ワーキングホリデーに行くと決めたら読んでほしい本を7冊集めました。
こんにちは。日本で働いていた時は誰でも知ってる青と黄色の看板の中古本屋さんで店長をやっていたまえちゃん@Maechan0502です。
隠してましたが、実はぼく、けっこう本を読むタイプです。学生時代は小学校の図書委員長から始まり、大学時代は渋谷の本屋さんでアルバイトしていたり、ブログを書いていても他のブログより今まで読んできた書籍に影響を受けています。
そこで今回は本好きのぼくが、ワーホリするなら読むと役立つ本をセレクトしてみました。
ぼくの1年間のオーストラリアワーホリを通して、本当に役に立ったと思う本を厳選したので、よかったら読んでみてください。ジャンル的にフィリピン英語留学に行く前に読んでも役に立つかと思います。
では行ってみましょう。
スマートフォンやタブレットからでも電子書籍は読める
さて本をお薦めする前に知らせたいのが、スマホやタブレットからでも電子書籍は読めるということです。現在ではAmazonが出しているKindleという無料アプリをダウンロードすることで、スマホやタブレットから読めるので、ぼくはオーストラリアのワーホリ中はもっぱらスマホから読んでました。
かさばらないし、モノによっては紙の本より安く買えるので、もし読むならKindleはオススメです。本はリンク先のKindleと書かれたボタンを押せば、電子書籍版を購入できます。
上がiPhoneやiPad用のiOS版で、下がandroid用のKindleの無料アプリのリンクです。
モノを捨てよ、世界へ出よう
まずぼくもワーホリに行く前に読んで刺激をもらったのが、高城剛さんの『モノを捨てよ 世界へ出よう』です。
今から3年前のことでした。ワーキングホリデーに行くことは決めたけど、実際に行って何をしようか、目標も何も定まっていなかったぼくに、この本は明確な方向性を与えてくれました。
高城剛さんみたいに自分の持ち物をスーツケースだけにして、世界中を飛び回ればいいんだ!と目標を示してもらい、そこから1年間かけてモノを捨てたので、いかに影響が大きかったがわかります。
今読み返すと幕末の話や日本の話を出していて、やたらと高城剛さんの本の中では話が壮大なのですが、海外に出ようと思い立った人にはオススメです。
特に参考になったのは高城剛さんのオススメしてる世界の都市特集で、オーストラリアからはバイロンベイというマクドナルドやKFC、信号がない面白い街がピックアップされてます。
実際にぼくもバイロンベイがワーホリ期間の一番良い思い出だったので、参考にして間違いなかったです。
ライフパッキング 未来を生きるためのモノと知恵
ワーキングホリデーに行くなら悩むのが持ち物です。ぼくも非常にどれを持っていいか迷ったのですが、その時に参考になったのが高城剛さんの『LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵』です。
特に海外旅行好きのブロガーに与えた影響は尋常ではなく、ネットで手に入る海外旅行の荷物情報は7割方高城剛さんのライフパッキングの影響を受けてるんじゃないかと思えるほどです。
高城剛さんはデジタルガジェット好きの男性なので、こんなにデジタル機器はいらないだろ!と感じるものも結構あるんですが、まとまった旅行の持ち物リストとしては独創的なアイディアにあふれてて楽しいです。
ワーホリガイドブックの持ち物リストは未だにMP3プレイヤーやMDを載せてるので、それを見るくらいなら100倍こちらがオススメです。
瞬間英作文
ワーキングホリデーと言えば、避けて通れないのが英語です。しかし確固たる意志を持っていないとできないのが英語の勉強……。ぼくの経験だと日々の生活に流されてしまって、全然英語を学ぶ機会がありませんでした。
その反省をふまえてオススメするのが、この瞬間英作文です。このテキストさえやっておけば、とりあえず英語は上達します。
なぜなら短い英文を繰り替えしてしゃべる練習をするので、とっさの時に英語が出てくるようになるからです。難しい会話はできるようにはならないのですが、全部覚えれば日常生活での会話の幅が広がるでしょう。
いろいろテキストに手を出して失敗するより、この一冊をめくったほうがよっぽど効果があるのを保証します。
放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法
ワーホリが終わった後に不安になるのが仕事です。頭によぎる「就職」の2文字……。しかしいっそのこと就職しない生き方はどうでしょうか?
辺境作家でアフリカやミャンマーなどとんでもない場所にばかり行く著者が、同じく海外に行って流されながら肩の力を抜いて生きている人たちと対談した本です。
海外に行く人はまわりから「海外に行ったら仕事にどうやってつながるのか?」という質問をされることが多いと思うんですが、海外なんてわからないハプニングの連続です。
OLをやめてタイに行ったらたまたまムエタイボクサーになった人や、ラオスが好きじゃないけど焼き鳥屋を始めたら儲かってしまった人など、とにかくめちゃくちゃな11人がたくさん登場するこの本。
もう仕事のキャリアのお手本になる人なんて誰もいないんですが、肩ひじ張らずに海外に行っていいんだ!って気持ちにさせてくれます。
電子書籍化されてないんですが、ぼくの中では隠れた名著です。
セカ就!世界で就職するという選択肢
もう1つ就活本をオススメするなら、森山たつをさんが書いた『セカ就! 世界で就職するという選択肢』はどうでしょう?
