ワーホリで何をするためにここに来たのか?と悩むけれど、ぼくらは自分の本当に好きなことを探すためにここに来たんじゃない?

DSC07625

オーストラリアにワーキングホリデーしにきて、何のためにここに来たか?それを迷ったりしてませんか?

どうもみなさん、こんにちは。オーストラリアのパースでワーキングホリデー中のまえちゃん@Maechan0502です。もうぼくもオーストラリアに住んで8ヶ月になります。

ぼくの体感なんですが、ワーホリに来た理由を迷う人は結構いると思います。ぼくも最初の2ヶ月は本当に迷ったし、まわりの友達を見ていても迷ってる日本人はたくさんいました。

それはオーストラリアに日本と違う暮らしを求めて来たのに、このオーストラリアの物価の高さの前に「おカネのために働かなきゃ!」と自分を見失ってしまうからだと思います。

ぼくが見てて、台湾人はおカネを貯めに来ている人が90%以上なので、彼らの目的はわかりやすくていいと感じます。でもぼくら日本人はそこまで頑張っておカネのために働く気にもなれない。

じゃあ、ぼくらは何のためにオーストラリアでワーキングホリデーしにきたのか?そんなぼくが8ヶ月間悩んでオーストラリアで出した答えは「自分と向き合って、本当に自分の好きなことを探すこと」です。

全員とは言わないけど、ぼくらは日本人はそのためにオーストラリアに来てる。

今日はぼくがオーストラリアで悩んで、ずっとなんて説明したらいいかわからなかった想いをやっと言葉にできたので、それを紹介します。オーストラリアで悩んでいる日本人に共感してもらえれば本当に嬉しいです。

ではいってみましょう。

目次

オーストラリアへワーキングホリデーに来る理由がわかりやすい台湾人

DSC06765タスマニアのキャンプサイトで台湾人の友達たちと

台湾では今ワーキングホリデーが非常に人気です。オーストラリアにワーキングホリデーしに来る日本人が年間1万人なら、台湾人は年間3万人。

日本の人口が約1億2760千万人のところ、台湾はたった約2306万人。日本より人口1/5の国の人々が、日本人の3倍オーストラリアに来てるので、いかに人気かわかるでしょう。

そして彼らのほとんどはオーストラリアで一生懸命おカネを稼いで、貯金をし、そしてその後にオーストラリアや隣国を旅行するために来ています。

ぼくの台湾人のシェアメイトにも「お金を貯めて何がしたいの?」と聞けば「お金を貯めて旅行がしたい」と言ってきます。

たしかに台湾の時給は300円から400円くらいです。そんな国に住んでたら、海外旅行にいくのもままなりません。オーストラリアの最低時給1700円は本当に魅力的なのでしょう。

時給が台湾に比べて約6倍の国で働けるなら、きっとおカネのために頑張れてしまうのもわからないわけではありません。

でもぼくは彼らと話が合いませんでした。そして同じように彼らと話の合わない日本人はたくさんいます。

なぜならもうぼくらは高い給料のために、朝から晩まで働くなんてこりごりだからです。

貯金するためだけにオーストラリアでがんばって働く気になれない日本人

メルボルン ストリートアート 15ぼくのブログを読んで連絡をとってくれた井下さんとメルボルンで。彼もまた新しい人生をオーストラリアに探しに来ていた。

ぼくのケースだと日本で正社員時代は某大手有名中古書店の店長をやり、繁忙期の1月の休みが月に2日だけだったことがあります。そんな自分の時間を犠牲にする生活を5年、10年続けるだけでもゾッとしました。

パースでルームメイトだった日本人のカナさんや、シドニーで出会った上田さんというぼくの友達も同じような経験をしてます。両方とも愛知県にある世界で一番有名な自動車メーカーで働いていました。

しかしその2人も朝晩のシフトが入れ替わり、しかもロボットのように働く仕事に疑問を感じて、ここオーストラリアにワーキングホリデーしに来たのだそうです。いくら給料が安定していて、職場の福利厚生が手厚かろうが、それが2人の辞職を思いとどまらせる理由にはなりませんでした。

ぼくはワーホリに来た理由を2人から聞いた時、すごく自分の動機と似たものを感じたのを覚えてます。

そう、だからぼくらは日本でイヤになるほど働いてきているのです。もうオーストラリアに来てまで、がんばっておカネのために働く理由がすでにありません。

しかしそんなぼくらもオーストラリアに来たら、この物価の高さに戸惑い、そしておカネのために働く必要性を痛感させられます。なんせオーストラリアの物価はコカコーラの500mlペットボトルが400円もし、合わせて時給2000円の仕事があるのですから。

