンリーは何でかカッコつけ過ぎる演出されまくってるけど、この日の花嫁のビビアンは本当に綺麗でした。
しかしここまで感動の泣かせるスピーチもないし、ビデオの演出も登場前に流しただけ!塩ラーメンのようにあっさりした台湾の結婚式にはビックリです。
新婦の故郷・香港での結婚式の様子
そしてテーブルラウンドが終わると、部屋が暗くなり、新婦の故郷・香港での結婚式の様子のビデオが流されました。
しかもこれがまた新郎がとんでもない目に遭ってる爆笑ビデオ!超面白かったので、一部分を解説ともに紹介させてもらいます。
まず現れたのが新婦が待つ香港んのホテルの外へ参上する新郎のヘンリーと、それを助ける仲間・伴郎の仲間たち。
後ろに控えてる仲間にはオーストラリア時代に二段ベッドでぼくの下に寝ていた香港人のトンと、今回の結婚式に参加してる台湾人友達のジェームスの姿もいます。
実は中華圏の婚姻は、新婦の実家に新郎が迎えにいくところから始まります。今回は彼女が香港出身だったので、当然ですが香港まで出向いたようです。
アップで写されるイケメンの新郎とその仲間たち。しかしこの後、彼らに悲劇が待ち受けます。
その時、花嫁は伴娘 (バンニャン)と呼ばれる妹や友達がやってくれてるブライダルメイトと共に、実家 (今回の場合はホテル)で待機していました。
新郎と伴郎が花嫁を迎えに部屋まで行くと、その前に伴娘 (バンニャン)が立ちふさがり、本当に花嫁を愛してるか?引き渡していいのか?問題を出して、新郎たちを試します。
いろんなゲームがありますが、今回出された課題の一つは目隠しして口移しで食べ物を食べろ!というお題だったようです(笑)
スプーンはいい。まだマシです。
いや、この小ささはマズイでしょ!
あー、花嫁とキスする前に伴郎 (バンラオ)役の友達とキスしちゃった……。まるで大晦日にダウンタウンがやってる『ガキの使いやあらへんで』の罰ゲームのようです。
他にも腕立て伏せをしながら何か言わせるお題も。何これ?めっちゃお笑い結婚式じゃないですか!?
そして新郎と伴郎が無理難題を乗り越える様子を、花嫁の妹、友人たちである伴娘 (バンニャン)は笑って眺めています。
……ドS過ぎだよ。
だから中華圏の女性は強いんでしょうね。
しかしついに試練を乗り越えた新郎は新婦のいる部屋までたどり着き、告白へ。
こうして花嫁を迎え入れることに無事成功しました。いやー、中華圏の結婚式は本当に大変ですね!
でもぼくは爆笑させてもらっているうちにも、ウルっときてしまいました……。
「カズさん、日本人の女の子は肌白くていいよね!ぼくは彼女のビビアンとこの前インドネシアのリゾートに行ったんだけど、ビビアンは肌の色濃くて、現地人と間違えられたんだよ!(笑)」
「ねぇ、カズ!一緒に住んでるシェアハウスの台湾人の男子は彼女が寝静まった後に誕生日のサプライズビデオ作ってるのに、ヘンリーは私よりも先に絶対寝るんだからね!」
そう、だってぼくがオーストラリアで出会ったときは、いつもお互いネタにして笑い合って文句言ってたけど、2人の仲の良さって2年前に出会ったときから今も変わってなかったからです。
本当にオーストラリアで出会えて良かった。生まれた国は違うけど、本当に好きだって気持ちが伝わってきたよ。だから結婚おめでとう。
画面や写真で見るヘンリーはカッコ良過ぎるけど、今日はそのままやってくれ!
Vivian and Henry,Happy Wedding!
台湾の結婚式の演出やルールは日本と違うけれど、好きな2人の結婚式を見れて本当に嬉しかったです。
最後に 2人とも結婚おめでとう
2人の結婚式は時間にして3時間くらいでした。本当に日本的な感動の泣かせる演出もないし、イベントより食べ物重視。でもぼくは本当に今回結婚式に参加できて良かったと思いました。
最後にぼくらはすっかり酒を飲まされまくってフラフラの新郎と、最後まで綺麗な新婦と写真を撮って、無事エンディングを迎えた台湾式結婚式。
いろいろとカルチャーショックがありましたが、おたがい好き合ってるカップルが結婚するのを見るのは、国の違いはあれど、やっぱり幸せな気持ちなりました。
そこが一番大事なのかもしれませんね。
ヘンリー、ビビアン、末永くお幸せに!
ではまた!
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