ワーホリ後に日本へ戻らず、東南アジアで就活するのはけっこうある話です。ぼくの知り合いだとブログ・まいさいぱくちーのふじもんたさん@shoufu06がワーホリ後にタイで現地就職しています。
また同じくパースの寿司屋で働いていた時の同僚の方も、ワーホリ後にタイで現地就職しました。
日本に帰ってまで朝から晩まで会社に缶詰の日々を送りたい人は少ないと思うんですが、その代わりの選択肢としてワーホリ後に海外で就活するのは良い選択肢だと感じてます。
特にこの本は小説形式のカタチを取っているんで、感情移入しやすいし、どういう風な流れで現地就職するか、ぶち当たる壁は何か?という問題をストーリーで読むことができます。
個人的には最後のインドネシアで就職して半年した人の話が、読後感爽やかで好きです。実際の経験者の話をそのまま小説にしているそうなので、リアリティーも抜群。
小説だから国の状況やビザの取得の仕方は書いていないので、詳細情報が知りたい人は同じ著者が書いた『アジア転職読本』を推薦します。
ノマドライフ
ワーキングホリデービザは基本的に、1年間しかその国に住めないビザです (オーストラリアだけ条件を満たせば2年間滞在可)。そこで遊ぶのも自由だし、勉強するのも、働くのも自由。
しかし目的がないとただ目の前の日々に追われ、気付いたら時間が過ぎてしまった人が多いのではないでしょうか?
この本の著者の本田直之さんは東京、ハワイに家を持ち、往復して仕事をしながら合間に他の国を旅する暮らしをしています。しかも自分の会社や仕事を持っているので、ワーホリビザのような期限に関係なく、文字通り自由に暮らしているんです。
ただそんなうらやく見える本田さんも、10年間くらいかけての周到な下準備がありました。「2つの国を往復してサーフィンを楽しみながら暮らしたい」という夢のようなライフスタイルも、努力すれば手に入れられる可能性を秘めてます。
自分の描いてる目標のライフスタイルのために、ワーホリビザを使えば、ただただ無駄に過ごすことなくワーホリ生活を充実させられます。そのための計画の本としてオススメです。
本田さんの個人的な経験で語られている部分があるので、全部が参考になるわけじゃないのですが、数年間かけて海外にずっと住めるライフスタイル設計のやり方は学ぶ点が大きいです。
嫌われる勇気 ―自己啓発の源流「アドラー」の教え
最後にオススメしたいのが、心理学の本です。え?ワーホリに心理学?って感じる人は多いと思うんですが、ぼくがワーホリをしてみて一番薦めたい本がこの『嫌われる勇気』です。
ワーホリの期間中にぼくが出会った人は、海外に行っても一目を気にしていました。
たとえば帰国したらどうやって就職しようとか、外国人に話しかけて変な英語で笑われたらどうすればいいんだ?親や友達に海外で変わった自分を見せてやる!など、外国に行ったのに楽しめていない人が多かったんです。
せっかく海外まで出て人間関係や環境を変えたのに、自信を持てずに昔の自分を引きずっていて、本当にもったいないと思いました。
それをこの本はアドラー心理学というテーマで、「われわれは他人の期待を満たすために生きているのではない」と自分の人生を生きることの大事さを説いています。
そう!ワーホリビザを使って海外まで出たのに、人間関係で自分を良く見られようなんて思うのが最大の問題です。そのためにはこの本の言う通り、「嫌われる勇気」を持つ必要があります。
自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」それだけです。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
他人からワーホリ後の就職や英語のヘタさで笑われようが、ぼくらが「これがやりたい自分なんだ!」って胸張って過ごせれば、それでいいじゃないですか。
対話形式で語られたこの本は、海外で自分のための人生を生きようとしているぼくらに響くはずです。
意外かもしれませんが、ワーホリで迷った時こそ、この書籍を読んでほしいと思います。
まとめ
いかがでしたか?ハッキリ言うとワーホリガイド本の『成功する留学 ワーキングホリデー完ペキガイド (地球の歩き方 成功する留学)』などは、もう全然役に立たないです。そういうお役立ち情報はすでにネットに流れているし、無料で豊富に読めるので、立ち読みくらいで充分じゃないでしょうか?
それよりぼくはワーホリで他の人が行かない場所や、持っていない持ち物、ワーホリ後のキャリアやライフスタイルに注目してほしいです。そのあたりのエッジの効いた情報はぼくを含むワーホリブロガーがまだ発信できていない部分なので、年齢を重ねた著者の本を読んで大いに参考にできるのと思います。
その人の考えを深く学ぶという点では、本の未だに優れている部分です。ネットのブログやサイトはどうしても情報のつまみ食いになってしまうので、まだまだ本には学ぶところが大きいでしょう。
ぼくも小学生から本を読みあさってきていますが、鍵となる情報はまだまだ本に頼ってる部分が大きいです。この7冊の書籍がワーホリの役に立つことを願ってます!
ではまた!
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