それだからこそ、ぼくら日本人はオーストラリアで一度は迷ってしまうんだと思います。

オーストラリアで生活するためには働かなくてはいけない。しかしただ働くだけでは日本の今までの暮らしと変わらなくなってしまう。

そして結局日本に戻っても、また今までと変わらない暮らしの中に戻ってしまう。

ではぼくらはいったい何をするためにオーストラリアにワーキングホリデーしにきたのだろうか?と。

オーストラリアにワーホリしに来たのは、自分と向き合うため

Byronbay sunrise 16

そう、だからぼくら日本人のワーキングホリデーは、台湾人の「オーストラリアでおカネを稼いで貯金しをし、その後に海外旅行を楽しむワーキングホリデー」とは違います。

しかしそんなぼくらもオーストラリアに来たら、この物価の高さに戸惑い、そしておカネのために働く必要性を痛感させらてしまうんです。

でも最近ファームで働いてる日本人の友達の女の子とメールしてて、本当にすごいと感動させらたことがありました。これこそぼくは日本人がワーキングホリデーでやるべきことだと思ったんです。

その友達の女の子もオーストラリアに生活しに来たのはいいけど、本当にファーム(農場)に行ったら冬だから時期が悪く、貧乏でおカネが全然稼げずに悩んでいました。

そこでぼくに稼げるチキンファクトリーで働けないか?と相談してきました。でもその時ぼくからはおカネが本当にないから悩んでいるけど、チキンファクトリーで貰える月給40万円にただ惹かれているように見えましたのを覚えてます。

でもその後数日間彼女は自分と向き合い、

「本当に自分の好きなやりたいことは「旅行」と「美容」だった。そしてそのためにオーストラリアでやりたいことの答えを見つけられた」

と言ってくれたんです。だから「そのために半年間はおカネを貯金して、そのあとオーストラリアで自分の好きな「美容」の勉強のためにオーガニックを学びたい」とメッセージをくれました。

ぼくにはそんな彼女がものすごく輝いて映りました。そう、どんな時も答えは自分の中にあるんですよね。

おカネじゃない。ぼくら日本人のワーキングホリデーは、1人1人が自分と向き合って、自分の本当に好きなやりたいことを見つけ出す必要があるんです。

終わりに どんな悩んだ時も答えはいつも自分の中にすでにある

Australia 5

日本で正社員をしようが、アルバイトをしようが、ぼくらの買えるものに大きな格差はありません。

誰だってスマホは買えるし、服だってこだわらなければユニクロやフォーエバー21のファストファッションで充分。都市部なら車だっていりません。海外旅行だって1年間アルバイトすれば、世界中のどこにだって日本人は行けます。

だからこそぼくらは日本で悩んでいたんじゃないでしょうか?本当の自分らしい豊かさはなんだろうって。

そして多くオーストラリアにワーホリに来る日本人はここでまた迷うんだと思います。日本とは違う暮らしをオーストラリアに求めて来たのに、またここでも同じような悩みを抱えてしまうんです。

だからぼくらは自分と向き合う必要があります。

私は自分がしていることがたまらなく好きだ。それが私を動かし続けている唯一のものだと堅く信じている。たまらなく好きなことを見つけなければならない。そしてそれは仕事についても愛する人についても真実だ。

仕事は人生の大きな部分を占めることになり、真に満足を得る唯一の方法は偉大な仕事だと信じることだ。そして偉大な仕事をする唯一の方法は自分がしていることをたまらなく好きになることだ。

まだ見つけていないなら探し続けなさい。妥協は禁物だ。核心に触れることはすべてそうであるように、それを見つければ分かる。

Apple創業者 スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業スピーチより

オーストラリアのワーキングホリデーは長くても2年間で終わるけど、ぼくらの人生は長いです。だからスティーブ・ジョブズの言う通り、ぼくらは自分のたまらなく好きなことを見つけるべきなんだと思います。

このオーストラリアの給料の高さに惑わされることなく、かといってここで貯金をしてそれを使って今を楽しむのではない。

本当に自分のたまらなく好きなことを見つけて、今後の人生と向き合うこと。

何が基準でワーキングホリデーが成功するのかわからないけど、もう豊かな生活を求めて朝から晩まで働く必要のないぼくら日本人のワーキングホリデーには、それがこれから大事なんじゃないでしょうか。

ぼくもオーストラリアで向き合い、自分のやりたいことは台湾にありました。だから自分の直感と決断を信じてがんばってみます。

すべてのワーキングホリデーする人が自分の満足いく道を見つけられることを願って。

ではまた。

[関連記事]

オーストラリアの次は、やっぱり台湾で一年間ワーキングホリデーしたい

ワーホリって、つまり新しいライフスタイルを探ることかもしれない。ぼくがシェアメイトのカナさんに出会って感じたこと。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

職業HP制作業者、ライター、ブロガー。北海道札幌市在住。ブロガーやライターとして培ってきた取材インタビュー能力を活かし、お客様に自分達の商品・サービスが伝わるHP制作業を営んでいます。

過去に1年間のオーストラリアワーホリ、4年間の台湾在住、コロナ禍で帰国。神奈川県横浜市から北海道札幌市に移住し、暮らしています。

詳しいプロフィールはこちらをどうぞ。


お仕事の依頼はこちらの問い合わせページからお願いします。


→→ ここを押すと問い合わせページへ飛びます

コメント

コメントする

目次